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2006広島エコパック&リサイクル展開催にあたって


 2005年2月に発効された京都議定書により、日本では2008年から2012年までの間に1990年比6%のCO2削減を達成することが義務づけられました。それは同時に、環境と両立した企業経営と、環境ビジネスのあり方が問われる重要な局面を迎えたことを示唆しています。
 CO2の削減のみならず、資源の有効活用やリサイクルの推進、石油代替燃料の開発など、あらゆる視点で環境負荷を軽減し、それらを支える社会システムの構築が急がれるなか、昨今では、地域が本来持つ強力な産業ポテンシャルに下支えされた活動が活発になっています。
 広島や岡山を中心に自動車をはじめとする重厚長大産業も明るさを増してきており、包装や物流業界においても、それらに対応するサービスを展開させる動きが見られるようになってきました。特に衛生や品質管理、包装廃棄物にどのように対応するかというテーマの中で、「環境に配慮した包材」「リサイクル可能包材」などの機能性包材・機器への関心が高まっています。
 また、「中国バイオマスインダストリーコンプレックス構想」をはじめ、「環境関連産業コンプレックス形成事業」(広島県)や「やまぐち森林バイオマスエネルギー・プラン」(山口県)、「岡山グリーンバイオプロジェクト」(岡山市ほか)など、環境をテーマに“地域力”を発揮する事業展開が加速してまいりました。産官学の連携も強化され、本業の独自性を活かした研究や新製品の開発、新規分野への参入など、新たなビジネスのチャンスが広がり、これまで業種により形成されていた産業の壁を取りはらった“ボーダレスな環境産業”が創出される兆しも見え始めています。
 総合包装・物流の専門展示会「広島パック」と、循環型社会を実現するための最先端テクノロジーを紹介する「広島リサイクル展」を集約し“包装と環境が融合した総合展示会”「2006広島エコパック&リサイクル展」もまた、こうした時代と地域の情勢に即した展示会として、平成18年7月13日から15日の3日間、広島県立産業会館で開催いたします。
 中国地域経済における産業振興の一助となるよう、努めて参ります。地域発信の新たな“創産業”のきっかけとして、同展を是非ご活用くださいますよう、企業、団体、大学等のご参加を何卒よろしくお願い申し上げます。

平成17年9月
株式会社日報アイ・ビー