カートンボックス 10月号目次(2002)



■緊急キャンペーン

段ボール業界はいま、何をなすべきか 「私はこう考える」その3

試論──業界に問う

原紙業界の再生をめざして
積み残した課題解決のため、経営者はいま、何をなすべきか
R&P Renaissance(包装コンサルタント)

経済学者が提案する"値下げ競争脱却の道"

段ボールの値引き戦争はいつ終わるか
過去の談合体質がもたらした過剰設備体質
梶井厚志氏(大阪大学社会経済研究所 教授)

オピニオン

なぜ小口生産の高コストを顧客に説明できないのか
排そう顧客迎合の安易さを
高橋 隆治氏(日本紙工業 会長)

ユーザーのビジネスパートナーに
世界経済下での段ボールを考える
樽谷清孝氏(樽谷包装産業 社長 西日本段ボール工業組合 副理事長)




■特集

DSJ'02開催迫る!!(第5回ダイカッティング・シンポジウム・ジャパン)
11月1日(金)、2日(土)、東京・五反田/テーオーシービル

打抜・抜型に関し19実戦セミナーと42社69小間(過去最大)の最新技術展示
対象は紙器、段ボール、シール・ラベル、フィルム、クリアパッケージなど

web情報はこちらから

"打抜機と抜型、打抜操作の三位一体の技術向上"をキーコンセプトに、競争力ある打抜技術の確立をめざす第5回ダイカッティング・シンポジウム・ジャパン(DSJ'02、主催/日報アイ・ビー、米国ラーソン・ワールドワイド社)が、11月1日(金)、2日(土)の両日、東京・五反田のテーオーシービルで開催される。
このダイカッティング・シンポジウムは、セミナーと、新しい展示スタイルの展示交流ホール(ミート・ザ・エキスパート・ホール)で構成され、ローコスト・ハイパフォーマンスを実現する催しとして、打抜・抜型関係者から注目されている。

展示交流ホールには、打抜・抜型関係の内外の有力機材メーカーおよび抜型メーカー42社が、過去最大規模となる69小間の展示交流ブースを展開。2日間にわたって、極めて内容の濃い技術交流を繰り広げる。一度の来場で、最先端の技術情報とキーパーソンに直接アクセスできるとあって、毎回、1000人以上の来場者で賑わっている。

一方、DSJのもう一つの柱であるセミナーでは、紙器・段ボール、シール・ラベル、フィルム、クリアパッケージなどを対象に、19テーマの入門・最先端技術が発表される。セミナーでも、19講師のうち8人が海外講師となっているように、内外の活発な情報交流で、打抜・抜型業界の閉塞感を打破しようとする強い意気込みを感じさせる。現在、DSJ事務局では、セミナー参加者(定員300名)を先着順・定員枠締め切りで最終募集している。

また、初日1日の夕刻には、セミナー参加者、出展者、講師陣を中心にした業界交流パーティーが予定されるなど、DSJ'02は"新しい出会いと新しい発見の場"として、開催を前に大きな盛り上がりを見せている。

なお、DSJ'02の後援団体は日本段ボール工業会、全国段ボール工業組合連合会、全日本紙器段ボール箱工業組合連合会、全日本シール印刷協同組合連合会、東京抜型工業会、関西抜型工業会の6団体。
特集では、セミナーの内容を中心に同シンポジウムの概要を紹介する。

   

■あいさつ

■開催要領

■セミナープログラム

A-1

ロータリダイカッティング技術のポイントと最新技術

──ロータリダイカッターの屑処理対策=三菱重工業

A-2

平盤打抜機並みの高品質打抜が、なぜソフトロータリーダイカッティングで可能か

=r.Montenegro社(スペイン)

A-3

入門講座/段ボール用木型の性質と、その上手な使用法=関口木型製作所

A-4

高速打抜作業のための加工ツール=レーザーコム

A-5

自動刃曲機の技術ポイントとは何か=レザック

A-6

(1)打抜・抜型の収益改善と技術開発をめざして

──世界の先進抜型メーカーはどこに向かっているのか=Larsonworldwide社(アメリカ)

(2)紙器工場におけるコスト低減の提案=Metall+Plastic(ドイツ)

B-1

激変下のドイツパッケージメーカー・抜型メーカーの勝者とは

──過去10年間に経験したこと、そしてこれからどうするのか=CITO SYSTEM社(ドイツ)

B-2

ベテラン営業マンが驚いたパッケージ設計支援システム活用の抜型受発注=大創

B-3

自動刃曲げ適性に優れた新世代刃材とは何か=SANDVIK Steel Rules社(スウェーデン)

B-4

自動平盤打抜機の最高生産能力を引き出す有効対策=有功社シトー貿易 CITO SYSTEM社

B-5

加工現場の生産性分析とベンチマーキング=ボブストジャパン

B-6

抜型の品質と生産性向上=Karl Marbach社(ドイツ)

C-1

生産性の差別化を生む人材育成と管理=Bobst Group.Ltd.(イギリス)

C-2

薄物抜き加工(シール・ラベル・フィルムその他)の最新ソリューション=ソルテック工業

C-3

プリプレスとデジタルダイメイキングから見たアドビイラストレータの活用法=コムネット

C-4

進化するフレキシブル・エッチング・ダイの最新事情=塚谷刃物製作所

C-5

知らなければ損をする特許情報の実践的活用法=エル・シー・シー

C-6

初公開のクリアパッケージ打抜加工技術(基本と応用)=開伸

■出展社一覧

■出展内容

■小間割図




■人と企業

トップインタビュー
企画デザインでユーザーとのコミュニケーション強化
石田 知己氏(石田紙器 社長)

ワールド・トピックス
PECOMモジュールがGATFインターテック賞受賞/マン・ローランド社




■技術

[話題の紙工機械]/東京デックス

[技術レポート] 包装ユーザーのISO認証取得への取組み/山田技術士事務所

[スペシャルレポート]ソリューションプロバイダー「SP Evoline 102-EPlus」の導入効果 ボブストジャパン

[テクニカルニュース] 毎分500mを達成 カートリッジタイプSFで公開運転/ISOWA




■連載

リレーコラム 生活者の眼
アメリカ・リサイクル寸描

ささやかだけど役に立つ、現場のためのダイカッティング・ワンポイント講座




■ニュース&トピックス

[紙器]「ハコの日」コンテストをギフトショーで再現/東京紙器工業組合

[イベント]全国大会・高付加価値セミナー開催/ハイデルベルグ・ジャパン




■SIDE NEWS

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