カートンボックス 1月号目次(2001)


■特集1 “オンリーワン企業”をめざす ペーパーパッケージ企業の“勝てる”戦略
「量の拡大を追求する時代は終わった」。「これからは売上よりも収益を重視するべきだ」。「今までの“御用聞き営業”から“提案型営業”への転換を」…。こうした会話が様々な場で語られるようになって久しい。ところが、なぜかこうした場で語られることが少なかったのが「どうやってそれをするのか?」という最も基本的かつ、重要な議論だったのではないか。容器包装リサイクル法の本格施行はこうした包装産業の体質を“待ったなし”の状況に追い詰めることになった。産業界が一斉に包装材料の総量削減に本腰を入れるようになった以上、もはやこれまでの方法論では生き残っていくことは不可能だからだ。
この「どうやって?」という課題に真剣に取り組み、“オンリーワン企業”にチャレンジする企業の戦略をレポートする。
第1部
営業戦略
Part1.社内イベントが提案型営業を支援/チヨダコンテナー
Part2.“環境”を軸にジョイントビジネスで成果/ザ・パック
Part3.ISO14001は最高の社員教育/大日本紙業
ペーパーパッケージ関連ISO9000/14001認証取得企業一覧
第2部
市場戦略
大手が出揃ったマイクロフルート

■特集2 競争力ある打抜き技術の確立をめざして
(第4回ダイカッティング・シンポジウム・ジャパンから)
「競争力ある打抜き技術の確立をめざして」をテーマに、第4回DSJ2000(ダイカッティング・シンポジウム・ジャパン、主催=日報、ラーソン・ワールドワイド)が昨年10月、大阪市で開催された。大阪では初開催となったこのシンポジウムでは、セミナーとして「段ボール」「紙器」「ラベル・フィルム」の3教室に分かれて合計18テーマの発表があった。本特集では、同セミナーから紙器・段ボール関連の内容を中心に詳細を報告、併せて25社・40小間に展開された展示内容を紹介する。

■特集3 段ボール技術セミナー2000
21世紀に向けての品質と生産技術──基礎技術の確立をめざして──
「21世紀に向けての品質と生産技術──基礎技術の確立をめざして」をメインテーマに研鑽を深めた「段ボール技術セミナー2000」(主催:全国段ボール技術委員会)。本特集では、2報告・9研究発表の要旨を紹介する。
JISの改正及び業界規制の制定 環境関連法規制と段ボール産業の対応
段ボール印刷の色間ズレに関する研究 ダブルフェーサでの接着メカニズムの研究
印刷機の精度 段ボール用接着剤の製糊方法とその物性比較
FFGの接着剤塗布量と接合強度 段ボールの反り〜コルゲータ運転反り防止の研究〜
発泡型接着剤の特徴と実施例 段ボールの反り〜吸湿と放湿による経時変化の検証
段ボール箱の諸条件と耐圧強度の関係



■トップインタビュー
河野 武夫氏 [セイシン工業 社長] ――段ボール用切断装置が注目

■リレーコラム「生活者の眼」 vol.33
持続可能な循環型社会構築に向かって(シニアライフアドバイザー・高岡 眞佐子)



■話題のペーパーパッケージング
――韓国デパート・コンビニ視察記/食品・日用品分野でマルチパック導入が活発

■連載
紙器・段ボール箱営業マン情報整理法7
実践 紙器・段ボール工場ISO9000導入ハンドブックPARTU
社内規格編J
図解と事例とニーズでみる包装設計ヒント集11

■技術
コルゲータベルトと新しい周辺機器について
ミューレン・ゾーン社

■デザイン
カートンファイル<54> 「レトルト用カートンのアイデア」

■news&topics
中国の板紙部門を強化/レンゴー
見本帖本店をオープン/竹尾
最新の紙器用デジタルワークフローで内覧会/バルコグラフィックス/日本製図器工業
印刷機とCTPをパッケージした「デジタルワークソリューション」発売/小森コーポレーションとダイヤミックが販売提携
日段工懇親会で長谷川会長があいさつ「新世紀は“厳しいが面白い時代”」



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