第6回 中国国際包装展 開催内容

9月8日から中国・北京で開催



中国包装技術協会(CPTA)、中国国際展覧会社主催、中国国際貿易促進委員会、中国包装総公司後援による「第6回中国国際包装展(CIP'98)」が、9月8日より11日までの4日間、中国・北京市朝陽区の「中国国際展覧中心」において開催される。日報及び日報国際貿易発展(天津)有限公司は同展示会の日本出展総代理店として、勢力的な活動を展開してきたが、10社、210uが出展することになっている。

中国国際包装展は、1988年9月に第1回が北京で開催され、以後2年ごとに開催されている中国の国家的な規模の包装展である。前回は900小間の規模で開催され、海外出展も20ヶ国近くに及んでおり、中国の包装技術の発展と、海外メーカーとの交流の場として高く評価されてきた。レイアウト的には海外ブースとして、国又は企業が出品し、一方、中国国内ブースでは、全国から集まった包装企業が出品している。

また今回はアジア主要地区からのトップレベルが集まっての「アジア包装会議」が予定されており、日本を代表して長谷川 薫レンゴー社長が講演を行うことが決定している。あわせて「中国包装技術協会第5回全国包装会議」も開催される。

今回の開催規模は、全体では約4,000u、中国出展ブースが3,000u、海外出展ブースが1,000uとなっている。海外ブースは、日本、アメリカ、ドイツ、イタリア、韓国、カナダ、フィンランド、オーストラリア、ベルギー、イギリス、デンマークの11ヶ国で、日本は210u、海外ブースの21%を占めることになる。

中国は最近のアジア経済の低迷もあって、成長率の鈍化がみられるが、いまだに高い伸びを見せている唯一の国である。包装業界も1980年の72億元(1,080億円)から1996年には1,260億元(1兆8,900億円)と16年間で17倍もの伸びを見せており、西暦2,000年には3兆円に達するとされている。

周知のように食品、繊維、電機など日本の企業も多数進出しているが、これに関連する包装関連企業も多い。ただ最近では当初の進出理由である、安い人件費を活用して中国で生産し日本へ輸出するといった形態から、高度成長を遂げる中国での膨大な消費需要に応えようとする方向へと変化してきている。当然、包装技術レベルも年々アップしていると考えられるが、「中国国際包装展」はこうした技術交流の場としても、開催が期待されている。

日本からの出展企業

レンゴー

池上交易

山田ダンボール(山段香港有限公司)

日本製図器工業

和気(上海和気包装有限公司)

中本(廊坊中本包装有限公司)

大福産業

富士インパルス(北京富士音派路思机電有限公司)

福助工業(天津福助工業有限公司)

小野食品興業(青島鴨井食品有限公司)



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