PACKPIA 1998年4月号目次

■トップの認識/タカラ梶E津田邦夫社長

■川下からの“直言”
キリンビール/価格を軸としたマルチブランド 戦略、独自醸造による「麒麟端麗<生>」
カルピス/厳格な品質保証・管理を実現、「カルピスキッズ 」PSボトルライン成形のインライン化

■<特集・包装産業景況判断 '98>
オール包装産業の現状を数値等で概説する総力特集。
包装産業が優れて業際的な産業である事情はよく知られる通りだが、「業際的」である一方の側面は全体像の把握の困難に通じる。たとえば、ここに誕生した1個の新しい煙草は、果して新たな印刷需要を刺激する材料と数えるべきか、紙の刺激材と見るべきか、あるいはKOPフィルムのそれとカウントするべきか。おそらくそのいづれかでもあり、いづれかでもないだろう。包装が“隠れた巨大産業”と形容されるゆえんがここにある。オール包装産業としての全体像が把握し難い、そもそもオール包装産業との言い方が成立し難い理由も同様な事情に係わろう。しかし、業種業態を問わず決定的な転換期に直面するその他の産業界と同じく、包装業界もまた、その現状、その課題、そして将来への正確な把握が業界内外から求められ、その要求はいよいよ膨らむばかり。本特集はこうした要求に対応、現時点で包装産業を代表する有力分野の動向を数値等で概略、一目で認識できる「現在進行形の包装産業景気診断図」である。

■品質管理新時代(4)
幅広い関係者に反響を呼ぶ茂木幸夫氏の力作原稿の最終回。

■有力市場/曲面印刷
厳しい環境下にも需要拡大の曙光、グラビア印刷と競合できる印刷技術の革新がカギ

■業界羅針盤
東芝機械/完全セクショナルドライブ方式の軟包装用のグラビア輪転機の開発に成功

■特許の焦点
新連載企画。固定読者の多い「特許」のワイド版で、特許の中でもとりわけ“明日の競合項目”あるいは“明日の成長分野”がうかがえるとの関心が高い<特許公開>の中か ら戦略的と思われる項目をピックアップ、<発明の名称><出願人>そしてその<要約・課題>を紹介する。

■消費者の眼■データ■特許■NEWカマー■業界NEWS■5分間の情報整理