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包装関連のニュースは次のように分類されています。
包装産業 パッケージデザイン

【2019年11月】

11/29 17の企業・団体が集う/海洋プラ問題解決に向けて――CLOMA

JAPAN PACK2019のCLOMA展示コーナー
 海洋プラ問題の解決に向け、プラ製品のリサイクルや代替素材の開発・導入を推進するCLOMA(クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス)事務局(澤田道隆会長)はJAPAN PACK2019に初出展、会員の17企業・団体がブースを設けた。大黒工業、稲畑産業、エフピコなど各社は、地球規模の問題に対応するさまざまな観点で展示を行っていた。2019年1月設立のCLOMAは産業環境管理協会に属し、官民・企業間連携の促進により「クリーン・オーシャン」を実現する新たなソリューションの発信を目指す。(11月29日9:40 包装タイムス11月25日号に詳報)
11/28 自動搬送ロボットの新製品/シリーズ最大の搬送重量250kg――オムロン
 オムロン(京都市下京区)は、自動搬送ロボットの新製品「モバイルロボットLD-250」を発売した。シリーズ最大の250kgまで搬送可能で、人や障害物を自動で回避しながら最適なルートを自ら考え、決められた場所に荷物を届ける。ロボット上部面積を従来の約2倍にしたことで、大型の自動車部品やかさの大きい梱包材といった搬送作業の自動化に貢献。従来品よりも頑丈な金属カバーで覆われており、意図せぬ外部の衝撃やより過酷な作業に耐えられる。搬送重量(ペイロード)の異なる同社製モバイルロボットを一度に制御する業界初のシステム「フリートマネージャ」と連携すれば、より柔軟で最適な自律搬送を実現する。(11月28日10:00 包装タイムス11月25日号に詳報)
11/28 PLAブロー成形の技術確立/優れた透明性や強度を実現――立花容器
 立花容器(岡山県矢掛町)は、生分解性樹脂を含むバイオマス原料を用いた2延伸ブロー成形ボトルの量産化技術を確立した。PET樹脂製品に近い高透明性や強度を備えており、サンプル品の評価も上々という。環境に配慮したパッケージへの関心が高まる中、多分野から引き合いが得られるものと期待される。
 このほど確立したのは、ポリ乳酸(PLA)樹脂を100%使用したブローボトルの製造技術。PLA以外にも、さまざまなバイオマス樹脂を用いた成形に対応可能という。すでに得意先への案内を進めており、主要顧客の食品メーカーなどから多数の引き合いがある。(11月28日10:00 包装タイムス11月25日号に詳報)
11/27 スマートファクトリーへの回答/新型メルターを発表――ノードソン

初公開された「プロブルーフレックス」
 ノードソン(東京都品川区)は先のJAPAN PACK2019で、ホットメルト接着剤塗布用の新型メルター「プロブルーフレックス」を日本初披露した。これは、全世界で16年間販売されているプロブルーシリーズの後継機種。開発に3年以上をかけ、内田勝社長が「スマートファクトリーに向けたノードソンの回答」と力を込める次世代メルターだ。これまでのメルターの課題をカバーするため設計を全面的に見直し、基本性能の向上を図った。さまざまな通信形式をサポートし、リモート操作を可能にするBBconn Controlsを標準搭載した。本格的な販売開始は、改めてリリースされる予定。(11月27日10:25 包装タイムス11月25日号に詳報)
11/26 史上2番目の高水準/個装機械は過去最高を更新――包装・荷造機械の2018年度生産実績
 日本包装機械工業会(大森利夫会長)は先頃、「包装機械及び荷造機械 生産高・輸出入高統計資料」をまとめた。それによると、2018年度の総生産高は対前年度比4.3%増の4648億円で、1992年度に記録した4665億円に次ぐ史上2番目の高水準となった。個装・内装機械の生産高は2年続けて過去最高を更新。輸出高も6年連続で過去最高を更新した。同資料では、輸出の拡大基調が継続したこと、国内も人手不足に伴う省力化・自動化需要などで設備投資が堅調だったことなどが増加の要因だったとみている。(11月26日15:45 包装タイムス11月25日号に詳報)
11/26 段ボール高速IJPを納入/国内初号機、神崎紙器グループへ――オーシャンテクノロジー

Hanway社のデジタル印刷機
「Glory1604」
 オーシャンテクノロジー(東京都中央区)が日本総代理店を務める中国・Hanway社(広東省深圳市)の段ボール用高速デジタル印刷機「Glory1604」は今年10月、神崎紙器工業(兵庫県尼崎市)のグループ会社に納入された。これが国内初号機となる。プリントヘッドが動かないシングルパス方式のインクジェットプリンター(IJP)で、最大印刷速度は毎分150mに達する。
 納入先は、神崎紙器グループ新事業会社であるK・Dサービスの柏原工場(兵庫県丹波市)。販売元のモトヤ(大阪市中央区)と共催で実施された特別オープンハウスでは、段ボール業界向けIJPとして超高速とも言える運転速度、安全性が高い日本メーカー製の水性顔料インク、京セラのハイエンドな産業用プリントヘッドの採用などを主な特長に挙げていた。(11月26日15:45 包装タイムス11月25日号に詳報)
11/25 海洋プラごみから洗剤ボトル/国内で回収・再生し55万本生産――P&G

JOY Ocean Plastic
 プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(以下、P&G)は、ボトル原料の一部に海洋プラスチックごみを再生利用した台所用洗剤「JOY Ocean Plastic(ジョイ・オーシャン・プラスチック)」を発売する。再生された海洋プラの製品ボトルへの採用は、P&Gとして日本初の取り組み。原料となるごみの回収からボトル製造までの全工程を日本国内で行う。「JOY Ocean Plastic」は、容器の約25%に海洋プラを再生利用する。原料として用いるのは日本国内の海岸で回収した約6トンのプラごみで、パッケージの耐久性や透明度などの課題を乗り越え、55万本の大量生産を実現した。これは海洋プラスチックの再生製品として、一つの国に対する生産量では世界最大の規模となる(P&G調べ)。(11月25日13:50 包装タイムス11月18日号に詳報)
11/22 経済産業大臣賞を受賞/アイデア開発部門では初――サニー・シーリング

大臣賞を受賞した作品
 全日本シール印刷協同組合連合会(田中祐会長)が主催する「第29回シールラベルコンテスト」で、サニー・シーリング(宮崎県都城市)がアイデア開発部門の作品(No.705)で経済産業大臣賞を受賞した。同コンテストでアイデア開発部門がグランプリを受賞するのは史上初。粘着剤が異なる3種類の材料を、「どのようにして1つのシートに配置したのか」と審査員を驚かせたコンビネーションラベルが、審査員の関心事となり、またそれが最大の評価となった。なお、準グランプリには毎回上位入賞を続けているシモクニ(札幌市中央区)の作品と、精英堂印刷(山形県米沢市)の作品が受賞した。コンテストには、組合員・会友49社、94作品(前回49社、94作品)の応募があった。(11月22日9:35 包装タイムス11月18日号に詳報)
11/21 四面体包装に対応/初出展の自動充填包装機――ユーキ

「JAPAN PACK AWARDS 2019」で優良賞を受賞
 ユーキ(埼玉県川口市)は、JAPAN PACK2019で四面体包装「カップリーパック」を製袋できる自動充填包装機「VP‐M502 RD300」を初出展した。カップリーパックは汎用性の高い三角錐型のフィルムパッケージ。レーザーによるハーフカット技術で、三角錐の上部を切り取ることができる。袋の一辺の長さは最大200ミリに設定でき、大きなサイズのパックを製袋できる。交換パーツを1つのユニットにすることで、短時間でサイズの変更が可能。多品種小ロットの生産に適している。同機は「JAPAN PACK AWARDS 2019」で優良賞を受賞した。(11月21日10:10 包装タイムス11月18日号に詳報)

上部を切り取り、そのまま容器として使用できる「カップリーパック」
11/20 宅食容器のバイオマス化加速/独自のリサイクル全国展開へ――ワタミ
 ワタミ(東京都大田区)は、日替わり夕食宅配「ワタミの宅食」に用いる弁当・惣菜容器へのバイオマスプラスチックの採用を加速している。このほど、関東・甲信越・東北エリアの宅配容器を、バイオマス素材を含むプラ容器に変更した。これらの地域での弁当・惣菜の配達は毎日約9万食に上り、年間では約2400万食(約720トン)分がバイオマス容器に切り替わる見込みだ。すでにバイオマスプラ容器に変更しているエリアを合計すると、年間で約4500万食(約1350トン)の規模。来年3月までには、全国で配達に使う容器を全て切り替える予定としている。(11月20日10:50 包装タイムス11月18日号に詳報)
11/20 びんとアルミを完全分離/世界に先駆けて日本で発売――Guala Closures Japan

グアラ新製品のグリーンキャップ
(右)と、それに適応するボトル
 ワインやスピリッツなどクロージャーの設計を手掛けるGuala Closures Japan(東京都港区、以下グアラ)は、びんと完全分離するアルミニウムキャップ「グリーンキャップ」を設計、先のJAPAN PACK2019で世界に先駆けて紹介した。ボトル開封後、スカート部分を回して簡単に外すことができ、リサイクル性に優れる。同展ではグリーンキャップに加え、それに適応するねじ口のびんと、専用のキャッピングヘッドもあわせて展示した。びんは日本山村硝子(兵庫県尼崎市)が製作し、キャッパーなどのテクニカルサービスと国内販売はきた産業(大阪市生野区)が対応する。(11月20日10:50 包装タイムス11月18日号に詳報)
11/19 豆腐生産にAI導入/省力化・自動化のモデル工場に―――四国化工機
 四化工機(徳島県北島町)は2020年秋完成を目指し「さとの雪」ブランドで展開する豆腐製品の増産計画を発表しているが、スマートファクトリー化≠指向しAI(人工知能)やロボットなど省力化・自動化の最先端技術を集約するモデル工場としての建設を明らかにした。目視以外では難しいとされた豆腐の検品を自動判定で行い、効率化やコスト削減を図り競争優位を鮮明にする考え。(11月19日11:00 包装タイムス 11月18日号に詳報)
11/19 実用性高い新型縦ピロー/構造刷新、作業負担を軽減―――東自機

生産性向上に役立つ「TWFX」
 東京自働機械製作所(東京都千代田区)はこのほど、縦ピロー包装機の新型「TWFX」を上市した。構造を刷新することで実用性を高め、フィルムのセットやフォーマーの交換などを容易にした。作業時間を短縮し、オペレーターの負担軽減に寄与する。同機は「JAPAN PACK AWARDS 2019」で優秀賞を受賞している。(11月19日11:00包装タイムス 11月18日号に詳報)
11/18 主力炭酸飲料に新サイズ容器/“少人数シェア”意識し700ミリリットルも――日本コカ・コーラ/コカ・コーラ ボトラーズジャパン

左から350ミリリットル、現行の500
ミリリットル、700ミリリットル
 炭酸飲料「コカ・コーラ」のPETボトルに新しいサイズが追加される。1人で飲み切りやすい350ミリリットルに加え、2人など少人数でのシェアを想定した700ミリリットルが登場する。いずれも家庭などで飲用するニーズへの変化を意識した。700ミリリットルボトルの導入はコカ・コーラとして日本で初めて。現行メインの500ミリリットルに新サイズ2種を加えることで、1.3倍の売り上げ増を見込む。2020年1月13日から東京、神奈川、千葉、埼玉のスーパーマーケットやドラッグストア、ディスカウントストア約8500店舗で先行販売を行う。(11月18日11:05 包装タイムス11月11日号に詳報)
11/15 幅350ミリの軟X線検査装置/かみ込みなどを高速で検査――サイエナジー

狭小なスペースに設置可能な「FIX‐7」
 サイエナジー(相模原市中央区)は、筐体の幅が350ミリの新型軟X線検査装置「FIX‐7」を先のジャパンパックで披露した。かみ込みやシワの検出に特化した装置で、狭小なスペースに設置できる点が特徴。四方シールのお茶の小袋など幅広いニーズを見込む。検査速度は最大毎分60メートルで、高速搬送に対応する。検査領域幅は120ミリとなっており、従来機と同等レベルの検査精度を実現した。品質検査の自動化に役立ち、生産ラインの高速化や効率化につながる。(11月15日10:00 包装タイムス11月11日号に詳報)
11/14 168社出展し盛況博す/初日には恒例の交流会も開催――しまなみパック'19
 「SHIMANAMI PACK(しまなみパック)2019」が10月23、24日の2日間、広島県福山市の福山ビッグローズで開催された。同展は、食に関わる包材・機器メーカーや商社などが最新情報を披露する総合包装展として2012年にスタートし、今年で8回目。新規25社を含む168社が出展し、過去最大規模で展開した今回は、中四国地方の小売流通や食品加工・飲食業などを中心に、業界関係者など、2日間で3445人が来場。昨年よりも369人増加し、過去最多を記録した。(11月14日10:20 包装タイムス11月11日号に詳報)
11/13 PEチューブを代替/品質、納期で優位性を提案――北四国グラビア印刷
 北四国グラビア印刷(香川県観音寺市)は、環境配慮包材のラインアップを拡充する。第1弾としてPEチューブ品の代替として「スマートパック」を製品化し営業活動を本格化する。PEフィルムベースの三方袋の形態ながら同等機能でダウンゲージを提案。クリーン化した自社工場で製造し、品質、納期などユーザーが求める製品として受注獲得への動きを強めていく考え。新製品「スマートパック」は、特性の異なるPEフィルムを複数組み合わせ製品化したもの。同じ厚みのPEチューブ製品に比べ表裏面で融点の差が生じ確実にシールが行えるなど強度も高く、フィルムの薄肉化につながり石化資源の使用量を減らす。(11月13日10:10 包装タイムス11月11日号に詳報)
11/13 宅配サイトと共同開発の容器/3層構造で汁漏れ・冷め軽減――エフピコ

麺とスープは別々に盛り付けられる
 エフピコ(広島県福山市)は、日本最大級の宅配ポータルサイト「出前館」(運営=夢の街創造委員会)と共同で開発を進めてきた麺類向けのデリバリー特化型容器の第1弾を販売開始した。配達後の料理の品質向上のほか、梱包時間の短縮、容器使用枚数の削減などをメリットとして訴求している。麺メニューの宅配において大きな課題といえるのが、汁漏れや料理の温度が冷めるなどの品質維持だ。新容器の開発に当たっては、ラーメンを扱う店舗での実証実験も行い、配達中にスープが漏れにくく、冷めにくい、3層構造の高機能容器を完成した。(11月13日10:10 包装タイムス11月11日号に詳報)
11/12 利便性高い新型横ピロー/回転式フィルムサプライなど――大森機械工業

フィルムを交換する際には軸を
低い位置にセットして作業できる
 大森機械工業(埼玉県越谷市)は、利便性の高い高速横ピロー包装機「NSW-7000」を開発した。リボルバー式フィルムサプライ装置を搭載するなど、オペレーターが扱いやすいモデルになっている。リボルバー式フィルムサプライ装置は、回転させて軸の位置を変えられるもの。フィルムを交換する際には軸を低い位置にセットして作業でき、作業負担の軽減につながる。フィルムを繰り出す際には軸の位置を高くして繰り出しローラーにセッティングしやすいように調整できる。(11月12日10:30 包装タイムス11月11日号に詳報)
11/12 超極薄の梱包用ラップ開発/3R具現化しLCA的にも優れ――司化成工業

4.8μmと極薄かつ強靭で、
超軽量なので作業者にもやさしい
 司化成工業(東京都台東区)は、フィルムの製膜時にあらかじめ延伸させる同社独自のプレ・ストレッチ製法により、厚み4.8マイクロメートルと極薄で超軽量の3Rを具現化した包装・梱包用のラップフィルム「ヨンパチラップ」をこのほど開発した。『人にやさしく、環境にもやさしい』を設計開発のコンセプトに製品化したもので、一般の手巻き用パレストフィルムィルムに比べ、極薄で超軽量でありながら、強靭さを兼ね備えているのも最大の特長。(11月12日10:30 包装タイムス11月11日号に詳報)
11/11 堅調も需給バランスに懸念/段ボール市場の調査結果を発表――矢野経済研究所
 民間調査会社の矢野経済研究所(東京都中野区)はこのほど、国内の段ボール市場を調査し、参入企業動向、需要部門動向、将来展望を「2019年版 段ボール市場の展望と戦略」にまとめた。2019年の段ボールシート生産高は、前年比0.8%増の145億800m2を見込む。一方で、段ボール原紙の増産ラッシュによる需給の不均衡を危惧している。調査期間は2019年7〜9月で、調査対象は段ボールメーカー、同原紙メーカー、エンドユーザー、商社、代理店ほか。(11月11日14:20 包装タイムス11月4日号に詳報)
11/11 ECサイトの提案強化/商品価値伝える折箱を発信――オリカ産業

展示会ではパッケージ事例も多数披露
 食品包装資材を製造販売するオリカ産業(大阪市北区)は、自社が運営する折箱とパッケージの専門サイト「折箱屋.jp」(https://oribakoya.jp/)の提案を強化している。弁当や和洋菓子、ギフト向け業務用製品を小ロット販売するECサイトとして展開するもので、近年ラインアップの拡充に力を注いできた。顧客への認知を一層広げるべく、展示会などで積極的な周知に取り組んでいる。(11月11日14:20 包装タイムス11月4日号に詳報)
11/08 「Complex Bottle」に世界的な栄誉/最高賞「Diamond Award」を受賞――大日本印刷
 大日本印刷(DNP)のDNP機能性フィルム複合型PETボトル「Complex Bottle(コンプレックスボトル)」がこのほど、包装界で世界的に伝統のある「The Packaging Innovation Awards」で唯一、最高賞「Diamond Award」の栄誉に輝いた。高級感に優れたデザインを施すことができ、酸素バリア性や遮光性が付与できることなどが評価された。日本企業の最高賞の受賞は1995年以来、2例目となる。今回は世界30か国以上から過去最多の250点近い応募があった。(11月8日10:05 包装タイムス11月4日号に詳報)

授賞式は10月21日に開催
(右から2人目がDNPテクノパックの鈴木康仁社長)

受賞した「Complex Bottle」
の製品例
11/08 消費者理解深める展示集う/暮らしの包装商品展2019開催――JPI
 日本包装技術協会(=JPI、矢嶋進会長)は、東京駅地下道直結の商業施設・KITTEで「暮らしの包装商品展2019」を開催した。10月10、11日の2日間で9601人が来場。「2019日本パッケージングコンテスト」と「第43回木下賞」の受賞作品が展示され、ユーザー企業や包装企業など14社2団体の出展ブースも設けられた。「包装関係者と消費者が共に集い、みんなで考える暮らしにやさしい包装」をコンセプトに、クイズラリーを併催するなど、一般消費者の包装への理解を深める内容となった。(11月8日10:05 包装タイムス11月4日号に詳報)
11/07 紙ストロー・紙容器を発売/環境配慮のラインアップ拡充――DNP・SIG Combibloc

SIGの無菌充填システムに対応
 大日本印刷(東京都新宿区)と、紙容器メーカー世界大手のSIG Combibloc Group(以下SIG)の合弁会社であるDNP・SIG Combiblocは、日本国内で紙ストローと植物由来原料を使用した液体紙容器を発売し、環境に配慮した製品ラインアップを拡充する。これらはSIGが開発して海外展開しているもので、同社の無菌充填システムに対応。
 紙ストローは口径6mmで、ストロー穴にしっかり刺すことのできる強度を備えている。液体紙容器「SIGNATURE PACK100」は森林認証紙がベースで、紙以外の樹脂にも植物由来原料を使用。バリア性の必要な製品向けには、アルミ箔を付加した「SIGNATURE PACK FULL BARRIEER」もラインアップしている。(11月7日10:10 包装タイムス11月4日号に詳報)
11/06 紙ストロー生産機を国産化/糊はヘンケルジャパンが対応――ミヤコシ
 印刷加工機メーカーのミヤコシ(千葉県習志野市)はこのほど、ストロー生産機「STO-001」の国産化に成功した。10月23日と24日には、千葉県八千代市の同社POD開発事業部で内覧会を開き、当初の予想を超える220人余りが来場。この席上、同機を本格的に販売していくことが正式発表された。
 生産スピードは最速で毎分150本。接着剤は衛生的かつ安全性を第一にという観点から、ヘンケルジャパン(横浜市磯子区)の「AQUENCE EPIX(アクエンスエピックス)BC900F」を採用。紙ストローに求められる耐水性がもちろん耐油性、耐ブロッキング性にも優れている。(11月6日10:55 包装タイムス11月4日号に詳報)

四つのユニットで構成
11/06 米国展開一挙に拡充/製膜・一貫ライン本格稼働――細川洋行

本格的な離陸を始めたオハイオ・パック社
 細川洋行(東京都千代田区)の米国展開が拡充している。2017年3月に設立したオハイオ・パック(米国・オハイオ州)の印刷加工拠点が、このほど本格的な離陸を始めたからだ。製版から製袋に至るグラビア軟包材印刷加工の総合ライン、加えてインフレ製膜機を含めて稼動する現地拠点の始動をバネに、同社は北米市場での軟包装需要の取り込みに活動をおこした。“グラビア王国”日本を代表するコンバーターの一社が“フレキソ王国”米国(包装印刷の9割がフレキソ)において、どこまで成果を発揮できるのか。現地拠点離陸の行方は、今後を展望する上からもここ当分、業界関係者の関心が寄せられそうだ。(11月6日10:55 包装タイムス11月4日号に詳報)
11/05 プルーフィングシステム販売/廉価・高品質で印刷本紙対応――武藤工業
 武藤工業(東京都世田谷区)は、印刷本紙対応プルーフィングシステムの提供を開始する。軟包装印刷、紙器パッケージ印刷、一般商業印刷向けのもの。価格競争力に優れており、多品種少量発注が加速する情勢下、新事業の行方は関係者の注目を浴びそうだ。プルーフィング対応機種は630mmロールメディア対応のコンパクトサイズで、限られたスペースにもマッチする「VJ‐628MP」と、最大メディア幅16mm、1625mm幅のリジット&ロールメディアに対応するハイブリッドプリンタ「VJ‐1627MH」の2機種。(11月5日11:40 包装タイムス10月28日号に詳報)
11/01 中食容器需要に対応/ウーバーイーツと協同販促――シモジマ

環境配慮型包材などが並んだ、
シモジマかっぱ橋店6階のショールーム
 シモジマ(東京都台東区)は、同社店舗のかっぱ橋店6階ショールームスペースで、10月8日からテイクアウト・デリバリー用包材のサンプル展示を開始した。Uber(本社・アメリカ)が運営するフードデリバリーサービス「Uber Eats(=ウーバーイーツ)」と協同で販促を実施。10月8、9日には、ウーバーイーツを活用したサービスの利用を検討する事業者向けの説明会を実施した。(11月1日10:25 包装タイムス10月28日号に詳報)
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