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包装関連のニュースは次のように分類されています。
包装産業 パッケージデザイン

【2011年12月】
 
12/28 価格改定方法見直し、「期ズレ」解消―――プライムポリマー
   プライムポリマー(東京都港区)はポリエチレン、ポリプロピレンに関し、ナフサフォーミュラによる価格改定方法を見直す。実績ナフサではなく見込みナフサに基づくフォーミュラに改め、見積もったナフサとの乖離分は対象Q内に清算する方法で、従来の「期ズレ」の解消を図る。対象はHDPE、LLDPE、PP。4月1日納入分から実施する。
 従来は輸入するナフサの国産価格が決定した後、それを基準とするフォーミュラを用い、樹脂価格を決定していたが、この改定方法ではナフサ価格の変化に樹脂価格の対応が遅れる、いわゆる「期ズレ」が生じる。最近年はナフサ価格およびポリオレフィン市況の乱高下も激しく、「期ズレ」金額も増大、同社および顧客各社の経営基盤の安定が損なわれる懸念も拡大してきた。「期ズレ」を解消、双方の経営基盤安定を図るためには価格改定方法の見直しが必要と判断した。 (12月28日16:00)
 
 
12/27 粘着テープ11月度実績、数量金額とも前年比下回る―――日本粘着テープ工業会
   日本粘着テープ工業会は、11月度粘着テープ・シート類出荷実績を発表した。全体では数量ベースで前年同月比6.2%減の8892万6663m2となり、金額ベースで同8.8%減の100億7014万3000円で推移した。
 部門別では、紙粘着テープ類は数量ベースで3.0%増の3759万6283m2、金額ベースで0.5%増の19億2971万8000円。布粘着テープ類は数量ベースで13.9%減の1091万1725m2、金額ベースで9.5%減の14億8412万8000円。フィルム粘着テープ類は、数量ベースで10.5%減の3268万2089m2、金額ベースで5.2%減の34億1201万5000円。特殊粘着テープ類は、数量ベースで20.6%減の486万8748m2、金額ベースでは17.6%減の28億6805万3000円。粘着シート類は数量ベースで2.0%減の286万7818円、金額ベースでは5.3%減の3億7622万9000円。(12月27日16:00)
 
 
12/27 前年比101.2%133億万m2を予測―――2012年段ボール需要予測
   全段連企画委員会は2012年の段ボール需要予測を発表、前年比101.2%の133億万m2と予測した。なお、2011年の段ボール需要は131億4600万m2(前年比100.6%)となる見込み。
 世界同時不況の影響により2008年、2009年と2年連続前年を下回り、日本の段ボール需要はピークの2007年から約10%落ち込んだ。2010年は前年比103.5%と回復し、2011年も東日本大震災にもかかわらず前年を上回る見込みとなっている。しかし円高やユーロ圏の債務問題、タイ洪水などの影響など内外の不透明要素は多いが、復興需要への期待も込めた予測となっている。需要分野別では薬品・洗剤・化粧品と加工食品は堅調に推移し、国内では成長分野となっている通販・宅配・引越は2012年も高い伸びを示すと予想される。
 需要分野別予測は次の通り。電気器具・機械器具用(予測伸長率98.0%)、薬品・洗剤・化粧品用(予測伸長率102.0%)、加工食品用(予測伸長率101.0%)、青果物用(予測伸長率101.0%)、その他食品用(予測伸長率101.0%)、繊維製品用(予測伸長率102.0%)、陶磁器・ガラス・雑貨用(予測伸長率101.0%)、通販・宅配・引越用(予測伸長率106.0%)、その他製箱用(予測伸長率101.0%)、包装以外(予測伸長率101.0%)(12月27日16:00 月刊carton&box1月号で詳報)
 
 
12/26 2012年元旦に合弁会社設立―――エイブリィ・デニソン・ジャパンと伊藤忠紙パルプ
   粘着材料やラベル製品を提供するエイブリィ・デニソン・ジャパン(東京都港区)は、2012年1月1日付で、伊藤忠紙パルプ(東京都中央区)との合弁により「エイブリィ・デニソン・ジャパン・マテリアルズ株式会社」を設立する。同社は、日用品のほか食品や飲料品等の包装に用いられる印刷用粘着材を扱うラベルと包装材料部門と、車両や建築物用のサイン用粘着資材や工事現場、保安製品並びに車両等の反射材を扱うグラフィックやリフレクティブ・ソリューションズに関する部門の2 部門で構成される。エイブリィ・デニソンと伊藤忠グループによる合弁を機に、成長スピードを加速させ、事業を拡大し、イノベーションを展開して新たな付加価値の創出を図っていくとしている。(12月26日16:00)
 
 
12/22 合同酒精のショウガ入り商品誕生の背景
 
 ショウガ入り商品が近年、飲料や食品の市場をにぎわせている。2010年の国産ショウガ出荷量は4万1500トン。5年前と比べて55%増と右肩上がりに伸びている。ショウガの辛み成分が持つ食品増進や殺菌・消臭効果に加え、2011年は体温を温める作用が節電意識の観点から注目され、さらに需要を後押ししているようだ。
酒造メーカー6社を傘下におさめるオエノングループでは、しそ焼酎「鍛高譚」を製造する合同酒精が知産地消をテーマにした「しょうが焼酎 こがねっこ」を2007年1月に東海北陸地区で発売。その後のショウガ人気を受け、2010年9月に「鴬宿梅 生姜梅酒」を、2011年9月にリキュール「ラ・ジンジャー」を発売し、女性を中心に人気を博している。
 「鴬宿梅 生姜梅酒」「ラ・ジンジャー」の開発担当者である合同酒精商品企画グループの君塚康司リーダーは「2010年、食品を中心にショウガ入り商品が数多く発売され始めた頃から、ショウガを取り入れた新商品を作りたいと考えた」と述べている。味わいやパッケージが薬酒寄りのショウガ入りリカーが多かったのに対して、君塚氏は「30〜40代の女性をターゲットに、身近に感じてもらえる商品を想定して構想を練った」という。商品カテゴリーは市場規模が大きい梅酒に想定。ショウガ人気が高まっているとは言え、レモンやストロベリーに比べるとまだまだニッチな商材ということから、市場で認知されているシリーズ物から発売した方が受け入れやすいと判断。「鴬宿梅」では、ショウガを全面に出すと薬酒寄りになるため、特有の辛みがほんのり効く程度にとどめた。300mlという小容量でワンコインの価格設定を行ったことも功を奏し、シリーズ7品目の中で2番目の人気商品となった。
 「ラ・ジンジャー」では、ターゲットを20〜30代の女性に設定し、味わいをレモンのハチミツ漬けのような甘美なリキュールに仕上げた。パッケージは柔らかいタッチのショウガのイラストを使用し、スリムなフロスト調のボトルを採用
するなどとことん若い女性を意識したという。(12月22日16:00)
 
 
12/22 人気ブランドで差をつける―――2011クリスマスケーキ&スイーツ動向2
 
 期間限定でショップを原宿ラフォーレにオープンしたのが人気ブランドの「シー バイ クロエ」。「ボンボン・ショコラ シー バイ クロエ」として、12月25日までキャンディーとチョコレートのオリジナルスイーツを発売している。キャンディーはハンドメイドキャンディーとして名のある「キャンディーアーティザンズ」が、チョコレートはロサンゼルスで人気のチョコレートブランドの「コンパーテス ショコラティエ」とコラボしたもの。ピンクや黄色、オレンジといったポップなキャンディーやチョコレートを、白地に金色のロゴと金色の持ち手がおしゃれな紙袋に入れることで、もらう人の気持ちを高ぶらせるパッケージの魔力がここにある。 ちょっとしたクリスマスプレゼントに、家派のお土産に、一緒に食べて、気持ちを贈って、楽しく甘い夜を過ごすスパイスになるギフトが今年も勢ぞろいした。(12月22日16:00)
 
 
12/22 半自動カートナーの新製品発表―――ヨコイ工業
 
 ヨコイ工業(名古屋市西区)は多品種小ロットの生産現場に最適な小型軽量の半自動カートナー「YKM-01」を発表。「YKM-01」は、ダウンサイジン化を追及した柔軟な設置対応力に加えて独自機構による安定した生産性と優れた品種切替え性を確保したコンパクトタイプの半自動カートナーだ。オペレーターが本体供給装置にカートンを投入することで簡単に一連の高精度カートニングを実現する。同機は2012年4月11〜14日にポートメッセなごやで開かれる「2012中部パック」に出品の予定。
(12月22日10:00 週刊包装タイムス12月12日号に詳報)
 
 
12/21 クリスマスは甘い夜を―――2011クリスマスケーキ&スイーツ動向1
   もうすぐクリスマス。クリスマスといえば、シャンパンや七面鳥のほかに欠かせないのがケーキやスイーツだ。今年のクリスマスケーキの傾向は、有名パティシエや人気スイーツ店が相変わらずの盛況ぶりで、そのほか一流・高級シティホテルやレストランのケーキも人気がますます高まっている。また「ONE PIECE」や「ディズニー」などのアニメやキャラクターケーキも多数登場している。予約状況も百貨店やコンビニエンスストアでは、前年比の約20〜50%増で推移しているところもあり、予約販売は好調となっている。
 クリスマスは“恋人と過ごす”イメージが強いが、近年では“家族”や“友人”と過ごす女子や男子が増加、いわゆる“家派”の存在が大きくなってきている。そこに東日本大震災でより仲間との「絆」を重視するようになったことから、大勢で集まる“パーティー”が増えると予想。店側も5号サイズ(5〜6人用)といった大人数用のケーキの注文も扱うなどの動きがある。
さらにここ数年で勢いをつけているのが、ブランド(インターナショナルブランドとも言う)もののスイーツ達。アメリカ生まれの食料品チェーンの「Dean & DeLuca」ではケーキはもちろん、ベルの形の透明プラスチック容器に入った可愛い「リリプシャン オーナメントキャンディー ベル」や1つずつサンタ姿のくまの包装紙に包まれた「サンタベアー ミルクチョコレート3個セット」などを販売、好評を得ている。マカロンで有名なパリ生まれの「ラデュレ」からはクリスマス限定のマカロンボックス「フルール・ド・ネージュ」がお目見えした。ボックスには白い雪の結晶が花のように舞っている美しいデザインがされており、見る人の心を酔わせる。 (12月21日16:00)
 
 
12/21 GP工場認定、全273工場に―――日印産連
   日本印刷産業連合会は、平成23年12月14日開催の第22回工場認定員会にて、新規10工場と更新10工場を合わせた20工場を認定した。これにより認定工場は全273工場となった。グラビア部門からは、東和グラビヤ印刷(大和工場)、ダイコー(本社工場)の2社。(12月21日17:00 週刊包装タイムス1月1日号に詳報)
 
 
12/21 合弁会社「K&Iフィルム」設立―――出光ユニテック、興人
   出光興産の100%子会社である出光ユニテックと三菱商事の100%子会社の興人はナイロンフィルムの製造を目的とした合弁会社「K&Iフィルム」の設立を発表した。堅調な国内需要への対応と拡大する産業用および海外需要の取込みを図るのが目的。年産4000tの製造装置を新設し、2013年4月の稼働開始を目指す。(12月21日17:00 週刊包装タイムス1月1日号に詳報)
 
 
12/21 生分解性ごみ袋の販売加速―――中興化成工業
 
 フッ素樹脂製品をメインに生分解性プラスチック製品やバイオマスプラスチック製品などの開発、製造、販売を手掛ける中興化成工業(東京都港区)は、生分解性プラスチックのごみ袋「アミティーコンポストバック」の販売を加速した。既存の製品である、ごみ袋、土嚢袋(土木・建築用)などの品質向上はもちろんのこと、これまで実績の少なかった土木建築分野や産業用用途にも積極的に働きかける方針だ。
(12月21日10:00 週刊包装タイムス12月12日号に詳報)
 
 
12/20 話題の保存用袋「シャキット」―――セイホウ
   フィルム製造加工のセイホウ(青森市)が展開している遠赤外線パワーフィルムを使った食品保存用袋「シャキット」が脚光を浴びている。抗菌や鮮度保持、食味向上などの機能を併せ持つ規格袋で、優れた効果が高く評価されて一般消費者や食品事業者から多くの引き合いを得ている。シャキットは、抗菌性物質として定評のあるキチン質を遠赤外線放射物質に化学的に転化させる独自技術(特許第3138252号)により、抗菌効果や鮮度保持効果などを付与した多機能活性フィルム袋だ。用途に合わせて使いやすい3サイズ、170枚入りで価格は1000円。 (12月20日10:00 週刊包装タイムス12月12日号に詳報)
 
 
12/19 特に特注袋で出荷体制強化―――シーアイ化成
 
 シーアイ化成(東京都中央区)は、チャックテープ「サンジップテープ」「ジップラス」「サンジップ」のさらなる拡販を図る。特に特注袋で出荷体制を強化した。「サンジップテープ」の特徴は、嵌合精度が高く、外側から開封しやすく、内側からは内容物の保護に十分な強度を持っている。「ジップラス」は、サンジップテープ同様の機能を有し、さらに低温シール性、美観性に優れている。チャック付ポリ袋「サンジップ」は、ポリエチレン単体の溶断チャック袋ながらも、密封性に優れており、食品分野から、医療、精密機械部品(帯電防止タイプ)など幅広い用途で採用されている。
(12月18日16:00 週刊包装タイムス12月12日号に詳報)
 
 
12/16 レトルト殺菌後世界一のバリア性を持つ透明フィルム開発―――凸版印刷
   凸版印刷(東京都千代田区)は、世界トップシェアの透明蒸着バリアフィルム「GLフィルム」シリーズに、透明フィルムではレトルト殺菌後において世界一のバリア性を持つ「GD-RD」を開発した。これは同社独自の蒸着加工技術により、透明蒸着フィルムでは困難とされていた蒸着膜の性能低下の抑止に成功したもの。
 GD-RDは、耐熱や強密着などのレトルト適性に優れた同社従来品と比較し、約2倍の酸素バリア・水蒸気バリア(水分蒸散バリア)性能を実現した、アルミ箔に匹敵する長期保存が可能に。アルミ箔を使用した商品や、アルミ箔に匹敵する高いバリア性を必要としていたレトルトパウチ食品などに向け、2011年12月中旬から本格的な販売を開始する。  同製品は、12月15日〜17日の3日間、東京・有明の東京ビッグサイトで開催の「エコプロダクツ2011」のトッパングループブースで展示。(12月16日14:00)
 
 
12/16 再資源化バンドの色拡充―――大日製罐
 
 梱包用PPバンドの老舗メーカー、大日製罐(東京都千代田区)は循環型梱包用PPバンド「リサイクルディックバンドカラー」を本格発売した。使用済みPPバンドの再生原料を使い製造した循環型梱包用バンドは、従来はブラックのみであったが、新色としてブルーとグリーンが加わることになる。
(12月16日16:00 週刊包装タイムス12月12日号に詳報)
 
 
12/16 サトウキビ原料の包装用粘着テープ発売―――リンレイテープ
 
 リンレイテープ(東京都中央区)は、サトウキビを原料に使用した包装用粘着テープ「バイオクロスbU72」を1月から本格発売する。包装用PE粘着テープで、業界初でバイオマスマークを認定取得。粘着テープの環境保全が一歩前進しそうだ。 (12月16日16:00 週刊包装タイムス12月12日号に詳報)
 
 
12/15 無償ダウンロードサービスを開始―――エイブリィ・デニソン・ジャパン
   粘着材料やラベル製品を提供するエイブリィ・デニソン・ジャパン(東京都港区)は2012年1月から、「ICC プロファイル」の無償ダウンロードサービスを開始する。ICC プロファイルを活用することで色合わせの負担を軽減し、より画像データに近い正確な色の再現が可能となる。「ICC プロファイル」の無償ダウンロードサービスを利用するには、同社ウェブサイト(URL:http://avery-ap.color-base.com/)の専用画面から。(12月15日 13:00)
 
 
12/15 接合間隔の外観検査機販売―――アルキスト
   アルキスト(千葉県柏市)は、FFG(フレキソフォルダーグルア)などの製函ラインで「接合間隔」を検査する検査装置の販売を開始した。同検査装置は、シャープマニファクチャリングシステム(大阪府八尾市)が開発したもので、小型画像センサカメラによる、低価格・簡単操作・小型を基本コンセプトとした「画像センサカメラ」の技術をベースに開発したもの。1号機は武田紙器(千葉市柏市)のFFGに設置され、大手段ボールメーカーなどから引き合いを得ている。 (12月15日16:00 週刊包装タイムス12月12日号に詳報)
 
 
12/15 復興の願いを込めた粘着テープ好評―――古藤工業
 
 粘着テープメーカーの古藤工業(横浜市旭区)が販売する「復興布粘着テープ」が好評だ。震災により被災した、いわき市、福島県、そして東北地方の復興を願い、同時に「このような震災があったことを忘れないでほしい」との思いを込めて製作した。テープ幅は50o、巻き長さは20mで、ラインアップは全3種。それぞれ、「がんばっぺ いわき」「がんばろう福島」「がんばろう東北」のメッセージが印刷されている。売上げの一部は、義援金として寄付される。
(12月15日16:00 週刊包装タイムス12月12日号に詳報)
 
 
12/14 極小・薄型ラベルも標準対応、製造業向け電動剥離機―――サトー
 
 サトー(東京都目黒区)はこのほど、極小・薄型ラベルの剥離や加算・減算機能に対応した製造業向け高機能電動剥離機「RACCOON(ラクーン)F-70」を発売した。同製品は、通常の基材なら最少5o×5oという極小ラベルの剥離に対応するほか、透明PETおよびネーマ基材では25μmの薄さまで剥離することができる電動剥離機。25μmのラベルを標準剥離する電動剥離機は業界初。 (12月14日 週刊包装タイムス12月12日号に詳報)
 
 
12/13 トレーの一形態(1)―――そのまま使える包装設計図鑑
 
 トレーは容器の基本形態として最も古くから存在し、個装から外装、用途も電子部品や農産物、商品の集合包装など幅広く使われている。天部が開放状態になるので商品抜き取りやホコリが入るリスクがつきまとう。これを防止するため、天板をつけたりフィルムを巻いたりする取り組みが昔から行われてきた。最近は、この短所を内容物が簡単に取り出せる長所として活用する事例も多い。 図のトレーは糊貼りなしで組み立てられる紙トレー。内容物を取り出すと平らになって処理が容易な構造となっている。1976年パテント出願(権利失効)。
※この構造図はパテントフリーですのでご自由にお使いください。
(12月13日16:00 『そのまま使える包装設計図鑑』収録)
 
 
12/13 12月15日からデジタル印刷で初の環境ラベル表示制度スタート―――日印産連
   日本印刷産業連合会(猿渡智会長)は、環境に配慮した印刷工場・印刷製品の総合認定制度であるグリーンプリンティング(GP)認定制度において、デジタル印刷物(オンデマン印刷物)に環境ラベル(GPマーク)が表示できる制度を創設した。この新制度は平成23年12月15日からスタートする。
日印産連では、12月14日のグリーンプリンティング工場認定委員会において、同制度で初めてデジタル印刷を行う工場を環境配慮(GP)工場として認定。認定された工場(GP工場)が製造するデジタル印刷物にGPマークが表示できるというもの。これは、製造工程における省エネ活動、リサイクル等の環境配慮を評価し、用紙、トナー、インクジェット用インク等資材の環境配慮基準を達成したデジタル印刷物にGPマークが表示できるものでデジタル印刷物では初の環境ラベルとなる。
 なお、このデジタル印刷物へのGPマーク表示の新制度は、12月15日〜17日の3日間、東京・有明の東京ビッグサイトで開催される「エコプロダクツ2011」で紹介される。(12月13日13:00)
 
 
12/13 「ユポ@ラベル」に印刷、メーカー保証も5年間―――カシオ計算機
 
 合成紙「ユポ」素材のラベルにカラー出力できるオンデマンドカラーページプリンターが、カシオ計算機(東京都渋谷区)から発売され、これまで課題の多かった小ロットでのラベル、オンデマンド印刷の発注に、低コストかつイージーオペレーションで応えることのできる新しいプリンターとして注目を集めている。メーカー希望小売価格は、保守サービス5年間付きで、598,000円(税別)。
(12月13日16:00 週刊包装タイムス12月12日号に詳報)
 
 
12/12 10月も在庫調整いまだ続く―――日本スチレン工業会
   日本スチレン工業会(東京都中央区)はPS(ポリスチレン)及びSM(スチレンモノマー)の10月度実績概況を発表した。それによるとPSはいまだ調整が続いているようで3カ月連続での5万t割れとなる49,847tとなった。前年同月比では13%減となる。国内出荷では、電化製品などの販売不振を受け、電機工業用が9カ月連続の前年同月比減となる7,956t、包装用は5カ月連続マイナスとなる24,130tとなった。HIシートは引き続き不振だが、OPS向けは前年並みとなった。SMは前年同月比の21%減となる206,304tで、各用途で前年割れとなった。 (12月12日16:00 週刊包装タイムス12月12日号に詳報)
 
 
12/12 医療受託包装事業加速―――ヤマガタグラビヤ
 
 ヤマガタグラビヤ(大阪府八尾市)は、医療機器分野の受託製造事業を加速。糖尿病患者が使用する採血用穿刺(せんし)針の国内最新製品の製造から包装までをこのほど受注した。製造は、医療機器製造許可を持つグループ会社のヤマガタファステム香川工場(香川県仲多度郡まんのう町)で行う。同工場第二工場棟は、清浄度10万クラスのクリーンルームを有し、すでに受託製造用に最新鋭の組立、検査ラインならびに包装機を導入し、現在、最終調整の段階まで進んでいる。
(12月12日16:00 週刊包装タイムス12月12日号に詳報)
 
 
12/09 耕作放棄地を再生―――初の国産ワイルドクラフトコスメ「QUON」
 
 国産オーガニック化粧品メーカーのクレコス(大阪市)は、耕作放棄地を再生して栽培した大和茶などを原料とするオーガニック化粧品「QUON(クオン)」を今年9月から発売開始した。農薬・肥料を一切与えない無農薬・自然農栽培で育った“ワイルドクラフト原料”を使用し、国産原料比率を極限まで高めたブランドで、オーガニックコスメの新機軸として注目される。ブランド名のクオンは「久遠」(あることがいつまでも続くこと)から採り、サスティナブルなメッセージを込めた。健一自然農園(伊川健一代表)と共同で奈良の大和高原の耕作放棄地を再生させ、ここで採れた大和茶などを原料として使用している。 商品化したのは化粧品・乳液・美容液のオールインセラムを100%天然成分で実現した「クオン ビューティアクチュアライザー」(50ml/税込3990円)とオイルエッセンスシリーズ(20ml/税込3150円)。パッケージの紙には間伐材を使用。また障害者支援の一環として、植物素材から蒸留した水を化粧品に配合する工程は障害者授産施設に委託している。このクオンプロジェクトは農林水産省・経済産業省の農商工連携事業に認定。クレコスは地域の産業発展を目的とした「奈良県ビジネス大賞」を受賞した。 (12月9日13:00 12月15日発行の週刊包装タイムス特別増刊号「コスメティーク・ラボ」でオーガニックコスメの最新動向をレポート)
>>12月15日発行の週刊包装タイムス特別増刊号「コスメティーク・ラボ」
 
 
12/09 PETボトルBtoB再生システムで環境大臣表彰を受賞―――サントリー食品インターナショナルほか
 
リサイクルPETを導入した製品
 サントリー食品インターナショナル(東京都港区)とサントリービジネスエキスパート(東京都港区)は、10月28日から開催された第6回3R推進全国大会で、2011年度「循環型社会形成推進功労者等環境大臣表彰」を受賞した。同2社は、協栄産業と共同で、国内飲料業界で初めてPETボトルの“BtoBメカニカルリサイクルシステム”を構築し、今春から商品の一部に、同システムによる再生樹脂を50%の高比率で使用したPETボトル「リペットボトル」を導入している。この結果、従来から導入しているケミカル再生樹脂との併用により、石油由来資源を約90%、CO2(製造時の排出量を含む)を約60%削減することが可能となった。今回の受賞は、こうした環境に配慮した先進的な容器開発が高く評価されたものといえる。
(12月9日10:00 週刊包装タイムス12月5日号に詳報)
 
 
12/09 栄冠はダノンの頭上に、人気ブランドへの導入で評価―――独・バイオプラスチックアワード2011
 
PLA容器を採用したカップ容器入り
ヨーグルト商品「Activia(アクティヴィア)」
 植物由来プラスチックや生分解性プラスチックの技術発展に貢献した企業・団体を表彰する「Bioplastics Awards(バイオプラスチックアワード)」で、主要人気ヨーグルトブランド2種のパッケージ素材にバイオプラスチックを採用するダノン社が、第6回開催の大賞を受賞した。選考では、カップ容器入りヨーグルト商品「Activia(アクティヴィア)」と「Actimel(アクティメル)」のパッケージ素材にバイオプラ(PLAおよびバイオPE)を採用し、従来はニッチ市場に留まっていたバイオプラをマスマーケット商品向けで展開する点が評価対象となった。同社では今回の取り組みを踏まえ、ドイツ市場における商品の半分以上でバイオプラを導入する計画もアナウンスしている。
(12月9日10:00 週刊包装タイムス12月5日号に詳報)
 
 
12/09 オフ用のライスインキで「エコプロ」優秀賞受賞―――東洋インキ
   東洋インキ(東京都中央区)は、エコプロダクツ大賞推進協議会が主催する「第8回エコプロダクツ大賞」の「エコプロダクツ部門」において、優秀賞である「エコプロダクツ大賞推進協議会会長賞」を、オフセット印刷用インキ「TOYO KING NEX NV100ライス」で受賞した。同インキは、従来の環境対応型オフセットインキ(大豆インキ)でも10〜30%使用されていた石油系有機溶剤を一切含まず、再生植物油および米ぬか油のみを使用しており、「石油系有機溶剤を含まずカーボンニュートラルである」点と「化石資源から再生可能資源へのシフトが促進されることが期待できる」点が高く評価された。(12月9日10:00 週刊包装タイムス12月5日号に詳報)
 
 
12/08 限定タブレット菓子で運だめし?―――アサヒフードアンドヘルスケア「ミンティア」
 
 携帯しやすい薄型カードタイプの容器入りで人気のタブレット菓子「ミンティア」(アサヒフードアンドヘルスケア)。タブレット菓子(口中清涼菓子、錠菓とも呼ばれる)の市場規模は推定300億円とも言われており、年々、需要は拡大傾向にある。「ミンティア」は、2005年以降、タブレット菓子で売上個数トップ(2007年からは売上でもトップシェア)の地位を維持している(INTAGE食品SRI調べ)ブランドで、今年発売15周年を迎えた。これを記念しアサヒフードアンドヘルスケアでは、期間限定で「ミンティア ミラクルチェリー」を12月12日より全国で発売する。
パッケージには従来品のタブレットに加え片面にレリーフ(浮き彫り)の入ったタブレットが入っているのが特徴。レリーフ入りタブレットは2008年12月に期間限定で発売して以来、年1回採用しているもの。今回は、従来のラッキータブレット“桜タブレット”に加え、勝利を表す「勝ち星」をイメージした“白星タブレット”を採用した。“白星タブレット”は“桜タブレット”より出現率が低く、「運だめし感覚で楽しみながら試してほしい」(同社広報)という。パッケージデザインのポイントは、訴求力がある赤色のケースと、キラキラ輝くホログラム調のメタリックラベル。「MINTIA」のロゴには、幸運の象徴とされるレインボーカラーに白いドット模様をあしらい、キラキラ感を強調した。(12月8日)
 
 
12/08 レンゴーロジスティクスが三田流通センターを開設―――レンゴー
 
レンゴーロジスティクス三田流通センター
 レンゴー(大阪市北区)は、子会社であるレンゴーロジスティクスが「三田流通センター」(兵庫県三田市)を開設したと発表した。同センターは、舞鶴若狭道三田西インターの正面に位置しており、中国自動車道にも近く、集積の拠点として最適な場所で、輸送や交通アクセスにも優れている。防塵・防虫対策として屋内型トラックバースと高速シャッターを装備、また環境にやさしいバッテリー式のフォーク・クランプリフトを構内に配備している。ETC感知式のチェーンゲートで入出場管理など、セキュリティ体制も万全。同営業倉庫の開設で、ゼネラル・パッケージング・インダストリーの一翼を担う総合物流事業者の地位確立を目指す。
(12月8日10:00 週刊包装タイムス12月5日号に詳報)
 
 
12/08 品質基準に関するアンケート実施―――東京都ラベル協組
   東京都ラベル印刷協同組合は、「ユーザーの過剰な品質要求に、どう対応するのか?」を表題とするアンケート調査を実施、このほどその調査結果がまとまった。調査は同協組全組合員66社と会友5社、計71社を対象に行い、回収数は33社(回収率45.5%)。回答したほとんどの組合員・会友が、ユーザーの過剰な品質要求に苦慮していることが、あらためて浮き彫りになった。中でも自動車、弱電、精密機器などの工業用ラベル分野では、その傾向が強く伺え、業界として品質基準のガイドライン作りを求める声が多かった。(12月8日10:00 週刊包装タイムス12月5日号に詳報)
 
 
12/08 全自動ランダム型など封函機3機種を発売―――ロック
 
新発売の全自動ランダム型封函機
 ロック(営業本部・大阪府八尾市)は、粘着テープ型製函・封函機「ケースボーイ」シリーズ強化の一環として、全自動ランダム型をはじめ、半自動H貼り型、半自動フラップ折り込み型のカートンシーラー3機種を製品化し、一斉に発売した。これまで調整型半自動タイプを主体に農産物や一般産業市場を中心に実績を高めてきたが、最近では多様なサイズのケースを一貫処理するランダム型全自動機のニーズも高くなってきたことからラインナップを強化し、販売を開始したもの。(12月8日10:00 週刊包装タイムス12月5日号に詳報)
 
 
12/07 実用志向がトレンド―――2011年クリスマスコフレ
 
エスティーローダー
「グッドアズゴールド2011」((税込7875円)

 今年春からはじまった大阪キタエリアの“百貨店抗争”。5月に大阪三越伊勢丹がグランドオープンしたのに対抗すべく、近隣の阪急本店と大丸が増床。その流れはミナミにまで波及し高島屋と近鉄本店も増床に乗り出した。これにより大阪市内の百貨店の売り場面積は1年前の1.5倍にまで膨れ上がった。これから年末商戦が本格化する中、注目されるのが化粧品をアソートした「クリスマスコフレ」。ギフトはもちろん、女性が自分用に買い求めるケースも多く、年末商戦の目玉の一つとなっている。特に伊勢丹は、東京新宿本店が一店舗当たりの化粧品の売上では世界一とも言われる得意の市場。関西圏百貨店の雄とされる阪急との販売合戦は大いに注目されるところだ。
 その阪急梅田本店によると、今年のクリスマスコフレの傾向は「実用重視」。チークやルージュは奇抜な色合いのものではなく、ピンク系が主流。アイシャドーも、ラメを使ったキラキラと華やかなものであっても“ぼかし色”と“締め色”をセットにしているなど、特別なシーンだけでなく普段にも使えるものが多いという。ポーチなどの付属品も実用的な形状のものや、チークブラシやリップブラシ、ミラーといった使用シーンの多いアイテムがトレンドとなった。2011年注目ブランドとしては、エスティーローダー、ローラメルシエ、シスレー、スリーなどの名があがっている。 (12月7日13:00 12月15日発行の週刊包装タイムス特別増刊号『コスメティーク・ラボ』で詳報)
 
 
12/07 再生重梱包バンド発売―――大日製罐
   大日製罐(東京都千代田区)は、重梱包用PPバンド「ディックヘビーバンド」において、再資源化素材を用いたディックリサイクルヘビーバンド「HVRタイプ」を新たに加え、発売する。従来の生産工程において、リサイクルPP100%の再生素材を使用した製品は、バージン素材使用製品に対し破断強力、溶着保持率等が劣るため再生素材の使用が困難とされていた。こうした中、同社が今回上市した製品は、梱包用バンドの老舗メーカーとして蓄積した技術力を生かし、他社に先駆けて開発した点に独自性があるという。すでに製材、建材などの業界から多数の引き合いがあり、今後、これに限らず重梱包を必要とする多様な業界へ販売のすそ野を広げ、重梱包バンドの再資源化を牽引する方針だ。 (12月7日10:00 週刊包装タイムス12月5日号に詳報)
 
 
12/07 無包装クラフトテープを拡充、ホワイト色追加―――オカモト
 
食品工場などでの使用が見込まれる
無包装クラフトテープホワイト
 オカモト(東京都文京区)は、ロングセラーである無包装のクラフト粘着テープで、新たに白色タイプを追加する。品名は「No.2240WC環境思い無包装ホワイト」で11月25日から発売。主に食品工場での使用を見込む。同社では今後も高まる無包装ニーズに製品の拡充で対応する方針だ。 (12月7日10:00 週刊包装タイムス12月5日号に詳報)
 
 
12/07 新工場で新商品内見会、約160人来訪し盛況裏に―――エーシンパック工業
   エーシンパック工業(東京都千代田区)は11月24日、さいたま市岩槻区の上野工場で「新商品内見会」を開催した。製販増強を狙いに今年5月に稼働させた同工場の披露を兼ねて行われた催しで、販売代理店や惣菜ベンダー、食品メーカーなど終日で延べ160人ほどが来訪し、盛況のうちに終了した。(12月7日10:00 週刊包装タイムス12月5日号に詳報)
 
 
12/07 対応箱幅2倍に拡大、新型カートナーの販売加速―――日本自働精機
 
食品ブランド大手で1号機が
採用された「CRF-3000」
 日本自働精機(横浜市戸塚区)は、新型連続式高速カートナー「CRF-3000」の販売展開を加速する。従来機と比べて対応するカートンの寸法幅を2倍に広げ、より幅広い業界での使用を可能とした新たな戦略機で、すでに食品ブランド大手に1号機を納入。実稼働でも高い評価が得られたことから営業活動を本格化する。 (12月7日10:00 週刊包装タイムス12月5日号に詳報)
 
 
12/06 さわやかさ際立つ「Gokuri ピーチ」―――サントリー
 
 サントリー食品インターナショナルは、「Gokuri ピーチ」を2012年1月24日から全国発売する。「Gokuri」は、2002年の発売以来、“まるごと果実のおいしさを実感できる味わい”で人気を博している果実飲料。新たにラインナップに加わる「Gokuri ピーチ」は、桃のとろっとした口当たりとやさしい甘さが特長。パッケージは、やわらかな水色を背景に、桃のイラストが引き立つさわやかなデザインに仕上げた。400gボトル缶150円、290g缶 115円。(12月6日10:00)
 
 
12/06 使用済PET回収量率72.1%―――PETボトルリサイクル推進協議会
 
記者説明会のもよう
 PETボトルリサイクル推進協議会は11月22日、「PETボトルリサイクル年次報告書2011年度版」発刊に伴う記者説明会を行った。2010年を最終年度とした「第一次自主行動計画」において、使用済みPETボトル回収率の目標値を75%としていたが、同年の回収率は72.1%で昨年比マイナス5.4%となった。これは資源化した使用済みPETボトルの回収ルートが多様化しており、事業系回収量の補捉調査が難航したことが主な要因という。
(12月6日10:00 週刊包装タイムス12月5日号に詳報)
 
 
12/06 横浜・センター北駅に新店オープン―――シモジマ
 
店舗内のワークショップスペース
 シモジマ(東京都台東区)は、ワークショップ併設の体験型ニューショップ「east side tokyo センター北」を横浜市のセンター北駅に隣接する商業施設「ヨツバコ」内に出店し、同施設と同時に11月23日にオープンした。近辺に居住する20〜40代の女性を中心に、家族や友人と楽しく時間を過ごせるということをコンセプトに設計された。また親子でも参加できるよう備え付けのテーブルの位置を調整できるなど、子どもと過ごせるよう配慮もなされている。 (12月6日10:00 週刊包装タイムス12月5日号に詳報)
 
 
12/06 包装機械など無償貸与、水産加工業者の復興支援―――高速
   高速(仙台市宮城野区)は、東日本大震災による津波で大きな被害を被った三陸地方沿岸の復興支援のために包装機械などを釜石にある岩手県水産技術センターに無償貸与を行っている。真空包装機、ラベルシーラー、金属検出器など15台で、同社と取り引きのある機械メーカー10社の協力を得た。(12月6日10:00 週刊包装タイムス12月5日号に詳報)
 
 
12/06 再縮合重合で持続的に再生樹脂を製造―――協栄産業
   新しいリサイクルの取り組みが始まった。従来のリサイクル製品は安全性、物性の面で問題はないがエネルギー使用量が高いケミカルリサイクルや、そのまま燃料とし熱資源とするサーマルリサイクル、樹脂の物性が劣化することを想定し、成形性に適合した製品を製造するマテリアルリサイクルなどがあったが、それぞれ産業として成立させるには一部を除きまだまだ課題が多かった。再生樹脂の製造・販売を手掛ける協栄産業(栃木県小山市)は、再縮合重合反応方式のメカニカルリサイクルプラントを2005年に導入。運転ノウハウの蓄積によりIV値を制御できる技術を確立した。高度利用が可能な再生PET樹脂を製造することで、ボトルからボトルへの持続的な循環を可能にし、新しいリサイクル産業の方向性を示す。 (12月6日10:00 週刊包装タイムス12月5日号に詳報)
 
 
12/05 発泡シート用帯束機を開発―――大洋精機
 
発泡ポリエチレンシートやフィルム
緩衝材を自動的に製品に巻き付けて
帯束する装置「WAS-250-75」
 大洋精機(大阪府大東市)は、緩衝用として用いられている発泡ポリエチレンシートやフィルム緩衝材を自動的に製品に巻き付けて帯束する装置「WAS-250-75」を開発した。先のジャパンパックでの公開を機に販売を開始したもので、びん・瀬戸物類・電子基板・レンズなど特に破損しやすい製品の包装・結束に最適として注目を集めており、同社では大きな需要を期待している。
(12月5日10:00 週刊包装タイムス12月5日号に詳報)
 
 
12/05 配送部門増強、ピッキング機能を大幅充実―――大黒工業
   大黒工業(愛媛県四国中央市)は配送部門の拡充を図る。小口化傾向が強まるマーケットニーズに即応するため、2012年5月までに敷地面積約13,000m2の大型ピッキングセンターを香川県下に建設し、多品種・即納要求に積極的に対応していく。「ラップフィルム1本からでも納める」(石川忠彦社長)として、自社製品・仕入れ製品の供給力の増強を図り、競争力強化を狙う。
(12月5日10:00 週刊包装タイムス12月5日号に詳報)
 
 
12/05 新「エンボスラベル」を商品化―――金沢シール
 
新「エンボスラベル」が貼付された商品群
 金沢シール(石川県白山市)は、新「エンボスラベル」を製品化した。若い技術者に同社固有技術を継承し、従来のエンボス(浮き出し)加工技術をリニューアルしたもので、その凹凸感から「思わず手に触れてみたくなる」ラベルへと昇華させた。すでに国内食品製造業などブランドオーナー向けに本格販売を開始している。 (12月5日10:00 週刊包装タイムス12月5日号に詳報)
 
 
12/05 世界初、植物系防錆包材―――アイセロ化学
   アイセロ化学(愛知県豊橋市)は、植物由来ポリエチレンを用いたバイオマス気化性防錆フィルム「ボーセロンBP」の製品化に世界で初めて成功した。独自の製膜技術を駆使しバイオマス度約70%を実現。市場の反響を見極め、バイオマスプラスチックの採用やCO2削減に取り組む環境問題に関心の高い企業・団体に向けてサンプル製品の供給を進めながら、順次生産体制を整えていく。 (12月5日10:00 週刊包装タイムス12月5日号に詳報)
 
 
12/05 美容にも効く梅酒をレトロモダンに包む―――福徳長酒類
 
 オエノングループの福徳長酒類(東京都中央区)は、女性をメインターゲットにした梅酒「恋梅こいうめ 樽仕立て極上梅酒」を、12月1日から全国発売した。南高梅を樫かし樽で8年以上貯蔵した長期貯蔵の焼酎原酒で漬け、仕上げにも同じ原酒を加えまろやかに飲み口を実現。またヒアルロン酸を配合し、美容への関心が高い女性への訴求力を高めた。
 パッケージデザインはターゲットを意識し、赤を基調に梅の実や花をレトロモダンなタッチで描いた艶やかなラベルと、上質感を演出する白いフロスト調のボトルを採用。ネーミングは中味をストレートに伝えることで分かりやすさを打ち出した。720mlびんで希望小売価格は税別1314円。 (12月5日10:00)
 
 
12/02 パッケージが個性的な韓国コスメ
 
「ミニミーパフュームミスト」
 パッケージに特徴がある韓国コスメブランドとしてコスメdeコリアを運営する西野邦彦氏(ワールドブリッジャー)氏が推奨するのが「トニーモリー」「エチュードハウス」「バビペット」の3ブランド。トニーモリーはもともと化粧品容器メーカーTAE SUNG INDUSTRIALを母体とする企業。ボトルやコンパクト容器など技術力には定評がある。
 エチュードハウスはショップのインテリアからスタッフのユニフォームまでピンクを基調にしたラブリーなテイストで、若い女性の支持を得ている。
 バビペットは、2009年にデレオンコスメティックという会社から登場したブランド。世界的歌姫のビヨンセが実の母親と立ち上げたファッションブランドHouse of Dereonから派生したブランドで、プチプラでキュートさを前面に出したbaviphatとビヨンセプロデュースのDereonという2ラインで展開している。パッケージデザインはポップでキュートなイメージ。 (12月2日16:00)
 
 
12/02 工場見学コースを一般公開―――ナック
 
充填後の製品検査ライン
 宅配水「クリクラ」を提供するナック(本社・東京)は、「クリクラ町田プラント」および「クリクラ中央研究所」(東京都町田市)の工場見学コースを、11月12日から一般公開した。これに伴い、同敷地内に世界50カ国から1000本のミネラルウォーターを集めた「世界の水ギャラリー」を開館した。プラントでは製品水の製造から空ボトル(ポリカーボネイト製)の洗浄・殺菌、充填・密封、製品検査工程までが一望できる。また世界の水ギャラリーでは、26カ国31基のウォーターサーバーも展示されている。
(12月2日10:00 週刊包装タイムス11月28日号に詳報)
 
 
12/02 品質向上、生産合理化を実現―――九州カートン
   九州カートン(佐賀県多久市)は、今年9月に梅谷製作所製のフレキソフォルダグルア「プラムμ(ミュー)スーパーF EQOS モデルUPS-1.4×3.0」の3色フレキソ、クリーザ、ダブルスロッタ、ダイカッタD8型(リードエッジフィーダ、オートスタッカ、セミオートフィーダ)仕様を導入した。最大通紙寸法が1400×3050mmという大型シートにも対応できるのが最大の特徴で、ダイカッタユニット搭載により抜き加工も行い、機械速度は毎分180枚。 (12月2日10:00 週刊包装タイムス11月28日号に詳報)
 
 
12/01 冒険心と遊び心が魅力の韓国コスメ
 
「食べられる化粧品」をコンセプトとする
SKIN FOODの「ゴールドキャビアコラーゲン」
 この数年、日本で韓国化粧品の人気が高まっている。韓国化粧品の情報サイト「コスメdeコリア」を主宰しているワールドブリッジャーの西野邦彦氏によると「2008年のBBクリームのヒットで韓国コスメのブームが到来し、2010年のかたつむりクリームが人気を決定づけた。2011年の冬は毒蛇(シンエイク)が話題で、韓国コスメ人気はとどまる気配がない」と述べている。
 特に2000年以降に設立した新しいブランドが日本で人気を集めているのが特徴だ。
 韓国コスメの人気の秘訣について複数の業界関係者は「冒険心と遊び心」と分析する。いま話題の「毒蛇コスメ」ももともとの発祥はスイス。海外の技術をいち早く取り入れ、自社のテイストでブランド化するチャレンジングな姿勢、平均2カ月とも言われる商品開発のスピード感がアジア、世界で存在感を高めている理由と言えそうだ。 (12月1日16:00)
 
 
12/01 JAPAN PACK AWARDS2011で審査委員長賞―――シュマルツ
 
モジュール式のロボットハンド
「真空エンドエフェクタVEE」
 真空機器専門メーカーのシュマルツ(横浜市都筑区)が開発したモジュール式のロボットハンド「真空エンドエフェクタVEE」が、先ごろ開催されたジャパンパックで「JAPAN PACK AWARDS 2011」の審査委員長賞を受賞した。同製品は、吸着対象に合わせて真空パッドの種類や数量を組み合わせることができ、フォイルやパウチ袋をはじめとする製品や部品を直接吸着し搬送するアプリケーションにも使用できる。
(12月1日10:00 週刊包装タイムス11月28日号に詳報)
 
 
12/01 ムルチバック深絞り包装機でシリーズ最小機を発売―――東京食品機械
   東京食品機械(東京都中央区)は、独・MULTIVAC(ムルチバック)社製の深絞り包装機では史上最小サイズの「R095」を発売した。本体寸法も価格もダウンサイジングした省スペース型の軟質フィルム専用機で、機械全長はシリーズで最も短い2100ミリ。同機はすでに三陸地域の水産加工メーカーなどから多くの引き合いを得ており、初公開となったジャパンパック2011でも大きな注目を集めていた。 (12月1日10:00 週刊包装タイムス11月28日号に詳報)
 
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