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【2011年9月】
 
09/30 段ボ用業務ソフトのクラウド版を上市、キヨシ・ネットワーク
   段ボールボックスメーカー向けに業務ソフト「カートン+α」を提供しているキヨシ・ネットワーク(東京都青梅市)は、クラウドコンピューティングに対応した最新バージョン「4・0」を9月にリリースした。3月の東日本大震災で顧客情報を消失した企業が復旧に苦慮するのを受けクラウド版の開発を検討。マイクロソフトなどが提供している「データセンター」(ソフトやデータベースなどを管理するサーバー)の使用料が月額1万円を切る水準になったことからサービス開始を決めた。
(9月30日14:00 月刊カートン&ボックス10月号に詳報)
 
 
09/30 紙製荷崩れ防止シートが注目、セイホウ
   セイホウ(名古屋市中川区)は、独自のノンスリップ加工を施した保護挿入シート「グリップシート」の拡販を図っている。フランスENDUPACK社製で、シートに施した「滑り止めコーティング」で荷物の載ったパレット全体を安定させる事ができる。大手電機メーカーや物流企業から受注を得ているという。 (9月30日10:00 週刊包装タイムス9月26日号に詳報)
 
 
09/29 ジャパンパック概要発表、日包工
   日本包装機械工業会(生田芳規会長)が隔年で開催する「2011日本国際包装機械展(ジャパンパック2011)」の概要が発表された。会期は10月18〜21日の4日間で、会場は東京ビッグサイトの東2〜6ホール。規模は9月5日現在で前回並みの281社・1836小間となっており、今回も国内外から包装機械を中心とする新技術が一堂に集まる見込みだ。
 今回のテーマは「さらに か・え・る」。内外14カ国・地域から最新の包装機械、包装資材、包装材料加工機械、食品加工機械、ロボット、包装・流通関連機器、検査機・試験機、環境関連機器などが展示公開される。
(9月29日14:00 週刊包装タイムス9月26日号に詳報)
 
 
09/29 新型充填シール機を開発、四国化工機
 
第1号採用商品のマルコメ「料亭の味」
 四国化工機(機械・包材営業本部=東京都中央区)は、同社初となるカップ入り味噌用の充填シール機「MF‐04」を開発した。液状食品などで長年培ってきた食品充填技術をベースに、味噌業界の市場ニーズを最大限に取り入れた。すでに1号機は業界最大手のマルコメ(長野市)で本格稼働している。充填精度向上による歩留まり改善、異物混入対策による製品品質の向上、そしてイージーオペレーションをコンセプトに開発された最新鋭機で、能力は毎時7200個。標準で容量650〜1000g、オープンマウス形状のカップ容器に対応する。 (9月29日10:00 週刊包装タイムス9月26日号に詳報)
 
 
09/28 絹織物シールを世界へ、共栄紙工
 
出品した「おぼこかるた」
 共栄紙工(京都市南区)は、素材に絹織物を使用したシール原反を開発し、付加価値の高い製品提案を行っている。デザインコンペの参加や展示会への出展を通して製品の認知度アップを図り、国内外で販路を拡大していきたい考え。開発したのは、京都の伝統工芸品「西陣織」や「丹後ちりめん」に粘着加工を施した「絹織物シール」。絹織物が持つ独特の風合いを残しながらも表面に鮮やかなカラー印刷を施すことができ、抜き加工時にも裁断面の繊維がほつれにくくなる技術を採用している(特許申請中)。
(9月28日10:00 週刊包装タイムス9月26日号に詳報)
 
 
09/28 打抜機の納期が半減、ボブストグループ
   スイス・ボブストグループ本社のサービス部門の副社長クロード・キュラ氏が来日し、9月14日、都内でグループの上半期を総括した。その中で同氏は構造改革への取り組みに触れ、生産体制の効率化により、1年間で機械の納期が半減したことを明らかにした。生産プロセス改善プロジェクトは1年前から始まった取り組みで、まず平盤打抜機の生産改善から着手。打抜機に関しては、1年間で納期が43%短縮、従業員一人当たりの生産性が32%向上した。2012年はグラビア印刷機、2013年には製函機に取り組む。
(9月28日14:00 月刊カートン&ボックス10月号に具体的な改善アプローチを詳報)
 
 
09/27 最薄級8μm厚を発売、司化成工業
 
薄肉タイプのストレッチフィルム「Aテリート」
(8マイクロメートル厚、500mm幅、
600m巻きで1ケース6巻入り)
 司化成工業(東京都台東区)は薄肉タイプでコストパフォーマンスに優れたストレッチフィルム「Aテリート」を発売する。
 従来から提携関係にあるサイエンテックス社(マレーシア)と共同開発したもので、独自技術により7層フィルムとし、8マイクロm厚と国内流通品では最薄級とし、技術的にストレッチフィルムでは最先端という。強度は同社の通常のストレッチフィルムと比べても劣らない。
(9月27日10:00 週刊包装タイムス9月26日号に詳報)
 
 
09/27 「おかゆ ひとめぼれ」を10月末まで限定販売、有功社シトー貿易
   紙器・段ボール・抜型業界向け資材を扱う有功社シトー貿易(東京都北区)は、社内備蓄用の非常食「おかゆ ひとめぼれ」(製造は太平食品加工)を10月末までの期間限定で販売している。同製品は阪神淡路大震災をきっかけに開発され、東日本大震災でも、緊急支援物資として高い評価を得た。常温・未開封で製造後3年間保存可能。殺菌剤・保存料など添加物は一切使用していない。販売単位:1ケース(20食)3780円(税込)。3ケース以上で送料無料。受注締め切りは10月31日で、商品の発送は来年名3月の予定。
(9月27日14:00 月刊カートン&ボックス10月号に詳報)
 
 
09/26 受託滅菌を事業化、柏木モールド
 
提案する「シリンジ縦入れ滅菌トレー」
 柏木モールド(奈良県香芝市)は、EOGガス滅菌によるシリンジの受託滅菌事業に展開を図る。これまで射出成形品が流通する中で、独自の薄物シートの成形加工技術を駆使し本体トレー・中枠の2ピース構造による「シリンジ縦入れ滅菌トレー」を製品開発し、関係する需要家に向け提案活動を積極化する。
(9月26日16:00 週刊包装タイムス9月26日号に詳報)
 
 
09/26 抜型研究セミナーが10月5日、東京・秋葉原で開催
   紙器・段ボール箱に代表される包装材の加工に不可欠な抜型加工に関するアカデミックな研究セミナーが初開催される。複合材型加工研究会(代表=永澤茂長岡技術科学大学准教授)は10月5日、首都大学東京秋葉原サテライトキャンパス(東京・秋葉原)で初の研究会セミナーを開催する。抜型加工に携わる現場の研究者や装置開発の技術者にとって必要な要素技術的な抜型加工の基本原理を学ぶことを一つの目的として、研究セミナーの形で呼びかけを行ったもの。予定されているプログラムは(1)平盤抜型刃の耐久性と板紙の加工特性に関する研究展望(2)樹脂と木材の射出成形、曲げ、切断に関する研究展望(3)樹脂板の抜型加工特性に関する研究展望(4)回転式抜型加工に関する研究展望(5)平盤機における抜型の音響診断技術に関する研究展望(6)段ボール罫線加工に関する最近の基礎研究(7)板紙罫線加工に関する最近の基礎研究。参加費は一人2000円。定員は50名。申込み・問合せは福島工業高等専門学校機械工学科・鈴木茂和氏(TEL.0246-46-0779)まで。
(9月26日14:00 月刊カートン&ボックス10月号に詳報)
 
 
09/26 非石油素材に注目、ごみ袋
   ごみ袋の基本はやはり「ポリエチレン」で間違いない。ポリ袋の今後の向う方向としては近年各社のテーマとなっている「薄肉化」。袋には、従来品同様の強度を維持しながら薄肉化を図り、環境面や価格面での差別化に取り組んでいる。また非石油系素材のごみ袋の存在も見逃せないトピックスの一つ。今後の市場では、ポリ袋か非石油系素材かで二極化される勢いだ。
(9月26日10:00 週刊包装タイムス9月26日号「ごみ袋特集」に詳報)
 
 
09/22 高耐熱RFタグ3種を開発、テララコード研究所
   テララコード研究所(愛知県東海市)は、新「高耐熱RFタグ」3品種を開発した。従来タイプを進化させた「T350」に加え、最高500℃の高温体への貼付を可能とする「T400」「T500」を新たにラインアップしたもので、先に東京で開催された自動認識総合展で公開し反響を得た。独自技術で耐熱タグに放熱板を組み合わせることにより、タグ本体の耐熱温度を超える高温となる物体、例えば高温で稼働する各種機械や内燃機関および鋼板などへの取り付けも可能にした。
(9月22日10:00 週刊包装タイムス9月19日号に詳報)
 
 
09/22 H22年の包装機械生産高3801億円、対前年1.6%増
   日本包装機械工業会(生田芳規会長)はこのほど、平成22年度の「包装機械及び荷造機械 生産高・輸出入高統計資料」を発行した。会員企業を対象に今年4月に行った調査から昨年暦年の生産実績などをまとめたもので、平成22年度の生産数量は対前年度比1.6%増の36万3637台、金額も同1.6%増の3801億2300万円で、ともにプラスとなった。金額の対前年度増は3年ぶり。平成20年秋のリーマンショック以降抑えられていた設備投資が徐々に戻り、総体的に回復傾向にあったことを示した。
(9月22日10:00 週刊包装タイムス9月19日号に詳報)
 
 
09/22 ピロー包装機用のジッパー付ロールフィルム登場
   タチバナ・インダストリーズ(東京都千代田区)はこのほど、ジップパックジャパン(東京都千代田区)との業務提携で開発したピロー包装機用のジッパー付きロール状フィルム「ZIPFILM(ジップフィルム)」の販売を開始した。包装寸法に応じたジッパーが横方向(TD)にあらかじめ装着されたロールフィルムで、従来のピロー包装機でもジッパー付きパウチの製袋充填が可能となることから今後大きな話題を呼びそうだ。
(9月22日10:00 週刊包装タイムス9月19日号に詳報)
 
 
09/21 「気持ち」を「包む」パッケージ用紙
 
「贈る箱展」は10月14日まで開催中
  「日本人にはパッケージはただものを運ぶだけの機能とは別に、想いを込めるという習慣が根付いている。日本でしか作れないパッケージ用紙を作りたかった」
 紙の専門商社の竹尾は、紙本来の風合いと自然な白さ、加工適性を兼ね備えたパッケージ用紙「気包紙」を9月から発売開始した。資生堂出身でパッケージから空間デザインまで幅広いデザインワークで活躍している工藤青石氏のディレクションにより約2年をかけて商品化を果たした。手で触れた時に「あたたかみ」や「心地よさ」を感じる6つの風合いバリエーションを持たせ、しかもパッケージに求められる機能も備えている。竹尾では、気包紙発売を記念し本社ショールームで7組のクリエーターによる「贈る箱」展を開催中だ。
(月刊carton&box10月号に詳報)
 
 
09/21 食品残さを包装紙などに加工、山陽製紙
   山陽製紙(大阪府泉南市)は、回収した食品残さを紙にすき込み、包装紙などに製品化する再生化事業を本格的に開始する。茶殻や小豆の皮を利用し、再生した製品を食品メーカーなどにフィードバックする循環型事業で、特異なところでは広島の被災者に捧げられた「千羽鶴」を再生する事業にも取り組んでおり、その動向が注目される。
(9月21日10:00 週刊包装タイムス9月19日号に詳報)
 
 
09/21 POD発信拠点を開設、大日本スクリーン
   大日本スクリーン製造(京都市上京区)は9月16日、POD(プリント・オン・デマンド)に関する同社のソリューションを総合的に提案するとともに、実際に体感できる新たな情報発信拠点として、延べ床面積約1300m2の「ホワイトカンバス MON-NAKA」を、東京都江東区越中島(地下鉄・門前仲町駅近く)に開設した。PODのデータ処理から後加工までの一連の生産工程で、印刷業界が抱えるさまざまな課題を検証し、解決するための施設として活用していく。 (9月21日10:00 週刊包装タイムス9月19日号に詳報)
 
 
09/20 「木に返った紙」が「紙わざ大賞」に
   「もともと紙は木から生まれる。時間が凝縮されて紙が再び木に戻ったらおもしろい」と言ったのはアーティストの日比野克彦氏。今年で21回目を迎えるペーパーアートのコンペティション「紙わざ大賞が」が9月15日から17日まで東京・銀座の十字屋ホールで開催された。プロのデザイナーやペーパークラフト作家から主婦、学生まで世代も職業も関係なく集まった336点の作品の中から、日比野氏が審査委員長を務める審査員が「大賞」に選んだのが写真の作品。一見、ただの木の塊にしかみえないが、紙を重ねて木材の質感を表現しているらしい。子どもの落書きが描かれているのもご愛嬌。このほかの審査員として画家の福田美蘭氏(父はグラフィックデザイナーの福田繁雄氏)も入っている。 この催し、静岡県島田市の文具店主など紙好きの有志が集まって始めたもので、以来20年間も続いている。今回から特殊紙メーカーの特種東海製紙が主催となり、初めて東京での開催となった。(月刊carton&box10月号に詳報)
 
 
「黙する言語(時の形象)」とタイトルがついた大賞作品。
作者は滋賀県の井上隆夫氏(画像提供:特種東海製紙)
  準大賞の「メモリーバッグ」。レシートを貼り合わせて1枚の紙を作り、紙バッグに加工したもの。レシートの素材である感熱紙は熱を加えると色が黒くなる特性がある。それを生かしてレンガのパッチワークのような風合いを作った。
(画像提供:特種東海製紙)
 
 
09/20 東京オフィスで商談会を開催、中央化学
   中央化学(埼玉県鴻巣市)は、9月12〜16日に東京オフィス(東京都品川区大崎)で「2011中央化学商談会」を開催した。これから迎えるクリスマスや年末年始用などを中心に、節分、ひなまつりなど1年間を通じての各イベントに合わせた売り場や、近年盛り上がりを見せているご当地グルメの同社容器を使用した展示などを行った。
(9月20日10:00 週刊包装タイムス9月19日号に詳報)
 
 
09/20 印刷加工にLED-UV照射、シーシーエス
   工業用LED照明で国内トップシェアのシーシーエス(京都市上京区)は、印刷や粘接着加工向けにLED-UV照射システムの提供を始めた。長年培ってきた技術開発力を生かし、コスト削減や顧客ニーズに即した製品提案を行うことで他社との差別化を図るのが狙い。新製品投入が今後市場にどのような影響を与えるのか注目される。
(9月20日10:00 週刊包装タイムス9月19日号に詳報)
 
 
09/20 停止精度±0.1mmのコンベヤー一体型ラベラー、STKトレーディング
   丸みを帯びた容器の表面やチャック付きのフィルム袋でもラベル貼りができ、小さな化粧箱のL字貼りなどもできるラベラー開発で定評があるSTKトレーディング(横浜市港北区)は、ワークを搬送するコンベヤーベルトが一体型で、ラベル停止位置が±0.1mmという高精度の卓上型ラベラー「TL-105型」を開発し、本格的に発売していくと発表した。
(9月20日10:00 週刊包装タイムス9月19日号に詳報)
 
 
09/16 パレット輸送の実態と課題
   国土交通省では、国内物流におけるパレット輸送の実態と課題、中国・韓国およびASEAN各国のパレット利用状況、国際輸送におけるリターナブルパレットシステムの3点で実態を調査している。今回は「国内物流におけるパレット輸送の実態と課題」について紹介する。国内物流におけるパレット輸送の実態を把握する上で欠かせない国内パレット生産数は2007年度に8202万枚と近年で最高の数値を記録している。その内訳は、木製が大半を占め、次に割合が大きいのがプラスチック製と続く。リーマンショック以降、数量は激減し2009年度では5039万枚まで落ち込むが、2010年度は持ち直し、7452万枚にまで数量が回復してきた格好で推移する。
(9月16日10:00 週刊包装タイムス「焦点・パレットリターナブル化の現状」9月12日号から連載)
 
 
09/15 コンバーター、「人材育成」が継続的な関心事
   「人材育成」がグラビア系印刷加工業にとり、継続的な関心事。―『軟包装通信』のアンケート調査「第4回印刷加工業実態調査」で、こんな実情が浮き彫りになった。全国のコンバーター・プリンターを対象に半年ごとに実施する恒例の調査で、今回の有効回答は58社。東日本大震災に伴う空前の“見込み需要”の影響で、多くの項目で従来の「小康状態」を大きく塗り替える結果が相次ぐなか、恒例の調査項目「最大関心事」の結果がいかにも際立つ。「人材育成」が従来同様、準トップにランクされたからだ。大防法から節電まで、品質管理から過剰在庫まで、各種課題が相次いで打ち寄せる業界における不動の関心事。「人材育成」はそれだけ、業界各社にとり、喫緊で継続的な関心事というわけなのだろう。(詳細は「軟包装通信」9月15日号)。
 
 
09/15 段ボール貼合用糊の添加剤が好評、アクト石原
   アクト石原(大阪府高槻市)は、一昨年6月に豪Jasol社と段ボール貼合用糊の添加剤「Lotemp635」の販売総代理店契約を締結し、国内販売を展開、数社で採用を得ている。
 このシステムを導入した企業では、ボイラーの発熱量を下げ、コルゲータのヒーティングセクションの温度を低温に設定でき、熱効率を大幅に向上、国内での貼合実績結果では15〜18%の燃料削減を実現、段ボールシートに対する温度負荷が軽減され、シートの反りが減少、製函ラインでのトラブルが減少などのメリットもある。
(9月15日10:00 週刊包装タイムス9月12日号に詳報)
 
 
09/14 中国事業展開を強化、OSP
   大阪シーリング印刷(大阪市天王寺区)は、中国事業展開を強化する。現地ローカルの食品企業などで着実に採用実績を伸ばしており、品質・コストなど、これまで培った競争力を駆使し、需要獲得へ営業提案を本格化する。先にも中国・蘇州の生産拠点で設備増強を行うなど、マーケット優位性に拍車を掛ける考え。
 同社初の海外拠点となる「大阪希琳閣印刷(蘇州)有限公司」は、2008年5月から操業を開始している。
(9月14日10:00 週刊包装タイムス9月12日号に詳報)
 
 
09/13 シンクラボ・重田社長の最新業界認識
   「私は環境対応も品質管理も“元から断つ派”、その意味で製版ラインもペーパー研磨機も、当社ならではの開発製品」。―わが国「グラビア王国」をけん引する有数の存在、シンク・ラボラトリーの重田龍男社長が最新開発ライン「New-FX」に則して最新の業界認識を語っている。『第4回軟包装キャリア塾』のセミナーで講師に立つ重田社長、今回の発言はいわばキャリア塾セミナーの“予告編”でもあるが、高濃度インキ使用で「New-FX」で刷った際の大幅な溶剤削減率から、請われて開発したペーパー研磨機の例えば“ツーツー汚れ”まで解消する効能等々まで、その発言は従来にも増して創造的で刺激的な内容となっている。(9月13日16:00 「軟包装通信」9月15日号に詳報)
 
 
09/13 通常総会で「円高対応」強調、日本梱包管理士会
   日本梱包管理士会は8月26日、東京・大森の東急インで第36回通常総会を開催した。
 会長挨拶で登壇した溝井広明氏は「アジア向けを中心とした輸出の拡大や経済対策などの効果により企業収益が改善し、景気持ち直しの傾向が見られたものの、円高基調の継続、雇用情勢や所得環境の低迷、東日本大震災の影響による先行き不透明感から厳しい状況が続いています。このような状況下におきまして、日本梱包管理士会では、梱包業界の将来を見据え、また、会員の所属する企業様のために少しでもお役に立ちうる梱包管理士となるべく研鑽し、努力してまいりました。厳しい経済環境の中ではありますが、今期事業計画に基づき、各種勉強会、見学会等を開催し、梱包管理士のスキルアップを図るための研修を企画し、実行いたしました」と述べた。(9月13日10:00 週刊包装タイムス9月12日号に詳報)
 
 
09/12 容器の曲面に直接印刷できるIJヘッド、トライテック
   産業用インクジェット(IJ)ソリューションを提案するトライテック(新潟県柏崎市)は、コニカミノルタIJ製のIJヘッド「KM1024」を搭載し、円筒形状の容器側面に直接印刷することができる産業用IJ装置「シリンダーJET‐Pro」と、ロールtoロール方式で各メーカーのIJヘッドを選択できるIJ装置「ロールJET」を開発した。
 「シリンダーJET‐Pro」には、UVインキ対応の標準5ヘッド(CMYKWの5色)を搭載。印刷解像度はXY方向とも360dpiと720dpiに対応、選択ができる。各種インキにも対応できることから、金属缶、ポリオレフィン系プラスチックボトル、PETボトルの容器表面に直接印刷・印字が可能。
10月18日から始まる「ジャパンパック2011」には両機種を出展するほか、9月16日から開催の「IGAS2011」ではコニカミノルタIJのブースに「シリンダーJET‐Pro」が展示されることになっている。
(9月12日10:00 週刊包装タイムス9月12日号に詳報)
 
 
09/12 日本のロングセラー商品展、印刷博物館で開催中
 
100年以上の歴史を持つ森永ミルクキャラメル(1899年)。 黄色のスリーブタイプの紙器は1914年から採用されている(展示中)

 日本パッケージデザイン協会(JPDA、フミ・ササダ理事長)は、東京・文京区の印刷博物館P&Pギャラリーで「日本のロングセラー商品展」を11月6日まで開催している。この展覧会は協会創立50周年記念事業として印刷博物館と共同で開催しているもの。パネル展示による「パッケージデザインの勘ドコロ」を併設している。展示では1500年代末の商品から1980年までに誕生したロングセラー商品の現行品約300点を年代ごとに展示している。開催前日のレセプションであいさつしたフミ・ササダJPDA理事長は「ブランドの寿命は30年と言われ、展示されている商品は0.02%以下の確立を生き残ってきたつわもの。中身の商品力とパッケージデザインの力を備えたものだけがロングセラーとなり得る」と述べた。
 併設の「パッケージデザインの勘ドコロ」は、デザイナーが自ら手がけたパッケージデザインについてのコメントをパネルで紹介する催し。JPDA50周年記念出版として、123商品の作られ方がまとめられた同名の単行本も8月に刊行された。
(9月12日10:00 月刊カートン&ボックス9月号に詳報)

 
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