B to Cでもあらゆるタイプを展開
兵庫県立大学の橋本佳明准教授、PRD(大阪府東大阪市)らの研究グループは、ワサビの辛味成分(AITC)がヒアリの燻蒸剤として有効であることを明らかにした。輸入コンテナや倉庫などの防虫対策として、ワサビ成分入り製品が注目を集めている。古くからワサビに抗菌作用があることは知られていたが、現在は科学的に「消臭・防臭」「防カビ」「防虫」「抗菌」の機能を持つことが証明されるようになっている。AITCは加工食品にも使用される安全な成分である一方、従来は揮発性が高いために長期的な使用などが難しいとされてきた。PRDはAITCを樹脂に練り込む技術を確立しており、ペレット、シート、フィルムなどの形でB to B、B to Cで展開を進めている。(10月14日11:05 包装タイムス10月12日号に詳報)