PACKPIA 1997年11月号目次

■トップの認識/ニッポー(株)・内田健彦社長
“三現主義”いまや包装ビジネスの前提条件に

■川下からの“直言”
宝幸水産/ラミコンカップをフルに活かした商品シリーズ
日本ペプシコーラ社/高付加価値ある商品づくりを志向

■特集・ラミネート機
軟包装系コンバーターがその他の包装業界にも増して大きく揺らいでいる。事情は小誌でもこれまで、集中的断続的に報じてきた通り。供給過剰を背景にした汎用製品の乱売合戦、多品種少量・短納期化の一層の加速等々、市場環境の急速な変化が演出家となり、何よりも業界秩序が揺れているからだ。たとえばここ数年各地で相次いで稼働を始めた大型生産拠点はあげて製版から印刷、ラミ、スリット、さらに製袋に至る一貫体制を備えており、あるいはドライラミだけの企業が押し出しラミを備え、プリンターがドライラミや押し出しラミも備える等々といった具合で、これまで業界を支えてきた分業体制など、すでに過去に追いやられる情勢。さらに、これまでグラビア系コンバーターの急速な発展を下支えしてきた「職人」が年齢的な理由から各社とも引退の時期を迎えていることも、実は業界転換期の見逃せない材料となっている。要するに業界は現在、これまで経験のない「大競合時代」に直面しているのだ。大競合時代を生き抜く上の有力な鍵が、やはり生産設備にあることは間違いあるまい。より効率的でより生産的、易操作性を誇る機器。ラミネート機器はいまや、従来にも増してコンバーター優勝劣敗の鍵として大きな脚光を浴びている。

■有力市場・紙カップ
100億個市場の屋台骨となれるか、容器需要分野!

■最前線・缶コーヒー
不安と期待が入り交じる4億ケース市場の行方

■消費者の眼■業界NEWS■NEWカマー業界・需要家■データ■特許■5分間の情報整理