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包装関連のニュースは次のように分類されています。
包装産業 パッケージデザイン

【2020年11月】

11/30 「イエナカ需要」の拡大予測/帰省代わりのギフトを強化――楽天
 楽天(東京都世田谷区)は先頃、ネット通販「楽天市場」の年末年始商戦に関するプレス向け説明会を開催した。近年の傾向やコロナ禍の状況などを考慮し、同社の担当者は「イエナカ需要」のさらなる拡大を予測した。また帰省を控える人に向けたギフト「帰歳暮」などの訴求を強化する。新型コロナウイルスの影響でeコマース需要は急拡大している。今年4〜6月期の楽天市場の流通は前年同期比48.1%増加し、新規購入者も同63.1%増となるなど伸長している。(11月30日13:00 包装タイムス11月23日号に詳報)
11/27 安価でホログラムのような効果/偽薬対策のPTPシートにテクニカル包装賞――ニプロ
 ニプロ(大阪市北区)と昭北ラミネート工業(富山市)で共同開発の「光のあたり具合により文字が浮き上がる『偽造対策PTPシート』」が「2020日本パッケージングコンテスト」で「テクニカル包装賞」を受賞した。このシートにはPTP裏面の印刷下層に光の進入と反射を両立させる「グロスノンコート剤」(昭北ラミネート工業の登録商標)を用いて印刷する新技術「グロスノンパターン」を採用しており、上下左右に傾けると、光のあたり具合によって「NIPRO」等の文字やロゴを浮き上がらせることができる。今回のPTPシートへのグロスノンパターンの印刷は目視可能な偽造対策として患者や薬剤師にも判別しやすい仕様。印刷で実現できて、ホログラムなどよりも安価で対策が可能。(11月27日11:05 包装タイムス11月23日号に詳報)
11/26 米袋で環境配慮を提案/バイオマス、生分解素材に―――マルタカ
 マルタカ(大阪市中央区)が提案する「バイオマス米袋」「生分解性ポリ米袋」が話題だ。環境配慮に向けた具体的な取り組みが注目される中で、米袋を中心とする包材メーカーから、これまでにはない製品提案が行われ、好評を博している。かねて100枚から購入できる規格米袋やレジ袋不要でやわらか持ち手&tきの米袋「モテるんパック」など、省資源、省包装かつ利便性の高い米袋を提供する同社。「2020新作」として秋から冬へのキャンペーン展開に力を注ぐ中で、「バイオマス米袋」「生分解性ポリ米袋」が高い評価を得ている。「バイオマス米袋」は、生物由来の持続的に再生可能な有機性資源を原料に配合。印刷にも植物由来のインキを使用している。(11月26日12:00 包装タイムス 11月23日号に詳報)
11/26 “暮らしになじむ”商品集まる/オンラインイベント開催―――アスクル
 アスクル(東京都江東区)が運営する一般消費者向けインターネット通販サービス「LOHACO(ロハコ)」は、オンラインイベント「暮らしになじむLOHACO展.COM」を開催している。「暮らしになじむデザイン」をメインコンセプトに掲げ「サステナブル」「暮らしのお悩み解決」の2つのテーマのもと、大手メーカー23社と開発したデザインの商品30点を集めた。同展は今年で6回目の実施となる。毎年リアルイベントとして開催していたが、今年はオンライン形式を採用。11月17日18時〜12月16日17時59分の期間中、LOHACOサイトとLOHACO PayPayモール店で開催する。(11月26日12:00 包装タイムス 11月23日号に詳報)
11/25 史上最高の4718億円/19年度の包装・荷造機械生産――日包工
 日本包装機械工業会(=日包工、大森利夫会長)が先頃まとめた「包装機械及び荷造機械 生産高・輸出入高統計資料」によると、2019(令和元)年度の生産高は4718億円となり、28年ぶりに史上最高を更新した。個装・内装機械は3年続けて過去最高を更新。外装・荷造機械も2年ぶりにプラスとなった。同統計は19年4月から20年3月までの国内生産高と輸出入額を調査したもの。今年1月から新型コロナウイルスの感染が拡大していったが、調査期間においては影響はほとんどあらわれかった。輸出は7年ぶりにマイナスとなったものの、東京オリンピック開催による需要増をにらんだ設備投資があったことや、訪日外国人によるインバウンド消費などに支えられたことが増加要因になった。(11月25日13:30 包装タイムス11月23日号に詳報)
11/25 新開封式のALブリスター開発/紛失や落薬のリスク軽減――東洋アルミ/シオノギファーマ
 東洋アルミニウム(大阪市中央区)とシオノギファーマ(大阪府摂津市)は、アルミブリスター包装において錠剤やカプセル剤などの製剤を視認したうえで取り出すことができる新たな包装様式を共同開発した。従来のアルミブリスター包装で懸念される製剤の紛失や落薬などの医薬品紛失リスクを軽減し、服薬機会の損失につながるインシデント発生を予防する。11月25日に幕張メッセで開催する「第22回インターフェックスWeek東京」のシオノギファーマのブースで公開を予定しており、新様式のアルミブリスター包装として注目を浴びそうだ。(11月25日13:30 包装タイムス11月23日号に詳報)

ピール&プッシュタイプの新しいアルミブリスター包装
11/24 連結子会社の再編を発表/合併2件、グループ業績向上へ――レンゴー
 レンゴー(大阪市北区)は、グループ業績の向上を目的に、連結子会社の再編を2件発表した。2021年1月1日に、樽谷包装産業(大阪市西淀川区)が子会社のタルタニパック(同)を吸収合併する。2021年2月1日には、セッツカートン(兵庫県伊丹市)が共栄ダンボール(長野県豊丘村)を吸収合併する。これに際して共栄ダンボール(以下、現共栄ダンボール)は会社分割を行い、段ボールケース事業を行う子会社(以下、新共栄ダンボール)を新設。セッツカートンは段ボールシートを手掛ける現共栄ダンボールを吸収し、新共栄ダンボールは商号などを引き継いで存続する。(11月24日13:10 包装タイムス11月23日号に詳報)
11/20 チャック付きレンジ袋提案/中身の開発と充填にも対応――いしだ屋

チャック付きで幅広い用途を見込む
「チャレンジマイクッカー」
 ラミネートフィルム袋の製袋加工を行ういしだ屋(東京都中央区)は、チャック付きの電子レンジ対応パウチ「チャレンジマイクッカー」を提案している。同製品は高圧耐久チャックを採用し、未開封のままレンジで加熱調理が行える。加熱中は蒸気孔から蒸気が自動排出され、適度な圧力を保つことで圧力釜のような効率的な調理を可能にしている。幅広い温度帯に対応し、冷凍保存もできる。同社は先の「外食ビジネスウィーク」に出展し、中身の企画開発と充填も請け負う点を含め、包装ユーザーに加えて飲食店経営者や小売、卸売業者などにアピールした。(11月20日11:05 包装タイムス11月16日号に詳報)
11/20 工場増築して倉庫拡充/作業性向上、新分野に挑む――光製袋工業所
 光製袋工業所(京都市伏見区)は、受注量増加、納期遵守、生産性向上などに対応するため今年9月、本社工場を増築した。増築部分は2階建て、1階は倉庫、2階は休憩室、更衣室などを設置。敷地面積の増大および倉庫増床で、大型輸送トラックなどの荷受け作業が容易となり、加工製品やフィルム原反、資材などの保管効率が改善され作業性の向上に大きく寄与している。作業者のための福利厚生面の拡充も図られた。今後は場内をエリア分けし、注目される紙ベースの新素材に対応した専用機を設置し、紙製品加工にも積極的にチャレンジする意向を示す。付加価値の高い加工製品の提供で信頼も厚く、工場増築で業界における存在感を一層、鮮明にするものと注目されている。(11月20日11:05 包装タイムス11月16日号に詳報)
11/19 抗ウイルスラベルを開発/新型コロナ予防の啓発用も――進和ラベル印刷

新しい生活様式をコンセプトに独自開発
 進和ラベル印刷(東京支店=東京都千代田区)は“新しい生活様式”をコンセプトに、細菌やウイルスの感染予防対策として、粘着ラベルの機能性を応用した抗菌・抗ウイルス用ラベル「タッチバリア」と、新型コロナウイルス感染拡大を防止するための啓発ラベルの2タイプを独自開発し、このほど上市した。タッチバリアは、抗菌・抗ウイルス用フィルムを使用し、多くの人が頻繁に触れる部分に貼ることで細菌やウイルスの感染予防になるというラベルで、ドアノブ用、スイッチ用、フリーカット用に加え、疫病除けとして伝わる妖怪を印刷した『アマビエ』の計4種類がある。啓発ラベルは、ソーシャル・ディスタンスの確保を呼び掛けるもので、種類は入り口・玄関用、屋内フロア用、テーブル・イス用を用意した。(11月19日11:10 包装タイムス11月16日号に詳報)
11/19 対話的に設計できるAI/人との相互成長が可能に――東自機
 包装機械メーカーの東京自働機械製作所(=東自機、東京都千代田区)は、慶應義塾大学理工学部の桂誠一郎研究室と共同で、人と対話的に設計できる人工知能「バイラテラルAI」の基盤技術を開発したと発表した。設計者があらかじめ用意した「α」「log(u)」といった要素群を用いて最適化を行う手法で、AIの計算過程の物理的な意味の解釈が可能となり、人とAIの相互成長に役立つ。これまで培ってきた暗黙知・経験則・熟練技能などをモデル化し、データベースとして活用できるため、今後は工場のスマート化や自動化を推進すべく、自社製品への導入を行う方針。(11月19日11:10 包装タイムス11月16日号に詳報)
11/18 使用済みプラ再資源化事業に動き/複数企業が資本参加を発表――アールプラスジャパン
 プラスチックのバリューチェーンを構成する12社の共同出資により、今年6月から事業開始した新会社「アールプラスジャパン」への資本参加の発表が相次いでいる。新たに8社が表明し、現在までの参画企業は20社に拡大。共同出資事業では、米国のバイオ化学ベンチャー企業であるアネロテック社とともに、環境負荷の少ない効率的な使用済みプラスチックの再資源化技術の開発に取り組む。今後、業界の垣根を越えた企業間の連携が加速していくものと期待感が高まっている。(11月18日11:05 包装タイムス11月16日号に詳報)

参画企業の一覧
11/17 生分解フィルムが話題/紙との複合で採用に弾み――日生化学
 日生化学(香川県東かがわ市)が提案する生分解性プラスチックフィルム「Bio Pearl(バイオパール)-B」の採用機運が高まっている。これは、土中の微生物の力で水と二酸化炭素に自然に分解される三菱ケミカルの「Bio PBS」を原料に使用。紙やセロハンとの貼合用フィルムとして問い合わせが増加しており、SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みを具体化したいブランドオーナーや包装関連企業と共に最終のテスト段階にあるものも出ている。植物由来で分解性能、風合い、強度面に優れた性能を持ち、今後さらに引き合いが増えるものと注目される。(11月17日11:30 包装タイムス11月16日号に詳報)
11/17 “粉砕含浸シール”を強化/固形物の液中充填可能な旗艦機を発表――悠心

「第1回フードテックジャパン」に
出展するフラッグシップモデル
 悠心(新潟県三条市)は、固形物の液中充填を可能にする“粉砕含浸(商標登録済み)シール”の技術をパワーアップさせ、将来の自動化ライン構築の中心となる充填機「Universal(ユニバーサル)TypeV Ver.2」の開発を進めている。11月25〜27日には、幕張メッセで開催される「第1回フードテックジャパン」に、次世代を見据えた「Universal フラッグシップモデル」を発表する。
 新モデルは「サイレントカッター」により、充填スピードが1.5倍まで引き上げられた。また、液中連続充填での硬い固形物によるシール部の貫通液漏れ対策として、固形物だけを間欠で送り出す“高速間欠充填”も開発。このほか、生産効率や稼働率の向上につながる各種装置が搭載されている。(11月17日11:30 包装タイムス11月16日号に詳報)
11/16 注射容器用外観異物検査機/AI搭載で気泡の判別可能に――シンテゴンテクノロジー
 シンテゴンテクノロジー(旧ボッシュパッケージングテクノロジー、日本支社=東京都渋谷区)は、注射容器用の外観異物自動検査機「AIM5022S AI+」を上市した。画像処理にAI機能を標準搭載した点が特徴。従来は困難だった注射剤内の気泡と異物を判別できるようにした。良品の誤検知を減らし、コスト削減に寄与する。AI機能を搭載することで、注射容器のゴム栓上に生じた気泡を単一の検査ステーションで識別できるようにした。また従来の検査手法に比べて、異物の検知率は5倍に向上し、気泡による誤検知率は半減以下になることを実証したという。誤検知の低減で良品廃棄や再検査に伴うコストの大幅な削減も実現する。(11月16日13:20 包装タイムス11月9日号に詳報)
11/13 過去最高収益を更新/21年3月期中間決算を発表――エフピコ
 エフピコ(広島県福山市)は10月30日、2021年3月期の第2四半期連結決算を発表した。売上高は963億9500万円(前年同期比3.8%増)で、過去最高となった。営業利益は83億1100万円(前年同期比17.1%増)、経常利益は85億6400万円(前年同期比15%増)、当期純利益は56億5300万円(前年同期比16.8%増)となり、いずれも過去最高益を更新した。通期連結業績予想を上方修正。売上高は1950億円、営業利益は175億円、経常利益は182億円を見込む。(11月13日11:05 包装タイムス11月9日号に詳報)
11/12 RFID活用、食品ロス削減実験/コンビニ店舗で実証実験――経産省
 経済産業省はこのほど、コンビニエンスストアの店舗で電子タグ(RFID)を活用した食品ロス削減に関する実証実験を行うと発表した。RFIDを活用し、商品の在庫状況や消費期限を管理することで、店頭における省力化や食品ロスの削減・廃棄率の低下など、サプライチェーンの効率化・生産性向上が期待される。今年11月〜12月にかけてファミリーマート(京王プレッソイン池袋店)やポプラ(鬼子母神店)の店舗などで実証実験が行われ、廃棄率の低下や省力化等に関する効果を検証する。(11月12日11:10 包装タイムス11月9日号に詳報)
11/11 SDGs推進支援サービス/研修から経営との紐付けまで――タカヨシ
 印刷業務や販促企画を手掛けるタカヨシ(新潟市江南区)は、SDGs推進支援サービスを開始し、提案を進めている。SDGsに関する基礎研修から、経営指標などとのひも付けまで、さまざまなサービスを用意する。「SDGsに取り組みたいがやり方が分からない」といった悩みを持つ企業のサポートを行う。主なサービス内容は「SDGs導入プラン」「SDGsブランディング」「SDGs経営、事業計画プラン」の三つ。「SDGs導入プラン」では基礎研修や社内報での告知などを通して、社員のSDGsに対する理解の向上を目指す。目標設定や人事考課と結び付けて取り組むことで、習慣化や業務改善にもつながるという。(11月11日11:05 包装タイムス11月9日号に詳報)
11/11 IJPのミッドレンジ機/メンテなしで最大8千時間稼動――マーケム・イマージュ
 マーケム・イマージュ(東京都江東区)は、小文字用インクジェットプリンター(IJP)のミッドレンジモデル「9330」を年内にも上市する。シンプルかつ使いやすい汎用機で、メンテナンスなしで最大8千時間の安定稼働を実現。MEKフリーや各種の機能性を特徴とする12タイプのインクをそろえた。使いやすく操作ミスのないタッチパネル式のユーザーインターフェースを搭載。印字ヘッドのオートクリーニングシステムにより、数週間の非稼動期間後も電源を入れてすぐに印字を再開できる。(11月11日11:05 包装タイムス11月9日号に詳報)
11/10 物流現場の省力化を支援/コンパクト仕様のロボットパレタイザー――スター精機
 スター精機(愛知県大口町)は、射出成形用取出ロボットの開発で培った技術力を水平展開し、直交ロボットパレタイジングシステムを開発、物流現場の人手不足と重労働作業の改善を提案していく。ラインアップは、レイアウトに合わせてストロークを柔軟にアレンジできる「PXWシリーズ」、全高2000ミリと天井の低い現場に導入可能な「PXシリーズ」の2モデル。一般的な多関節ロボットと比較して、動線がシンプルで効率的なため、大幅な省スペース化が可能になる。可搬重量は、PXWシリーズが20キロ、35キロ、50キロの3タイプ(ハンド重量含む)。PXシリーズが10キロ。(11月10日11:40 包装タイムス11月9日号に詳報)
11/10 前取り作業を自動で/他社の製袋機にも連結可能――キョウエイ
 キョウエイ(大阪府富田林市)はこのほど、熟練が必要とされた製袋品の前取り作業を無人化する新タイプの自動包装機を開発した。オートスタッカー集積装置付き製袋機であれば、他社製のものでも連結対応できるのが特徴。製袋工場のクリーン環境を保全するため、また人材不足が起因して加工現場の省力化装置が注目される中で、製袋加工の“無人化”を指向する新たな提案が早くも注目されている。(11月10日11:40 包装タイムス11月9日号に詳報)
11/09 袋麺・カップ麺に特化/かみこみX線検査機――システムスクエア

カップ麺用かみこみX線検査機
 システムスクエア(新潟県長岡市)は、袋麺やカップ麺に特化した「かみこみX線検査機」を開発した。従来はワークに応じてその都度、機械の設計・製造を行っていたが、袋麺やカップ麺に特化したモデルを開発することで生産効率を高め、納期の短縮に寄与する。X線と光学カメラにより、かみこみのほか、異物、相対質量、形状も同時に検査できる。出入口に鉛ゴムのノレンがなく、非接触で検査可能なノレンレスタイプも両モデルで用意。このほかにも同社は、袋麺やカップ麺の検査を効率化する製品の訴求を強めている。(11月9日13:00 包装タイムス11月2日号に詳報)
11/09 包装テープ市場を席巻/1000m長尺クラフトで攻勢――積水化学工業
 積水化学工業の高機能プラスチックスカンパニー機能テープ事業部(東京都港区)は、「脱プラ」「減プラ」の急加速を背景に、主力製品であるクラフトテープの販売強化に乗り出している。10月6日には、長さ1000mの長尺クラフトテープの本格販売を発表。同製品は環境配慮に加え、テープ交換頻度が半減するため現場作業の効率化にも大きく寄与する。同社では、長尺クラフトテープと長尺対応機械について、2022年度の年間販売目標を合計30億円としており、「拡大の見込める長尺市場をクラフトテープで席巻したい」と力を込める。(11月9日13:00 包装タイムス11月2日号に詳報)
11/06 テイクアウト容器を拡充/中皿使い効率化、訴求力向上――北原産業

「KF-54黒」と4タイプの中皿容器
 北原産業(岡山県倉敷市)は、テイクアウト容器のラインアップを拡充し営業提案を加速させている。レンジ対応タイプのKFシリーズに、新たに「KF-54黒」を加え、4タイプのPP製中皿容器と共に提案活動を本格化。中皿の組み合わせでメニューバリエーションが図れ、ディナー、ランチ、スイーツなど幅広いジャンルの容器として引き合いが増加している。同シリーズは、PPフィラーを素材とした外嵌合タイプの弁当容器で、「白」「黒」「朱」や独自性の高い「かすが」などの色柄、形状、多くの仕切りをそろえ、好評を得ている。(11月6日11:05 包装タイムス11月2日号に詳報)
11/05 コンベヤー型の真空包装機/量産タイプ、液体包装に対応――TOSEI
 TOSEI(営業本部=東京都品川区)は、ベルトコンベヤー型の真空包装機を開発した。真空・シール・排出工程を自動化した量産型で、ベルトの上に袋詰めした商品を並べれば自動的に一連の包装作業が行われる。ベルト角度を調整することで、漬物など液体の入った食品でもこぼさずに包装できるようにしたという。現在5機種をラインアップし、カット野菜などを取りそろえるスーパー、ミールキットなどの需要が伸びている食品eコマースなどでの活用を見込む。(11月5日11:05 包装タイムス11月2日号に詳報)
11/05 箔押し加工の新技術開発/輸送中の小傷や箔剥がれ防ぐ――Sakae Plus

平面でありながら立体的な
仕上がりを1工程で実現
 Sakae Plus(大阪市城東区)はこのほど、疑似エンボスと箔押し加工を1工程で仕上げる新技術「ミラクルエンボス」を開発した。箔押し版で浮き出し効果を生み出すもので、表面の手触りはフラットだが、見た目には"ぷっくり"とした立体感を実現。同時に光沢のある箔押し加工を施すため、特別感や高級感を訴求する。凹凸のあるファンシーペーパーやタック紙にも対応でき、高価な彫刻版と比べて3分の1の価格で提供する。加飾面の表面がフラットであるため、輸送中の小傷や箔剥がれの心配もない。紙器パッケージをはじめPOPラベルでの採用を目指す。(11月5日11:05 包装タイムス11月2日号に詳報)
11/04 上海で印刷・紙加工の総合展/成功裏に閉幕、オンラインでも――All in Print China 2020

5日間で約7万人が来場
 10月12〜16日の5日間、中国・上海の上海新国際博覧センター(SNIEC)で開催された「All in Print China 2020(第8回中国国際印刷技術・機械展)」は、6万9668人の来場者を得て成功裏に閉幕した。初めてオンライン展示プラットフォーム「All in Print Cloud」も開設された(11月10日まで)。同展の主催は、メッセ・デュッセルドルフ(上海)と中国印刷技術協会、中国印刷科学技術研究所。中国で新型コロナウイルス感染症が流行した後、印刷・包装業界に向けた最初で最大の国際総合展示会となった。中国をはじめ、日本、米国、ドイツなど10カ国から687の世界的ブランドが集い、最先端の技術や製品を展示した。(11月4日11:30 包装タイムス11月2日号に詳報)
11/04 精英堂が6度目の日本一に/山形県勢がトップ3を独占――シールラベルコンテスト
 10月16日、全日本シール印刷協同組合連合会が主催する「シールラベルコンテスト」の結果が発表され、精英堂印刷(山形県米沢市)の日本酒ラベル(作品No.404)が日本一の経済産業大臣賞を受賞した。30回目の節目を迎えた同コンテストの歴史の中で、同社は6度も最高の栄誉に輝き、その受賞回数でも国内トップを誇る。また、準グランプリに相当する経済産業省商務情報政策局長賞にも同社の焼酎ラベル(作品No.403)が受賞。同賞には山形県の進和ラベル印刷(山形県上山市)の日本酒ラベル(作品No.203)が受賞するなど、山形県勢がトップ3(1〜3位)を独占するかたちとなった。(11月4日11:30 包装タイムス11月2日号に詳報)
11/02 協働ロボット事業に参入/独自AI活用、教示作業を大幅削減――京セラ
 京セラ(京都市伏見区)は、安全柵を設けず人と同じ空間で作業が行える「協働ロボット」事業に参入する。ロボットのティーチング作業を極小化できる独自のAI活用技術による協働ロボット・システムを開発。AI活用技術を核とした協働ロボット・システムの開発を進め、2021年に協働ロボット市場への事業参入を目指す。AI活用技術を取り入れることでプログラミング作業を大幅に削減。シンプルかつスピーディーに協働ロボットを作動させるようにするなど、生産現場の効率化に役立つ仕様にした。(11月2日13:35 包装タイムス10月26日号に詳報)
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