CIP(中国国際包装展)について

中国最大の包装展
CIPは中国包装技術協会が隔年ごとに主催する国家的開催の包装展で、第1回開催の1988年から今回で第6回目を迎えます。
海外からの出展国もオーストラリア、ベルギー、カナダ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、インド、イタリア、日本、韓国、ノルウェー、シンガポール、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス、アメリカ、マカオ、台湾などの国と地域から多くの出展者、来場者を迎えています。

1998年9月8日(火)から4日間北京で開催
そのため、同展は中国国内の来場者に対して、世界の包装業界の技術革新に触れ、進んだ包装技術を直接知る機会となっています。謂わば、「国内での海外視察」のような役割を果たしている展示会とも云えます。
また、今回はアジア包装会議が併催されるため、東アジア圏からの来場者がさらに増加することが期待されていると共に、中国包装技術協会の全国包装会議が同期間中に開催されますので、全国各省の責任者が来場するだけに、出展の効果が期待できます。

日報が出展の日本総代理
これまでも中国で開催されている包装展の日本窓口として、日報は協カしてきていますが、今回は日本総代理として日報と日報国際貿易発展(天津)有限公司が協力して、日本の関係業界が出展するための積極的なフォローをすることになりました。

中国食品工業協会も全面協力
中国食品企業を統轄する中国食品工業協会(会員数5万社)はCIPについては従来も協力してきていますが、本年からは中国での各地包装展も統轄されて、CIP '98に集約することとなったため、同協会も今回は出品参加、入場者動員などに全力を注ぐこととなり、このために特にClPとも議定書(翻訳内容下記)を結んで取組みます。
このことはさらにClPの規模、内容、動員を一段と向上させていくものとなります。

中国食品工業協会・中国包装技術協会文書資料
協会間の業務協カ強化についての通知
中国協[1997]69号

食品協会と包装協会の会員ならびに関係企業事業団体各位:
わが国における経済体制の改革が常に深く進展するにつれ、食品工業および包装工業の発達は迅速に展開し現在のところ、わが国の40数項目の工業業種中、第1位(食品)と第16位(包装)にその名を列ね、わが国の社会主義市場経済体系の確立に際立った頁献をしている。食品工業と包装工業の持続的かつ安定的な発展を確保するため、中国食品工業協会と中国包装技術協会とは、以下に述べるいくつかの面において協会問の相互協力を強化することを決定した。

1. 両協会は、本業種の発展的計画とマクロ政策面での交流を定めることにより、先進、後進工業との協調発展の促進を強化する。
2. 両協会は情報の交換を強化する。中国食品工業協会と中国包装技術協会は、互いに相手方に対してデータ・バンクを開放し、あわせて相手方に対し無償で本業種における各種技術データならびに市場情報の提供を行うものとする。
3. 中国食品工業協会は、中国食品新聞および中国食品工業専門誌に、また中国包装技術協会は、中国包装新聞、および中国包装専門誌において、それぞれ相手方のために対等の宣伝機会の提供を行うものとする。
4. 中国食品工業協会は、中国包装技術協会が主催する中国包装技術展覧会(ClP)を支援し、あわせて展覧会のために食品業種の関連資料の提供を行うものとする。中国包装技術協会は、中国食品工業協会が主催する中国食品機械展覧会を支援し、あわせて展覧会機構のために、食品工業付随職種である包装専門業務との技術交流を行うものとする。

中国食品工業協会会員ならびに中国包装技術協会会員に対し、上記の各分野での協力を強化し、力を合わしてわが国の食品および包装業種が国際市場をめざし努力されんことを希望する。

中国食品工業協会/中国包装技術協会

1997年8月2日



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