一般廃棄物の排出及び処理状況等(平成10年度実績)について

日本の廃棄物処理(平成10年度版)の概要

環境省発表


平成10年度における全国の一般廃棄物(ごみ及びし尿)の排出及び処理状況等に関する状況について調査し、その結果を取りまとめたので公表する。なお、結果の概要は次のとおり。

1.ごみの排出・処理状況

(1)全国のごみ総排出量

〇ここ数年ほぼ横ばい
・平成10年度ごみ総排出量 5,160万トン(前年度 5,120万トン)
・1人1日当たりの排出量 1,118グラム(前年度 1,112グラム)

(2)ごみの処理状況

〇ごみの減量処理率、リサイクル率は増加傾向、直接埋立率は減少
・ごみの減量処理率 92.5%(前年度 91.4%)
 ごみの直接焼却率 77.9.0%(前年度 78.0%)
 直接資源化率+資源化等の中間処理率 14.6%(前年度 13.4%)
・直接埋立率 7.5%(前年度 8.6%)
・リサイクル率 12.1%(前年度 11.0%)
(注:減量処理率=直接焼却率+資源化率)
  :リサイクル率={(直接資源化量+中間処理後の再生利用量+集団回収量)/(ごみの総処理量+集団回収量)}×100

2.最終処分場の残余容量(平成10年度末現在)

・残余容量 1億7,066万m3(前年度 1億6,413万m3)
・残余年数 12.3年(前年度 11.2年)

3.ごみ焼却施設の状況(平成10年度末現在)

・施設数 1,769施設(前年度 1,843施設)
・処理能力 192,618トン/日(前年度 192,243トン/日)
全体の約6割強、1,114施設で余熱利用を実施 「※ 平成13年11月2日 訂正」
・発電設備を有する施設数 201施設、発電能力 960千kw

4. ごみ処理有料化の状況

・家庭系ごみの有料化自治体数 1,890自治体(58.5%)
・事業系ごみの有料化自治体数 2,652自治体(82.0%)

1.調査方法

(1)調査対象
全国の3,233市町村(東京23区を含む)、871事務組合及び一般廃棄物処理施設を有する事業者

(2)データの集計、解析
市町村、事務組合から都道府県を経由して環境省に報告されたデータを集計し、取りまとめた。