カートンボックス 2月号目次(2000)


■検証
段ボール箱VSプラスチックコンテナ
リターナブルニーズが包装ユーザーに拡大
求められる発想の転換

容器包装リサイクル法の本格施行を控え、包装ユーザーの焦点は包材使用量の総量削減という方向性に向かっている。こうした中、各産業界では外装ケースを"リサイクルからリターナブルへ"切り替える動きが活発化。これに伴いプラスチック製の通い箱(リターナブルボックス)が注目を集めている。また一方で、"ワンウェイ包装の雄"とされている段ボール箱でも、繰り返し使用できるタイプの製品が登場。ユーザーの評価は大変高い。これからのユーザーの包装戦略を探るため、農産物、流通、家電、化粧品などのユーザーの最新動向をレポートする。

■スペシャルレポート
21世紀に勝つための紙器産業の課題
高付加価値型"スキ間商品"開発の心得

ユーザーの省包装化の傾向で量の拡大をめざすのは難しい。収益確保のためには量より質(=付加価値)を重視した"スキ間商品"の開発がますます重要なポイントになってくる。付加価値商品開発のポイントについて、紙製の素材を使った「箱」以外のユニークな商品開発に定評のある!エコロジー開発の早川社長にまとめてもらった。



■トップインタビュー
日本化工機材・大澤新社長にきく
――最重点項目は"企業価値の創造" 昨年7月、紙管業界の有力メーカー日本化工機材は、業界で初めてISO14001を認証取得した。同社の舵取りを務める大澤浩一郎氏は「第二次創業者として企業価値を高めること」を最大のテーマに、次々と新しい施策を打ち出している。

■リレーコラム・生活者の眼
Simple is the best (シニアライフアドバイザー・関 悦子)

■話題のペーパーパッケージング
NECロジスティクス!
袋詰め紙製緩衝材を開発──25%のコストダウンが期待



■おしらせ
A-CBM2000(アジア紙器紙工段ボール機械展、主催・日報)、開催迫る
容リ法にらみ、各社最新機材を展示
今春4月12日(水)から15日(土)、幕張メッセで

■連  載
トップ企業のパテントにみるパッケージ最新開発事例
廃棄しやすいギフト箱(その2)

コストダウン・品質アップに役立つ段ボール圧縮強度論
(13・完)圧縮強度とCAD, CAM

■技  術
紙器用板紙の種類と定義、その用途適性
印刷メディアと材料の標準化
印刷技術における国際標準化の動向

■デザイン
カートンファイル43 「日本酒キャリーケース」
日本パッケージングコンテスト
デザイナーの視点「なるほどなるほど」

■企業ルポ
戦略商品「エコパ」を本格展開/中越テック(大阪市)

■ニュース
レンゴーが経営の大変革に着手

■トピックス
加圧式マルチシングルフェーサPSF-02を公開運転/ダイオーエンジニアリング

■CARTONBOX Data File
段ボール産業の労働時間実態調査



■SIDE NEWS
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