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【ニュース分類】
包装関連のニュースは次のように分類されています。
包装産業 パッケージデザイン

【2016年10月】

10/31 脱アルミ箔の光遮断フィルム/紫外線・可視光線99.9%カット――丸東産業
 丸東産業(福岡県小郡市)はこのほど、アルミを使用しない光遮断フィルム「遮光(しゃこう)くん」を開発し、本格的な営業活動を開始した。紫外線・可視光線を99.9%カットでき、アルミ箔と同等の性能を持つ。ハイバリアフィルムとの組み合わせで脱アルミ包材として金属探知機を通しての異物探知や電子レンジ加熱への対応が可能。今後、幅広い用途に製品提案を進めていく。(10月31日14:50 包装タイムス10月31日号に詳報)
10/31 新シャンプー容器を開発/詰め替えではなく差し替えを提案――日本製紙

差し替え方式という
新たなスタイルを提案
 紙パックなどの紙製品を展開する日本製紙(東京都千代田区)は新シャンプー容器「SPOPS」を開発した。外側のディスペンサー部分と内側の内容物が充填されたカートリッジ(紙パック)部分に分かれている構成が同容器の特徴。採用されている差し替え方式は、ディスペンサー下部を引き抜き、古いカートリッジと新しいカートリッジを交換し、ディスペンサーを元に戻してはめ込む仕組み。現在、シャンプー容器はパウチなどを用いた詰め替え方式が主流だが、同製品では差し替え方式という新しいスタイルを提案する。(10月31日14:50 包装タイムス10月31日号に詳報)
10/28 5年連続で90%以上/分別・再資源化の社会浸透が要因――スチール缶リサイクル協会
 2015年度のスチール缶リサイクル率は92.9%となり、5年連続で90%以上を達成した。10月12日に東京・日本橋の鉄鋼会館で開催された「スチール缶リサイクル協会記者説明会」で発表された。要因の一つには飲料用スチール缶の分別・再資源化が社会に浸透しており、95%以上の自治体で分別収集の対象になっていることが挙げられる。また、国内で発生するスチール缶スクラップは、国内で製鉄原料として再資源化されており、輸出に出回っているものは基本的に無く、資源循環システムが国内で確立していることも功を奏している。(10月28日16:00 包装タイムス10月24日号に詳報)
10/27 簡単に剥がせる養生テープ/両サイド糊レスで作業性が向上――寺岡製作所

PEクロス粘着テープ
「P-カットテープ easy! No.4140D」
 寺岡製作所(東京都品川区)がこのほど、PEクロス粘着テープ「P-カットテープ easy! No.4140D」を開発した。手切れ性に優れる「Pカット」シリーズに新たに加わった新製品は、両サイドに糊がないため、簡単に剥がせるのが最大の特徴。軍手を着用したままでも剥がすのが容易な強粘着の養生テープとして、建築、引越し、塗装、梱包用など多種多様な用途に活用できる。(10月27日16:20 包装タイムス10月24日号に詳報)
10/26 ユニークな提案に注目/美粧性高いブリスターを全面訴求――梅田真空包装

丸みを帯びた形状が目を引く
「全面ブリスター」
 梅田真空包装(大阪府東大阪市)は、機能性はもちろん美粧性にも優れた「全面ブリスター」を開発し、本格的な営業活動を開始した。商品訴求力が高く差別化が図れるブリスターパックとして、今後力強く提案を進めていく方針だ。従来のブリスターパックと比べて流線型の膨らみを持たせた成形を施すことで、パッケージ表面に丸みを演出しているのが特徴。角張りを軽減した美粧性の高い形状で、店頭での陳列効果を高めている。このほかにも、多様なパッケージを展開し関心を集めている(10月26日11:40 包装タイムス10月24日号に詳報)
10/25 ロールカッター開発/紙管や樹脂コアを自動スライス――ソルテック工業
 ソルテック工業(栃木県那須塩原市)はこのほど、紙管やプラスチックコアのスライス幅をわずか0.1mm単位から設定できる高精度の「ロールカッター W‐400」(以下W‐400)を開発した。同機は、紙管やプラスチックコアなど円筒状のものを輪切りにする用途を想定して、製作された。二軸ターレット構造により、1本目のターレットに装填したものをスライスしている間に、2本目のターレットに次にスライスするものを装填できるので、装置を止めることなく連続運転が可能だ。先日開催されたTOKYOPACK2016に同機を初出展したところ、高精度でロールスライスができる装置として関係業界の関心を集めていた。(10月25日14:00 包装タイムス10月24日号に詳報)
10/24 総合包装企業に熱視線/"ワンストップ"提案に評価高く――メイワパックス
 メイワパックス(大阪府柏原市)は総合包装企業として存在感を鮮明にしている。同社は食品、電子部品、医薬品包装など、これまで培ったオール包装分野の製品化技術を駆使し「ワンストップ」サービスの提案力で高い評価を獲得。軟包装分野を強みにパッケージデザインから製版、印刷、ラミネート、スリット、製袋まで自社で一貫対応できる業界トップクラスの加工技術と、関東から九州まで配置した生産拠点、北海道から九州までの支店、営業所のグループネットワークを持つ。海外事業も伸長しており、国内外ともにシェアを一段と拡大するものと注目されている。(10月24日15:00 包装タイムス10月24日号に詳報)
10/21 小型脱気シーラーの新製品/使いやすさ追求、優れた吸気性能――朝日産業

東京パックで初公開した「ヒッポ」
 朝日産業(名古屋市熱田区)は、小型で使いやすさを追求したノズル式脱気シーラーの新製品「真空パックロボ HIPPO(ヒッポ)」を開発、先の東京パックで初公開した。袋をセットしボタンを1度押すだけで袋内の真空圧を検知してシールを開始。小型ながらも優れた吸気性能(−80kPa)と連続作業が可能な耐久性を兼備するなど簡単操作で安定した脱気シールを実現する。従来品と比べ耐久性や吸気性能の向上が図られているほか、静音性に優れる点なども大きな特徴。発売は12月頃を予定している。(10月21日16:40 包装タイムス10月10日号に詳報)
10/20 パレット輸送包装で/通気性と結露予防の3つの提案――司化成工業

ストレッチフィルムをひも状に
する同社独自開発のシステム
(「東京パック」にて)
 司化成工業(東京都台東区)は通気性に配慮し、結露が生じず、効率的な冷却ができる荷崩れ防止のパレット輸送包装資材として、パレットストレッチネット「フレックスネット」、ストレッチフィルムにあらかじめ抜き加工を施した「通気性ストレッチフィルム」、また通常のストレッチフィルムを包装機によってひも状にしてパレット包装するシステム「ネットマック」を商品化、主に農産物の輸送包装市場で本格的に展開していくことを開始した。10月に開催された展示会「東京パック」と「農業ワールド」でも、来場者の関心を集めた。(10月20日11:30 包装タイムス10月17日号に詳報)
10/19 密封容器の開けにくさ解消/リップ等のノッチ加工で特許出願――藤村工業
 業界積年のテーマともいえる豆腐やゼリー容器の開けにくさを解消する新たな開封方法が登場した。藤村工業(東京都板橋区)が先頃特許を出願した「開楽(かいらく)ノッチ」がそれ。トップフィルムのリップ(つまみ部分)などにノッチ加工を施すことで、そこからフィルムを切りながら容器の縁に沿って剥がしていくという発想だ。大掛かりな設備や特殊な包材を必要とせず、密封容器に易開封性を付与できるため今後脚光を浴びる公算は大きい。(10月19日12:50 包装タイムス10月17日号に詳報)
10/18 多用途充填機を開発/多品種小量ニーズに最適――四国化工機

多用途充填機「VF―30」
を東京パックで展示
 四国化工機(徳島県北島町)は、液体充填における多品種小量需要の開拓に弾みをつける。1台で多種多様な製品生産が可能な汎用性の高い多用途充填機「VF―30」を開発した。各種ボトル、瓶をはじめ、マヨネーズ・ケチャップなど口径の狭いチューブ容器や口栓付パウチなど、形態やサイズの異なるさまざまな容器に対応できるのが特徴。液種ごとに最適な充填方法の選択が可能で、果肉や繊維が入ったスムージー飲料や固形物を多く含むドレッシング、ヨーグルトなど粘度の高い液状食品など多様な充填物に対応する。充填能力は最大毎時3000本で、容量は100mlから1800mlまで対応可能。(10月18日13:30 包装タイムス10月17日号に詳報)
10/17 「再生可能原料製ナイロン」開発/困難とされたジャンルを可能に――大日本印刷、BASF、興人フィルム&ケミカルズ
 再生可能な原料を用いたナイロンフィルムが開発された。ナイロン樹脂の製造をBASF(本社ドイツ)、ナイロンフィルムの製膜を興人フィルム&ケミカルズ、このナイロンフィルムを使用した包装材の製造を大日本印刷が担当、3社が協力し開発にこぎ着けた。代表的な包装フィルムであるナイロンは従来、再生可能資源での代替が困難なカプロラクタムを主原料とする事情から、再生可能原料の使用は難しいとされてきた。先行するPEやPETに加え、ナイロンも環境適応包材のラインアップに加わり、包装フィルムの市場を刷新する公算も大きい。同社では従来から展開する環境包材「バイオマテックシリーズ」を含め、同包装材で2017年度に30億円の売上を目指す。(10月17日14:40 包装タイムス10月17日号に詳報)
10/14 GP普及にPR大使創設/小山薫堂氏が初代大使――日印産連
 日本印刷産業連合会(山田政義会長)は、グリーンプリンティング認定制度の社会的認知度を高め、消費者にとって身近な存在としてアピールするため、グリーンプリンティングPR大使制度を創設し、小山薫堂氏を初代大使に任命したことを発表した。同氏はアカデミー賞外国語作品賞を受賞した映画「おくりびと」をはじめ数々のテレビ番組や映画の放送作家、脚本家として知られ、多くの連載や著作があるなど印刷産業とも関わりが深い。さらに原稿用紙や便箋、活字にまでこだわりを持つ同氏の高い感性と発信力を借りながら、印刷業界の環境負荷低減への取り組みやGPマークの認知度向上につなげる。(10月14日14:50 包装タイムス10月10日号に詳報)
10/13 シンプルこそベスト!/ドミノピザの宅配ボックスが最高賞に――Pentawards2016

英国のデザイン事務所による
「ドミノピザ」の新宅配ボックス
 今年10回目を迎える国際的なパッケージデザインコンテスト、Pentawards(ペントアワード)で、最上位のダイヤモンド賞に英国のデザイン事務所ジョン・ノールズ・リッチーによる「ドミノピザ」宅配用ボックスのリニューアルデザインが輝いた。ドミノピザの宅配ボックスは近年、パッケージデザイン上に情報が溢れ、ブランドマークが隅に追いやられた結果、消費者にとって印象が薄いものとなっていた。ドミノピザの96%は2箱で購入されることから、新ボックスには赤ベースと青ベースのデザインを採用。極めてシンプルなデザインとなった新パッケージでは「ピザを注文するのではなくドミノを注文しよう!」という楽しさを演出した。(10月13日13:30 包装タイムス10月10日号に詳報)
10/12 高機能OPPコートフィルム上陸/易剥離でバリア性や印刷適性も――イノービア
 イノービアフィルムコマーシャルリミテッド日本支社(東京都品川区)は容易な剥離性とバリア性能とを併せ持ち、印刷適性にも優れるOPPコーティングフィルム「PropafilmRCP」の販売を開始する。インフレーション製膜によるOPPフィルムの両面をアクリルコーティングし、易剥離性とバリア性とを付与したもの。イギリスのイノービア本社工場では9月初旬から製造が本格化している。欧州市場で繰り広げたトライアルテストでも高い評価を受けていることから今後の展開に関心が集まっている。(10月12日17:00 包装タイムス10月10日号に詳報)
10/11 欧州現法が本格始動/海外を強化し新規開拓に注力――四国化工機
 四国化工機(徳島県北島町)は海外事業で攻勢を掛ける。10月1日に海外における主力市場のヨーロッパで、現地法人「Shikoku Kakoki Europe GmbH(シコクカコウキ・ヨーロッパ)」が本格的に業務を開始した。同法人はドイツ・デュッセルドルフに事務所を構え、食品充填機、部品の販売およびメンテナンスサービスならびに食品用包装資材、大豆加工食品の販売などを行う。今年3月にはタイにも現地法人「シコクカコウキ・タイランド」を設置しており、海外での事業活動を強化し、新規市場の開拓に注力する考えだ。(10月11日14:10 包装タイムス10月10日号に詳報)
10/07 MR・PETフィルム活用し/レトルト対応の透明バリアフィルム開発――凸版印刷

メカニカルリサイクル
PETフィルムを用いた新製品
「GL-AR-NF」と、その使用例
 凸版印刷(東京都千代田区)は、透明ハイバリアフィルム「GL FILM」のレトルト対応グレードの基材に、メカニカルリサイクルPETフィルムを用いた新製品「GL-AR-NF」を開発した。同社の蒸着技術やコーティング技術を応用することにより、再生素材を使用しながら、耐熱性とバリア性において石油化学製品由来の従来品と同等の性能を保持することに成功。レトルト食品向けの環境配慮型ハイバリア包材として、2016年9月下旬からサンプル出荷を開始し、2017年には量産化を目指す。(10月7日14:00 包装タイムス10月3日号に詳報)
10/06 従来課題の視認性を改善/完全無処理版国産化を目指す――コダック
 コダック(東京都品川区)は、9月15、16日の両日、東京都北区にあるリョービMHIグラフィックテクノロジー東日本支社で「Sonora XJニューバージョン体感フェア」を開催し、従来品に比べ出力後の視認性などを向上させた省電力UV対応完全無処理版を披露した。また、現在中国が生産拠点となっているが、今年中に同社群馬工場での生産体制を構築し、国産化を目指すことも明らかにした。(10月6日16:05 包装タイムス10月3日号に詳報)
10/05 収納性・持ちやすさ両立/詰め替え用ハンドソープに紙パック――ライオン

液体タイプ1種類と泡タイプ3種類を発売
 ライオン(東京都墨田区)はこのほど、主力ブランド「キレイキレイ」のハンドソープ2商品に、再栓可能な蓋付き紙パック採用の詰め替え用800mlを追加した。大容量商品でありながら、一般的な牛乳パックに近い使用感で持ちやすく、収納にも便利だ。パッケージ上面には黄色と赤色で「飲み物ではありません」と大きく表記し、誤飲を防ぐ工夫も行っている。大容量詰め替え用商品が注目されるなか、ラインアップ拡充で攻勢を図る。(10月5日09:40 包装タイムス10月3日号に詳報)
10/04 好評の鶏卵パックを拡充/6個タイプ投入で需要増に期待――栗原製作所

紙ラベルは両面に印字が可能
 栗原製作所(奈良県大和郡山市)は、A-PET製鶏卵パック「エコたまパック」の製品アイテムを拡充し、新たに「6個入」タイプをマーケットに投入した。「10個入パックの発売以来、全国からの問い合わせも多く、要望に応えて6個入タイプの発売に至った」として今後、営業提案を本格化する考えだ。引き合いも多く寄せられており、今後受注量の増加が見込まれる。(10月4日09:40 包装タイムス10月3日号に詳報)
10/03 萌えキャラで地方創生/包装デザインで名産品を活性化へ――もえしょくプロジェクト

宮城版プロジェクトキャラの
「宮城ふじタン」とロゴ
 食品を中心に地方物産品などのアイテムの擬人化で自社キャラクターを全国公募する「もえしょくプロジェクト」が、発祥地の静岡県にとどまらず、全国規模の展開をみせている。各地の印刷業界にも賛同企業が拡大、9月からはいよいよ東北・宮城で同プロジェクトが始動した。パッケージ印刷などを手がける福島印刷工業(本社・東京)が「宮城もえしょくプロジェクト仙台・東北創生支部」として、同社の東北事業所(宮城県多賀城市)に開設。同プロジェクトにとっては東北進出の足掛かりともなり、福島印刷工業にはこれまでにない顧客開拓の有望な手法にもなり得る取り組みだ。(10月3日17:40 包装タイムス10月3日号に詳報)
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