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新時代めざして「廃棄物処理展」を改称し「2000NEW環境展」開催へ

写真は99廃棄物処理展
入場者登録場風景

 当社主催の「廃棄物処理展」は皆様のご協力をいただき、開催の都度規模の拡大と内容の充実に成果をあげてまいりました。また開催地も東京をスタートに大阪、福岡、名古屋の4都市での開催へと進んでおります。東京会場のスタートは92年ですので、本年で8回開催となりましたが、この間さらにいえば、ここ最近数年の間に「廃棄物」のバックグランドは目まぐるしく、かつ、大変化を示してきております。いうならば「廃棄物処理」への視点、発想の大転換期に入ってきているということであります。

 特にここ2、3年の動きはまことに今昔の感あるとすらいえる大変化ですが、まことに心強い限りであります。従来、廃棄物はその適正処理がテーマでありました。廃棄物処理場への埋立から、処分場不足への対応として、減量そのための中間処理、そして結果として廃棄物の再資源化という流れでありましたが、ここにきて「再資源化」そのものが、主テーマへと変化してきました。国の法的整備、地方行政の分別、リサイクルへの取り組み、市民のごみ意識の変化、また産業界においても今までの総論賛成、各論は及び腰の姿勢から、一転して廃棄物を出さない、その再資源化に企業努力を注ぎ、目標年度を決めてのごみゼロ宣言まで行って、取り組もうという企業も増えてまいりました。

 すなわち一廃、産廃ともに廃棄物の排出量は今後、大きく激減していくだろうことは明らかであります。といっても再資源化されたものが、再び廃棄排出されることでもありますので、廃棄物処理は永遠の課題として取り組まねばならないことではあります。当社主催の「廃棄物処理展」も環境問題であり、そして大気、水質、土壌との関連を持ちながらも、視点は目に見える膨大な量の廃棄物の適正処理に取り組む、ことにおいてまいりましたが、すでに関係各社からも視点を拡大して、廃棄物を含む環境全体としての開催の取り組みをすべきであるというご意見ご要望も、各方面よりいただいてきていたことは事実です。

 こうした時流の変化と、関係各位のご要望を勘案した結果、新発想のもと再資源化、廃棄物適正処理をベースとしつつも、環境保全を目的とした開催のありかたを進めていくことになりました。すなわち従来のベースに加えて大気、水質、土壌の汚染防止、改善、さらに進めれば省エネルギー、自然環境保護までも将来の視点とした開催とすべく、今までの「廃棄物処理展」を改称して「NEW環境展」として2000年より新たなスタートをきり、そして21世紀での重大テーマである「環境」問題の克服の一翼をになえる開催としていきたいと念願いたします。「NEW」というのは単に新しいということではなく、

 1.

新しい環境技術の開発される新時代であること。

 2.

環境というと非経済的にしか捉えられなかった時代より一変して、環境ビジネスという巨大マーケットにビジネスチャンスと、企業の発展を捉えることが出来る時代となってきていること。

 3.

市民の意識が共に環境を守る行政、企業にはエールを送ってもいこうという、21世紀的新市民運動ともいえる変化を示しつつあること。

 4.

いかに良い製品を社会に提供し、貢献している企業でも、廃棄物を無視したり、環境に負荷をあたえるような企業の存在は、許されない新時代となってきている。

 などを掲げての「NEW」の表現であります。

このように明年から新スタートをする「NEW環境展」に従来に増してのご支援、ご協力をくださいますようにお願いするとともに、再び、本格的な経済発展を示していくであろうアジア諸国にとっても、貢献できる本展の開催となることが出来ますようご声援くださいますようお願い申し上げます。

以上

平成11年5月
株式会社 日報
代表取締役社長 河村 博