カートンボックス 1月号目次(1999)

■特集 競争力ある打抜技術の確立をめざして
第3回ダイカッティング・シンポジウム・ジャパンから
内外22講師が最新技術を発表(詳報)

紙器・段ボールの製造工程は、大きく印刷、抜き、貼りの3つの工程に分けられる。なかでも、抜き工程は”陥没工程”と言われるように、収益向上をめざす企業にとって多くの課題を残している。そこで、特集として、昨秋開催された第3回ダイカッティング・シンポジウム・ジャパン(DSJ98)の詳報を取り上げる。DSJ98はセミナーと展示で構成されており、セミナーでは紙器、段ボール、ラベル・フィルムの3教室で合計22テーマが発表された。その講演詳報を紹介する。また併せて43社・64小間に展開された出展内容の主なものを紹介する。



■特集  段ボール技術セミナー'98
Part2.「FFG の生産性」についての研究報告

多品種・小ロットへの対応は段取り3〜5分・運転速度150〜200/分・人員2〜3人を目安に
段ボール箱製造の基幹工程であるフレキソ・フォルダー・グルア(FFG)は、新技術の開発とともに自動化、省人・省力化が進み、段ボール工場経営の中心的な役割を果たしている。しかし、多品種・小ロットのユーザーニーズはますます厳しくなり、品種の要求水準の高レベル化と相まって、FFGの生産性向上策は新たな局面を迎えている。段ボール技術セミナー'98(主催:全国段ボール技術委員会)の中から、「FFGの生産性」に関する研究報告をレポートする。



■新春特別座談会
生活者の視点からみたグッドパッケージの条件
生活者の意識が企業を育てる
不況のあおりを受けて98年はリストラ、企業合併などが相次いだ。この流れは99年も続くと思われるが、結局のところ、製造業にとって不況を突破する方策は、売れる商品を作ることでしかなく、そのための第一歩は、ユーザーの声を真摯に受け止めない限り踏み出すことはできないだろう。本誌に「消費者の眼」を執筆中のシニアライフ・アドバイザー・パッケージ研究会の皆さんに、今求められるパッケージの条件について生活者の視点から語ってもらった。



■トップインタビュー
レザック社長/柳本忠二氏にきく
情報化時代への即応がビジネスチャンスを生む



■消費者の目 Vol.9
カップめん、出来合い弁当の容器の見直しを



■話題のペーパーパッケージング…日本通運
高齢者と薬の包装について



■デザイン
カートンファイル(30)…クッキーの提げ紐付カートン



■新連載
コストダウン・品質アップに役立つ段ボール圧縮強度論
1.K.Q.Kellicutt式



■連載
クリエーターとユーザーのための段ボール知識・・・10
蜂から学んだ<蜂の巣構造>ハニカム



■事例研究
ISO9000によるクレーム防止



■シリーズ
待ったなし!容器包装リサイクル法
第1回 「特定容器」と「特定包装」通産省が基本的な考え方を発表



■段ボールメーカートップにきく99年段ボール市場とわが社の戦略
日本紙工業/高橋社長・トーモク/白本代表取締役・日本ハイパック/加藤社長



FFGの生産性に関わる設備条件と要員の調査研究/全国段ボール技術委員会・生産技術部会
次世紀に向かってのFFGの課題/新幸機械製作所
機械メーカーから見たFFGの機械改善と運転効率/石川製作所
■注目スーパージャンボフレキソプリンター/市川機械工業
■工場ルポ紙製緩衝材を本格展開/クラウン商事・コルパッド事業部(兵庫県)
■ニュース滋賀県に大型工場を完成/山田ダンボール
■トピックスロボットパレイタイザーを公開運転/第一実業・三菱電機
■ニュース毎時6750枚を誇るSPO160-Aマチック/ボブストジャパンがオープンハウス



■SIDE NEWS
・業務案内・海外技術ニュース・特許情報・情報BOX・internet watching
・DATA BANK・編集後記・編集委員・表紙の言葉・広告索引