デイリーニュース


DAILY NEWS 包装・環境分野の情報を毎日掲載しております!

 
 ニュース一覧に戻る
【ニュース分類】
包装関連のニュースは次のように分類されています。
包装産業 パッケージデザイン

【2019年3月】

03/29 超小型の垂直多関節ロボット/コンパクトで柔軟な設置対応力――不二越

クリーンルームでも使用できる「MZ01」
 不二越(東京本社=東京都港区)はこのほど、超小型の垂直多関節ロボット「MZ01」を市場投入した。従来の小型機「MZ04」に対し、容積を45%に縮減し、1kg可搬クラスの垂直多関節ロボットでは、世界最小のコンパクトボディを実現。また、同一クラスのスカラ型ロボットと比較して、ロボットの干渉範囲を抑えることが可能で、大幅な設備の省スペース化に対応する。パワフルな手首トルクに加え、各種アプリケーションにおいて要望される配線・配管を標準装備。ロボット本体外側の配線・配管の引き回しを不要にすることで、周辺装置との干渉リスクを効果的に低減し利便性を高めた。また、ISOクラス5相当のクリーン仕様となっているほか、小型軽量設計で設備レイアウトの変更にも柔軟に対応。年間3000台の販売を見込む。(3月29日10:00 包装タイムス3月25日号3面に詳報)
03/29 品質向上に資する副資材/フレキソ印刷用の2製品を拡販――日本電子精機

リバーシブルで使える
クッション材「ユニプライ」
 フレキソ印刷用感光性樹脂版メーカーの日本電子精機(奈良県香芝市)は、印刷品質の向上に資する副資材開発にも定評がある。特に、段ボールメーカー向けには「紙粉取りマット」、クッション材「ユニプライ」を提案し、積極的に拡販している。「紙粉取りマット」は、印刷時に発生する1色目のフレキソ印刷ユニットに、印版と同じようにセットして使用する。全面が微粘着シートになっており、ピンホールなど印刷不良の原因となる紙粉が一度でしっかり除去できる。美粧印刷用のクッション材「ユニプライ」は、印版の下にセットしてマージナル(文字つぶれ)やドットゲインを軽減、高品質な印刷を実現する。硬度の異なる2種類のウレタン構造で、紙質や印刷内容によってリバーシブルに使用できる。(3月29日10:00 包装タイムス3月25日号4面に詳報)
03/28 無償梱包コーナーを設置/手間の軽減で利用者拡大目指す――メルカリ/日本郵便
 メルカリ(東京都港区)と日本郵便(東京都千代田区)が連携して設置した無償梱包コーナー「つつメルすぽっと」の実証実験を3月14日から開始している。企業広告を印刷した資材を提供することで運営する。「つつメルすぽっと」は郵便局内で梱包スペースや資材を提供するサービスで、A4サイズ・厚さ3cm以内の小型便「ゆうパケット」に対応した薄型の包装資材を用意した。梱包にかかるあらゆる手間を省くことで利用者拡大を見込んでいる。今回の梱包・発送サポートは、首都圏5カ所での実施だが、実証実験の結果を踏まえ、展開地域の拡大を検討していく考え。(3月28日9:50 包装タイムス3月25日号2面に詳報)
03/27 カラーチャート発売/便利な手帳サイズで――DICグラフィックス

手帳サイズに
 DICグラフィックス(東京都中央区)は、オフセットカラー印刷におけるプロセス4色の掛け合わせ一覧表である「ポケット型カラーチャート」の第3刷を3月22日に発売した。オフセットカラー印刷は、プロセス4色(黄、紅、藍、墨)の印刷紙面上に占める面積(網点%)を決定し、それらを重ね合わせることにより豊かな色彩を表現する。「ポケット型カラーチャート」は、その色彩のバリエーションを基本階調スケールとして見やすくチャート化し、持ち運びに便利な手帳サイズにしたもの。網点%は0、10、20、30、40、60、80、100%の8段刻みで、チャート数は32枚。規格は145×85mm。(3月27日10:10 包装タイムス3月25日号4面に詳報)
03/27 3年連続の過去最高が確定/2018年の国内段ボール生産量――全段連
 全国段ボール工業組合連合会(大坪清理事長)は、2018年の段ボールシート生産量(確報)をまとめた。暦年で143億9470万9000m2(前年比101.3%)となり、3年連続で過去最高を更新した。地域別では、関東・中部・近畿・中国・九州が前年比プラス、北海道、東北、四国がマイナス。部門別の消費(次工程投入)動向では、全体の40.9%を占める「加工食品(飲料含む)」をはじめ、「青果物」を除く各部門で前年を上回った。特に「通販・宅配・引越用」は前年比105.2%で、全体の5.3%を占める存在となっている。(3月27日10:10 包装タイムス3月25日号2面に詳報)
03/26 いろはすがびんで最優秀賞/美しいデザインや工夫などを評価――ガラスびんアワード

い・ろ・は・す
グラススパークリングウォーター
 ガラスびんの機能面や環境面、デザイン面などを評価するコンペティション「第15回ガラスびんアワード」で日本コカ・コーラの「い・ろ・は・す グラススパークリングウォーター」が最優秀賞を受賞した。ガラスびんに描かれた波紋のレリーフが美しいことに加えて、PETボトルのイメージが強いブランドながら、炭酸水に耐え得る強度を持たせたガラスびんで中身をおいしそうに見せる工夫が施された点などを高く評価。最優秀賞は263エントリー(362本)の商品の中から選出された。3月13日には、都内で授賞式が開催され185人を超える関係者が参加した。(3月26日11:30 包装タイムス3月25日号1面に詳報)
03/25 産業用プリンター事業を譲渡/ブラザー新会社に4月中めど――コーンズテクノロジー
 コーンズテクノロジー(インダストリアルマシナリーカンパニー=東京都大田区)は、主に「ドミノ」ブランドで展開する産業用プリンター・マーキング機器事業をブラザー工業(名古屋市瑞穂区)に譲渡する。両社は2月28日に事業譲渡契約を締結。ブラザー工業が設立する新会社が事業を譲り受ける予定で、4月中をめどに実施する。
 ブラザー工業は今回の事業譲受について、国内市場でもブラザーグループとしてドミノ製品の販売とサービスの強化を図るのが目的で、今後はドミノブランドの認知度向上とさらなる事業拡大を目指すとしている。(3月25日13:30 包装タイムス3月18日号1面に詳報)
03/22 EC特化の包装仕様に刷新/自宅ポストへの投函可能に――資生堂
 資生堂(東京都中央区)は、低価格帯のスキンケア&ボディケアブランド「recipist(レシピスト)」のパッケージをECビジネスに特化した仕様に刷新した。自宅ポストへの投函がしやすい仕様になった。
 中身はそのままに包装の厚みを30mm以下にすることで“配達時に不在なことが多い”“受け取りがわずらわしい”といったユーザーの要望に対応するのが狙い。再配達問題が増加する中で通販パッケージのスリム化が進みつつある。
 刷新に伴い、詰め替え用タイプを中心商品に再配置するなど、環境にも配慮したビジネスモデルを推進する構え。(3月22日10:00 包装タイムス3月18日号8面に詳報)
03/20 世界初の取組みを実施/植物由来100%キャップ採用――サントリー食品インターナショナル
 サントリー食品インターナショナル(東京都中央区)は、飲料用ペットボトルに主原料であるエチレンを100%植物由来化したポリエチレンキャップを3月から導入する。この取り組みは世界初だという。
 従来から植物由来原料を使用したペットボトルおよびバイオキャップの導入を進めていた同社。今回の100%植物由来化したポリエチレンキャップでは現行のペットボトルキャップに比べて、石油由来原料の使用量を約90%、CO2排出量を約56%削減することが可能となった。今後、他のサントリー天然水ブランドにも順次導入していく予定だという。(3月20日10:35 包装タイムス3月18日号2面に詳報)
03/20 吸湿フィルムに易開封性を/電子、精密機器業界も注目――共同印刷
 共同印刷(東京都文京区)は湿気、アウトガスを除去する吸湿・吸収フィルム「モイストキャッチ」に易開封性を付与した「モイストキャッチイージーピールタイプ」を開発。吸湿性能を維持しながら開封性を向上した。
 イージーピールタイプは「高齢者でも簡単に開けられる袋にしたい」「開封した袋の切断片による異物混入リスクを抑制したい」などのニーズに応える形で開発された。吸湿能力やフィルム厚は従来品と同等ながらも、より滑らかな開封性を実現し、内容物をスムーズに取り出せる。
 これにより、医療関連では機器の取り出しやすさを、小型センサー、電子部材向けでは使用頻度の高い小さな包装袋の開封性を向上した。2月に大阪で開催されたインターフェックスで初披露され、すでに医薬品をはじめ、電子部品、精密機器業界などから注目を集めている。(3月20日10:35 包装タイムス3月18日号1面に詳報)
03/19 品出しから販売まで自動で/紙箱、ボトルなど多彩に対応――NEC

人手不足解消に役立つ
「次世代型ロボット店舗」
 NEC(東京都港区)は、商品の品出しから販売までを自動で行う「次世代型ロボット店舗」を先のリテールテック展で参考出品した。装置内部のロボットアームが紙箱、ボトル、ペン、袋詰めした衣類など多種多様な商品を陳列棚に移載。商品補充以外の作業を同システムが担うため、人手不足解消に役立つ。
 例えば、紙箱の商品を専用補充口に投入すると、商品をベルトコンベヤーで搬送しながらバーコードの読み取りを自動で行い、ロボットアームが陳列棚に商品を並べる。客は欲しい商品をタッチパネルで選択し、電子マネーで決済、決済後に商品受け取り口までロボットアームが商品を運ぶ。
 在庫管理の簡易・正確化と万引き予防もメリットとしており、駅、空港など24時間対応が必要な店舗での導入を見込む。またコンビニなど小売店で、人手の確保が難しい既存店の置き換え需要も想定する。(3月19日15:40 包装タイムス3月18日号8面に詳報)
03/19 擬似エンボス、1工程で/デジタル印刷機で新技術確立――ミラクル工業

カラー印刷のデザインに合わせて
超微細な凹凸模様を表現
 ミラクル工業(大阪市平野区)は、デジタル印刷機を用いて高精細な擬似エンボスを施す新技術を確立した。印刷と擬似エンボス加工を無版かつ1工程で仕上げる。
 昨年3月に国内初号機として導入したデジタル印刷機、EPSON製「Sure Press L-634VW」のバーニッシュインクの標準搭載や全てのヘッドに超微小液滴を吐出するラインヘッド方式といった機能に着目し、技術確立に結びつけた。
 同技術は現在、特許出願中としており、3D効果を持つ特殊シールや高価な商品ラベルの小ロット生産につなげるほか、将来的にはクリアケースや化粧箱の製造にも乗り出す構え。(3月19日15:40 包装タイムス3月18日号1面に詳報)
03/18 不用な紙をアップサイクル/ワールドスター賞を受賞――山陽製紙

親しみやすいキャラクター
 山陽製紙(大阪府泉南市)の紙のアップサイクルブランド「PELP!」がワールドスター賞2019を受賞した。キャッチーなデザインと不用なコピー用紙を再生する、環境貢献の見える化と紙廃棄の手間とムダを省く合理的なシステムフローが注目されている。「PELP!」は、不用になったコピー用紙を専用の回収袋に詰めて製紙工場へ送ることで、機密文書のシュレッダーの手間を省き、コピー用紙を100%再生紙へリサイクルするプロジェクト。エイトブランディングデザイン(東京都港区)がブランディングに関わって、山陽製紙がこのサービスにかける熱い思いを汲み取ったものに仕上げている。紙としてはめずらしいトレーサビリティ「KAMITORE」も提供することで、CSRの活動推進などにも貢献できるツールとしても評価を得ている。(3月18日14:05 包装タイムス3月11日号6面に詳報、月刊カートン&ボックス3月号に関連記事)
03/18 環境配慮社会を包装技術でめざす/第58回包装技術研究大会中部大会が閉幕――日本包装技術協会 中部支部
 日本包装技術協会・中部支部は2月20日に名駅前のウインクあいちで「第58回包装技術研究大会 中部大会」を開催した。テーマに「環境に配慮した社会を包装技術でめざす」を掲げ、最新の包装技術や環境やコストに配慮した事例などを9社が発表した。今回は中部支部の会員企業の6発表に加え、ワールドスター賞に入選した「エンタテインメントロボット『aibo』パッケージ」をソニーGM&Oの佐藤元洋氏が、「環境に配慮した単一素材の設計に挑むTOTOの包装」と題しTOTOの青柳尚樹氏が発表を行った。最後に特別講演としてフタムラ化学の花市岳氏が「プラスチック包装材をめぐる世界規制動向とこれから 〜海洋マイクロプラスチック汚染問題はなぜ火がついたのか〜」をテーマに登壇。各省庁や国際的な環境配慮への対応などを解説した。(3月18日14:05 包装タイムス3月11日号4面に詳報)
03/15 OKI、ミマキと提携/大判IJP、販売強化へ――OKIデータ
 OKIデータ(東京都港区)は5日、大判インクジェットプリンターの国内販売強化に向けてミマキエンジニアリング(長野県東御市)と提携合意したと発表した。これを通じて、OKIデータ製大判インクジェットプリンターおよびインクなど消耗品の国内販売を4月1日から、ミマキエンジニアリングが行う。保守サービスについても4月1日より、ミマキエンジニアリングが対応。ただし、OKIデータから購入した商品の保守サービスについては、引き続きOKIデータにて対応する。(3月15日10:00 包装タイムス3月11日号4面に詳報)
03/14 細切れ肉を自動で盛り付け/省力化つながるスライサー――日本キャリア工業

自動盛り付けスライサー「KP-150」
 日本キャリア工業(松山市)は、細切れ肉専用の自動盛り付けスライサー「KP-150」の提案を進めている。チルド温度帯の細切れ肉のスライス、トレーへの供給、盛り付けを自動で行い、作業現場の省力化につながる。同機は、従来4人必要だった細切れ肉のスライスから盛り付けまでの作業が1人で済むという。オペレーターの作業は、盛り付け状態を目視で確認し、手直しを少し加えるだけで済む。コンベヤー上のワークの取り損ねなど、作業者の疲労具合や習熟度によって生じるロスの抑制につながり、歩留まりの向上に役立つ。トレーサイズは最大250mmまで対応。トレーマガジンにトレーをセット後、供給は自動的に行われる。盛り付け位置はトレーサイズに応じて設定される。(3月14日14:00 包装タイムス3月11日号3面に詳報)
03/13 食パントップシール機の新型/シールが横一直線で美しく――オシキリ
 オシキリ(神奈川県藤沢市)は、昨年発売した食パン用トップシール機「YCS」を先のモバックショウでPRした。従来機よりもシールの確実性が増し、シワのない状態で横一直線にきれいにシールできる仕様になった。食パン1斤・半斤をシールできる兼用モデルで、従来機よりも機長を短縮して省スペース化を実現。タッチパネルで直感的な操作が可能となった。以前はオプションだったベルトコンベヤーを標準装備し、シール工程まで運搬した後にコンベヤーの動きを止めてワークを1つひとつ確実にシールすることでシール精度を高めている。モバックショウでは食パンの一貫包装ラインを構成してスライス、分割、包装、シールといった一連の作業を実演した。(3月13日14:00 包装タイムス3月11日号3面に詳報)

1つひとつ確実にシールを行う

モバックショウでは食パンの
一貫包装ラインを披露
03/12 少数ワークを高速・高精度計数/冷食業界などで導入広がる――光伸舎

コンパクトで柔軟な設置対応力を
備える「DAC-9000シリーズ」
 光伸舎(京都市南区)の多列式少数計数充填機「DAC-9000シリーズ」が好評だ。冷凍食品や菓子類など少数単位のワークを高速・高精度で計数充填できる省スペース対応の多列式少数計数充填機で、独自の画像解析技術による安定した計数処理能力をはじめ、コンパクトで柔軟な設置対応力を備える点が広くマーケットで評価されている。とりわけ高精度の計数処理を求める冷凍食品分野を中心に断続的な引き合いが示されており、リピートオーダーなども含め工場現場での導入が広がっている。(3月12日9:40 包装タイムス3月11日号1面に詳報)
03/12 NEXT STAGEへ弾み/独自展開で色濃い存在感――村山製作所/エム・エス・ジー

納豆容器が堅調に受注得る
 納豆、弁当などの食品容器を主に製造販売している村山製作所/エム・エス・ジー(群馬県太田市)の展開に弾みがついてきている。“NEXT STAGEへの挑戦”を2018年度の事業方針として掲げた同社では独自性ある取り組みを繰り広げ納豆容器市場で色濃い存在感を示している。高度化、多様化する市場ニーズに対応すべく、本社・茨城・岩手の3工場に新たな設備導入や機械の刷新を図り、生産体制の強化を実現している。今後も3工場が有している特色を生かすことで品質向上と生産力増強を追求し、需要家の求める要求に迅速、的確に対応していくことで真空成形業としてさらなる飛躍を遂げていく。(3月12日9:40 包装タイムス3月11日号1面に詳報)
03/11 「鮮度」と「熟成」両立/マイナス5℃でも凍結しない――マーズカンパニー
 MARS Company(=マーズカンパニー、群馬県高崎市)は水に高電圧を印加すると凍結点が0℃以下に下がる熱力学を応用した冷蔵装置「KuraBan(クラバン)」を、冷蔵車両などに搭載することで、生産から消費まで途切れることのないコールドチェーン物流の構築を支援している。
 KuraBanは、庫内を0〜マイナス5℃に冷やした状態でも、非熱電場エネルギーの応用により、0℃以下でも凍結しない過冷却状態を作りだすことができる。これにより食材の旨みを引き出し、冷蔵よりも長期間の保存が可能なのに多くの解凍時間を必要としない保存が可能になった。また非熱電場エネルギーを食品に印加することで、今まで相反する効果と言われていた、「鮮度」と「熟成」の両立も実現。
 先のスーパーマーケットトレードショーでは、サンデン・リテールシステム(東京都千代田区)のブースで、軽トラックにKuraBanを装備し、輸送中も食材の鮮度保持や熟成を両立させるシステムソリューションとして提案した。(3月11日11:30 包装タイムス3月4日号に詳報)
03/08 4組のクリエイターが熱弁/商品価値高めるデザインを解説――メビック扇町
 メビック扇町(堂野智史所長)は1月30日、大阪市中央区の中小機構セミナールームで「クリエイターによるシーズ発表会」を開催した。第2回目となる同会では、「商品価値を高めるパッケージデザイン」をテーマに、4人のクリエイターが登壇。具体事例を交え、パッケージデザインの制作プロセスや市場投入後の反響などを紹介した。
 登壇したのは、明成孝橋美術の孝橋悦達氏、グライドの小久保あきと氏、マジカルの山下大輝氏、フリーデザイナーの嶋アエリ氏。質疑応答では、デザインの依頼方法に関する質問が集中し、活発な意見交換が行われた。(3月8日10:20 包装タイムス3月4日号に詳報)
03/07 豊洲市場でプレスツアー/EPSの減容施設など見学――発泡スチロール協会
 発泡スチロール協会(=JEPSA、酒井幸男会長)は2月18日、昨年10月に開場した豊洲市場のリサイクル施設棟を見学するプレスツアーを行った。豊洲市場協会の協力により、記者団は魚箱などの廃発泡スチロール(EPS)をインゴット化する設備など、普段は一般公開されないエリアを見学した。
 インゴットは国内の処理業者を通じてタイやマレーシアに輸出され、さらに現地でペレット化されて主に中国に流れているという。
 豊洲市場協会は市場関連業者800社ほどで構成される場内自治的な組織で、衛生や警務、消防など七つの事業を実施。その一つであるごみ処理事業の一環として、EPSの再資源化は行われている。(3月7日10:10 包装タイムス3月4日号に詳報)
03/06 エコに役立つ詰め替え式容器/エアレス充填で鮮度保つ――パックプラス

パウチの付け替えで廃棄物の削減に
 パックプラス(大阪市北区)は、エコに役立つパウチ詰め替え式のエアレスポンプ容器「Piccolina +eco(=ピコリナ エコ)」を先の化粧品開発展で初披露した。内容物を最後の一滴まで新鮮なまま使用でき、付け替え式の採用で廃棄物の削減に役立つ仕様になった。
 同社のパウチ容器技術「クリーンクリックシステム」を取り入れ、内容物の酸化を防ぐ。付け替えの作業は簡単な上、使い捨てポンプボトルなどと比較して、包材使用量を半分以上減らせる場合もあるという。特に環境問題に高い関心を持つ化粧品メーカーなどに好評を得ている。(3月6日10:40 包装タイムス3月4日号に詳報)
03/06 横ピローラインで省人化実現/AI付きロボ供給装置を搭載――大森機械工業
 大森機械工業(埼玉県越谷市)は、省人化や省スペース化を実現する横ピロー包装機ラインを先のモバックショウで披露した。コンパクトでありながら高性能な横ピロー機「S-3000X BX」の前工程にAI機能付きのロボット式自動供給装置を搭載。人手不足に悩む食品工場などで役立つ。
 番重にバラバラに山積みされたせんべいを1枚ずつ個別に形状認識し、多軸ロボットでコンベヤーに自動で移載して包装を行う一連の流れを会場で実演した。照明条件が不安定な場合でもワークが判別できる。フィルムの反射に影響を受けずに認識できるため、包装機の後工程にも活用が可能だ。
 オペレーターがロボットの認識のためにワークを並べなおす作業などが発生していた現場の負荷軽減にも寄与できる。(3月6日10:40 包装タイムス3月4日号に詳報)
03/05 電子署名内蔵QRシンボル/安全性高く食品包装など活用に期待――テララコード研究所
 テララコード研究所(愛知県東海市)はこのほど、電子署名内蔵型の「QRシンボル」を開発した。医薬品や有価証券の偽造防止のほか、食品包装など幅広い分野で活用が期待できる。3月5日から東京ビッグサイトで開催される「リテールテックJAPAN」で公開する。
 2次元シンボルに電子署名を実装しており発行者認証が容易で安全性を高めたのが特徴。2次元シンボルに収容できない大量のデータ情報を提供するためWEBアドレスを収容し格納されたデータを特定者に読み取らせモバイル端末での決済や、偽造防止につながる信頼性やセキュリティー性向上に寄与する。(3月5日14:35 包装タイムス3月4日号に詳報)
03/05 ロボが液体秤量作業/自立動作を確認、現場作業の自動化貢献――大成建設/エクサウィザーズ
 ゼネコン大手の大成建設(東京都新宿区)とAIベンチャーのエクサウィザーズ(東京都港区)は、力触覚伝達型遠隔操作システムとAI技術を組み合わせロボットアームの動作検証実験を実施し、遠隔操作システムとAIが連携してロボットアームの自立動作が可能であることをこのほど確認した。
 検証実験では、力加減を正確に伝えるデバイスを備えた人協働ロボットとロボットアームを用い、広口瓶から一定量の液体をビーカーに注ぎ、液切りして瓶を元に戻すという一連の液体秤量作業を実施。液体秤量作業でロボットアームが人間の操作と同様の動きを自律的に再現できるかを検証した。
 先のインターフェックス大阪では、遠隔操作システムとAIを活用したロボによる液体秤量作業のデモンストレーションを初公開。現場作業の無人化・省力化などに貢献するロボの可能性が広く示された。(3月5日14:35 包装タイムス3月4日号に詳報)
03/04 ヒット大賞は「本麒麟」/ほか32商品が受賞の栄誉

3年ぶりの大賞商品「本麒麟」
 日本食糧新聞社制定の「第37回食品ヒット大賞」および「第32回新技術・食品開発賞」の贈呈式が2月15日、ホテルニューオータニ東京で行われ、ヒット大賞の「本麒麟」のほか32商品が受賞の栄誉に輝いた。ヒット大賞は過去2年該当なしだったため「本麒麟」が3年ぶりの選出。優秀ヒット賞には19商品、ロングセラー賞には2商品が選ばれた。また今年は平成が幕を閉じることから平成元年発売の6商品にロングセラー平成貢献賞が贈られた。新技術・食品開発賞には4商品が選ばれた。(3月4日13:00 包装タイムス2月25日号に詳報)
03/01 JFLP8部門で入賞/5月29日にトロフィー授与式――第30回世界ラベルコンテスト
 2018年9月に米・イリノイ州ローズモントで行われた第30回世界ラベルコンテスト審査会(トニー・ホワイト委員長)の審査結果が2月15日、世界同時に発表された。全22のカテゴリーで競い合う同コンテストで、今回は全日本シール印刷協同組合連合会(田中祐会長、以下JFLP)からエントリーした4作品が最優秀賞に、4作品が審査員特別賞にそれぞれ輝いた。最優秀賞は、「レタープレス(色分解)」で北海シーリング(札幌市西区)、「同(ワイン・酒)でシモクニ(札幌市中央区)、「オフセット印刷(色分解)で丸紀印刷(大阪市平野区)、「複合印刷(色分解)」でタカラ(東京都世田谷区)が受賞した。審査員特別賞は、「フレキソ印刷(線画・網点)」で友功社(東京都練馬区)、「複合印刷(ワイン・酒)」で京都シールレーベル(京都市南区)、「デジタル印刷」でタカラ、「スクリーン印刷」でシーベル産業(群馬県千代田町)が受賞した。(3月1日10:30 包装タイムス2月25日号に詳報)
 ニュース一覧に戻る