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【ニュース分類】
包装関連のニュースは次のように分類されています。
包装産業 パッケージデザイン

【2021年2月】

02/26 ラベルレスに“新顔”登場/今春、一部店頭で販売開始――アサヒ飲料

飲み干したあと、簡単にはがすことが
できる極小ラベル
 今春、ラベルレス飲料市場に“新顔”が登場する。アサヒ飲料(東京都墨田区)が手掛ける新商品「『アサヒ おいしい水』天然水 シンプルecoラベル」がそれ。4月13日から東日本の一部エリアでテスト販売を開始。小売店や一部の自動販売機など単品販売で展開する。
 今回同社では、次世代な印象を与える新たなパッケージ開発に着手。ラベルのデザインから貼付場所、ボトルのフォルムなどを見直し、1年半弱の月日を費やし完成に結び付けた。(2月26日11:15 包装タイムス2月22日号に詳報)
02/26 段取り替え時間を短縮/原反繋ぎ片面・両面貼りに対応――萩原工業

脚光浴びる「HDF-705-1300」
 萩原工業(エンジニアリング事業部門・岡山県倉敷市)は、上下2軸センタードライブスリッター「HDF-705-1300」タイプの営業提案を本格化している。東京ビッグサイトで開催された「東京パック」展では、手順簡略化による作業時間の削減を実現する性能面の高さを、実演を通して来場者に訴求した。
 作業者負担の軽減や熟練を要さずとも均一、安定、高精度なスリット加工など、軟包装業界が求める課題に応えるスリッターとして同社では、段取り替え時間の短縮にこだわり軟包装市場に特化したモデルと位置付けて同機を開発し提案活動を繰り広げている。(2月26日11:15 包装タイムス2月22日号に詳報)
02/25 訴求力高い変形規格袋/実用性とデザイン性に評価高く――ベリーパック

「チャック付きスタンド
パック袋」など提案
 ベリーパック(大阪府枚方市)はこのほど、売り場訴求力の高い変形規格袋シリーズを製品化した。「チャック付きスタンドパック袋」「チャック付き三方袋」がそれ。これまでの印刷規格袋やスタンディングパウチ、変形袋とは一線を画し、実用性とデザイン性を兼ね備えたユニークな形状が特徴。取引先の評価も上々で今後、実績を伸ばすものと注目されている。(2月25日16:00 包装タイムス2月22日号に詳報)
02/25 金羊社を子会社化/朋和産業とで株式7割取得――レンゴー
 レンゴー(東京本社=東京都港区)は2月19日、音楽CD・映像DVD・ゲームソフトなどエンターテイメント関連のパッケージ分野で国内トップシェアを誇る金羊社(東京都大田区)を子会社化すると発表した。金羊社を子会社化することで、レンゴーグループがこれまで本格的に手掛けていなかったメディアパッケージ分野における事業展開を推進する。(2月25日16:00 包装タイムス2月22日号に詳報)
02/24 紙製ボトル投入へ着々/ハンガリーで今夏テスト――コカ・コーラヨーロッパ

種子や果実をベースとした
植物系飲料「AdeZ」の250ml
ボトル2千本を消費者に提供
 コカ・コーラヨーロッパは、昨年10月に発表した紙製液体ボトルのプロトタイプについて、今夏ハンガリーで試用テストを実施すると発表した。ボトルの性能評価と併せて新しい包装形態に対して消費者がどのように反応するのかを調査するのが狙い。紙製ボトルの本格投入に向けて、同プロジェクトはいよいよ重要な消費者テスト段階に突入する。試用テストは、2021年の第2クオーターにハンガリーで行われる予定。(2月24日14:20 包装タイムス2月22日号に詳報)
02/24 フルオープン缶で自然発泡/ダブルセーフティー構造も採用――アサヒビール

生ビールのような泡立ちを実現
 アサヒビールは4月、缶の蓋を全開すると泡が自然に発生する「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶」を発売する。フルオープン缶で、缶胴内に用いた特殊な塗料が自然発泡を実現する日本初の商品だ。飲料缶では初採用の“ダブルセーフティー構造”で、手や口を切る恐れもなく安心して飲用できる。また、缶の蓋が360度フルオープンになることで麦芽の香りを感じやすくなるとともに、口に流れる液量が多くなり、生ジョッキのような感覚でゴクゴク飲むことができる。(2月24日14:20 包装タイムス2月22日号に詳報)
02/22 ハイバリア紙包材開発/「TOKYO PACK」にも出展――DNP
 大日本印刷(=DNP)は、フィルムパッケージと同等レベルのバリア性がある紙製のパッケージ「DNPスーパーハイバリア紙包材」を開発した。再生可能資源である紙を使用することで、プラスチック使用量を削減する環境に配慮した包材であり、食品などの内容物を直接包装する一次包材としても使用できる製品だ。再生可能資源である紙を使用し、フィルムパッケージと比較してプラスチック使用量を削減する。同社では同製品を2月24〜26日に開催の「TOKYO PACK 2021」に出展する。(2月22日13:00 包装タイムス2月15日号に詳報)

ピロー袋(左)とチャック付きスタンド袋
02/19 抗菌加工技術を初採用/TOパスタのパッケージに導入――ESRホールディングス
 ESRホールディングス(東京都目黒区)は、テイクアウト用パッケージに大塚包装工業(徳島県鳴門市)の抗菌加工技術を採用した。ESRホールディングスが抗菌加工技術を自社パッケージに採用するのは初めて。2月8日、東京都港区の芝公園にオープンしたグルメパスタのファストフードレストラン「PULS(プルス)」の2号店から導入する。
 今回の新パッケージ採用に対し、同社CEOの堀川香織氏は「コロナ禍の折、注目を集める抗菌加工がご来店される皆さま方の安心安全に繋がれば幸いです」とコメントしている。(2月19日11:30 包装タイムス2月15日号に詳報)

印刷面には植物油インキを使用
02/18 印・フィルムメーカーと協業/CPPの市場開拓を目的に――DIC
 DIC(東京都中央区)はこのほど、BOPPフィルムメーカーであるJindal Poly Films(インド・ニューデリー)と協業実施に合意したことを発表した。DICでは、インド国内で機能性CPPフィルムの市場開拓を目的とした協業の可能性について検討を進めてきた。
 協業を通じて、日本で培った高度な技術を成長が期待できるインド市場に投入し、フィルム事業の拡大を目指す。将来的にはインド以外の地域でも協業を拡大することを検討している。(2月18日11:30 包装タイムス2月15日号に詳報)
02/17 緩衝材事例が木下賞受賞/空気の反発を抑えるエアー緩衝材――コニカミノルタ

開発したエアー緩衝材
 コニカミノルタ(生産本部第1製品設計部=愛知県豊川市)が推し進める「エアー緩衝材を用いた複合機包装」の取り組みが、日本包装技術協会(JPI)が主催する第44回木下賞で「改善合理化部門」を受賞した。木下賞は研究開発、改善合理化、新規創出の3部門で顕著な業績を挙げた包装関連技術を表彰するもので、包装業界で最も権威ある顕彰制度の一つ。従来発泡スチロールを使用していた複合機包装において、衝撃を熱に変換する独自のエアー緩衝材を開発し、緩衝材体積とCO2排出量を大幅に削減した功績が評価された。(2月17日11:10 包装タイムス2月15日号に詳報)
02/17 二酸化塩素発生器採用相次ぐ/関西のスーパー全店舗で販売――トライ・カンパニー

店舗で販売(置き型タイプ)
 保冷材製造大手のトライ・カンパニー(静岡県沼津市)は昨秋、本格的リリースした除菌・ウイルス除去の特性を持つ二酸化塩素分子を発生させる「キャッチクリン」がホテルなどの宿泊施設やカフェなどの飲食店で相次いで採用になったほか、店頭販売の商品として扱う包材・日用雑貨の流通業者も静岡県内から全国に広がっている。関西エリアで店舗展開しているスーパーも全店舗で販売を始めた。(2月17日11:10 包装タイムス2月15日号に詳報)
02/16 包装工程のDXを支援/IoT機能を包装機に標準搭載――凸版印刷

充填包装工程の監視・制御・分析が可能になる
 凸版印刷(東京都千代田区)は2月3日、充填機や包装機にIoT機能を標準搭載するサービスの提供を開始した。IoTの活用で充填包装工程のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援し、食品・飲料・化学業界の現場改善に寄与する。
 同社の装置製造知見を元に充填包装工程での品質向上のための追加センシングを行い、また包装機メーカーなどと連携してデータ収集の標準化を行うことで、IoT機能の標準搭載を実現。従来よりも導入コストの抑制につながるだけでなく、装置の導入と同時に充填包装工程の監視・制御・分析が可能になるという。(2月16日11:20 包装タイムス2月15日号に詳報)
02/16 新社長に笠井氏が就任――シモジマ

笠井義彦新社長
 シモジマ(東京都台東区)は4月1日付で代表取締役社長に笠井義彦氏が就任することを発表した。これにより経営体制の一層の強化と、持続的な成長および発展を目指す。笠井氏は現代表取締役専務上席執行役員営業統括本部長兼営業本部長。現代表取締役社長の下島和光氏は代表取締役会長に就く。
 笠井義彦氏(かさい・よしひこ)京産大卒。81年シモジマ商事入社。08年子会社のサンワ代表取締役社長。16年シモジマ上席執行役員。62歳。東京都出身。(2月16日11:20 包装タイムス2月15日号に詳報)
02/15 1枚からでも印刷/新たなシール通販サイト開設――橋本コーポレーション

通販サイト画面
 橋本コーポレーション(東京都八王子市)は2月1日より、1枚からでも手頃な値段で簡単に注文ができるシール・ラベルやステッカー専門の印刷サイト「シール直送便Light(ライト)」をオープンさせた。
 クリエイターの要望を加味し、橋本洋治社長の提案でもある「世の中を明るくすること」を前提にした、1枚からでも手頃な値段で簡単に注文ができる新たな通販サイトとして立ち上げた。(2月15日13:40 包装タイムス2月8日号に詳報)
02/12 鮮やかな高輝度印刷を実現/抗菌印刷も合わせて提案――新潟印刷
 新潟印刷(新潟市江南区)は、鮮やかな高輝度印刷が可能な印刷サービス「メタリックシルバー印刷」の提案に力を入れている。通常のオフセット印刷では得られない輝度感、光沢感、鏡面効果を実現する。
 メタリックシルバー印刷は、東京インキの広い色彩表現が可能なインキ「KALEIDO(カレイド)」と新潟印刷の印刷技術を組み合わせることで実現したもの。特殊アルミニウム顔料を配合した高輝度シルバーインキを使うことで、通常のシルバーインキよりもメタリック感のある印刷ができる。(2月12日11:10 包装タイムス2月8日号に詳報)

メタリックシルバー印刷と抗菌印刷を施した紙箱やカレンダーなど
02/12 紙器業界参入を後押し/パッケージ試作に最適な新機種――コムネット

4つの吸盤で安定的に給紙
 レーザー加工機やカッティングプロッターの販売を手掛けるコムネット(神戸市中央区)は1月26日、自動給紙機付きのカッティングプロッター「RXII(アールエックス 2)」を発売した。紙器・パッケージ製作の参入を考える、各社印刷コンバーターを中心に、エントリーモデルとして販売強化に取り組む。
 「RXII」の特徴的な機能として、「自動給紙機能」が装備されている。これにより、手差し作業が不要。連続で給紙、加工を行うことができる。(2月12日11:10 包装タイムス2月8日号に詳報)
02/10 サプリ容器をパウチへ変更/廃棄プラを約80%削減――ハーバー研究所
 ハーバー研究所(東京都千代田区)は、このほどサプリメント全商品の容器をパウチに仕様変更すると発表した。対象となるのは「つるつるハトムギ(450粒)」などボトル入りの7品で、4月1日以降はチャック袋に切り替える。
 同社は現在、18種類21品のサプリメントを販売しており、このうち7品にはボトルを使用してきた。これら全てをボトルからパウチに変更することで、廃棄プラスチック量を容器重量比で約80%削減できるとしている。(2月10日11:15 包装タイムス2月8日号に詳報)

ボトルからチャック袋へ
02/10 ライントレース搭載モデルを出荷/狭路など活用エリアを拡大――ZMP

「キャリロAD+パレット積載タイプ」が
ライントレーステープ上を走行している様子
 ZMP(東京都文京区)は、物流支援ロボット「CarriRo(キャリロ)AD+」で新たにライントレース機能搭載モデル3月より出荷し、狭路や高精度位置決めに対応、活用エリア拡大を図る。
 ライントレース機能は、ランドマーク上の二次元コードを長いテープにプリントしており、そのテープを床に設置することで、走行の直進性および精度の向上を実現する走行方式。
 キャリロユーザーからも、活用の幅を広げるため、より狭い通路での走行や高精度での位置決めをしたいという要望があることを受け、実装に踏み切った。(2月10日11:15 包装タイムス2月8日号に詳報)
02/09 シール・ラベル用間欠オフセット印刷機/超コンパクト機と中間機2機種発売――ミヤコシ
 ミヤコシ(千葉県習志野市)はこのほどシール・ラベル市場向け間欠オフセット印刷機「MLPシリーズ」の新製品として、ミドルレンジの「MLP13M」と、超コンパクト型「MLP10i」を開発、この1月から販売を始めた。
 ハイエンドクラスのMLP13Cは、印刷加工現場からは設置スペースなどの問題もあり導入は難しいといった事業者も少なくなかったことから、同社ではMLP13Cの高い印刷品質は維持しつつ、少ないスペースでも設置できる超コンパクト機MLP10iを開発。また、超コンパクト機とハイエンド機の中間に属するニースにも応えるために、ミドルレンジ機として高い性能を受け継ぎつつ、全長と価格を抑えたMLP13Mも同時に開発した。(2月9日14:15 包装タイムス2月8日号に詳報)

ミドルレンジモデル(左)と超コンパクトモデル
02/09 単層ながら高遮断性実現/PVDCコート品の代替需要狙う――英国イノービア・フィルムズ

食品の賞味期限延長にも高まる期待
 二軸延伸ポリプロピレンフィルムメーカー大手のイノービア・フィルムズ(英国)は、透明高遮断性、モノマテ化可能な包装フィルム「プロパフィルム・ストラータ」製品群の次のフィルムを発売する。単層フィルム(SLF)でありながら、酸素や湿気、臭い、鉱物油に対して非常に優れた遮断性を実現させる無塩素製品だ。ビスケットやパン、菓子タイプの製品の高速水平製袋充填包装に適した幅広いシール範囲を備えて設計されている点も見逃せない。(2月9日14:15 包装タイムス2月8日号に詳報)
02/08 梱包出荷機の性能を向上/通販の現場作業効率化に貢献――イメージ・マジック

ボタンを押すだけで封できる
 アパレル向け印刷などを手掛けるイメージ・マジック(東京都文京区)は、従来型よりもスピードアップした梱包出荷機と仕分け機をリリースした。EC市場が拡大し出荷量が増える通販の現場などで作業の効率化に貢献する。
 このほどリリースしたのは梱包・出荷業務を手作業から自動化に、低コスト・短納期で導入できる自動梱包出荷機「ODPS−K70L」。専用のPE袋に送り状を自動で貼り付け、封緘も自動で行う。(2月8日15:30 包装タイムス2月1日号に詳報)
02/05 使い勝手の良い化粧箱/省力化、省資源化を実現――中央製版

ポスト投函対応の「ニャンタッチ」(下の4品)とヘッダー付きの「クグロッカー」
 中央製版(新潟県三条市)は、使い勝手の良い化粧箱「猫の手を借りない箱(ニャンタッチ、クグロッカー)」を開発し、化粧品業界などに向けて訴求している。
 「ニャンタッチ」はポスト投函可能なワンタッチ箱。通販用化粧品ボトルなどでニーズを得ている。「クグロッカー」は店頭での吊り下げに使うヘッダー付き化粧箱。フェイスマスクなどの包装に対応し、封緘作業の負荷軽減にも役立つ。(2月5日11:10 包装タイムス2月1日号に詳報)
02/04 軟包装から紙器印刷まで/モックアップ製作にも有効――ローランドディー.ジー.

新開発した「EUV5インク」を搭載
 業務用インクジェットプリンターを製造・販売するローランドディー.ジー.(静岡県浜松市)は1月20日、“VersaUV(バーサユーブイ)LEC2シリーズ”の新モデルである「LEC2―640」(最大用紙幅1,625mm)と「LEC2―330」(同762mm)の2機種を発表した。インクには、このほど新開発した「EUV5インク」を搭載。CMYKに加え、クリア(透明)、白、プライマーを取り揃えており、色鮮やかなフルカラー印刷を実現する。(2月4日11:25 包装タイムス2月1日号に詳報)
02/03 軟包材“廃プラ循環”へ離陸/ヤレ基材等を再生活用――日本印刷産業連合会、全国グラビア協同組合連合会、日本印刷産業機械工業会
 グラビア軟包材の環境対応が大きく前進する可能性が膨らむ。年間8000tとも推計されるヤレ紙・リード紙など試刷りフィルムを再生し廃プラ循環を目指す取組が本格的に離陸するからで、音量を高める不条理な“プラ包材バッシング”への実際的な対応となることはもちろん、廃材増加を招く多品種少量発注の加速や廃材コスト高騰に困窮する業界各社の経営の改善効果も期待できる。取組の中核を担う「試刷りフィルム再生機」(オリエント総業)は2021年夏頃から、「フィルム洗浄装置(脱墨機)」(富士機械工業)は2022年1月頃から販売が開始される見通しだ。(2月3日 包装タイムス2月1日号に詳報)
02/03 今回も日本企業が大健闘/包装の革新性競う賞で頂点の最終候補に――ダウ
 ダウが主催し包装関連のコンテストとして世界的な権威を持つ「パッケージングイノベーションアワード」で、2020年度は頂点のダイヤモンド賞にヘンケル社の化粧品包装「ソーシャルプラスチックエコシステム」が選ばれているが、最後までダイヤモンド賞を争ったファイナリストのうち一件が、藤森工業がP&Gジャパンと共同開発した「アリエール プラチナスポーツ詰め替え用パウチ」、もう一件が、キリンホールディングスと三菱ケミカルが共同で開発したPETボトル用の新しい薄膜蒸着技術と、3件のうち2件は日本企業に占められた。(2月3日 包装タイムス2月1日号に詳報)

藤森工業とP&Gジャパンの「アリエール プラチナスポーツ詰め替え用パウチ」

キリンホールディングスと三菱ケミカルの「PETボトル用薄膜蒸着の新技術」
02/02 再生原料使用のパウチ/シーラント層に100%再生PET――福島印刷工業

ブリスターパックの代替品として提案
 プラスチック資源循環の強化に取り組んでいる福島印刷工業(東京都板橋区)はこのほど再生原料率100%のPETシーラントフィルムを使用したパウチ「BARePOUCH(バリパウチ)」(以下バリパウチ)を開発したと、このほど本紙を通じて発表した。同社では化粧品や文具などで使用されるブリスターパックやクリアケースの代替品として提案していく。
 再生原料を使用していながら高い透明性とコシが強く高い自立性があり、金型が必要なブリスターパックや、クリアケースの代替品として提案でき、低コストかつプラスチックのリデュース化が図れるという利点も備える。(2月2日14:00 包装タイムス2月1日号に詳報)
02/02 東京パック、予定通り開催へ/24日から東京ビッグサイトで――JPI
 日本包装技術協会(=JPI、矢嶋進会長)主催の「TOKYO PACK2021(2021東京国際包装展)」(西野聡実行委員長)が、いよいよ2月24〜26日の3日間、東京ビッグサイトの西1〜4ホール・南1〜2ホールで開催される。緊急事態宣言の期限延長もささやかれる中、主催社では予定通り開催する方針をあらためて示した。主催者によると、今回の開催規模は302社、1488小間(1月8日現在)。新型コロナウイルスの影響もあり前回と比較すると小間数ベースでおおむね4割減となる。(2月2日14:00 包装タイムス2月1日号に詳報)
02/01 ドンキ渋谷で実証実験/商品棚がデジタル販促を提供――TANA-X
 TANA-X(タナックス、東京支店=東京都品川区)はリコー(東京都大田区)と共同開発したデジタル販促コンテンツ配信システム「コネクテッドシェルフ」について、総合ディスカウントストア「MEGAドン・キホーテ渋谷本店」に設置し、昨年12月19日から6カ月間の実証実験を開始した。期間中、資生堂の男性化粧品ブランド「uno(ウーノ)」の商品プロモーションを通じ、棚前の集客効果、購入促進の検証を実施する。
 コネクテッドシェルフは、複数のシェルフ・サイネージをIoTセンサーやAIで統合制御し、来客属性に合わせて最適なデジタルコンテンツが配信できるシステム。遠距離からでも来店客に訴求可能なマグネット効果があり、販売員の対面接客をサイネージで代替できるためウイルス感染リスクの軽減も期待される。(2月1日15:30 包装タイムス1月25日号に詳報)
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