カートンボックス 3月号目次(1999)

■特 集 “軽さ”と“強さ”武器に包装・物流分野に攻勢
■特 集 ペーパーハニカム最前線

“蜂の巣”に似た形状からその名が付けられた“ハニカムコア”。戦時中「航空機をいかに軽くするか」という研究から生まれたペーパーハニカムは、軽さと強さという2つの物性では、紙の構造体として群を抜く性能を有する。この特長が注目され、最近は重量物用緩衝材やパレットの部材など、包装・物流分野での引き合いが活性化。これに伴い新規参入企業も増えてきている。関連企業の取組みを中心に最近の動向をレポートする。


■特別企画 デザイン手法で捉えた貼函需要拡大へのアプローチ
戦後最悪の不況と言われながらも、きっかけさえあればモノは売れる状況になってきている。そのためにパッケージが果たすべき役割は、やはりデザインではないだろうか。紙器の世界でみれば、貼函は印刷紙器に比べデザイン面での研究が一歩遅れていることは否めない。特別企画では、長年パッケージデザインの研究に携わってきた横山氏に、デザインの観点からみた“貼函復権”へのアプローチをまとめてもらった。


■新企画 トップ企業のパテントにみるパッケージ最新形状開発事例
■新企画あ/レンゴー

ボーダーレス化、グローバル化が急ピッチで進む現代においては、パテントは企業の最も重要な財産であり、有力企業のパテント研究は商品開発の方向性を探る恰好の材料となる。レンゴーの最新開発事例を紹介する。


■トップインタビュー
山田ダンボール/山田社長にきく
重量物包装で独自性発揮


■消費者の眼 VOL.11
パッケージの来し方・行方…高岡 真佐子(シニアライフ・アドバイザー)


■話題のペーパーパッケージング
“環境ホルモン”論議で各社が投入/紙カップ入り食品


■ユーザー包装改善事例
容器包装リサイクル法とヘビー洗剤新紙容器の開発


■シリーズ/待ったなし! 容器包装リサイクル法
第2回:どうなる? 古紙の逆有償
古紙業界を圧迫する古紙輸出問題


■技術
・0201形箱の実効的圧縮試験方法の探究と高精度計算式の確立
・段ボール製緩衝材料の動的緩衝特性


■連載
クリエーターとユーザーのための段ボール知識・・・12(完)
カリフォルニア・チェリーの段ボール箱 コストダウン・品質アップに役立つ段ボール圧縮強度論・・・3
ラップアラウンド式


■デザイン
カートンファイル(32)…クッキーの筒型カートン


■注目企業
・小ロットギフトボックスで貼函需要が増加/ホワイトハウス
・牛乳パック+ハニカムの店舗什器を商品化/原口


■ニュース
・合併効果めざし3カ年計画/レンゴー長谷川社長が年頭所感
・紙缶製造機の全国販売開始/藤井紙器工業所
・デジタル時代の著作権に警鐘/全日本フレキソ製版工組が研修会
・シュレッダー袋詰め緩衝材「リサイコーパット」を発表/オカベカミコン
・グラビア・フレキソ兼用の画期的製版システムを輸入販売/六桜商事


■SIDE NEWS

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