包材卸の競争力強化に向けた専門商談・講習会【 これを扱えば"利益20%を実現" 】

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脱“産みの親”。新展開への模索期

 包材ディーラーという特異な業種がここ数年、時代的な岐路に直面している事情は論を待たないでしょう。スーパーマーケットというセルフ販売を打ち出す新興小売業(誕生当時)の集中豪雨的な出店・普及と軌を一にする格好で、同じく驚異的な成長を遂げ続けたこの業種は、ここ数年、何よりまさにその“産みの親”の揺れに直撃されているからです。 総合スーパー、食品スーパーを問わずスーパーに従来の成長は期待できず、“流通戦国時代”の様相がいよいよ濃い現在、“産みの親”は多くの包材ディーラー各社にとりすでに安定顧客とはなり難い。一方で大手総合商社が川下侵攻を積極化し、他方で消費の成熟化がさらに進行する現状を考慮すれば、大多数のスーパーには「倒産」「閉鎖」「統合」あるいは「系列化」など懸念要素が少なくないからです。安定顧客との認識は困難なのが現実です。
 脱スーパー。しかし、こうした事情は関係者には自明に属すに違いないでしょう。鳥瞰的に言えば「包材ディーラーとスーパーとの蜜月関係」など、遠く第1次オイルショック時に崩壊(価格交渉はこれ以降、<加工メーカーと大手スーパー>が業界慣行として定着)、昭和50年代後半のスーパー冬の時代を経て多くのスーパーは“業革”を旗印に包材価格・納入頻度等「包装対策」を厳格化、 さらに平成3年には有力スーパーが中抜き(包材ディーラーの商事業務レス化)に乗り出し、ここ最近では驚くべし、大手スーパーを親会社とする上場企業など逆に、包材ディーラー業務の取り込みを積極化しているほどです。

「包材ディーラー」の見直し・時代的競争力の再構築へ

 ただし「脱スーパー」の掛け声は、やはり関係者には周知の通り、すでに10年以上前に支配的な声として業界内に響き始め、にもかかわらず、その後も「スーパー頼り」が最大公約数的な業界風景であったことは否定できません。“奪った、奪い返した”の主力舞台はいまなお、多くがスーパーです。だが、“親”が“子供”の仕事を奪う事態が現実化・表面化するに至りさすがに、「脱スーパー」は待ったなしの業界課題に浮上しています。
 時代的なレームダック情況下、業界各社は何を講じるべきか。直面する業界課題に対応するには何より、包材ディーラーという特異な業種の見直しが必須でしょう。物流企業でありながら、そうでなく、卸業でありながら、そうでなく、『商業統計』の分類にはなじまないこの独特な業種の実態・足元を改めて見直すことが、その可能性を図る上の前提ともなるからです。 包材ディーラーの多くが陸続として誕生、あるいは従来業種から包材ディーラーとして脱皮・再出発へと鮮明な離陸を遂げた時期が、社会一般に「卸不要論」の論調が流通されていた頃に重なることもここに記しておきましょう。
 需要家との関連が薄れ、長期的な消耗戦で経営的蚕食の悪化する包材ディーラーですが、その存在がなお巨大である事情はここで強調するまでもありません。たとえば、仮に全国の包材ディーラーが業務を停止すれば、おそらくただちに生産3品、あるいは惣菜・米飯の流通が全国的に滞るに違いない。疑いなく「食」を下支えする際立つ存在なのです。
 バーコードのない商品(多くが)を扱う専門知識をもつ社員を抱え、配送車を走らせ、倉庫を構え、特定顧客にパイプを築き、あるいは納入メーカー等に関わる情報も豊富なこの企業は、今後に向けどのような羽ばたきが可能でしょうか。

新時代への飛躍に向けた”共創”の場

 明確な定義は困難で、おそらく各社ごとの差も少なくない包材ディーラーですが、その可能性を計る、あるいは拡大を促す見逃せない存在はが、メーカーを中心とする関連企業である事情は論を待たないでしょう。 視点を変えて言えば、関連各メーカー各社にとっても、包材ディーラーといかに有機的な展開を繰り広げるか、包材ディーラーをいかに有効に活用するかは、従来にも増して現在、有数の課題と指摘できます。各メーカーの優勝劣敗を決定する焦点であることは疑えません。
 総合スーパー、食品スーパーはもちろん、外食、コンビニ、あるいはデパ地下や魚卸の直営店舗等々、「食」に関わる小売流通業の従来版図塗替えが急速に進み、今後さらに液状化の加速する公算が高い現在、関連各メーカーにとっては「包材ディーラー対策」を、 包材ディーラー各社にとっては「メーカー対策」を、共にゼロから再検討することが、時代的な課題になっていると思われます。
すなわち、包材流通は現在、業界版「維新」局面を迎えているのです。 日報アイ・ビーでは、こうした認識から、包材ディーラー各社と関連企業各社との「共創」の場の開設を意図しました。すなわち「第1回・包装物流維新塾」です。

「最小コストで最大効果」を実現

 「第1回・包装物流維新塾」は1.「セミナー」2.「ミート・ザ・キャリア・ホール」(展示ホール)3.「業界交流パーティー」から成ります。1.2に関し、いわゆる外装系卸との共同開催で、構成はそれぞれ半分を外装系卸関連が占める予定です。顧客層こそ違え、同じように包装資材・副資材、関連機器を扱い、在庫や受発注等で重なる場合も多い事情を配慮したからです。
 セミナープログラムは「小売流通業からの提案」「体験的ネット販売の現状と可能性」「効率的在庫管理」「体験的社員教育」「早分かり包装環境入門」等の6テーマ(予定・外装系に関しても同じく6テーマ)を用意、包材ディーラー各社が直面する課題、関心の高いテーマを取り上げます。展示ホールは、いわゆる従来の包装展示会のブースとは性格が異なり、徹底した「商談」小間となります。 出展企業の規模等を問わず、小間スペースは基本的に各社とも小さく、展示物もせいぜいビデオ・パネルで、装飾等はできるだけ省き、包材ディーラーという専門家の問いに実践的に返答できるプロが絶えず控える。――要するに展示場の風景は、量より質、包材ディーラー各社に向けた有力関連企業の1点集中的な訴求が数多く並ぶ格好で、繰り返せば、要するに徹底した商談ブース。単なる商談に加え、展示企業と来場者とが、相互に問題的を打ち明け、話し会い、交流を深めていく場でもあります。 この狙いをさらに押し進めるのが初日開催の「業界交流パーティー」で、遠く横浜港の夜景のさざめきも浮かぶもパノラマビューを望む会場での商談・歓談は、メーカーや業界団体主催のそれと違い、実際的な成果をあげて効果も高いと見込まれます。
 包装物流維新塾は、「費用対効果」の面で、展示企業各社にとり従来「展示会」とは比較になりません。セミナーに参加する関係者、ホールに足を運ぶ関係者は、それぞれ「期待」を抱き、「提案」を求めているわけで、おそらく100%が未来の顧客である公算が大きく、ホールへの出品は「最小コストで最大効果」を実現するからです。
 包材ディーラー各社と関連企業との“共創”の場。従来にはないこの初開催の催しをご活用いただき、「時代的岐路」に直面する業界各社が新たな離陸を開始、各社のビジネスがそれぞれ成長発展されることを心から祈念し、開催のご挨拶とさせていただきます。

株式会社 日報アイ・ビー