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包装関連のニュースは次のように分類されています。
包装産業 パッケージデザイン

【2019年6月】

06/27 回収ボックスの実証実験/リサイクルを楽しいものへ――日本テトラパック
 日本テトラパック(東京都千代田区)は、セブン&アイホールディングスと協力して、IoTを活用した飲料用紙容器の回収ボックス「楽★リサ(Tano★Risa)」の実証実験を6月から展開する。スマートフォンアプリと連携して、紙容器のリサイクルを「義務感」から「楽しい」ものへと発想転換し、継続的なリサイクルへの参加を促す。
 「楽★リサ」は、韓国のOyster Able社が開発・提供している最新型の資源回収システムで、使用済みの飲料用紙容器をボックスに投入することで、スマートフォン上にポイントが貯まる。消費者は自分のリサイクル実績を把握できるようになり、モチベーションを高められる。
 消費者へ楽しくリサイクルできることを訴求するデモンストレーションを行い、実店舗展開のための課題を検証していく。(6月27日11:05 包装タイムス6月24日号に詳報)
06/26 ともに未来へ、ともに革新を/創立50周年式典を開催――ノードソン

内田社長
 ノードソン(東京都品川区)は6月7日、東京・千代田区のパレスホテル東京で創立50周年記念式典を開催、業界関係者約400人が参加した。
 同社は1969年、ホットメルト機器とエアレス塗装機の販売を主軸に創立。事業領域を拡大しながら多種多様な産業分野のユーザーとともに成長してきた。式典の開始に当たり内田勝社長があいさつ。「当社が扱う商材は基礎技術に近く、対象となるお客さまや材料の組み合わせで応用分野は無限大に広がる。当社は1970年代に始まった梱包の自動化の波に乗りビジネスを拡大。その後の経済、社会の変化や幾多の危機を乗り越えて成長してこられたのは、多岐にわたる産業のお客さまから支援をいただいたおかげと思っている」と参加者への感謝の言葉を述べた。「創立50年の節目に『ともに未来へ、ともに革新を』というスローガンを掲げた。これからも付加価値のある精密ディスペンシングソリューションを提供し続け、お客さまとともに未来を創造していきたい」と結んだ。(6月26日10:10 包装タイムス6月24日号に詳報)
06/26 グローバル戦略が進展/高付加価値品の拡販に注力――ユニチカ
 ユニチカ(大阪本社=大阪市中央区)のグローバル戦略が進展している。食品の保存要求など多様ニーズに応え、ハイバリアタイプのナイロンフィルム「エンブレムHG」など高付加価値品の拡販に一段と力を注いでおり、国内外の生産拠点も機動的に稼働。マーケットにおける存在感を一段と鮮明にしている。
 包装分野では季節商品など国内販売が順調に推移しており、食品の長期保存など世界的な高まりに応え「エンブレムHG」をはじめ高付加価値品が着実に拡大している。
 そこで同社は高付加価値品の拡販を一段と進め、これら製品の世界シェアアップを目指し一層、営業活動を本格化する考え。
 ボイル・レトルト対応が可能な「エンブレムHG」は今年度中に、中国向けは前年比1.5倍まで販売拡大を目指す。また、日本国内も前年比10%増を目標に営業活動を展開。プラスチックの減量、環境負荷低減に寄与する素材として国内外に向け展開を強化していく考えだ。(6月26日10:10 包装タイムス6月24日号に詳報)
06/25 水性インクが経済産業大臣賞/人と環境に優しい化学の推進で高い評価――花王
 花王(東京都中央区)は、「インクジェット用水性インクによる軟包装フィルムへの印刷の実現」で、新化学技術推進協会の第18回「グリーン・サステイナブル・ケミストリー賞(GSC賞)経済産業大臣賞」を受賞した。同賞は、人と環境に優しく持続可能な社会の発展を支える化学の推進に貢献する優れた業績が表彰されるもので、その中でも経済産業大臣賞は、産業技術の発展に貢献した取り組みが選定される。
 軟包装用フィルム印刷では従来、乾燥が早く高品質な印刷が可能な有機溶剤(VOC、揮発性有機化合物)を使用した油性インクが使われてきたが、印刷工程中で排出されるVOC量が多くなり、労働作業環境と地球環境での負荷が課題となっていた。花王は2016年3月、独自の「顔料ナノ分散技術」を応用し、軟包装用フィルムに印刷可能なVOCレス設計のインクジェット用水性インク「LUNAJET(ルナジェット)」を開発し、産業印刷用途のインク市場に対して環境負荷低減という新価値提案を開始。水性インクながらフィルムや金属への印刷が可能な点への評価から、18年に大手食品メーカーのブルボンで菓子パッケージに採用されている。ちなみに花王では印刷工程で排出されるVOCが炭素換算で700ppmC以下を「VOCレス」と定義している。(6月25日10:50 包装タイムス6月24日号に詳報)
06/25 環境省から循環経済でアワード/30年度までに“PETボトル100%有効利用”が評価――全清飲
 全国清涼飲料連合会(=全清飲、堀口英樹会長)は6月17日、環境省の「サーキュラ エコノミー(CE、循環経済)チャレンジ」の発足式で原田義昭環境大臣から、循環経済の構築に向け野心的な取り組みを宣言する団体・事業者として、アップル社、セブン&アイホールディングスとともにアワードを交付された。これにより、国内外の模範となるような取り組みの一つとして、国から奨励されたことになる。
 全清飲は昨年11月29日に「清涼飲料業界プラスチック資源循環宣言(以下、資源循環宣言)」を発表、この中で2030年度までにPETボトルの100%有効利用に向け業界一丸で取り組んでいることが今回、評価された。(6月25日10:50 包装タイムス6月24日号に詳報)
06/24 外観検査装置の設計を自動化/AIで省力化、省人化に―――マクニカ

設定作業をAIで行える
 マクニカ(横浜市港北区)は、AIを活用することで外観検査装置の設計を自動化できるサービスの提案を進めている。従来、高いスキルを持ったスタッフが必要だった工程にAIを活用することで、設計作業の省力化・省人化につながる。
 外観検査システムを構築するには、サンプル画像の収集後に特徴抽出の処理方法を設計して処理ロジックを実装し、良品・不良品を判定できるようにする必要がある。
 先のAI・人工知能展に出展し、同サービスの訴求を進めた。現状では自動車メーカーからの引き合いが主だが、食品メーカー、化粧品メーカー、化学メーカーからの引き合いも多いという。同社の担当者は「機械は曖昧な判断が苦手で、微妙な判断が必要な場合は目視検査が必要だったが、AIを使えばそうした判定も目視検査に近い能力で判定できるようになる」と話す。(6月24日11:05 包装タイムス6月17日号に詳報)
06/21 航空輸出向け発泡容器を開発/生鮮品の鮮度保持に貢献―――積水化成品工業

「飛び箱-X」の使用イメージ
 積水化成品工業(大阪市北区)は、新たに高性能保冷包装容器を開発し、日本通運との取り組みで「飛び箱-X/Flying BOX-」として販売を開始した。航空便での海外輸出における鮮度保持ニーズに応えたもので、温度変化の影響を受けやすい精肉・青果物など、ハイレベルな保冷性能が求められるケースでの受注を狙う。
 通常よりも付加価値の高い生鮮品の輸出において、冷蔵コンテナを使わない航空便では温度管理が難しく、品質劣化に伴う商品ロスや、劣化防止のため大量の冷媒を使用し、その重量とコストが課題となっていた。同製品は、軽量かつ断熱性に優れた発泡素材の特性を生かし、高品質な保冷輸送と輸送コストの低減を両立。
 容器本体は組み立て式の発泡材パネルで構成され、パレット上に設置し、輸送する商品の全面を密封して使用する。外気温の影響を受けにくく、蓄冷材やドライアイスなどの冷媒と合わせて用いることで、長時間にわたって一定の温度を保持する。(6月21日10:10 包装タイムス6月17日号に詳報)
06/20 刷る・貼る・切る各工程で反響/「クリーンローラー」普及の勢い―――レヨーン工業
 レヨーン工業(茨城県つくば市)が事業展開の新たな軸足を傾ける「クリーンローラー」が、グラビア軟包装業界での普及の可能性を高めている。厳格な除塵が要求されるプリント基板等々で蓄積した技術ノウハウを活かしたクリーン化能力の卓越を前提に、高まり続ける高印刷品質ニーズが、「クリーンローラー」需要を刺激しているからだ。
 同ローラーは実はグラビア以外の多くの印刷加工業界で、印刷・ラミネート・スリット各工程で定着しており、同社ではグラビア印刷加工各社に向けても刷る・貼る・切る各工程に向けた販促を繰り広げ、確かな手応えを得ており、すでにスリッター工程では大手コンバーターで導入実績をもつ。
 グラビア印刷業界では印刷加工全工程で厳格なコンタミ対処要請が高まり続けており、「クリーンローラー」は印刷工程だけでなく、貼る・切るそれぞれの工程で、業界の新たな定番品として定着する可能性が膨らんでいる。(6月20日10:00 包装タイムス6月17日号に詳報)
06/19 組み立て式の段パレ発売/トータルコスト削減に貢献―――エコロジー開発

かんたんパレット
 エコロジー開発(東京都世田谷区)は利便性を追求した組み立て式の段ボールパレット「かんたんパレット」の販売を6月から開始した。500キロ以下の軽荷重のワンウェイ用途を想定している。輸送・保管時はシート状にすることができ、積載効率の向上や省スペース化によってトータルコスト削減に貢献する。
 かんたんパレットは天板、中板、桁の3層構造。中板は天板を補強するとともに、一部分を起こすことで桁材の構成部分となる。桁材は建築などに使われるトラス構造から着想を得た台形で、高い安定性を持ち、平面荷重に強い。
 素材は強化段ボールのABダブルを使用。重量は1100×1100ミリで約3キロ。耐圧試験では1600キロ(実測値)の耐圧強度を記録し、補強材をけた材に差し込むことで2200キロまで耐圧強度を高めることができる。(6月19日10:15 包装タイムス6月17日号に詳報)
06/19 水性フレキソ市場構築へ/6月中に「促進協議会」を設立―――オフセット印刷5社

佐川印刷の木下社長(中央左)や
金羊社の浅野会長(同右)ら
各社の代表者
 オフセット印刷分野から水性フレキソ印刷事業への進出を図る金羊社(東京都大田区)、佐川印刷(京都府向日市)、セキ(松山市)、光邦(東京都千代田区)、小松写真印刷(山形県酒田市)の5社は、マーケットへのアプローチを強化する。5月31日には、大阪・南港のハイアットリージェンシー大阪で合同記者会見を開き、さらなる普及促進を目的とした「水性フレキソ促進協議会」の発足を発表した。
 5社は、これまでも2カ月に一度の頻度で集まり、情報交流会を設けていた。今年2月、光邦に2台の印刷機が設置され、各社の機械ラインアップがそろったことから、営業・技術の両面でマーケットに訴求していく組織に一新する。6月中に設立総会、第1回理事会を開催して運営方法などを固める方針だ。代表である理事長には、佐川印刷の木下寧久社長が就任するという。(6月19日10:15 包装タイムス6月17日号に詳報)
06/18 滋賀に今秋2系列稼働/A-PET増強し5万トン超体制に―――RP東プラ
 アァルピィ東プラ(以下、RP東プラ、大阪府吹田市)はA-PETシートの生産を増強する。1万トン規模の能力増加を図り年産5万トンを超える国内トップメーカーとして競争優位性に拍車を掛ける。
 同社は支店、営業所、工場、関連会社を含め国内13カ所、海外3カ所に生産販売拠点を持ち、「シート成形」「シートの熱成形」「特殊射出成形」の3つの加工技術をベースに素材研究から加工技術開発、製品設計までトータルに提供している。とりわけA-PETシートは2016年に100%子会社で専業メーカー「ポリテック」を吸収合併し、シート事業を大幅に拡充。トップメーカーとして存在感をいかんなく発揮している。
 関西、東海エリアの需要家に向けたサービス向上へ、滋賀竜王工場(滋賀県湖南市)にシート製造装置2ラインを設置し今年秋の稼働を目指す。今後は試運転を経て来年度中にはフル稼働へと社内体制を整える。(6月18日10:45 包装タイムス6月17日号に詳報)
06/18 店頭回収品を100%使用/共同企画商品に“完全循環型”PETボトル採用―――日本コカ・コーラ/セブン&アイ・ホールディングス

全国のセブン&アイグループ
店頭に置かれる回収ボックス
 日本コカ・コーラとセブン&アイ・ホールディングスは、“完全循環型”のPETボトルリサイクルに乗り出す。全国のセブン&アイグループ店頭で回収した使用済みPETボトルだけを原料に再生PETボトルを作り、これを両社共同企画商品「一(はじめ)緑茶 一日一本」に採用、全国のセブン&アイグループ約2万店で順次発売する。
 特定の流通グループの店頭で回収したPETボトルを原材料として使い、再び同一の流通グループで商品として販売する取り組みは、世界初と思われる。
 セブン&アイグループでは現在、全国に759台のPETボトル回収機を設置し、18年は約3億本(8千9百トン)を回収。12年以降、設置台数と回収量は年々右肩上がりの軌跡を描いている。(6月18日10:45 包装タイムス6月17日号に詳報)
06/17 ショールーム内覧会を開催/評価・検証・納得の体験型――寺岡精工
 寺岡精工(東京都大田区)は5月25日、「体験型」ショールーム「TERAOKA EXPERIENCE SHOWROOM(テラオカ エクスペリエンス ショールーム)」(東京都大田区)の内覧会をメディア向けに開催した。同社が展開する四つの事業分野のうち「フードインダストリー(食品製造・加工)」と「ロジスティクス(製造・物流)」の二つに特化した展示のスペースで、包装や検査などが実験できるキッチン型のラボなどを備えている。来場者自ら「評価・検証・納得」を実体験できる「体験型ショールーム」がコンセプト。
 本社から徒歩3分の約2千平方メートルの土地に新築し、4月21日にオープンした。施設は4階建てで、1階にフードインダストリーとロジスティクスの一体型ショールーム、3階には24時間365日稼働のコールセンター、2・4階は会議・研修室をそれぞれ設置している。(6月17日14:30 包装タイムス6月10日号に詳報)
06/14 日経トップリーダー大学で講演/説得的「人材育成論」に反響――富士特殊紙業 杉山仁朗会長
 グラビア軟包装業界有数の“顔”である富士特殊紙業(愛知県瀬戸市、以下フジトク)の杉山仁朗会長は5月15日、東京・赤坂で開催された「日経トップリーダー大学」(日経トップリーダー主催)で講演、引き続く90分余に及ぶ質疑応答も含め、熱い称賛を浴びた。
 同大学は独自の経営手法で先進的な結果を出している企業経営者が、経営者・経営幹部など少数の受講者に向け、独自の演題で講演、質疑応答を重ね語り合う“経営者がより深く学び、より広く体験する場”。1期毎月1回全12回開催で、杉山会長は第7期5月開催の講師を担った。水性グラビアへの挑戦、壁の高い新事業を掲げて老舗企業をけん引、事業を安定軌道に乗せた力量等々が評価されての選任だったようだ。(6月14日11:30 包装タイムス6月10日号に詳報)
06/13 経済産業省から感謝状/西日本豪雨災害などで支援――西段工ほか
 西日本段ボール工業組合(=西段工、大坪清理事長)と組合員企業6社はこのほど、平成30年7月(西日本)豪雨災害時の緊急対応で避難所生活の改善に貢献したとして、経済産業省の世耕弘成大臣から感謝状を授与された。同災害時、広島・岡山・愛媛各県との防災協定に基づき要請があり、段ボールベッド3867床や段ボール間仕切り540セットなどを供給していた。
 感謝状を授与された西段工組合員企業は、四国森紙業伊予事業所、桐原容器工業所、広島段ボール、サンコー、大和紙器瀬戸内工場、レンゴー。なお、レンゴーは平成30年北海道胆振東部地震での対応(段ボールベッド500床)も含まれており、恵庭工場・東京本社・広島工場・岡山工場・松山工場を代表し、大阪本社に授与された。(6月13日10:00 包装タイムス6月10日号に詳報)
06/12 来年春、学校設立を発表/パッケージデザインを学ぶ――JPDA
 日本パッケージデザイン協会(以下JPDA)は、パッケージデザイン学校を設立する方針を明らかにした。来年、協会創立60周年を迎える記念事業の一つとして取り組む方針。開講については、来年4月〜6月の間を目指す。
 JPDAに所属する会員数は、法人、個人合わせて約800人。クリエーションやマーケティング、製造に至るまで、あらゆる知見を集約し、外部へ発信する。
 このほかJPDAでは、創立60周年を記念し、複数のイベントを予定している。伊藤透理事長は「今期の活動方針『デザインを強くする』に向け、『交』をコンセプトに、人、モノ、考え方をクロッシングさせ、新たな価値を生み出そう」と語っている。(6月12日10:10 包装タイムス6月10日号に詳報)
06/12 段ボール原紙事業に参入/来年1月、中芯の生産を開始――北越コーポレーション
 北越コーポレーション(東京都中央区)は、段ボール原紙(中芯)事業を開始すると発表した。生産開始は2020年1月の予定。食品やネット通販向けなど、今後も伸長が見込まれる段ボール需要を取り込み、企業価値のさらなる向上を狙う。
 段ボール原紙(中芯)の生産には、同社新潟工場(新潟市東区)で停機する印刷用紙向け6号抄紙機を改造して使用。長年培ってきた洋紙や板紙などの高品質・低コスト・高効率操業に関する知見と技術も活用していく。年間生産能力は13万トンとしている。
 中期経営計画「V-DRIVE」で、五つのコア事業(洋紙・白板紙・特殊紙・紙加工・パルプ)を中心に展開する同社グループ。今回の参入で、事業ポートフォリオをさらに進化・拡大させる。(6月12日10:10 包装タイムス6月10日号に詳報)
06/11 PET容器成形に新技術/新工場での内覧会に世界から300人が参加――日精エー・エス・ビー機械

昨年竣工の「千曲川工場
 ストレッチブロー成形機メーカーの日精エー・エス・ビー機械(長野県小諸市)は、PETボトルなどの品質改善や強度向上、軽量化を図りつつ生産量増加も可能にする新技術を佐久市の新工場で行われた内覧会を通じ、国内外の需要家へアピールした。これらの内覧会には、40以上の国・地域から150社・300人が参加している。
 内覧会は、昨年完成した千曲川工場の本格的なお披露目も兼ねて行われた。工場面積は本社工場に匹敵する1万4千平方メートルで、研究開発の増強などを目的に建設されている。
 新工場での実演とともに紹介された新技術の名称は「ゼロ・クーリング」。同社のシステムはPET樹脂の射出から容器成形までを1ステップで行うが、射出工程での冷却時間を限りなくゼロにし、温調工程で冷却を行うことでサイクルタイムを短縮した。(6月11日11:30 包装タイムス6月10日号に詳報)
06/11 世界初幅狭カラーLEDで/産業市場向けラベルプリンター開発――OKIデータ

波多野徹社長と
幅狭カラーLEDラベルプリンター
 OKIグループのプリンター事業会社OKIデータ(東京都港区)はこのほど、世界初の幅狭カラーLEDラベルプリンターを開発、食品や飲料、物流業界といったインダストリー市場向けの戦略商品として販売していく。
 今回発表したのは、4色トナーモデル「Pro1040」と、特色ホワイトを加えた5色トナーモデル「同1050」の2機種。幅狭に特化したラベル専用カラープリンターにより、小ロット多品種のニーズにもカラーラベルのオンデマンド印刷が可能になる。また、白色印刷ができるので透明フィルムや色付きラベルへの印刷にも豊かな表現もできる。
 ラベル幅は5インチ(約13センチ)、最大直径8インチ(約20センチ)のロール紙がセットでき、大量印刷が可能。カット機能を標準装備し、ロール紙から必要な枚数のラベルを、印刷後にカットすることができる。(6月11日11:30 包装タイムス6月10日号に詳報)
06/10 AIで商品包装の校正省力化/現在の7割負荷削減目指す――大日本印刷
 大日本印刷(DNP)は、商品包装で法的表示が義務付けられている事項や成分内容等を、人口知能(AI)を活用し、チェック・確認する校正・校閲作業の省力化に向けたサービス事業を強化する。商品包装上で文字・画像認識した情報と原稿の情報をAIが照合、差異をアラート表示するのがサービスの概要で、表示された不一致箇所のチェックのみを人が担う。商品包装向け校正・校閲サービスとして、現在の校正・校閲作業の7割程度の負荷削減を目標に、2020年春の実用化を目指す。
 各業界で共通して遵守すべきルールを知識データベースとして標準実装し、そこに各企業の独自ルールを組み込むだけで、企業ごとに最適化した校正・校閲が可能になるSaaS(サース:ネッワーク経由でソフトウェアの機能を提供するサービス)型サービスの開発に向け、企業13社とともに合同検証の実施に乗り出す。(6月10日15:45 包装タイムス6月3日号に詳報)
06/07 粘着剤で「バイオマスマーク」/2アイテムを品揃え――リンテック

各種商品の表示ラベルなどに使用可能
 ラベル素材の粘着剤層で日本有機資源協会が運営する「バイオマスマーク」の認定を取得したラベル素材を全国展開しているリンテック(東京都文京区)はこのほど、溶媒に有機溶剤を使用しない環境配慮型のエマルションタイプ粘着剤を採用した新アイテムをラインアップし、5月29日から販売を開始した。
 同社ではこれまで、溶剤系の粘着剤を採用した4アイテムを展開してきたが、今回新たに環境配慮型のエマルション系の粘着剤を採用した2アイテムをラインアップした。同社は環境負荷の低減に寄与する製品の開発・拡販に注力しており、植物由来の原料を利活用したバイオマス粘着剤使用ラベル素材の提案もその一環。従来のバイオマスラベル素材と同様、「バイオマスマーク」の認定をラベル素材の粘着剤層として取得(認定番号:180102)。(6月7日13:00 包装タイムス6月3日号に詳報)
06/06 ジャム用の異物検査装置/光学技術、AIなど活用――ニコン/アヲハタ

作業現場の省力化、省人化に
 ニコン(東京都港区)は、ジャムやフルーツスプレッドに適した異物検査装置をアヲハタ(広島県竹原市)と共同で開発した。従来目視検査で行っていた作業を自動化し、作業現場の省力化、省人化につながる。
 アヲハタの異物や夾雑物を検出し除去するノウハウ、ニコンの光学技術に加えてAI技術のディープラーニングを活用することで、従来困難だったジャムなどの異物の自動検査が可能になった。
 すでに5月からアヲハタの主力商品「アヲハタ 55ジャム」などの生産ラインで稼働している。ジャムやフルーツスプレッドの製造工程には異物や原料のヘタ・葉・種などを取り除く工程がある。(6月6日10:00 包装タイムス6月3日号に詳報)
06/05 シュリンクフィルムは事業の柱/食品、建材、医薬用途で採用――東洋平成ポリマー
 合成樹脂を素材とし、包装資材および加工品を製造販売している東洋平成ポリマー(茨城県かすみがうら市)の、フィルム事業は堅調に需要を獲得している。中でもシュリンクフィルムは、食品、建材、物流、医薬関連など幅広い用途で採用され、事業の大きな柱となっている。
 茨城、福島、高知の3工場全てでインフレーション成形機を有しており、製造しているのはシュリンクフィルム、ストレッチフィルム、スリーブ、スーパーシュリンクフィルム(SSF)など。特にパレットガゼットシュリンクは製罐分野で高い国内シェアを獲得しているという。高品質であり5千〜7千缶を積載できる点が需要家からの評価を高めている。
 製造環境も徹底しており、クラス10万のクリーンルームを備えている。(6月5日10:00 包装タイムス6月3日号に詳報)
06/05 医薬品保冷ボックスをパナと共同開発/厳格な流通品質を実現――スズケン
 スズケン(名古屋市)は、パナソニック(大阪府門真市)開発の新素材を採用した、スペシャリティ医薬品専用保冷ボックスを共同開発した。温度変化に特別な配慮が必要な医薬品の流通品質を保つ。
 保冷ボックスはパナソニックの真空断熱筐体(=VIC)および蓄熱材を利用したもの。VICは部材をあらかじめ立体形状に整形することで断熱材の継ぎ目を少なく、冷気漏れを抑えられる。過冷却による凍結リスク、外気変動に影響せず年間を通して変わらない運用方法になる。
 温度変化に加え衝撃にも配慮が必要なスペシャリティ医薬品だが、今回の保冷ボックスへは必要に応じて緩衝材を使用することがある。使用した場合の温度管理には影響がないため、併用による品質保持にも貢献できるだろう。(6月5日10:00 包装タイムス6月3日号に詳報)
06/04 冷凍食品向けナイロン強化/新タイプ追加で食品ロス削減に貢献――グンゼ
 グンゼ(大阪市北区)が3月に販売を開始した冷凍食品用ナイロンフィルム「HEPTA(ヘプタックス)PGタイプ」は、耐屈曲性と耐磨耗性を向上させている。輸送時のピンホール発生を抑制することで、食品ロス削減に効果が期待される。同社が2016年に上市した「PFタイプ」とあわせ、冷凍食品市場の伸長に対応してラインアップの充実を図る。
 今回発売したPGタイプは、PFタイプと同等の物性を有したプレーンナイロンで、ラインアップはPFタイプ同様、15マイクロメートルと25マイクロメートルの2種類。バリアタイプのPFタイプは近年需要が拡大している冷凍チルド食品を主な用途とし、ノンバリアタイプのPGタイプは冷凍食品をターゲットとする。(6月4日10:00 包装タイムス6月3日号に詳報)
06/04 「PETが有用だからこそ」/海洋プラごみ問題の原因究明で共同調査――日本財団/日本コカ・コーラ

笹川会長(左)と日本コカ・コーラの
ホルへ・ガルドゥニョ社長
 「PETボトルなどのプラスチック包材は有用だからこそ、ほんのわずかでも海洋プラスチックごみ問題の原因となる可能性があるのなら、その実態を明らかにすることはきわめて重要」――。日本財団と日本コカ・コーラによる国内初の大規模な「陸域から河川への廃棄物流出メカニズムの共同調査」には、PETボトルを大量に使い、これからも使い続ける飲料メーカーという立場からの、冒頭のような思いが背景にあった。
 両者は、日本国内におけるプラスチック資源の適切な回収と循環利用の促進への貢献を目的に、全国8カ所で陸域から河川へ流出した廃棄物を約240キロメートルにわたり調査し、どのようなプラスチック資源がどういった経緯で資源回収スキームから外れ、河川や海にたどり着きやすいのかを明らかにする。(6月4日10:00 包装タイムス6月3日号に詳報)
06/03 化粧品にも環境対応の波/金属製メイク容器の試作品を披露――日東電化工業

試作品のイメージ
 化粧品業界では環境対応へのニーズが高まりを見せている。スキンケアブランドを展開する日東電化工業(群馬県高崎市)ヘルスケア事業部は、電気めっき技術を用いた金属製メイク容器を開発し、先の化粧品産業技術展「CITE Japan2019」で試作品を発表した。“使い捨てからの脱却”を意識し、リフィル式を可能にするリターナブル容器として提案していく。素材はアルミで、アルマイト染色によって着色。金属ならではの質感や、経年変化によって深みが増す点などを付加価値に、樹脂製品との差別化を強調する。(6月3日14:00 包装タイムス5月27日号に詳報)
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