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【ニュース分類】
包装関連のニュースは次のように分類されています。
包装産業 パッケージデザイン

【2016年11月】

11/30 静岡工場がFSSC22000/大手顧客の開拓も視野に認証取得――サンエー化研
 サンエー化研(東京都中央区)は、電子レンジパウチ「レンジDo!」などを製造する静岡工場(静岡市清水区)でこのほど、食品安全マネジメントシステム「FSSC22000」の認証を取得した。認証決定日は2016年10月25日。認証の範囲は、ドライラミネーション、押出ラミネーション、ノンソルラミネーションによる食品軟包装材料の製造、製袋、スリット加工で、カテゴリーコードはT(食品包装、および包装資材の製造)。(11月30日14:15 包装タイムス11月28日号に詳報)
11/29 ハウス食品と石井食品が受賞/分かりやすいパッケージを評価――UCDA16アワード
 情報の分かりやすさを評価するコンテストがさまざまな企業・団体から関心を集めている。「見やすいデザイン」「伝わるデザイン」の認証制度などを展開するユニバーサルコミュニケーションデザイン協会(=UCDA、在間稔允理事長)が主催する「UCDAアワード」がそれだ。今年は「『情報品質』という大きな責任」をテーマに開催、11月11日に東京・新橋の電通ホールで表彰式を行った。食品パッケージ(表示)を対象物とした食品分野では、ハウス食品が「情報の分かりやすさ賞」を、石井食品が「アナザーボイス賞」を受賞した。
 ハウス食品は、展開する「バーモントカレー 特定原材料7品目不使用シリーズ」でアレルゲン不使用表示を表面デザインの一部に取り入れ、誘目性が高い点や視認性の高いタイポグラフィーと余裕のあるレイアウトで、特定原材料7品目や成分の表示が見やすい点などを評価された。石井食品は「野菜入りハンバーグ ブラウンソース」などの食物アレルギー配慮食品で、アレルギーの原因となる原材料について由来原料とアレルゲンを分けるなどのパッケージにおける情報開示が高く評価された。(11月29日16:30 包装タイムス11月28日号に詳報)
11/28 新型シュリンク包装機を開発/OPPとシュリンクフィルムを兼用――ロック
 ロック(営業本部・大阪府八尾市)は、OPPフィルムとシュリンクフィルムが兼用できる新型シュリンク包装機「VPシュリンク」を開発し、販売を開始した。OPPフィルムは包装機単体で包装、シュリンクフィルムの場合は包装した後にコンベヤーで連結したシュリンクトンネルを通して収縮包装を完成させる。野菜を中心とするラップ包装の作業時間を大幅に短縮できる。しかも一般製品に比べて低価格であることもユーザーにとっては大きな利点。同社では、2017年は同機を専門展などに出展しつつ販売の拡大を図っていきたいとしている。(11月28日11:10 包装タイムス11月28日号に詳報)
11/25 ファルカタ材容器拡販へ/弁当、和菓子市場から注目集める――シモジマ

豊富なサイズを取りそろえている
 シモジマ(東京都台東区)は、ファルカタ材を使用した容器「ふぁるかたぼっくす」のさらなる拡販を図る。近年、訪日外国人旅行者増加の影響などから、行楽弁当、駅弁、和菓子、お土産関連では和風スタイルの木製調の容器は注目されている。同社でも「ふぁるかたぼっくす」の引き合いがここにきて増加。2020年東京オリンピックに向けて販売を強化する方針だ。桐と材質が似ているファルカタ材を使用することで、プラスチック製容器では表現することが難しい「木」の質感を表現。素材自体も軽くて軟らかくも裂けにくいのが特徴だ。木製調で高級感を出しながらも優しさも演出できる点は需要家からも高く評価されている。(11月25日13:10 包装タイムス11月21日号に詳報)
11/24 “引っ掛け”て手間削減/シンプル構造の紙トレー提案――サンパック

斜めの仕切りで商品の見栄えもきれいに
 パッケージの企画・開発を行うサンパック(大阪府吹田市)が提案する「瞬間仕切りトレー ヒッカケー」が話題を集めている。食品用途にも適した仕切り一体型の紙製テーパートレーで、シンプルな構造により組み立て作業や在庫管理の手間を削減できるなど、独自性の高い機構が評価を受け「日本パッケージングコンテスト2016 日用品・雑貨包装部門賞」を受賞した。最大の特徴は、ワンアクションで傾きのある仕切りを組み立てられる独自構造にある。つまみを逆サイドの切れ込みに"引っ掛け"るだけで、トレー側面が折れ曲がり、一度に複数の仕切りが組み立てられる。仕切りにはスムーズに折り曲げられるよう、ハーフカットのミシン目が付いており、組み立ては容易。優れたスタッキング性を持つ一体型構造により、包装資材の削減や在庫管理の簡略化も期待できる。(11月24日13:00 包装タイムス11月21日号に詳報)
11/22 技能五輪・印刷職種で/早瀬真夏さんが日本選手候補に――日印産連
 日本印刷連合会(以下日印産連)は、中央職業能力協会(JAVADA)の委託を受け、2017年10月アラブ首長国連邦・アブダビで開催される第44回技能五輪国際大会「印刷職種」に出場する日本代表選手候補を選出、亜細亜印刷(長野)の早瀬真夏(はやせ・まなつ)さんを選ばれた。11月10日には東京・新富の印刷会館で記者会見を行った。亜細亜印刷から同種目での日本代表選手選出は、2011年に行われた第41回ロンドン大会で金メダルを獲得した伊東真規子選手に続き2人目となる。(11月22日9:40 包装タイムス11月21日号に詳報)
11/21 圧力釜効果でおいしく/発泡層持つフィルムで蒸気抜け――北四国グラビア印刷

「蒸らしてデリシャス」を提案
 北四国グラビア印刷(香川県観音寺市)はこのほど、レンジ対応蒸気抜き機能付パッケージ「蒸らしてデリシャス」を開発した。内圧上昇による蒸気抜けの仕組みに発泡層を持つ特殊フィルムを使用しているのが最大の特徴。未開封のまま電子レンジに入れるだけで簡単に蒸らし効果を発揮する機能性袋として今後、本格的な営業活動を開始する。同製品の「スタンドタイプ」は、袋の中段に設けられたノッチ部から真横にカットするだけで、そのまま皿として利用が可能。「ピロータイプ」も揃えており、既設の包装機を改造することなく、そのまま充填できる。ボイル・レトルト殺菌には不向きだが、蒸らし効果を活かした、米飯、中華まん、魚などのホイル焼き、酒蒸し、温野菜など、幅広い用途での活用が期待される(11月21日17:00 包装タイムス11月21日号に詳報)
11/18 鮮度保持包材の拡販図る/六次産業化へ取り組む――パールパッケージ企画
 パールパッケージ企画(山形県天童市)は、鮮度保持包材「スーパーフレッシュ」のさらなる拡販を図り、六次産業化への取り組みを積極化する。同包材は、天然素材の高機能ポリフェノール抗酸化効果に天然糖質トレハロースサイクロデキストリンプラチナを使用して開発。PPフィルムに高い抗酸・抗菌・保水・鮮度抗カビ性を持たせた。従来の鮮度技術とは異なり、低価格で製造できるのがセールスポイントの一つだ。10月12日から開催された農業ワールドに出展したところ、多くの来場者の関心を集めた。(11月18日17:00 包装タイムス11月14日号に詳報)
11/17 前年比6年連続プラス/輸出は過去最高の490億円――平成27年度包装機械統計が発表
 日本包装機械工業会(=日包工)は先頃、平成27年度の「包装機械及び荷造機械 生産高・輸出入高統計資料」を発行した。生産高は前年度比(以下同)1.9%増の4084億7100万円となり、6年連続でプラス。輸出高も12.3%増の490億595万円で、3年続けて過去最高を更新した。同統計資料は、日包工が会員企業などへの調査を基に毎年度(4月〜翌年3月)まとめている包装機械と荷造機械の生産および輸出入実績。(11月17日16:10 包装タイムス11月14日号に詳報)
11/16 4自治体と災害協力協定/避難所生活を支援――東段工
 東日本段ボール工業組合(=東段工)はこのほど、4地方自体と「災害時における段ボール製品の調達に関する協定」(災害協力協定)を締結した。災害が発生した際、自治体の協力要請に対し、東段工は避難所運営に必要な段ボール製品の供給を行っていく。今回協定を締結したのは、茨城県(締結日=11月1日)、埼玉県(同11月1日)、相模原市(同10月24日)、鎌倉市(同11月1日)。東段工は2015年8月、仙台市と協定を締結したのを皮切りに今年8月には横浜市とも締結している。(11月16日14:00 包装タイムス11月14日号に詳報)
11/15 優等賞受賞酒のラベル/経済産業大臣賞を受賞――丸信

優等賞受賞を記念して制作
したラベルが最高の栄誉に
 全日本シール印刷協同組合連合会(以下全日シール)が主催する「第26回シール・ラベルコンテスト」で、栄えある経済産業大臣賞を、丸信(福岡県久留米市)が制作したラベル「No.407」が受賞した。受賞したのは老松酒造(大分県日田市)が、熊本県、鹿児島県、宮崎県、大分県の4県を管轄する熊本国税局が主催した酒類鑑評会で優等賞を受賞した大分むぎ焼酎「閻魔」の受賞記念酒1000本限定で制作したパッケージラベル。コンテスト入賞作品(企業)の発表および表彰式は11月4日、沖縄県那覇市のロワジールホテル&スパタワー那覇で開催された「第58回年次大会・沖縄大会」で行われた。(11月15日09:45 包装タイムス11月14日号に詳報)
11/14 「P.I.D」新たな栄誉、快進撃に拍車/液体用高機能容器で初のJIS化――悠心
 充填機・機能・形態含め液体パウチなどを展開する悠心(新潟県三条市)の勢いが増している。同社はこのほど、注ぎ口に逆止機能のフィルム弁を持つ特殊2重構造の自立型液体容器「Pouch In Dispenser(P.I.D)」で、経済産業省が中小企業の標準化推進を促す「新市場創造型標準化活用制度」において日本工業規格(JIS)として適合を受けた。液体用高機能容器として初めてのJIS化で、これにより同社の国内外の展開に一段と弾みの付く可能性が出てきた。(11月14日11:20 包装タイムス11月14日号に詳報)
11/11 化粧品ボトルで存在感/クリーン工場の生産を拡充――天龍化学工業

最新鋭「広陵工場」
 天龍化学工業(奈良県三宅町)は、順調に稼働率を上げるインジェクションブローボトルに特化した最新鋭工場「広陵工場」(奈良県広陵町)の増床工事と生産設備の拡充を来春までに行う。同工場は2013年11月に最新技術を結集して建設し、PETボトル成形事業をスタート。化粧品関連および酒用ボトルなどマーケットニーズの取り込みを狙い営業活動を本格的に進めている。工場内部はクリーンルーム仕様で高品質な製品製造を実現する生産環境を構築しているのも特徴。来春までに拡張工事を完了させ、併せて本社工場で加工中の成形機を移設。ホットスタンプやシルク印刷機など仕上げ関連の設備増強を進める。(11月11日10:00 包装タイムス11月7日号に詳報)
11/10 4種の印刷加工を発表/海外来場者ら、高い関心示す――東洋ガラス
 東洋ガラス(東京都品川区)では、特殊加工を用いた印刷ボトルの提案に力を注いでいる。先頃開催されたTOKYOPACKでは、クリアインクを使用した「窓抜き」印刷、偏光インク「Nanosmart CC」を使用した印刷、「ホットスタンプ+印刷+静電塗装加工」による加飾方法、「和」のデザインを施した印刷ボトル「衣玻璃」など4種の印刷加工を発表。なかでも衣玻璃の「さくら柄」は海外来場者からも高い関心が寄せられていた。(11月10日11:30 包装タイムス11月7日号に詳報)
11/09 EPS鮮度保持容器を上市/ポーラス構造で通気、透水性を付与――東北資材工業

底部四隅がポーラス構造のEPS容器
 東北資材工業(岩手県花巻市)は、特殊な成形技術によって発泡スチロール(EPS)に通気性や透水性を持たせた鮮度保持容器「G‐WAT」の製造販売を開始した。蓋や底などの特定箇所のみポーラス構造といわれる多孔質の発泡体を一体成形し、ここからエチレンガスや氷解水を排出させることで商品の鮮度を保つ。従来これらの用途で使われていた水抜き栓や通気シールなど副資材がいらないためコストは汎用のEPS容器と大きく変わらない。同社では製品販売にとどまらず、同業他社に対するライセンス供与なども行っていく考え。(11月9日15:45 包装タイムス11月7日号に詳報)
11/08 包材費削減に新提案/再生品活用で最大10%、イトウ製菓も導入へ――コスト・コンサルティング
 コスト・コンサルティング(東京都中央区)が展開する食品容器などのコスト削減に寄与するプログラムが業界で関心を集めている。同プログラムは不動産や通信、物流、社会保険など、企業が事業展開する上で必要とする各分野のコスト削減対策を一元化し、無料診断・完全成功報酬で提供するサービスだ。小売流通業や食品会社には「リサイクルトレーの活用」を提案。提携容器メーカーが製造する再生原料を新原料ではさんだリサイクルトレーを使うことで、仕入れコストは従来比の3〜10%も削減可能と試算されている。このサービスを導入したイトウ製菓は、これまで使っていた10数種類の菓子トレーのうち5種類をリサイクル品に替える予定で、年間仕入額で1060万円の削減達成が見込まれるという。今後コスト・コンサルティングは、テイクアウト業界や惣菜メーカーなど、他業種への展開を進めていく考え。(11月8日15:20 包装タイムス11月7日号に詳報)
11/07 開封しやすい段ボール箱/PB天然水の梱包資材を刷新――ファミリーマート/レンゴー
 ファミリーマートは、店舗での開封作業性と販売促進力の向上を目的に、レンゴー(大阪市北区)と協力して、プライベートブランド(PB)のナチュラルミネラルウォーター「ファミマの天然水―新潟県 津南―」(350ml/555ml)と「ファミマの天然水―長野県 安曇野―」(2000ml)の梱包資材を10月下旬から順次変更している。レンゴーが開発した段ボールケース「レンゴー スマート・ディスプレイ・パッケージング」を採用。カッター不要で安心・安全に品出しできるほか、開封にジッパーやカットテープを使用しない点などを特徴とする。「ファミマの天然水―新潟県 津南―」は、A式(0201型)段ボールケースながら、開封時に手を入れやすく、イージーオープン化を図り、けがなども防止。「ファミマの天然水―長野県 安曇野―」は、品出しにもディスプレーにも対応する、2WAY開梱が可能なラップアラウンドケースとなっている。(11月7日15:30 包装タイムス11月7日号に詳報)

「ファミマの天然水−新潟県 津南−」の仕様

「ファミマの天然水−長野県 安曇野−」の仕様
11/04 8角形段ボール用製・封函機公開/独自技術で粘着テープ型を開発――共和

TOKYO PACK2016で初公開
 共和(大阪市西成区)は、A式8角形段ボールケースに対応可能な粘着テープ型製函機・封函機を開発、先に開催されたTOKYO PACK2016で初公開(特許出願中・参考出品)して大きな反響を得た。8角形段ボールケースは、多面体の特徴を生かした広告性・デザイン性の向上、面積縮小による資材削減、ケース強度アップによる材質のグレードダウンなどの利点から、海外はもちろん日本国内でも普及しつつある。(11月4日09:40 包装タイムス10月31日号に詳報)
11/02 米VDI社を買収/新分野での事業へ展開――リンテック
 リンテック(東京都板橋区)は、子会社のリンテックUSAホールディング社(本社・米国マサチューセッツ州)を通じて米国の機能性フィルムメーカーである VDI社(ケンタッキー州)の全持分を取得すると発表、10月28日(現地時間)にVDI社出資者と譲渡契約を締結する。取得価額はおよそ27億円。VDI社の買収により、リンテックグループが製造するウインドーフィルムをはじめとする機能性フィルムとの相乗効果が期待でき、今後の事業拡大と業績向上に大きく貢献するものと判断した。これまでリンテックグループにはなかった同社の優れたメタライジング技術を生かし、新たな分野での事業展開につなげていく考え。(11月2日9:40 包装タイムス10月31日号に詳報)
11/01 剥がしやすく丸まらない/新タイプの配送用ラベル発売開始――トッパン・フォームズ

新タイプ配送用ラベル
「EXフォーム Type―SL」
 情報管理ソリューションのトッパン・フォームズ(東京都港区)は10月12日から、新タイプの配送用ラベル「EXフォーム Type-SL」の販売を開始した。伝票情報などが印字される1層目の剥離紙の開封しやすさを大幅に向上させるとともに、剥離後も1層目の用紙が丸まらないよう改良されている。ニス塗工パターンの改良により、接着力を制御したことで同機能を付与した。物流業界で導入が進む配送用ラベル自動貼り付け機にも対応。同社では、宅配物や航空手荷物などの用途に合わせたラベルの開発・製造を強化しており、同ラベルについては3年間で5億円の売り上げを目指す。(11月1日10:10 包装タイムス10月31日号に詳報)
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