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【2011年10月】
 
10/31 大森機械、フジトクが会長賞に―――Japan Pack Awards 2011
   「ジャパンパックアワーズ2011」の各賞が先ごろ決定し、大森機械工業(埼玉県越谷市)のコーナーシール装置付き横ピロー包装機「S-5600A-BX-BIF」と富士特殊紙業(本社・愛知県瀬戸市)のジッパー付き易開封ピロー袋「スマートカット」が最高栄誉である社団法人日本包装機械工業会会長賞を受賞した。大森機械は前回に続く2度目の会長賞受賞。
(10月31日13:00 週刊包装タイムス10月31日号に詳報)
 
 
10/31 大判UV・IJで協業―――リンテックと大日本スクリーン
   リンテック(東京都板橋区)はこのほど大日本スクリーン製造(京都市上京区)のメディアアンドプレシジョンテクノロジーカンパニーとの間で、シースルーグラフィックスの出力素材および出力システムの販売に関する協業に合意した。
(10月31日13:00 週刊包装タイムス10月31日号に詳報)
 
 
10/31 茶飲料用段箱の規格統一―――カートンプロジェクト委員会
 
規格「c」の短側面フラップ面積縮小(イメージ図)。
 大手の飲料メーカーと小売り・卸企業15社で構成する「カートンプロジェクト委員会」は、環境に配慮して茶飲料に使用する包装資材(段ボールケース)に関する規格を標準化することを明らかにした。主力の500ml入り茶飲料用段ボール箱を対象に、カットテープと持ち手を廃止し、フラップ面積を縮小するほか、ガイドラインを設けて印刷項目と位置を統一することにより、二酸化炭素(CO2)排出量を4〜10%削減するもので、今後の製・卸(配)・販の動きが注目される。 (10月31日13:00 週刊包装タイムス10月31日号に詳報)
 
 
10/28 箔押し加工機で新技術―――平和機械
   平和機械(東大阪市)は、箔押し加工機で安価・小口対応機を発表している。「箔色人FT-10」は、版の要らない箔押し機で、レーザープリンターやコピー機でトナー印刷された部分に箔を転写するマシン。「NSF ELITE」は、次世代箔押し機で、複合加工機という発想で開発された。箔送量、温度調節などができる大画面タッチパネルコントロール付きで、2枚給紙検知装置やエアーブラスト箔剥がしなどを装備、段取り替えが簡単、かつ短時間で行える。
(10月28日13:00 週刊包装タイムス10月24日号に詳報)
 
 
10/27 京都で「頑張ろう日本」年次大会―――全日本シール連
 
あいさつする小宮山会長
 「みんなのチカラをひとつに『頑張ろう日本!』」を大会テーマに全日本シール印刷協同組合連合会(小宮山光男会長、全国10協組加盟)は10月7日、京都市下京区のリーガロイヤルホテル京都で、京都シール印刷工業協同組合(藤木俊夫理事長)の運営により「第53回年次大会・京都大会」を開催、全国各地からおよそ370人が参加した。
(10月27日13:00 週刊包装タイムス10月24日号に詳報)
 
 
10/27 “深堀り”可能なシール印刷加工業界
   東日本大震災や原発事故はシール印刷業界にも少なからず爪痕を残した。宮城県では従業員を亡くしたり、また工場が津波で失われたり、全壊したというケースもあった。福島県では地震と津波に加え、原発事故で避難を強いられ、もとの工場には戻れなくなったプリンターも。それでも、業界の心温かい支援や見舞・協力もあって、再起を賭ける事業者の姿に、シール印刷業界の“絆”の強さを垣間見ることができた。一方で、シール業界もまたご多分に洩れずグローバル化の波が押し寄せてきており、またデジタル化の進展で印刷業界そのものもボーダレス化しつつあるのも事実。そうした中で、貼って、剥がして、また貼れるというシール・ラベルの機能を生かせば、まだまだ“深堀り”できる印刷加工分野だという見方もある。本紙もまた、まだまだ“深堀り”できるシール・印刷加工の世界に注目していく。(包装タイムス編集部)
(10月27日16:00 週刊包装タイムス10月24日号「シール&ラベル」特集より)
 
 
10/26 化粧テープ用全自動機本格化―――昌弘機工
 
ティピーテープ対応型全自動結束機「TAH」
 昌弘機工(大阪府四條畷市)は、ティピーテープ対応型全自動結束機「TAH」を製品化し本格販売を開始している。ティピーテープは、世界初の軽包装結束用(機械締め)用に開発された化粧テープ。ソフトで発泡されているうえ、色彩豊かで非常に美しく、商品価値を一層高めることができる。
(10月26日13:00 週刊包装タイムス10月24日号に詳報)
 
 
10/26 小型真空包装機を発売―――石崎電機製作所
 
同社初の小型真空包装機
 石崎電機製作所(東京都台東区)は、同社初の小型真空包装機「NL-240V-10」の販売を10月から開始した。操作やメンテナンスにおけるシンプルさを追求した低価格モデルで、食品分野の小規模事業者などを主なターゲットに新規市場の開拓を進める構えだ。
(10月26日16:00 週刊包装タイムス10月24日号に詳報)
 
 
10/25 “持ち帰り”容器をキングジムと共同開発―――マイボックス普及企業組合
 
ドギーバッグ向け(手前)と菓子などのテイクアウト用
 飲食店で食べ残した料理などを持ち帰る“ドギーバッグ”から一歩進んだリユース容器「マイボックス」の提案が動き始めている。ケーキ店などへの啓蒙活動が進められているほか、これをビジネス面で応援する組織が9月に立ち上げられ、現在特約店を全国規模で募集している。マイボックスは、マイボックス普及企業組合(栗林樹也理事長)と文具事務用品メーカーのキングジム(本社・東京)が共同開発し、キングジムが製造する。
(10月25日13:00 週刊包装タイムス10月24日号に詳報)
 
 
10/25 FA対応PTP包装システムが後発薬企業などで引合い―――岩黒製作所
  岩黒製作所(富山県射水市)が展開するPTP包装システムが県内外の医薬品関連企業で堅調な引き合いが続いている。医薬品業界では2005年4月に完全施行された改正薬事法により、外部への生産受託が自由化となり、県内外の医薬品受託メーカーなどではここにきて生産設備の整備拡大が一段と活発化している。さらに後発医薬品をめぐっては、2012年までに政府主導で数量シェアを30%にまで引き上げるとした政策を背景に関連企業の生産設備増強などが相次いでいる。 (10月25日16:00 週刊包装タイムス10月24日号に詳報)
 
 
10/24 仙台工場の再開を発表―――王子チヨダコンテナー
   王子チヨダコンテナー(東京都中央区)は、3月の東日本大震災での津波被害を受けた仙台工場(宮城県多賀城市)について、2012年2月に操業開始すると発表した。現在、詳細な計画の検討を進めているが、必要な「工場建屋の復旧工事」「段ボール製造設備の設置」を図ると共に、仙台市内の貸工場に移転操業している同じ子製紙グループの築館パッケージを工場構内に集約して、再開を行いたいとしている。
(10月24日13:00 週刊包装タイムス10月24日号に詳報)
 
 
10/24 ベトナムで新事業開始―――司化成工業
 
新会社の社屋
 司化成工業は9月に新会社「TKサイゴン」をベトナムのホーチミン市内に設立した。既存製品やその他の製品をベトナム及び日本国内外に販売しつつ、顧客のベトナム進出の支援も行う。昨今のコスト高騰による中国離れや円高の定着により、ベトナム市場への関心が高まっていることが設立の背景だという。
(10月24日16:00 週刊包装タイムス10月24日号に詳報)
 
 
10/21 中国シールが初受賞―――シール・ラベルコンテスト
 
最高の栄誉に輝いた作品
 全日本シール印刷協同組合連合会(=JFLP、小宮山光男会長、全国10協組加盟)が主催する「第21回シール・ラベルコンテスト」で、大阪協組所属の中国シール印刷(岡山市北区)が受賞した。1997年の第7回から創設された経済産業大臣賞(当時通商産業大臣賞)で、同社の受賞は今回が初めて。
(10月21日16:00 週刊包装タイムス10月17日で詳報)
 
 
10/21 技術協力や情報交流も活発に―――九州包装産業特集
   経済環境は「3・11」の震災以降、一部で回復傾向にあるものの依然先行きは不透明なままで、業態を問わず一つの岐路に差し掛かっているものと見られている。国内経済は今や日本の動向のみならず、世界経済とも密接に連動しているが、特効薬として現状を改善する材料もなかなか見つからないのが実際のところだ。そうしたなか、アジア諸国との技術協力や情報交流が活発に行われている九州地域では、地場産業が活発な取り組みを見せるほか、九州新幹線の開通で観光客誘致にも大きな期待がかかっている。 (10月21日16:00 週刊包装タイムス10月17日号で詳報)
 
 
10/20 布と段ボールで表現する「浮き布絵展」
 
スカイツリーと広州塔を剣に見立てた「日本と中国の文化合戦」
 段ボールを着物などの古布と組み合わせて立体的な絵画表現を行う「浮き布絵」というアートのジャンルがある。元大手段ボールメーカーに勤務し、現在は技術士事務所を経営している笹崎達夫氏は、2006年頃から浮き布絵の制作を始め、定期的に作品を発表している。
 9月6日から11日、東京浅草で開催された「浮き布絵展」では、大判の作品10数点を発表した。会場がある浅草にちなんで、スカイツリーや江戸の絵師をモティーフにした作品、東日本大震災を通じて誕生した作品などが飾られた。展示された作品のうち数点は、浅草の小学校に寄贈された。
 技術コンサルタントとしての笹崎氏は、RFIDタグ関連の製品開発を行っているほか、紙器・段ボール箱の知的財産権を得意分野とする。昨年6月には、日米欧の先進5カ国でパテントが失効した包装構造図2100点を収録した「そのまま使える包装設計図鑑」を日報出版から発刊した。包装設計の提案用素材集、パッケージデザインの教科書として評価されている。
(10月20日16:00 「浮き布絵展」の模様は月刊カートン&ボックス10月号に詳報)
 
 
10/20 食品用放射能検知装置を輸入販売―――アルテック
   アルテック(東京都新宿区)は10月下旬から、食品の出荷現場などでラインを停止することなく放射線量の全品検査ができる検知装置「RCFM(Radioactive Contamination in Food Monitoring)」の輸入販売を開始する。イスラエルのトーテムプラス社が日本向けに開発したもので、食品が段ボールなどの包装に入った状態でコンベヤーで検知部(RCFM)を通ることにより、放射能汚染の有無が連続して全品検査される。ラインを止めることなく検査できる技術は、食品用放射能検知装置としては国内初という。
(10月20日16:00 週刊包装タイムス10月17日号で詳報)
 
 
10/20 タイで紙袋の生産増強―――昭和パックス
   昭和パックス(東京都新宿区)は、傘下企業で、重包装クラフト紙袋等を生産するタイ昭和パックスの工場を増築した。一期工事の竣工により、クラフト紙袋の月産能力は400万袋の供給体制が整った。年度末には、さらに100万袋増の月産500万袋の体制が整備される見通しだ。
(10月20日16:00 週刊包装タイムス10月17日号で詳報)
 
 
10/19 「パッケージ素材・デザイン展」に各種化粧品容器を出展―――石堂硝子
 
展示会のもよう
 石堂硝子(大阪市東成区)は、10月6日大阪産業創造館で開催された「パッケージ素材・デザイン展」に出展し、新製品「イオスシリーズ」など各種化粧品容器をアピールした。新発売の「イオスシリーズ」は、容器上部に向かってゆるやかに膨らませたオーバル形状で、ボリュームを持たせたキャップ部分がアクセントとなっているのが特長。キャップは2パーツ構造で、インナーとアウターの色使いにより、シンプルなものから個性的なものまで自在に展開することができる。
(10月19日16:00 週刊包装タイムス10月17日号で詳報)
 
 
10/19 省力化包装機器が堅調―――小坂研究所
 
2個1パックを自動で行うテープ結束機「SPA‐2000SF型」
 小坂研究所(東京都千代田区)が製造販売する省力化包装機器が堅調な引き合いを得ている。2個1パックを行うテープ結束機や容器の両脇をテープ止めするサイド貼り機などを展開しているが、自動化による生産性向上やコスト削減などの提案が奏功し、食品業界で着実に納入実績を積み上げている。
 ウインナーソーセージでは現在、ピロー袋を2個または3個を重ねて粘着テープで束ねたセット形態が広く使われている。このセット作業を全自動で行えるのが同社主力製品のテープ結束機「SPA‐2000SF型」だ。
(10月19日16:00 週刊包装タイムス10月17日号で詳報)
 
 
10/19 法人化60周年記念イベント―――折兼
   折兼(名古屋市西区)は9月28日にウインクあいちで、外部から講師を招き「60周年記念公開セミナー&ミニ展示会」を開催した。法人化60周年を記念し、感謝の意を込めて取り引き関係者を中心に招待したイベントで、開催に当たり8月24日に新たに代表取締役社長に就任した伊藤崇雄氏が同社の60年の歴史を語り、お客様からのさまざまな課題に対応できる人材育成に努める方針を語った。(10月19日16:00 週刊包装タイムス10月17日号で詳報)
 
 
10/18 全国老舗・名店のパッケージ―――まめや金澤萬久
 
一つずつ手描きされた紙容器
 日本を代表する観光地・金沢で"豆"をテーマに斬新な発想で生み出される和洋菓子を製造・販売するまめや金澤萬久は、"豆"へのこだわりを込めたオリジナルの豆型容器で新たな金沢みやげを提案している。
柔らかな曲線が“豆”をイメージさせる容器は一枚の厚紙を型押しして作られる。しかも、九谷焼の絵付師が一つずつ手書きで絵を入れるというこだわりだ。
(10月18日16:00 月刊カートン&ボックス10月号「想いをhacoぶ」より)
 
 
10/18 技術高め国内外市場活性化へ―――シュリンクラベル特集
 
飲料用が前半けん引
 収縮ラベル(シュリンクラベル)は、今年、例年とは違った動きを示している。大震災の対応として水需要が急増し、前半までは飲料を中心に需要を押し上げた。しかし、梅雨明けは早かったものの、夏場、昨年程の猛暑が訪れず、結果的に微増あるいは横ばいとなっているようだ。収縮ラベル分野でネックとなっているのが、巻き付けラベル。収景気動向もあるが、その大きな要因となっているのが巻き付けラベルの浸透。2リットルなどの大型ボトルを中心に浸食が著しい動きを示したが、一時程の動きがみられないとする見方もある。その中で、収縮ラベル業界ではユーザーの環境配慮やコスト削減ニーズへの対応から、薄膜化の傾向が顕著。PETやハイブリッドスチロールタイプでその傾向が著しい。収縮クラベルは3次元収縮で異形容器にも対応可能な点も高く評価されている。その他、高収縮性を付与したシュリンクラベル、断熱性を付与した収縮ラベル、オレフィン系収縮ラベル、バイオプラ・生分解性収縮ラベル、リサイクル収縮ラベル、易開封性収縮ラベルなどを開発・展開中。北中米・欧州や中国など海外市場への展開も加速させている。特集では、こうした収縮ラベルの最新動向を紹介する。
(10月18日16:00 週刊包装タイムス10月17日号で詳報)
 
 
10/18 鮮度保持包材が伸長―――ホリックス
 
鮮度保持フィルム包材「ベジフレッシュ」を採用
 堀江本店(福岡市博多区)と福岡県農業総合試験場が共同開発した鮮度保持フィルム包材「ベジフレッシュ」がこのほど特許登録され、堀江本店の販売会社・ホリックス(福岡県筑紫野市)が拡販に努め大きく需要を伸長させている。収穫したての鮮度を長期間キープできる点が評価され、北海道では道産「ブロッコリー」の出荷時に段ボールの内袋で採用。発泡スチロール箱に氷詰めという荷姿からの改善で内容量の増加、トラック便の積載効率向上が図れ大幅にコストを低減した。
(10月18日16:00 週刊包装タイムス10月17日号で詳報)
 
 
10/17 世界的パッケージデザイン賞で銀賞―――レンゴー
 
受賞作品の缶コーヒー
 レンゴー(東京都港区)は、ダイドードリンコ(大阪市北区)「復刻堂 侍エスプレッソ【砂糖ゼロ】」でパッケージデザインの世界的なコンペティション「ペントアワード2011」の「飲料 ティー&コーヒードリンク部門」銀賞を同社と共同で受賞した。ペントアワードは、「パッケージデザインこそが、広告や宣伝以上に最も重要なコミニュケーションツールである」との認識から、デザインのコンペを実施しており、今年は9月29日、米国ニューヨークで授賞式が行われた。
(10月17日16:00 週刊包装タイムス10月17日号で詳報)
 
 
10/17 「みかん箱」にも品質管理ニーズ高まる
 
5色印刷を施した
JA全農えひめの高級みかんの段ボール箱
 段ボール箱の形式でもっとも一般的なA式ケースのことを「みかん箱」と呼ぶ世代の人たちがいる。いわゆる“普通の段ボール箱”のことだが、最近は青果物用の段ボール箱にも品質管理を求めるニーズが高まってきている。
全国のJAグループで直営の段ボール工場を持つ地域が3カ所ある。愛媛、佐賀、広島の3県だ。生産者のための組織であるJAが商品を入れる段ボール箱を生産しているわけだから、パッケージへのこだわりは強い。加工食品も顔負けの4色、5色の多色印刷を施した「みかん箱」が使われることもある。
愛媛県のJA全農えひめでは昨年3月、段ボール印刷用の検査装置を導入した。今年4月に株式会社に組織変更した佐賀県のJA段ボールさがも三菱重工業の最新設備のラインに検査装置を導入した。
「中身がきちんと運べればいい」という一昔前の「みかん箱」の発想はもはや過去のものになってきている。
(10月17日16:00 月刊カートン&ボックス11月号の特集「紙器・段ボール工場の品質管理」ではJA段ボールさがの事例を紹介。JA全農えひめの品質管理への取り組みは同誌2010年10月で詳細レポートを紹介している)
 
 
10/17 新バリアラミ包材提案―――丸東産業
   丸東産業(福岡県小郡市)は、塩化ビニリデンコート(PVDC)品などの代替を提案する新タイプのバリアラミネートフィルムを開発し本格的な営業活動を開始した。ドライラミネートによる複合加工が行え、酸素透過度が8t/m2・24hr・atm以下にできるため、ともすれば過剰性能となっている既存品に比べ、環境負荷低減とコストメリットを最大限に訴求し需要獲得を狙う。(10月17日16:00 週刊包装タイムス10月17日号で詳報)
 
 
10/17 世界初、横ピロージッパー自動包装機でGAA受賞―――富士特殊紙業
   富士特殊紙業(愛知県瀬戸市)の展開がここに来て、創造的な勢いを増してきた。自家薬籠中とした水性グラビア印刷を活かしたパッケージでGAA=全米グラビア協会からゴールデンシリンダー賞受賞の栄誉に輝く一方、「ジャパンパック2011」に初参加し業界初の横ピロージッパー自動包装機や多彩な活用の可能な「ドットコード印刷」等々提案的な新開発製品の訴求を繰り広げるという具合。力量に優れた名門は上昇軌道を鮮明にしてきた。
(10月17日16:00 軟包装通信10月13日号で詳報)。
 
 
10/14 <焦点2011>「B to B」の現状を追う(1)
   メガトレンドとして世界中で注目されているPETボトルのB to B(ボトルtoボトル)およびB to T(ボトルtoトレー)。究極のリサイクル技術の一つ「メカニカルリサイクル」が欧米中心に拡大し、いよいよ日本に上陸した。第1回は大手飲料メーカーなどの採用と、世界の現状を追った。
(10月14日10:00 週刊包装タイムス10月10日号に詳報)
 
 
10/14 自動貼函機のOEM生産開始‐府中紙工
 
OEM生産の「FS175型」
 府中紙工(広島市安佐北区)は、伊・GRUPPO EUROPROGETTI社との間で自動貼函機生産についてのライセンス契約を交わし日本での生産を開始、9月に開催された「IGAS」に出展した。同社は自動貼函機メーカーとして国内最大シェアを持つが、さらに多様な箱の生産に対応するためライセンス契約を結んでGRUPPO 社製貼函機の国産化を実現した。OEM機「FS175型」は、菓子箱など大箱から携帯電話用や従来は手折りしかできなかったDVDボックスなどの小型薄箱まで自動で生産できる。
(10月14日10:00 週刊包装タイムス10月10日号に詳報)
 
 
10/13 26列式で毎分2080本のスティック包装機‐三光機械
   小袋包装機メーカーの三光機械(神奈川県相模原市)は、世界各国で導入実績のあるサーボモーター搭載のスティック自動充填包装機「FC-1000シリーズ」で、26列式の新型機「FC-1000W-26L」を先ごろ開発した。最大1000mm幅(有効幅980mm)のフィルムを26列取りできる仕様で、包装能力は1列あたり最大毎分80ショット×26列で、毎分2080本のスティック包装が可能。イギリス(26列)とオランダ(20列)にすでに納入し、現在は稼働を開始している。 (10月13日10:00 週刊包装タイムス10月10日号に詳報)
 
 
10/13 PE気泡シートの通箱対応袋を開発‐オカベカミコン
 
 オカベカミコン(愛知県瀬戸市)は、ポリエチレン(PE)気泡シートを袋状にして商品を入れ、通箱に装着して保管・輸送を行う「ハンモック」を10月から正式発売した。文字通り「宙」に浮いた状態で輸送するもので、左右のレールにワンタッチ式のロック機能が付いており、袋の位置は固定・移動が可能。袋形状のためさまざまな大きさの製品に対応できる。「作業が簡単で、繰り返し使用できるなどのメリットから精密機械部品や液晶パネルなどの分野で需要が期待される」(岡部智社長)。 (10月13日10:00 週刊包装タイムス10月10日号に詳報)
 
 
10/12 電子レンジで温める新感覚のスナック菓子
 
 モスフードサービス(東京都品川区)と 東ハト(東京都豊島区)は、コラボ商品第7弾として、温めてもおいしく食べられる新感覚のスナック菓子「モスのチュロス メープル」「モスのチュロス 塩キャラメル」を10月4日から秋冬の季節限定として全国のモスバーガー店舗(一部店舗除く)で発売した。パッケージに耐熱性のある電子レンジ加熱対応の専用外袋を採用。電子レンジ使用時には、袋を開ける、もしくは空気穴を開けてから温める仕組み。
(10月12日10:00 週刊包装タイムス10月10日号に詳報)
 
 
10/12 紙パックを折って取り外せるリサイクル対応分別口栓‐日本クラウンコルク
   日本クラウンコルク(東京千代田区)は屋根型(ゲーブルトップ)紙容器用に、分別が容易な機能を付与した口栓「エコ・リムーブ・スパウト」の提案を進めている。紙パックを畳んでから折り曲げることにより、スコア(円周状の薄膜)部分に切れ目(きっかけ)が入るように設計されており、口栓をつまんで引っ張ると簡単に紙パックから取り外すことができる。一方で密封性も両立させた。 (10月12日10:00 週刊包装タイムス10月10日号に詳報)
 
 
10/11 ホロを国内で一貫生産へ‐ホログラムワークス
   ホログラムワークス(東京都港区)は、クライアントがイラストレーターやフォトショップなどのアプリケーションソフトで制作したホログラムをデザインできる国内一貫生産が可能な世界初の技術を確立し、国内に生産ラインを設け販売を開始した。化粧品や医薬品のパッケージをはじめさまざまな製品分野に展開する。新技術「シンクログラフィー」は、プロセスカラーイメージとホログラムカラーイメージが同一紙面上で同調同期した3Dホログラム再現方法。これを同社は「シンクログラム」として特許出願済みだ。
(10月11日10:00 週刊包装タイムス10月10日号に詳報)
 
 
10/11 印刷加工機で糊塗工‐友功社
   シール・ラベル印刷コンバーターの友功社(東京都練馬区)は、同社が2009年に世界で初めて確立したコンベンショナル印刷加工機を使って紙やフィルムに糊塗工(タック紙)とシリコーンコート(セパレーター)をワンパスで行うコンバーティング技術が実際の商品に提供できる段階にまで達したことを明らかにした。ナローウェッブの印刷加工機2連(CI型+スタック型)で糊引きからシリコーン塗工、印刷、抜き等のフィニシング工程をワンパスで行い、粘接着印刷加工品にまで仕上げるシステム技術で、食品業界(大手ハムソー)でこのほど採用された。
(10月11日10:00 週刊包装タイムス10月10日号に詳報)
 
 
10/07 環境と人にやさしい提案(IGAS)‐リンテック
 
 リンテック(東京都板橋区)は、IGAS2011で建物用ウィンドーフィルム「サンマイルド」で、大きく4つの機能を持つ「サンマイルド・オプトロン」をPR、その多機能性とユニークさに注目が集まった。「サンマイルド」は、ガラス飛散を低減する効果があるだけでなく、人体に有害な紫外線をカットし、家具などの日焼け防止に役立つ。紫外線は室内の蛍光灯などからも放射されるので褪色現象は発生するが、無処理に比べ大幅に褪色を抑える効果がある。西日対策とペリメーターゾーンの日射緩和といった太陽光による室内および窓際の温度上昇を抑制し、節電・省エネにも効果を発揮する。 この「サンマイルド」に、さらに防虫機能を付与したのが「サンマイルド・オプトロン」。多くの昆虫が感応するという250〜400nmの波長領域をカットすることで、その誘引を阻止する。
(10月7 日16:00 週刊包装タイムス10月3日号に詳報)
 
 
10/07 HB型コンビネーションのラベル印刷機(IGAS)‐太陽機械製作所
 
  ナローウェッブでコンベンショナルタイプの印刷機で定評のある太陽機械製作所(東京都大田区)は、コンビネーション型ラベル印刷機「TLM型」に、ピエゾ・ドロップ・オンデマンド方式のUV硬化型フルカラーインクジェット(IJ)システム「Vivace!」を搭載した、まさにハイブリッド(HB)のコンビネーションロータリーラベル印刷機をIGAS2011に出展し、業界関係者の注目を集めた。最新のコンビネーションタイプ、TLM型ラベル印刷機に、8ヘッド(4色216mm 幅印字の場合)のフルカラーUVIJシステムを搭載。まさにこれまでのコンビネーション型ラベル印刷機の常識を覆した、コンベンショナル印刷装置とデジタル印刷装置とのハイブリッド(HB)・コンビネーション型ラベル印刷システムとも表現できる。
(10月7日 16:00 週刊包装タイムス10月3日号に詳報)
 
 
10/06 6日間の来場者数は7万3554人が来場‐IGAS2011
 
  IGAS2011(主催・印刷機材団体協議会)は『Print your Future!―印刷は環境と共に進化する!―』を統一テーマに9月6日〜21日のまでの6日間、東京・有明の東京ビッグサイトで開催された。今回のIGAS2011は東日本大震災の影響により、出展者数327社(海外32社)、小間数2,740小間と前回の約60%の規模での開催となった。それでも、6日間の来場者数は73,554人を数え、海外からも5,825人が来場した。4年に1度の開催だけに、会期最終日となった9月21日は台風15号が本州に上陸したにも関わらず、6千人以上の来場者があり、関心の高い印刷機材展示会であることを印象づけた。
(10月6日16:00 週刊包装タイムス10月3日号、月刊カートンボックス10月号で掲載)
 
 
10/06 “紙粉ゼロ”の評価‐ティーエスインダストリー
   「ムラ取り50%削減」をテーマに、抜型メーカーのティーエスインダストリー(名古屋市守山区)が開発した抜型の新技術「アン・アフェクトシステム」が、中部地区を中心に評価を高めている。品質要求レベルが高い医薬品用紙器などの紙粉対策にも有効で、新規受注開拓の切り札になっている。(10月6日16:00 週刊包装タイムス10月3日号に詳報)
 
 
10/05 フジトク、2度目の世界的栄誉
 
 グラビアコンバーター業界屈指の老舗名門、富士特殊紙業(愛知県瀬戸市、以下フジトク)はこのほど、GAA=全米グラビア協会からゴールデンシリンダー賞を受賞する栄誉に輝いた。パン粉のパウチが対象で、自家薬籠中の水性グラビア印刷と接着剤なしの樹脂でラミネートした「人と環境に優しいパッケージ」が世界的な評価を得た。米国シカゴで9月14日に開催された授賞式にも出席、世界中の関係者の称賛を浴びた。同賞は、年度内に市場に出されたグラビア印刷を使用した出版、デザイン、機能、技術開発などの各分野で、世界中のグラビア印刷関係者から応募を募り、ランクを決定するグラビア業界関係者には世界的に知られる権威の高い賞。フジトクは20年前、大手ハムメーカーのハムケーシングに発泡インキで縄目印刷を施して受賞おり、今回は2度目の栄冠となった。(「軟包装通信」10月13日号に詳報)
 
 
10/05 「ロジスティクスソリューションフェア2011」開催‐JILS
 
 日本ロジスティクスシステム協会(JILS)は10月31日と11月1日の2日間、東京・有明の東京ビッグサイトの西3ホールで「ロジスティクスソリューションフェア2011」を開催する。今回のテーマは「新たな価値創造を目指して」で、78社115小間(予定)の規模で来場者は約1万人を見込む。同フェアは、ロジスティクスの高度化・効率化にかかわる多種多様な製品、サービス等をショー&カンファレンス方式で広く情報発信し、社会全体にロジスティクスの意義を普及・促進するとともに産業界が抱える課題解決の一助となることを目的としている。 (10月5日16:00 週刊包装タイムス10月3日号に詳報)
 
 
10/05 ASEAN市場に攻勢‐メイワパックス
 
 メイワパックス(大阪府柏原市)はASEAN市場に攻勢を掛ける。タイの大手製缶メーカー・Royal Can(ロイヤルキャン)と今年12月に合弁会社を設立、軟包材加工企業を稼働させる。「需要旺盛な市場で日本のメイワパックスと同じ技術開発力を持つ加工メーカーをタイで作り競争力を発揮する」(増田淳社長)として現地市場から営業活動を始め、伸長するASEANで成長軌道を鮮明にする考えだ。(10月5日16:00 週刊包装タイムス10月3日号に詳報)
 
 
10/04 産業分野への展開強化‐シヤチハタ
 
 シヤチハタ(名古屋市西区)は、長年培ったスタンプやインキなどの基盤技術を生かし、産業分野での展開を強めている。さまざまな素材に対応する広範なインキバリエーションと捺印作業を軽減する自社開発のスタンプユニットにより、マーキングや検印工程の効率化提案をここにきて加速しており、10月18日から開催のジャパンパックにも初出展する。 (10月4日16:00 週刊包装タイムス10月3日号に詳報)
 
 
10/03 易開封性に優れた新グレード開発‐グンゼ
 
 グンゼ・プラスチックカンパニー(大阪市中央区)は、「HEPTAX(ヘプタックス)」シリーズに、易開封性に優れた機能を持つ新グレード「HBCタイプ」を開発し、営業提案を開始した。独自技術でナイロンフィルム表面に積層したPET層とともに縦方向に易カット性を備えノッチ部からまっすぐ切れる。「複数素材の複合フィルムに易カット性を付与したものは業界で初めてではないか」として、今年度1億円、2013年には3億円を目標に拡販を図る。(10月3日16:00 週刊包装タイムス10月3日号に詳報)
 
 
10/03 ASEAN市場に攻勢‐メイワパックス
   メイワパックス(大阪府柏原市)はASEAN市場に攻勢を掛ける。タイの大手製缶メーカー・Royal Can(ロイヤルキャン)と今年12月に合弁会社を設立、軟包材加工企業を稼働させる。「需要旺盛な市場で日本のメイワパックスと同じ技術開発力を持つ加工メーカーをタイで作り競争力を発揮する」(増田淳社長)として現地市場から営業活動を始め、伸長するASEANで成長軌道を鮮明にする考えだ。(10月3日16:00 週刊包装タイムス10月3日号に詳報)
 
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