PACKPIA 1999年1月号目次

■トップの認識/中央化学(株)・渡辺浩二社長
「企業責任」本格化の時代に。業界人待望“ドン”が久々に語る業界の現状と今後の展望。
その骨子は
@不況が大合唱を呈しているがわが国の食生活を改めて見直せばそこに変化の可能性は少なく、食品容器業界は基本的に底堅い成長が見込める
Aただし、市場は成熟化しており、従来のような成長を期待するのは現実的ではない
B包装に関わる環境対応は結局、落ち着く所へ落ち着く。それにしても一部関係者の環境論議はあまりに浅はかで業界人として恥ずかしい
C包材ディ−ラ−はもうそろそろ進路を明白にすべき、あれもこれもはすでに通用しない
D中央化学の柱はあくまで日本市場で、積極的に展開する海外市場はあくまで幹。

■コンバーターの挑戦/大東セロファン
「守りの営業」を脱皮、「攻めの提案」攻勢を積極化する老舗名門。

■特許紛争最前線・本格化する包装プロパテント時代@
新連載。包装特許の第一人者、藤本昇弁理士が報じる包装に関わる特許紛争。第1回は「おにぎりと特許戦争」

■特集・業界浮上への処方箋
'99 年版の座談会で際立ったことは、過度の乱売への警鐘乱打と、品質・衛生規格への対応の重要性。とりわけ品管対応は有力各社とも最大テ−マに挙げており、製造設備に対して慎重な姿勢を見せるだけに、各社あげて品管への積極対応を強調する状況は、恒例の座談会の中でも特徴的となっている。

PARTT・軟包装市場の現状と展望
毎回反響の高い小誌恒例の新年企画。フレキシブルパッケージ市場に焦点を絞り、時代的な揺れに見舞われる市場の現状と今後とを関係有力企業の首脳が縦横に語る。カイト化学工業、大和グラビア、東タイ、中本パックス、メイワパックス、大日本印刷、凸版印刷、東セロ、東洋紡紡績。

PARTU・需要刺激“有望製品”
全体的には低空飛行が続く包装業界だが、全ての分野全ての商品が低迷を余儀なくされているわけではない。品質管理装置、透明蒸着フィルム、あるいはPSシュリンクラベル等々、高水準の推移を見せる分野・製品もあり、そもそも包装の潜在需要はなお高い。今後に向け需要拡大の公算の高い製品を紹介する。


■<業界羅針盤>
@横山理雄氏「環境対応時代の食品包装」。業界有数の関心事を第一人者が説く。
A“迫り来る淘汰・統合の時代" 。日精エー・エス・ビー機械の若きトップが語るPETボトル成形機市場の今後。
B(財)オイスカ「次世代の衛生管理と品質基準」。重いテーマへの具体的な対応を説く。

■業界ニュートレンド/“バリアフリー”
話題のテーマを2部構成で紹介する @大日本印刷「バリアフリーとパッケージ」
A需要家の見解「雪印乳業/雪印北海道切れてるチーズ」
「花王/メリットシャンプー・モイスチャー」

■ラミネート機器・周辺機器/大和グラビヤのHelio Robot導入
“実力ナンバーワン”の声も高い大和グラビヤ新たに快挙、ロボットシステム導入で世界初製版フルタイム完全一貫無人化を達成。

■担当者が語る今月のフィルム・容器
・フィルム=二村化学工業梶uECO」
・容器=中部硝子「グリップハンドPETボトル」

■包装機械統計
(社)日本包装機械工業会/包装機械及び荷造機械生産・輸出入統計資料「統計」は今回、21世紀を目前に輸出高の拡大、技術面の多様化・複雑化、環境保護といったニーズに応える製品開発による企業体質の強化が急務であることを伝えている。

■消費者座談会
消費の冷え込みが続く現在、たくましくも賢い消費者の購買動向や潜在する意欲を探る新年号恒例の座談会。“感性豊かでパワフル”な消費生活アドバイザー御三方に、例年通り、縦横に語ってもらった。

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