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包装関連のニュースは次のように分類されています。
包装産業 パッケージデザイン

【2017年12月】

12/28 ブランキングシステムを販売開始/3タイプを順次販売―――小森コーポレーション

Apressia MB110E
 小森コーポレーション(以下KOMORI、東京都墨田区)はポストプレスブランド「Apressia(アプリシア)」シリーズに、ブランキング(ムシリ)システムのApressia MBシリーズを追加、「Apressia MB110E」を今年始めから販売開始する。Apressia MBシリーズの開発に当たり、KOMORIはレザック(大阪府八尾市)とブランキングシステムにおける戦略的パートナーシップを結びOEM契約を締結した。
 ラインアップは3タイプ。Apressia MB110Eより順次販売を開始する。(12月28日10:40)
12/27 2018年段ボール需要を144億m2と予測/通販が市場を牽引―――全段連
 全国段ボール工業組合連合会(全段連、大坪清理事長)は、2018年(暦年)の段ボール需要を前年比101.2%の144億m2とする需要予測を発表した。また、2017年の段ボール需要は142億2900万m2(同101.8%)となる見込み。
 2018年度の国内経済は、世界経済の不透明感が強いものの、オリンピックに向けた需要など、引き続き緩やかな回復基調が続くと予想されており、民間調査機関による実質GDP成長率予測は概ねプラス1.2%となっている。 このような段ボール需要動向、経済見通しを考慮して2018年(暦年)の段ボール需要を14400百万m2(前年比101.2%)と予測した。期間別内訳は、1-3月101.2%、4-9月101.1%、10-12月101.5%と予測した。(12月27日16:45 カートンボックス1月号に詳報)
12/26 秋のパッケージデザインランキングを発表/2万6000人に好意度調査―――プラグ

MILCREA チョコレート/赤城乳業
 パッケージデザイン開発とマーケティングリサーチを行うプラグ(東京都千代田区、Tel03-5577-7810)は、2017年秋の新商品516商品(23カテゴリー)を対象に、20〜50代男女述べ2万6000人にパッケージデザインの好意度調査を実施した。同社では、2015年から春秋の2回、同調査を実施している。調査結果サマリーは無料でダウンロードできる( http://www.plug-inc.jp/ )。
 今回の好意度ランキングのトップ10は次の通り。【1位】MILCREA チョコレート/赤城乳業、【2位】ひよこチップ入りのりたま/丸美屋食品工業、【3位】青の洞窟海老の旨味豊かな海老と帆立のトマトクリーム/日清フーズ、【4位】iMUSE 生乳ヨーグルト/小岩井乳業、【5位】サロン・ドゥ・ルック フォンダンショコラ/不二家、【6位】濃いガルボ深みカカオ/明治、【7位】アクリうす焼きピッツァ うす焼きピッツァ濃厚チーズ/マルハニチロ、【8位】キャラメルコーン・パンプキンプリン味/東ハト、【9位】果実の瞬間 秋限定山梨産完熟ピオーネ缶/アサヒビール、【10位】お〜いお茶/伊藤園。(12月26日15:35 カートンボックス1月号に詳報)
12/26 容器および充填システムを独占的販売契約/乳業メーカー、食品・飲料メーカー向けにIPI充填システムを―――北越紀州製紙
 北越紀州製紙は、同社グループが取り組む四つのコア事業の一つである紙加工事業において、連結子会社で飲料用紙容器や食品包装・菓子箱などを製造・販売するビーエフ&パッケージが、三菱商事パッケージングと共同で、Coesia S.p.A グループでイタリア大手無菌充填システムサプライヤーであるIPI S.r.l.(以下=IPI)と本邦市場初となる同社のアセプティック飲料用紙容器および無菌充填システムの独占的販売契約を締結致した。今後、乳業メーカー、食品・飲料メーカー向けにIPI充填システム(充填機と飲料用紙容器)の販売を開始する。(12月26日15:35)
12/25 SGEC森林認証材(ヒノキ)を供給/SGEC森林認証材を建築物へ―――日本製紙グループ
 日本製紙と日本製紙木材は、日本製紙が富士山麓に所有する北山社有林(静岡県富士宮市、面積約680ヘクタール)のSGEC森林認証材(ヒノキ)を、静岡県富士山世界遺産センターの展示棟木格子プロジェクトに供給した。
 北山社有林は、日本独自の森林認証制度として発足した「SGEC(緑の循環認証会議)」の森林認証を日本で初めて取得した第1号認証林。国内で初めてSGECのCoC認証を取得した日本製紙木材が施業管理を担当し、同社の流通における分別管理により、SGEC森林認証材を山元から建築物まで繋げることができた。(12月25日15:00)
12/25 3Rが着実に進展/自主行動計画2020の初年度フォローアップまとまる―――3R推進団体連絡会

発表を行う、PETボトルリサイクル
推進協議会の宮澤哲夫専務理事
 事業者の自主的取り組みで、容器包装の3Rが着実に進展していることが、12月11日に行なわれたフォローアップ報告記者説明会で明らかになった。容器包装の3Rを推進する8団体がまとめた自主行動計画2020(2016年度〜2020年度)によれば、軽量化・薄肉化など資源の有効利用とごみの減量化を目指す取り組みであるリデュースで、2016年度は当初目標に対して、4団体が2020年度目標を上方修正し、リサイクルでも6団体が数値を向上させるなど進展がみられた。(12月25日15:00)
12/22 蓋材不用のドリンクカップ/材料費・保管費の削減にも寄与―――日本紙パルプ商事

企業ロゴなどの印刷可能面積も大きく
 日本紙パルプ商事(東京都中央区)は、コーヒーをはじめとするテイクアウトドリンク分野に向け、リッド(蓋材)が要らない紙製カップ「Butterfly cup(バタフライカップ)」の提案を外食産業中心にスタートさせた。
 同カップは、アイルランド企業が開発した。成形された段階では通常の紙カップ形状だが、飲料を注いだ後で容器上部の2カ所を罫線に沿って内側に折り重ねると、それがカップの蓋になると同時に飲み口も形成される仕組みだ。カップ上部はユニークな曲線を描き、その尖った部分の隙間が飲み口となる。つまり、容器本体の紙素材がそのままリッド部分となる構造。耐水性を持たせるため内面に樹脂加工は施されるものの、飲料カップ部材としてのプラスチックは一切不要になる。(12月22日10:30 包装タイムス12月11日号に詳報)
12/21 洗浄効果に優れた"水"発売/強アルカリイオン水生成装置も―――森下製版/二商事

pH11.5、pH12.5、pH13.1の
3種類の強アルカリイオン水を
生成できる装置
 水道水をイオン交換膜の特殊な電気分解槽に通過させて生成したpH12.5の強アルカリイオン水が強力な洗浄効果を発揮するとして、森下製版(東京都台東区)と、二商事(東京都板橋区)は、印刷・製版、金属加工業界の作業現場向けに、強アルカリイオン水「Tウオーター」と、その生成装置「GTシリーズ」を本格的に発売していく。(12月21日11:30 包装タイムス12月11日号に詳報)
12/20 ブルーラップ特許を取得/くっきりの青と透明性を実現―――日立化成
 日立化成(東京都千代田区)は、業務用食品包装ラップフィルム「日立ラップブルータイプ」に採用している「青色くっきり製法」に関する4件の特許を取得した。独自の樹脂配合技術により、薄いラップフィルムに透明性を維持しながらも、くっきりとした青の発色と耐久性の両立を実現した。
 従来のラップフィルムは透明なため、食品にラップフィルムの破片が混入した際に探し出すことが困難とされていた。その対策として同社では、食品では少ないとされている「青色」を採用した。2013年から上市後、レストランやホテルの厨房や食品工場などで採用されている。(12月20日16:10 包装タイムス12月11日号に詳報)
12/19 感熱システムに赤印刷/小売業や調剤薬局へ売込み―――マックス

置き場所に困らない
コンパクトなサイズ感
 マックス(東京都中央区)は感熱ラベルプリンタ「ELP‐60N2」を発売した。従来の黒印刷に加え、赤印刷を可能にした。希望小売価格は2万9,800円(税別)。文具・事務機、工具、通販ルートを通じ、既存業種をはじめ、小売業や調剤薬局など幅広い業種にも売り込みをかける。
 プリンタヘッドの熱量をコントロールすることで、黒と赤の2色印刷を可能にした。現品票の捺印部分や宛名の"新展"など、強調部分をよりわかりやすく表現できる。取り扱い注意ラベルや値札ラベルなどの作成も可能としている。(12月19日10:55 包装タイムス12月11日号に詳報)
12/19 フタイ工場が操業開始/ローカルメーカーと共同設立―――大阪シーリング印刷
 大阪シーリング印刷(大阪市天王寺区)グループ(以下OSPグループ)のタイ工場、OSP LABEL (THAILAND)CO.,LTD.が11月1日から操業を開始した。ASEAN商圏に潜在するローカル需要の囲い込みを狙う。まずは工業分野を中心にラベル製品の製造供給に力を注ぐ。(12月19日10:55 包装タイムス12月11日号に詳報)
12/18 「ベリーシュリンク」設立/高付加価値製品提案に拍車―――ベリカ
 ベリカ(大阪市北区)はこのほど、シュリンクフィルムに関連する一切の事業を担う新会社「株式会社ベリーシュリンク」を設立した。小量・多品種化の傾向が強まるシュリンクフィルム関連で、迅速な意思決定と品質・コスト・デリバリーなどのサービス向上を図りながらマーケット優位性を発揮し、高付加価値製品の提供に拍車を掛ける考え。
 新会社「ベリーシュリンク」はベリカが100%出資を行い11月1日に設立。代表取締役社長に藤井泰伸氏、副社長に酒井全福氏が就いた。事業内容はシュリンクフィルムの製造販売、輸入販売および付帯する物品の製造および輸入販売。シュリンク包装機および付帯する物品の販売、製造および輸入販売。シュリンク包装の受託加工など事業全般となっている。(12月18日15:25 包装タイムス12月11日号に詳報)
12/18 厚紙パッケージも視野に/シングルパスで両面フルカラー印刷実現―――ミヤコシ

液体トナー方式のデジタルプレス
 ミヤコシ(千葉県習志野市)はこのほど、商業印刷のフィールドで柔軟に対応でき、厚紙パッケージも視野に入れた電子写真方式(液体トナータイプ)のB2枚葉デジタルプレス「MDP4000」を発表した。
 同プレスはサテライト式の感光体ドラム配列とミヤコシ独自のシート搬送技術により、幅5.3m×奥行き3.6m×高さ2.0mという超コンパクトでありながら、シートを二度通しすることなく、シングルパスで両面をフルカラー印刷することができる。(12月18日15:25 包装タイムス12月11日号に詳報)
12/15 第55回全日本包装技術研究大会開催/今年は76件の発表―――JPI

伊藤氏が開会あいさつを述べた
 日本包装技術協会(=JPI)は11月16、17日の2日間、名古屋市熱田区の名古屋国際会議場で「第55回全日本包装技術研究大会」を開催した。今大会では全76件の研究発表が行われ、会員各社や関連企業などから約330人が参加、盛況のうちに閉幕した。
 初日午前に行われた開会式では、主催者代表で同協会の伊藤清中部支部長が開会あいさつ。「この大会を通じて包装産業の更なる飛躍に貢献したい」と大会概要や開催にあたっての謝辞に加え昨今の経済状況や世界情勢などを踏まえながら「時代を見誤らずに、包装を進化させていくのが我々の役目。当協会もその一助になれれば」と述べた。
 次回大会は2018年11月21、22日の2日間、千葉市美浜区の幕張メッセ国際会議場で開催する。(12月15日11:10 包装タイムス12月11日号に詳報)
12/14 セロファン製品を値上げ/来年1月納入分から改定へ―――レンゴー
 レンゴー(大阪市北区)はこのほど、セロファン製品の値上げを発表した。対象品目は、一般セロファンおよび乳白セロファン全品種で、価格改定幅は1連当たり500円(一般セロファン換算)。改定時期は2018年1月1日納入分から。
 木材パルプに由来する透明フィルムの「セロファン」は、手切れ性や透明性に優れ、主に医薬品向け包装で使用されている。しかし昨今、エネルギーコストや薬品、副資材価格、さらに物流経費などが上昇しており、同事業の収益を圧迫していたという。
 同社は「これまで徹底したコストダウンに取り組み、価格の維持に努めてきたが、もはや当社単独の努力では抗し難い状況となった」として理解を求めている。(12月14日11:10 包装タイムス12月11日号に詳報)
12/13 印刷毎分254mのIJP/世界初の軟包装向け間欠オフも開発中―――ミヤコシ

最新のIJPには黒山の人だかりが
 ミヤコシ(千葉県習志野市)は、従来の輪転デジタル印刷機の常識を覆す毎分254m(1200×1200dpi)の超高速で、フルカラー両面印刷を実現した最新のインクジェット(IJ)プレス「MJP20AX」を発表した。
 同社は11月27、28日の2日間、同社・POD事業本部クリーンルーム/デモルーム(千葉県八千代市)において、「オープンハウス2017」を開催し、「MJP20AX」と液体トナー方式の電子写真プレス「MDP4000」(関連記事1面に掲載)など、国内初公開モデルを含む10機種のデジタル印刷機を披露した。(12月13日10:40 包装タイムス12月11日号に詳報)
12/12 OPP、CPP上げる/12月21日出荷分から実施―――サン・トックス
 サン・トックス(東京都港区)はOPPフィルム、CPPフィルム全製品の価格を上げる。改定幅は500m2当たり300円以上(厚み20μm相当品)で、12月21日出荷分から実施する。原料需供がひっ迫する中、今後とも騰勢を強める情勢のナフサ価格、物流費や副資材等の高騰に対応する。(12月12日15:50 包装タイムス12月11日号に詳報)
12/12 フィルム、シートなど価格改定/12月25日出荷分から実施―――出光ユニテック
 出光ユニテック(東京都港区)は、12月25日出荷分から価格改定を実施する。対象商品と上げ幅は、ポリオレフィン系シート(マルチレイ、ピュアサーモ、スーパーピュアレイ)とポリオレフィン系熱成形容器が10%以上、ポリオレフィン系無延伸フィルム(ユニラックス、ユニクレスト)が1連(20μm)当たり300円以上、ジッパーテープ(プラロック)が5%以上。
 原油・ナフサ価格などの高騰を理由に樹脂メーカーから値上げが発表され、同社でもこれを受け入れざるを得ない状況。同社では、継続的に合理化、コストダウンに取り組んでいるが、物流費の値上げ、電力、燃料費などの上昇は自助努力で吸収できる限界を超えている。安定供給を継続すべく価格改定を実施する。(12月12日15:50 包装タイムス12月11日号に詳報)
12/11 包装機械の海外調査報告セミナー/12月13日に京都、20日に東京で開催――日本包装機械工業会
 日本包装機械工業会(大森利夫会長)は、包装機械分野における海外調査結果を報告するセミナーを、12月13日に京都会場(TKPガーデンシティ京都)、同20日に東京会場(包装機械会館)で開催する。両会場とも内容は同じで、第1部は「アセアンとインドにおける包装市場動向と包装機械ニーズに関する調査報告」、第2部は「海外包装機械メーカーに関する調査および貿易統計の分析報告」。講師は東洋紡パッケージング・プラン・サービスの村内一夫シニアアドバイザーと松田修成技術統括部部長。詳細は同工業会ホームページ(http://www.jpmma.or.jp/)または事務局(TEL03-6222-2277)まで。両会場とも開催前日まで参加申し込みを受け付けている。(12月11日11:00)
12/11 小型電気式真空ポンプを開発/協働ロボットなどに最適―――シュマルツ

ワイヤレス通信に対応する
「ECBPiシリーズ」
 シュマルツ(横浜市都筑区)は、協働ロボットなどへの活用に最適な小型の電気式真空ポンプ「コボットポンプ ECBPiシリーズ」を開発、先の国際ロボット展で国内初公開した。
 ロボットのハンド部分に取り付けることのできる小型軽量の電気式真空ポンプで、モーターによって真空エアを発生させ、圧縮エアの供給やエアのホース配管が不要な点が最大の特徴。省エネかつロボット制御の課題であった取り回しの問題などを効果的に解消する。(12月11日11:00 包装タイムス12月11日号に詳報)
12/11 JALが機内食で採用/断熱性優れるPET発泡体容器―――積水化成品工業

機内食の温かさを長時間保持
 積水化成品工業(東京都新宿区)のPET樹脂発泡体「セルペット」食品容器が、日本航空(JAL)の国際線エコノミークラスで、12月以降の機内食用途に採用された。
 同容器は、約220℃の耐熱性を持ち、非発泡のC‐PET容器と比較して断熱性・耐寒脆性・保湿性に優れている。さまざまな容器形状やデザイン・カラーの付与も可能。飛行機内での加熱調理にも使用でき、保温性に優れオーブンから取り出した後も食品が冷めにくいので、長い時間、温かい食事を楽しめる。また発泡体ならではの断熱性から容器外側が熱くなりにくく、乗客が安心して容器を手にすることができ、サービスを提供する客室乗務員の作業性向上も期待できる。(12月11日11:00 包装タイムス12月11日号に詳報)
12/08 訴求力高める紙バネ付陳列箱/蛇腹折りで商品の直立保つ―――ロッテ

「倒れ防止用 紙バネ付き陳列箱」。
使い方が2通りある
 ロッテ(東京都新宿区)の「倒れ防止用 紙バネ付き陳列箱」は、上面の蓋を切り取り、折り罫に沿って蛇腹折りにして箱奥側に挿入することで、紙がバネのように反発し、支えとなり、箱内の商品が直立した状態を保つ画期的な製品だ。
 上面の蓋は切り取らずに折って奥側面に差し込むことでポップとしても活用でき、2通りの使い方ができる。箱内の商品が多い時はポップとして使い、減った場合は蛇腹折りにして商品が倒れるのを防ぎ、デザイン性などパッケージが持つ訴求力を最大限生かせる。
 同製品は日本パッケージングコンテスト2017でPOP・店頭販売包装部門賞を受賞している。(12月8日11:15 包装タイムス12月4日号に詳報)
12/07 日本初上陸の機種展示/ランニングコストも抑える新たな提案も―――ザイコンジャパン

本社ショールームに
常設展示された印刷機
 ザイコンジャパン(東京都文京区)は、日本初上陸となる電子写真方式で印刷スピードが毎分30mのデジタルラベル印刷機「Xeikon CX3」を本社ショールーム内に常設展示をしてオープンした。
 この発表にあわせ、11月21、22の両日、本社近くのお茶の水セントヒルズホテルでセミナーを開催。あいさつに立ったザイコンのアジア統括ディレクターであるBent・Serritslevアジア統括ディレクターと、8月からザイコンジャパンの社長に就任した星名勧氏は、それぞれ日本でのサービス体制をより一層強化していくと語った。(12月7日15:30 包装タイムス12月4日号に詳報)
12/06 水性IJ印刷機正式に発表/パッケージ印刷市場などへ提案―――岩崎通信機
 岩崎通信機(東京都杉並区)はこのほど、ロールtoロール(R2R)タイプで水性インクジェット(IJ)方式の4色(CMYK)デジタルラベル印刷機「LabelMeister(ラベルマイスター)EM-250H」を年内までに正式にリリースすると発表した。
 水性インクは花王が開発した顔料タイプ。IJはシングルパス方式で、印刷スピードは最速毎分25m。また面付けデータやカットデータ、バーコード・QRコード・連文字・連番・バリアブル画像など、ラベル作成に必要な各種データも、同社が独自開発したラベル作成用のアプリケーション「ラベル美人」から設定できるのも特長だ。(12月6日13:05 包装タイムス12月4日号に詳報)
12/05 設備の健康状態を可視化/状態監視機器の新製品―――オムロン
 オムロン(京都市下京区)は、製造設備の健康状態を可視化する「状態監視機器」の新製品を発表した。今回発売するのは、三相インダクションモーターの故障を予兆する「モーター状態監視機器」をはじめ、制御盤に組み込まれる電源の寿命・故障予知が可能な「ネットワーク付パワーサプライ」のほか、「熱式液体流量センサー/液体圧力センサー」「スマート状態監視アンプ」の4シリーズ。
 生産設備の動力系統や、設備の性能を維持するための循環系統の状態変化をリアルタイムに監視し、通信ネットワークを通じて故障前に部品の交換時期を知らせるなど、設備の緊急停止や製品の品質異常の予防に貢献。(12月5日17:00 包装タイムス12月4日号に詳報)
12/05 各種樹脂を値上げ/アロイ樹脂kg50円以上など―――ダイセルポリマー
 ダイセルポリマー(東京都港区)は樹脂製品の販売価格を改定する。
 対象製品と改定額は、PC系アロイ樹脂(「ノバロイS」「同X」「同C」)が1kg当たり50円以上、それ以外の樹脂(「セビアン-N、V」「ノバロイA、B、E」「ダイセルPP」「プラストロン」)が同20円以上。12月15日出荷分から実施する。
 原油・ナフサ価格の上昇により樹脂製品の原料である各種モノマー、およびエンプラアロイの原料価格の改定が実施されているが、改定に伴う上昇幅は同社の努力で吸収できる範囲を越える。顧客への安定供給も配慮、上昇コストの転嫁および採算是正のため、価格改定に乗り出すことを決めた。(12月5日17:00 包装タイムス12月4日号に詳報)
12/04 2層構造の粘着テープ発売/1度で二重貼り、作業効率化―――寺岡製作所

「一発養生シリーズ」(No.4141W)
 寺岡製作所(東京都品川区)はこのほど、2層構造の養生用粘着テープ「一発養生シリーズ」を発売した。二重貼り作業が1度で済み、貼付作業を効率的に行える新発想のテープだ。今後、道路塗装用、窓枠サッシ養生用、防水塗装用として提案を進める。
 道路塗装等の用途では、1度粘着テープを貼付した後、再び重ね、二重に貼る工程があり、少なからず作業者の負担を重くしていたが、新開発の「一発養生シリーズ」を用いることで、1度の貼付で済み、同工程における作業者の負担を低減することができる。(12月4日16:20 包装タイムス12月4日号に詳報)
12/04 今季24種類へ採用拡大/Xマスケーキにクリームが付きにくいフィルム―――山崎製パン

目でも楽しんでもらうために
巻かれるケーキ用の帯フィルム
 山崎製パン(本社・東京)は、今シーズンのクリスマスケーキで、東洋アルミニウムと共同開発した「クリームが付着しにくいサイドカバーフィルム」の採用を一気に加速する。昨シーズンの9種類から、今季は24種類での採用に踏み切った。
 その性能には同社も「クリームがまるで付かないレベル」と太鼓判を押しており、今年のクリスマスイブには同社のケーキを購入した多くの家庭で感嘆の声が上がりそうだ。(12月4日16:20 包装タイムス12月4日号に詳報)
12/04 缶詰で日本の食を発信/在庫を持たない小ロット生産――カンブライト

同社が手掛けた
「香心ポーク」缶詰シリーズ
 カンブライト(京都市中京区)の商品開発支援事業が、6次産業化に取り組む農林漁業者らの間で注目されている。加工食品の開発・製造を手掛けており、中でも缶詰商品に定評がある。井上和馬代表取締役社長が抱くのは「日本の1次産業を盛り上げ、30年後の食卓を豊かにしたい」という切実な思い。真空調理技術を用いて作る“缶詰だからこそできる味わい”を武器に、食料自給率向上に挑む。
 最大の特長は、在庫を持たずに商品を育てられる独自の開発プロセスだ。一般的なOEM工場と異なり、原材料で言えば数十kgからの少数生産にも対応。同社オフィスに併設された食材の下処理から調理、殺菌、包装まで加工食品の開発に必要な加工設備がそれを実現させた。小ロットでの試作やテスト販売、改良を繰り返すステップアップ式の開発手法で、小規模な生産者も低リスクで始められる。市場投入後でもロットの拡大・縮小が容易にできるなど、メリットは大きい。
 缶のほか、瓶やレトルトパウチなど幅広い包装形態を扱っており、包材選定やパッケージデザインまで、オールマイティーに提案できるのも強み。
 6次産業化商品の開発を円滑に進められる環境を整備するため、同社のような小規模加工場の立ち上げ・運営をサポートする事業も開始した。日本各地に加工場を広げることで、柔軟に対応できるネットワークを築いていくのが狙いだ。(12月4日00:00 包装タイムス11月27日号「新人記者が行くNew's EYE」に詳報)
12/01 「三辺自動梱包機」を導入/厚木GWで新サービス開始――ヤマトロジスティクス/ヤマト包装技術研究所
 ヤマトロジスティクス(東京都中央区)は、商品の3辺を自動計測し、商品の形状、サイズに合わせた最適な段ボールボックスを製函・梱包する「三辺自動梱包機」を厚木ゲートウェイに導入。同製品はヤマト包装技術研究所(東京都大田区)がスピード輸送ネットワークの構築などの「バリュー・ネットワーキング」構想(ヤマトグループ)における付加価値機能の強化に向けフランスのネオポストグループから購入した。
 「三辺自動梱包機」は1時間あたり最大456ケースの製造能力を有しており、人手と比べ約10倍の生産性向上が可能な上、届け先が記載された送り状を発行し段ボールボックスへの貼り付けまで一貫ラインで行える。
 緩衝材の削減など環境負荷低減にも寄与するなど、新たな法人向けソリューションとして提供していく。(12月1日15:15 包装タイムス11月27日号に詳報)
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