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包装関連のニュースは次のように分類されています。
包装産業 パッケージデザイン

【2020年12月】

12/28 創立60周年を祝して開催/海洋研究開発機構島村博士が記念講演――近畿包装研究会

あいさつする志智会長
 近畿包装研究会(志智誠夫会長)の創立60周年記念式典が11月4日、兵庫県立工業技術センターで開かれた。来賓・会員を含め約40人が参加。一部の会員についてはオンラインでリモート出席するなど、リアルとオンラインのハイブリッド形式を用いて進められた。同研究会の志賀会長によるあいさつと会員の今田克己氏による「包装による6次化支援チームの活動」に関する報告が行われた後、記念講演では、海洋研究開発機構の島村道代博士が「プラスチックごみによる海洋汚染と包装の果たす役割」と題し、深海ごみの最新事情と流出したプラスチックごみがもたらす海洋汚染の科学的事実について発表した。(12月28日13:05 包装タイムス12月14日号に詳報)
12/25 初のオンライン開催/年末研修会に60人参加――東日本梱包管理士会
 東日本梱包管理士会(菅原善一会長)は11月27日、毎年恒例の年末研修会を開催した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、今回は初のオンライン開催。「脳と心の使い方」の専門家である田島大輔氏(リバティーコーチング社長)を講師に招き、60人が聴講した。田島氏の講演「コロナ禍を生き残るための'脳と心'の使い方」では、人が落ち着いた精神状態でいられる場所や人間関係、職場などを指す「コンフォートゾーン」が、コロナ禍によって失われていると指摘。全く新しいコンフォートゾーンを意識的に作る必要性があるとし、未来志向や抽象度の高いゴール設定、エモーション・コントロールなどその方法論を分かりやすく指南した。(12月25日11:00 包装タイムス12月14日号に詳報)
12/24 SMTSの開催概要を発表/2月17〜19日に幕張メッセで――全国スーパーマーケット協会

記者発表会であいさつに立つ横山会長
 全国スーパーマーケット協会(横山清会長)は、2021年2月17〜19日に幕張メッセで開催する「第55回スーパーマーケット・トレードショー(SMTS)2021」の概要を発表した。同時開催の「デリカテッセン・トレードショー2021」「こだわり食品フェア2021」を含む3展合同で11月26日に都内で記者発表会が開かれ、実行委員長である横山会長らが出席した。
 今回のテーマは「“創”ニッポン」。コロナ禍ながら、11月15日現在で1472社・団体、2479小間の出展が予定されている。全国各地から自治体や地方金融機関などの取りまとめにより、1000社以上の地域産品メーカーが出展。海外からも6カ国、21社・団体が参加予定となっている。(12月24日11:05 包装タイムス12月14日号に詳報)
12/23 「えるぼし」企業に認定/三つ星取得、女性活躍を推進――レンゴー

「えるぼし」認定段階3のマーク
 レンゴー(大阪市北区)は、厚生労働大臣から「えるぼし」の認定段階3(三つ星)を取得した。この認定は、女性活躍推進法に基づき「女性の活躍に関する行動計画」を策定して「女性の活躍に関する情報」を公表した企業のうち、五つの評価項目の基準などを全て満たした場合に認定される。
 同社では、2014年4月に女性活躍推進室を設置し、女性が能力をさらに発揮できる企業風土づくりや環境整備に取り組み、16年5月には「えるぼし」の認定段階2(二つ星)を取得した。近年、女性の採用促進と職域拡大に注力してきたことで、改めて1ランク上の評価を受けた。(12月23日11:10 包装タイムス12月14日号に詳報)
12/23 優れた包装開発を紹介/パケコン入賞企業5社が登場――JPI中部
 日本包装技術協会中部支部(JPI中部)は、12月2日にZoomウェビナーを利用し「2020日本パッケージングコンテスト入賞作品発表会」を開催した。中部支部の会員企業で入賞した刈谷紙器、睦化学工業、ダイナパック、リンクス、京セラが入賞作品の開発過程や展望についての紹介を行った。具体的な数値や使用した素材にまで言及した内容もあり、参加者からは質疑応答だけでなく「興味深い内容」との感想も寄せられた。(12月23日11:10 包装タイムス12月14日号に詳報)
12/22 生活者起点で商品開発/ECならではのデザイン――アスクル

「暮らしになじむLOHACO展.com」
商品一例
 アスクル(東京都江東区)が運営する一般消費者向けインターネット通販サービス「LOHACO(ロハコ)」で開催されたオンラインイベント「暮らしになじむLOHACO展.com」は、「暮らしになじむデザイン」をメインコンセプトに、ECならではのパッケージデザインにこだわった商品を集めた。「サステナブル」「暮らしのお悩み解決」の2つをテーマに設定し、機能、デザインともに"生活者起点"の商品開発にメーカーと共に取り組んだ。(12月22日14:35 包装タイムス12月14日号に詳報)
12/22 “きらり”と店頭訴求/環境配慮と購買喚起に新提案――ホリックス

印刷をメタリック調タイプに変更
 ホリックス(福岡県筑紫野市)は、店頭訴求力向上へ両面防曇のOPPフィルム規格袋「生き生きパック」をリニューアルし製品の差別化提案に拍車を掛ける。野菜や果実など印刷規格袋で黄色を除くカラーインキをメタリック調に、合わせてフィルム厚みを20%削減した薄膜タイプに順次変更。環境配慮と購買意欲を高める製品展開に力を注ぎ存在感を鮮明にする考えだ。同社は「黄色を除くカラー印刷で使う全ての色で高輝度性を備えたインキに変更する。店内照明の明るさでも光が反射して"きらり"と販売棚から商品をアピールするはず」としている。(12月22日14:35 包装タイムス12月14日号に詳報)
12/21 interpack中止を発表/drupaもバーチャル展のみに――メッセ・ドュッセルドルフ
 独メッセ・ドュッセルドルフは、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2021年2月25日〜3月3日に開催を予定していた「interpack(インターパック)2021」の中止を発表した。また21年4月20〜28日に開催予定の「drupa(ドルッパ)2021」についてもリアルの展示会は中止し、オンラインイベントのみ開催することを発表した。次回のインターパックは23年5月の開催を予定。公式サイトでは業界のトレンドや開発、技術革新などの情報を継続的に更新していく。一方、ドルッパはオンラインイベント「virtual.drupa(バーチャル・ドルッパ」を21年4月20〜23日に開催する。(12月21日15:30 包装タイムス12月14日号に詳報)
12/18 TOKYO PACK初の奇数年開催/来年2月24日からビッグサイトで――JPI
 日本包装技術協会(=JPI、矢嶋進会長)は来年2月24〜26日の3日間、東京ビッグサイト(西1〜4ホール、南1〜2ホール)で「TOKYO PACK2021」を初の奇数年で開催する。開催に向けて11月30日に記者発表を行った。“未来(あす)を拓く 包みのテクノロジー”をテーマに、包装資材・容器、包装機械、印刷・包材加工機械、食品・医薬品加工機械、検査・計量・包装関連機材、包装デザイン&コミュニケーションサービス、次世代テクノロジー、包装・物流ソリューションなど包装に携わる最新情報が一堂に集まる国際包装展だ。11月2日時点で315社、1525小間の規模となっている。(12月18日13:25 包装タイムス12月14日号に詳報)
12/17 エコで破れにくい手提げ袋/別注印刷も小ロット・短納期で――山元紙包装社

「LIMEX Bag」の印刷イメージ
 オリジナルパッケージ企画・制作の山元紙包装社(大阪市都島区)は、このほどヤマゲンオリジナル商品「LIMEX Bag」を発売した。石灰石を主原料とする環境配慮素材を用いた手提げ袋で、耐水性・耐久性に優れ、従来の紙袋に比べて破れにくいのが特徴。ロゴなどの後刷りにも小ロット・短納期で対応する。既製品として用意する無地(白色)は、展示会などでの配布にも適したサイズ(W320×H450×D110mm)で、持ち手には再生原料100%使用の「エコハッピータック」を採用するなどエコを追求した。底部にはLIMEX製品である旨を説明するシールを貼付している。(12月17日11:05 包装タイムス12月14日号に詳報)
12/16 課題解決のヒント/『売れるパッケージデザイン150の鉄則』――プラグ

小川亮社長の新刊『売れるパッケージデザイン150の鉄則』
 パッケージデザイン開発と商品開発支援を行うプラグ(東京都千代田区)の小川亮社長の新刊『売れるパッケージデザイン150の鉄則』が10月26日、日経BP社から発刊された。パッケージデザインに携わる人の悩みや課題に欠かせない鉄則を150に収録。主な内容は「デザインの7割はオリエンテーションで決まる」「デザイン5つの評価軸」「デザイン制作前に評価項目を決める」「良いデザインとは何か」「一番伝えたいことは何か」「デザイナーの持つ3つの力」など。ブランドマネージャーや商品開発担当者、デザイナー、管理者向けの内容となっている。定価は2900円+税。(12月16日11:05 包装タイムス12月14日号に詳報)
12/16 耐水強度に優れた印刷用紙開発/脱プラ需要の高まりに応え――リンテック

冷蔵・冷凍食品の包装や地図など幅広い用途に
 リンテック(東京都文京区)は冷蔵・冷凍食品の包装や手提げ袋、商品のタグなどに向けて、耐水強度に優れ、ぬれても破れにくい印刷用紙「プラレスペーパーCoC(シーオーシー)」を開発し、販売を始めた。昨今の脱プラスチック需要の高まりにも応える。コーティング加工を施した片面塗工タイプは、表面が滑らかで光沢感が高く、写真や色の再現性に優れている。非塗工タイプは、各種印刷方式に幅広く対応し、汎用性が高いことが特徴。(12月16日11:05 包装タイムス12月14日号に詳報)
12/15 国内に縦ピローのテスト機/標準機で紙・単一プラ包装も――シンテゴンテクノロジー
 シンテゴンテクノロジー(旧ボッシュパッケージングテクノロジー)は、一般的なラミネートフィルムに加え、紙・単一プラスチックに対応する縦型ピロー包装機のテスト機を埼玉県滑川町のむさし工場に導入する。導入は2021年度中を予定。従来はオランダに包装資材を送ってテストを行っていたが、今後は顧客の要望に応じてサンプルをスピーディーに作成できるようになる。また導入する縦ピロー包装機は、サイズパーツを変更するだけで7種類の異なる包装形態を実現する点にも大きな特徴がある。(12月15日11:35 包装タイムス12月14日号に詳報)
12/15 春以降は回復基調に/2021年段ボール需要予測――全国段ボール工業組合連合会
 全国段ボール工業組合連合会(大坪清理事長)は、2021年の段ボール需要予測を発表、前年比101.4%の143億m2と予測した。2020年の段ボール需要は前年を下回る状況が続き、1〜10月集計で前年比96.8%、1〜12月累計では141億m2(前年比96.6%)を見込む。2021年の国内経済は、回復ペースは緩やかなものにとどまるとみられており、民間調査機関による実質GDP成長率予測はおおむね+3%強となっている。需要予測値は、こうした経済見通しと各需要分野の動向を考慮したものとなっている。期間別内訳は、前年の4〜9月の落ち込みの反動と回復基調を見込み、1〜3月99.0%、4〜9月102.5%、10〜12月101.5%と予測した。(12月15日11:35 包装タイムス12月14日号に詳報)
12/14 環境配慮の新包装材料/バイオマス由来で生分解性も――レンゴー

「REBIOS」を使用した
パッケージの一例
 レンゴー(大阪市北区)はこのほど、武生工場で生産するセロファンや紙をベースに、生分解性素材を組み合わせたパッケージング材料の新シリーズ「REBIOS(レビオス)」を上市した。海洋プラスチックやマイクロプラスチック問題の解決に貢献するものと期待される。REBIOSはバイオマス由来のセロファンや紙を最大限に活用しており、高いバイオマス度と生分解性を有する。また、生分解性樹脂と複合することでヒートシール性や防湿性も付与され、食品、日用品、衣類、衛生材料などのパッケージとして幅広く使用できる。同社では、今後も同シリーズの拡充を図る意向を示す。(12月14日11:20 包装タイムス12月7日号に詳報)
12/11 どこでも手軽に印字/手持ち型IJPの新製品――MXマーキング

シリーズ最小クラスの
コンパクトな本体
 エムエックスマーキング(東京都中央区)は来年初めから、手持ち型インクジェットプリンター「jetStamp」シリーズの新製品「jetStamp 990」を発売する。シリーズ最小クラスのモデルで、どこでもすぐに印字ができる手軽さなどを訴求し、中小事業者を中心とした需要層への販売促進を図る。990は軽量で持ち運べるコンパクトなIJPで、手で持って対象物に直接印字するため作業場所を選ばない。またアセンブリーラインへの組み込みも可能だ。日付や時間、文字、数字などの1行または2行印字に対応し、IJP導入のエントリーモデルとして十分な機能を備える。(12月11日11:15 包装タイムス12月7日号に詳報)
12/10 環境配慮型製品を拡充/エンボス柄でバイオ認証を表示――中川製袋化工
 中川製袋化工(広島県大竹市)は環境配慮型製品の拡充に積極的に取り組んでいる。このほど、グリーン(バイオ)ポリエチレンを原料に配合したHDPE素材のレジ袋「バイオじゃろ25」を製品化し、本格的な提案活動を開始した。印刷インキを使用せずエンボス柄を利用してバイオマス認証を表示。リサイクル適性が高いことが特徴。今後、製品の持つ機能性について広く周知に力を注ぐ考え。同製品はサトウキビの残渣を原料とする「グリーン(バイオ)ポリエチレン」を原料に配合している。環境負荷低減効果があり、植物由来25%以上の原料を含むことからバイオマスマーク認証を受け、“レジ袋”有料化対象外となり無償配布も可能。(12月10日11:20 包装タイムス12月7日号に詳報)
12/09 箱詰めなど多様なデモを用意/協働ロボのバーチャル展示会――ユニバーサルロボット

日晃オートメの製品箱詰めシステム
 ユニバーサルロボット(東京都港区)は11月9〜22日、同社製協働型ロボットのバーチャル展示会「THE COBOT EXPO JAPAN 2020」を開催した。箱詰めや検査などさまざまなデモンストレーションを実施することで、協働ロボットの具体的な活用方法を来場者がイメージしやすくなるよう工夫した。展示会には同社のパートナー企業22社が出展。会場では同社製協働ロボットの周辺機器プラットフォーム「UR+」を活用したデモ、パートナー企業のロボットSierによるデモが行われた。日晃オートメは製品箱詰めシステムを披露。重量検査後の瓶製品を次工程のボックス内に移載するシステムで、特徴は千鳥配列が可能な点。ボックスに瓶を隙間なく移載することで積載効率を高められる。(12月9日11:10 包装タイムス12月7日号に詳報)
12/09 紙製のスーツ配送用袋/PE製からの転換で共同開発――ザ・パック

オーダースーツを梱包した
「ペーパーパックランナー」
 ザ・パック(大阪市北区)は、オーダーメイドスーツを手掛けるオンワードパーソナルスタイル(東京都港区)との共同開発により、紙製配送用袋「ペーパーパックランナー」を実用化した。オンワードパーソナルスタイルのオーダーメイドブランド「KASHIYAMA(カシヤマ)」では、オーダースーツの梱包資材として、低い湿度を保ちシワや型崩れを防ぐポリエチレン素材の配送用袋を使用してきた。今回、地球環境保全に向けた取り組みとして、ザ・パックと共同でペーパーパックランナーを開発。紙製ながら従来品と同等の機能性を有しており、順次切り替えを実施する。(12月9日11:10 包装タイムス12月7日号に詳報)
12/08 キユーピーと森乳に「特別賞」/包装表示の“伝わりやすさ”評価――UCDA
 ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会(=UCDA、理事長:在間稔允理事長)が“分かりやすい表示”を対象とする「UCDAアワード2020」で、独自の視点や特徴的な評価結果を持つものを評価する「特別賞」に、パッケージデザインではキユーピーと森永乳業に選ばれた。前者は「キユーピーマヨネーズ」、後者は「クリープ(ステッィクタイプ)」の、それぞれパッケージ裏面における各種表示の分かりやすさが評価された。(12月8日11:45 包装タイムス12月7日号に詳報)
12/08 感熱紙フェノールフリー化へ/国内21年春から随時切替え――リコー

食品ラベルで使われている事例
 スーパーの食品ラベルや宅配便の配送ラベルなどで幅広く使用されている感熱紙のグローバルマーケットシェアでリーディングカンパニーのリコー(IMS事業本部=横浜市港北区)は、フェノール系化合物を使用しないフェノールフリーの感熱紙を国内では2021年春から販売を開始する。同社がワールドワイドで展開している感熱紙は、その主原材料にフェノール系化合物が多く用いられており、国内ではBPAが規制、またスイスでは代替材料であるBPSも規制の対象になっている。同社は最初のステップとして、同社の主力製品である「リコーサーマルペーパー/タイプ150LA-1」や「同135LA-1」などをフェノールフリー化する。さらに2026年をめどに感熱紙全製品でフェノールフリー化を図る。(12月8日11:45 包装タイムス12月7日号に詳報)
12/07 印刷技術で類似品を判別/海外向け医療用テープに導入――大塚包装工業

見る角度によってロゴマークが見え隠れする
 大塚ホールディングス子会社の大塚包装工業(本社企画課=徳島県鳴門市)は、偽装類似品を判別できるパッケージを開発した。見る角度によってマークが見え隠れする印刷技術を施したもので、ニチバン(東京都文京区)の医療用テープ「NICHIPORE(ニチポア)」の海外向け商品に導入された。
 医療用製品は、粗悪な品質の類似品が多数出回り、偽装類似品との判別が急務となっていた。同社はこれまでのノウハウを結集させ、従来の製造ラインで高品質かつ安定した模倣困難な印刷技術を確立。角度を変えることにより、印刷したロゴマークや文字が見え隠れするため、偽装類似品を目視で容易に見分けられるようになった。(12月7日13:25 包装タイムス11月30日号に詳報)
12/04 物流部門を簡易新設分割/グループ内物流体制の効率化へ――折兼
 折兼(名古屋市西区)は、11月16日付で物流部門を分割し、「株式会社折兼物流」を分割承継会社として、会社分割(簡易新設分割)を行ったと発表した。このほど設立した折兼物流では、折兼グループ内物流業務を行う。分割の目的について折兼は「お客さまの多様な物流ニーズに安定して応えるため」としており、物流部門を分割会社とすることにより、グループ内物流体制を効率化し、競争力確保に結び付ける。(12月4日11:00 包装タイムス11月30日号に詳報)
12/03 上村紙工の全株式を取得/九州地区の段ボール事業強化へ――大王パッケージ
 大王製紙傘下の大王パッケージ(東京都千代田区)は、11月2日付で段ボールケースを製造する上村紙工(福岡県苅田町)の全株式を取得して子会社化した。近隣拠点との協業によりエリア拡大、設備の有効活用、配送の効率化に加え、上村紙工の提案力を活用することで、九州地区の段ボール事業強化・拡大を見込む。上村紙工は、上村紙業(北九州市小倉北区)の苅田事業所を分社化して2014年に設立。工業製品ユーザーの多い地区に生産拠点があり、地場の優良な顧客に対して短納期で納品するノウハウを有する。20年5月期の売上高は6億8800万円、従業員数は47人。(12月3日11:00 包装タイムス11月30日号に詳報)
12/02 東京進出のWoltと連携/サステナTO容器の導入支援――TP東京

オンラインストア「TAKE PACK」では
パルプモールドや木、紙などを使ったデ
ザイン性の高いアイテムを取りそろえる
 TP東京(東京本部=東京都渋谷区)は、先頃東京への進出を果たした北欧発のフードデリバリーサービス「Wolt(ウォルト)」を国内展開するWolt Japan(東京都渋谷区)と連携し、全国の飲食店向けに、サステナブルな素材を使ったテイクアウト(TO)・デリバリー用容器の導入支援を開始すると発表した。これにより、Woltは加盟レストランからの要望がある場合、環境に配慮したサステナブルな容器の導入元の一つとしてTP東京のパッケージ専門オンラインストア「TAKE PACK」を提案。またWoltのアプリ内では今後、「TAKE PACK」の容器を含む環境配慮型パッケージの利用を促すキャンペーンを展開する予定だ。(12月2日11:00 包装タイムス11月30日号に詳報)
12/02 PSのケミカルリサイクル検討/共同事業体設立も視野に――DIC/エフピコ
 DIC(東京都中央区)とエフピコ(広島県福山市)は、ポリスチレン(PS)の完全循環型リサイクルの社会実装に向けた検討を本格化したと発表した。従来は食品包装容器として再生利用していなかった色柄付きの発泡PS容器をケミカルリサイクルによって再生し、トレーなどへの製品利用を目指す。両社はケミカルリサイクルに関する合弁会社を含めた共同事業体設立などの協業も視野に、モノマー還元技術を外部から導入することで、色柄付きの発泡PS容器の再生を実現し、PS製品の完全循環型リサイクルを目指す。(12月2日11:00 包装タイムス11月30日号に詳報)
12/01 おせちを個別包装で/“安心”も追求し新春料理で全面展開――石井食品

「祝春華」の配送イメージ
 「チキンハンバーグ」や「おべんとクン ミートボール」で知られる石井食品(千葉県船橋市)は、お重に詰めて伝統的な正月らしさを演出する2021年のおせち料理「祝春華」で、三段重のうち3段目の料理を個別包装に切り替えた。コロナ禍の中で“安心とおいしさ”を追求するための決断。このほかにも21年の新春料理では、一品一品の料理にかける衛生レベルを高めるため商品ラインアップが大幅に見直され、これに伴い個別包装の割合も高まっている。(12月1日15:00 包装タイムス11月30日号に詳報)
12/01 3R+再生可能な資源で梱包・結束材/持続可能な社会の実現に向け――司化成工業

バイオコーン平テープ
 司化成工業(東京都台東区)は、サステナブルな社会の実現に向けた取り組みを加速させる。その取り組みとして、3R(リデュース・リユース・リサイクル)と、再生可能資源への代替(リニューアブル)を加えた原則を基本に開発した新たな梱包・結束材などの製品群を、12月1日から随時リリースしていく。結束ひもでは、サトウキビを原料とした生分解性樹脂やPBSを使用した「バイオコーン平テープ」や「シュガー平テープ」、植物由来のバイオマスPEを25%配合した「バイオ平テープ25」など多様な品種を製品化した。(12月1日15:00 包装タイムス11月30日号に詳報)
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