開催挨拶

すべてのダイカッティングビジネス関係者のために

 紙器・段ボール・シールメーカーなど打抜き工程を必須とする加工業界で、打抜き工程の改善が急務となっています。「99%では通用しない、100%しか認められない」とさえ言われる日本のパッケージビジネスにおいて、ダイカッティングは品質・生産性の鍵を握っています。
 こうした市場の要請を受け、弊社では1994年に国内で初めてダイカッティング・シンポジウムを開催。以来、2010年まで全9回のダイカッティング・シンポジウムを開催し、多くのセミナー参加者、出展社、展示ホール見学者が集い、「競争力ある打抜き技術の確立」に向けて大きな成果を収めました。
 東日本大震災を機に、イベントのあり方を改めて問い直すため充電期間を持たせていただきましたが、打抜きに携わるすべての業界関係者各位のビジネスに対して、弊社としてお手伝いできることがあると考え、2014年11月、【ダイカッティング・フォーラム・ジャパン=DFJ】として開催させていただくことになりました。関係各位のご支援・ご協力を心よりお願い申し上げます。
 DFJは「セミナー会場」と「ミート・ザ・エキスパート・ホール(展示ホール)」で構成されています。
 セミナーは、製造現場の担当者から営業マン、経営者、管理職まで業界関係者のビジネスにつながる幅広いテーマを取り上げる予定です。
 一方、ミート・ザ・エキスパート・ホールは、一般的な展示会とは異なり「対話」「コミュニケーション」を重視した場です。課題を抱えた参加者が、解決策を提案する専門機材メーカー(エキスパート)と出会い、その課題について語り合い、交流する場を提供しようとするのが、ミート・ザ・エキスパート・ホールの真の狙いです。
 展示者は製品の技術資料、カタログ等を机上に並べ、ビデオやパネルで自社の製品、サービスを紹介する場を、ミート・ザ・エキスパート・ホールで確保します。
 ミート・ザ・エキスパート・ホールは、大型機を展示しようとするものではありません。来場者はすべて「打抜き」「粘接着」「ラベル・パッケージ印刷加工」に関する“プロ”です。コンパクトで簡便な展示を行うことにより、最小限の投資で高いコストパフォーマンスを実現します。
出品社の皆様にとって、このミート・ザ・エキスパート・ホールへの参加は、技術向上を真剣に模索する前向きなユーザーからの評価を一段と高めるとともに、新たなユーザーとの出会いを低コストで可能とします。