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包装関連のニュースは次のように分類されています。
包装産業 パッケージデザイン

【2012年4月】
 
04/27 除染用フレコン標準を作成、環境省“推奨”に前向き―――日本フレキシブルコンテナ工業会
   日本フレキシブルコンテナ工業会は、除染土壌用の容器として「除染関係ガイドラインに沿ったフレキシブルコンテナ標準仕様」を作成し、このほど環境省に提出した。除染目的の除染土壌に対して、「汚染土壌の収集、仮保管場所への運搬、そして仮保管」および「3年程度の仮保管の期間の後に一つ目のコンテナを使用し、中間貯蔵施設へ搬送」の二通りの使用を前提としてまとめた。同工業会では「工業会品質保証ラベル」を貼付するなどの方法で他用途との識別を図る方針。環境省では「規格提案通りのコンテナであれば、環境省推奨という形をとりたい」としている。(4月27日10:00 包装タイムス4月23日号に詳報)
 
 
04/27 UV硬化型インキに新容器採用、CO2従来比40%削減―――東洋インキ
 
金属缶からプラスチック製の環境対応型容器に切り替え
 東洋インキは、UV硬化型インキFDシリーズ用の容器をプラスチック製の環境対応型に切り替える。容器本体にPP樹脂、蓋材にPE樹脂を使用し、従来の金属缶に比べて軽量で、輸送にかかるCO2削減に効果をあげる。容器変更によるインキの品質および品質保証期間に変更はない。従来の1kg用金属缶を5月中旬生産分から切り替える予定。同社では輸送以外の廃棄等の工程と合わせ、従来容器に比べ約40%のCO2削減効果を見込む。(4月27日10:00 包装タイムス4月23日号に詳報)
 
 
04/26 鮮魚を重量別に自動選別、ロータリー式で高速・高精度処理―――大和製衡
 
サンマを毎分350尾処理できる
「ロータリーグレーター」
 大和製衡(兵庫県明石市)は先頃、鮮魚などの水産物を自動で重量別に高速選別する多段階選別装置「ロータリーグレーター」を発売した。円形に配置したロードセル(荷重変換器)とコンピューター制御で高速かつ高精度の計量を実現。サンマであれば毎分350尾、サバで毎分250尾を重量別に最大8ランクに分けて高速選別が行える。同社では水産加工業向けに初年度20台の販売を見込む。(4月26日10:00 包装タイムス4月23日号に詳報)
 
 
04/26 設立40周年記念式典を開催、2年後にグループ売上135億円へ―――フカサワ
   今年40周年を迎えたフカサワ(栃木県宇都宮市)と子会社の日栄産業は4月10日、記念式典をホテル東日本宇都宮で開催した。関係企業の代表93人およびフカサワグループの社員37人の計130人が参加。第1部は記念式典と講演会、第2部は記念祝賀会という2部構成で盛大に執り行われた。(4月26日10:00 包装タイムス4月23日号に詳報)
 
 
04/25 訃報 田中郷平氏(リンテック元社長)が死去
   田中郷平氏(たなか・きょうへい=リンテック元会長、同元社長)4月23日午後10時12分、進行性核上性まひのため死去、76歳。葬儀・告別式は4月28日、東京都中野区中央2-33-3、宝仙寺にて執り行う。葬儀委員長は大内昭彦氏(リンテック社長)。喪主は妻悦子(えつこ)さん。(4月25日11:00)
 
 
04/25 5月に新形状発売決定、バイオPE容器シリーズ活況―――西宗
 
第1弾の「バイオKT150-800B」
 西宗(大阪市中央区)は、植物由来PEを配合した容器「バイオパックシリーズ」の新形状「バイオC‐大600」を5月に発売する。同シリーズは、石油由来PP70%にサトウキビを原料とする植物由来PEを30%配合した環境配慮型容器で、日本バイオプラスチック協会の認定商品。新形状は長方形(178×128×45mm)となっており、シリーズ第1弾の「バイオKT150-800B」で収まらなかったサイズの商品にも対応する。第1弾の発売以来、PP100%製品と同等価格を実現した容器として注目され、引き合いが相次いでいることから同社では新たな形状・サイズの金型製作に着手しており、年内に5〜6製品を完成させる予定。(4月25日10:00 週刊包装タイムス4月16日号に詳報)
 
 
04/25 業界初LED印刷機導入、UV臭なく食品分野にも期待―――セアール
 
LED搭載の間欠凸版印刷機
 シール印刷業のセアール(東京都江戸川区)は、LED-UVインキ乾燥システムを搭載した間欠凸版印刷機を導入した。LED搭載の印刷機の導入は印刷業界でもおそらく同社が初めて。LED乾燥システムの電気代を含むランニングコストはおよそ10分の1(月平均)。熱が発生しないので工場内に排熱用のダクトがいらず、熱の影響を受けやすいフィルム基材にも印刷が可能。オゾンが発生しないことから工場内はクリーンで、UV乾燥独特の臭いもないことから、食品や化粧品分野での展開にも期待できる。 (4月25日10:00 週刊包装タイムス4月16日号に詳報)
 
 
04/24 工業会を一般法人化、年内100社の参加見込む―――日本RPF工業会
 
あいさつする関勝四郎会長
 一般社団法人日本RPF工業会(東京都千代田)の設立会見が4月11日、東京・銀座の紙パルプ会館で行われた。2003年4月の設立以来、任意団体として運営されてきた日本RPF工業会が発展的に解消。RPFメーカー12社の社員が設立発起人となり、事業を継承するかたちで新たに発足した。会長には関商店(埼玉県)の関勝四郎氏、副会長にはエコ・クリーン(福井県)の加藤信孝氏と日本ウエスト(京都府)の長田和志氏が就任。設立時の参画企業は全12社。年内にも、正会員50社、賛助会員30社の参画を見込んでおり、100人規模の組織となる見込み。RPFに関連する行政および関連業界の動向調査、報告並びに提言、RPF製造販売事業を行う企業経営の高度化施策の推進、RPFの安全性や品質の高度化、多様化に関する調査研究を行う。(4月24日10:00 週刊包装タイムス4月23日号に詳報)
 
 
04/24 開口状態維持する袋、片手で持ってもう片手で作業―――積水フィルム
 
開口維持機能付き滅菌バッグ
 積水フィルム(機能包装材事業部=東京都台東区)は、滅菌バッグの機能向上を図った新たな提案を始めた。検査対象の封入保存が容易に行えるよう袋の口を開いた状態を維持する「開口維持機能付き滅菌バッグ」の拡販を本格化した。グループ会社である積水成型工業の形状保持プラスチック「フォルテ」を使用した特殊バッグで、封入物への菌混入による影響が最小限になるよう迅速性が要求される作業現場の使用に適している。各種検査機関などでの需要が見込め、すでに一部で採用されている。 (4月24日10:00 週刊包装タイムス4月23日号に詳報)
 
 
04/23 包材調達に有力新人が参入、「最適な仕組み」を提案・提供―――ヤマトシステム開発
   ヤマトホールディングス傘下でICTソリューションの提供を業容とするヤマトシステム開発(東京都江東区)は、5月中にもスーパーマーケットや外食チェーンが必要とするトレーやレジ袋、ラップフィルム、箸などの包材と関連消耗品の調達サービスに乗り出す。包材ディーラー業務の代行ではなく、バイヤー側の立場からメーカーとバイヤーとを結ぶ最適な仕組みを双方に提案・提供、物流・商流さらに情報の透明化、効率化を図る。“隠れた巨大産業”ともいわれる食品包材卸業には従来、包装機械メーカーや専業物流企業など新規参入が断続的に続いたが、宅配大手をグループ会社に持つITサービス業が参入するのは初めて。(4月23日16:00 週刊包装タイムス4月23日号)
 
 
04/23 名古屋市がノートレー化に要検討、作業効率やリサイクル適性を考慮
 
4月から発売の「LM-C130」
小文字用インクジェットプリンター(CIJ)で国内トップの日立産機システム(東京都千代田区)がCO2レーザーマーカー市場に参入した。マーキング事業拡大を狙いに自社ブランド製品「LM-C130」を4月から上市、国内での受注活動を開始した。同社がCIJ以外のマーキング機器分野に本格参入するのは初めて。食品、医薬品、化粧品業界を主なターゲットに初年度100台の販売を目指す。 (4月23日00:00 週刊包装タイムス4月23日号に詳報)
 
 
04/20 名古屋市がノートレー化に要検討、作業効率やリサイクル適性を考慮
   1999年の「ごみ非常事態宣言」発令以降、ゴミ排出量の削減を推進し、レジ袋有料化やノートレー包装化などを積極的に進めてきた名古屋市がこのほど、ノートレー包装化に対して「今後も検討を要する」という、いわば一歩後退した結論を出した。トレーは各容器メーカーが長年にわたりリサイクルに取り組んでおり、マテリアル、ケミカルなどをさまざまな試みが進められているが、フィルム包材に関しては焼却ゴミとして処分されるケースが多いのが現状。そのため、ゴミの再資源化、有効活用を行うことでゴミの減量化を目指してきた同市では、CO2削減に関してはわずかにフィルム包装に優位性があったものの、ノートレー化に関しては引き続き“要検討”との立場を示した。 (4月20日10:00 包装タイムス4月16日号に詳報)
 
 
04/19 水性フレキソ世界首位に浮上、AFTA最高賞受賞で展開に弾み―――トーホー加工
   トーホー加工(東京都千代田区)の推し進める水性フレキソ印刷が国際的な栄誉に輝いた。ASEAN地域を中心に13カ国・約600社が加盟するアジアフレキソ技術協会(AFTA)主催の「Packaging Excellence 2011 Awards」において、ミドル幅フィルム部門で金賞、さらにAFTA最高賞の最優秀賞も受賞し、初参加でダブル受賞の快挙を成し遂げた。世界有数のコンテストで最高品質の評価を受けたわけで、同社は一挙に水性フレキソ印刷の世界的トップランナーに躍り出た格好だ (4月19日10:00 包装タイムス4月16日号、軟包装通信4月19日号に詳報)
 
 
04/19 天理市にパレット工場建設、奈良県で最大規模―――三甲
 
新工場完成イメージ
 三甲(岐阜県瑞穂市)は、天理福住工業団地(奈良県天理市)に新たにプラスチックパレットの製造工場を建設することを発表した。敷地面積は21万5000m2で、奈良県下で最大面積を誇る。工場は平屋建ての2棟構成、建築面積は約4万2000m2。建設費、設備費など合計で約65億円を投じる。3月末に着工し、9月に一部操業を始める予定だ。同社にとって関西地域で3番目の工場で、近畿、中部向けの製造拠点とする方針。出荷額は年間40億円を想定している。 (4月19日10:00 包装タイムス4月16日号に詳報)
 
 
04/18 手軽に倉庫作業を効率化、中小でも入出荷の精度向上可能に―――富士通
   富士通はこのほど、物流業界向けに倉庫内作業を支援するサービス「LOMOS/TM-SaaS(ロモス ティーエム サース)」を開始した。同サービスは、倉庫内の商品に添付されたバーコードと無線ハンディターミナルを活用して入荷検品・ピッキング・出荷検品・棚卸・棚移動などの作業を効率化。スピーディーで精度の高い出荷が可能となり、出荷先へのサービスレベルを向上できるほか、無線ハンディターミナルの導入によるペーパーレス化を実現する。また、SaaS型での提供であることからユーザーは自社でシステムを構築・運用する必要がなく、低価格、かつ短期間でサービスを利用できる。これにより従来はコストや運用負荷への懸念から倉庫内作業の効率化システム導入に踏み切れなかった中堅・中小規模のユーザーに導入の間口が広がった。 (4月18日10:00 週刊包装タイムス4月16日号に詳報)
 
 
04/18 食品向け紙器製造開始、BRC/IOP認証取得―――凸版印刷、サイアムトッパン
 
サイアムトッパンの第2工場
 凸版印刷(東京都千代田区)と、タイのパッケージ製造会社であるサイアムトッパンは、サイアムトッパンの第2工場内に、高水準の衛生管理が可能な紙器製造ラインを導入、4月から本格的な稼動を始めた。食品に直接触れる一次包材は高水準の衛生管理が求められるため、同工場では凸版印刷が持つ包材製造工場の設計や製造ラインの管理ノウハウを結集。英国小売協会BRC(British Retail Consortium)とパッケージ協会(The institute of Packaging)が認証する食品の安全と衛生管理を維持するための包装材に関する国際規格「BRC/IOP認証」の「カテゴリー1」を取得した。カテゴリー1取得は、タイの紙器製造会社としては今回が初めて。(4月18日10:00 週刊包装タイムス4月16日号に詳報)
 
 
04/17 60周年記念展示会を開催、新型提案やPB商品などを多数展示
   折兼(名古屋市西区)は、1952(昭和27)年の法人化から60周年を迎えたことを機に、3月28、29日の2日間、「折兼60周年記念展示会」をウインクあいち(名古屋市中村区)で開催した。「いいもの発見!」をテーマに、同社が取り扱うさまざまなアイテムを展示。また開催に先立ち同社の代表取締役社長である伊藤崇雄氏が、開催のあいさつとともに経営方針を述べ、今後の同社の姿勢を示した。(4月17日10:00 週刊包装タイムス4月16日号に詳報)
 
 
04/17 蘭セミ社ICチップ搭載、粘着ラベルタイプ品揃え―――リンテック
 
標準規格品として新たに発売するICタグ
 リンテック(東京都文京区)はこのほど、オランダ・NXPセミコンダクターズ社が製造するICチップ「I・CODE SLIX」を搭載した粘着ラベルタイプICタグ「Britem(ブライテム)TS-L 102ZP」を標準規格品として新たにラインアップし、4月1日から全国発売した。同チップは、従来品「I・CODE SLI」と比べて交信範囲を最大約20%拡大、データ保持期間も同5倍のデータ書き込み後50年という高機能を持つ。リンテックでは今後、RFID市場の中で同チップが主軸として展開されていくものと捉え、同チップを搭載した粘着ラベルタイプICタグの発売を決めた。(4月17日10:00 週刊包装タイムス4月16日号に詳報)
 
 
04/16 ハイデルの菊倍判国内1号機を導入、品質の安定化と提案力を強化―――タナックス
 
導入した「スピードマスターXL145-6+L UV」
 タナックス(京都市下京区)は、印刷品質の安定と提案力強化に向けた新たな取り組みとして、ハイデルベルグ製の最新鋭菊倍判枚葉印刷機を国内で初めて導入し、3月30日には起動式を執り行った。導入に合わせ本社工場(京都府綴喜郡宇治田原町)の全面クリーンルーム化とプリプレスからプレスまでの一貫生産体制を構築しており、より高品質な製品提供を行うことで新たな需要獲得に弾みをつけたい考え。 (4月16日15:00 週刊包装タイムス4月16日号、月刊カートン・ボックス5月号に詳報)
 
 
04/16 インドで防錆フィルム生産、現地企業とライセンス契約締結―――アイセロ化学
   アイセロ化学(愛知県豊橋市)は、海外マーケット拡大と現地生産要望への対応を図るため、気化性防錆「ボーセロン」について、インドのナレンドラ・プラスチック社と同国内における生産と販売におけるライセンス契約を締結した。すでに資本参加も合意に達しており、年内中に生産を開始し、海外攻勢に弾みを付ける。 (4月16日15:00 週刊包装タイムス4月16日号に詳報)
 
 
04/13 ミューテックと販売代理店契約を締結、断裁作業の効率化を実現―――光文堂
   印刷機材商社の光文堂(名古屋市中区)は3月28日、印刷周辺機器メーカーのミューテック(東京都板橋区)と用紙重量式計数装置のOEM供給ならびに総販売代理店契約を締結した。提供するのは、用紙重量式計数装置の「KBDミューカウントスケール MCS-1」。用紙をジョガーに載せるだけで計数作業が行える汎用機として定評があり、用紙の移載・計数にかかる負担を軽減して、断裁作業の効率化を実現する。4月1日から販売を開始しており、初年度販売台数30台を見込んでいる。 (4月13日10:00 包装タイムス4月9日号に詳報)
 
 
04/13 タイでLLDPEを製造・販売、アジア需要の取り込み積極化―――三井化学東セロ
   三井化学東セロ(東京都千代田区)は、サイアムセメントグループの石油化学事業会社であるSCGケミカルズと合併で、タイで食品用包装フィルムの製造販売に乗り出す。人口増加と経済成長を背景に、伸長の続くアジア地域の機能性包装用フィルム需要の取り込み、囲い込みを積極化する。製造するのは、三井化学グループのプライムポリマーが製造販売するPE「エボリュー」を主原料とする高機能LLDPEシーラントフィルムの「T.U.X」。4月中にタイ・ラヨン県のイースタンシーボード工業団地内に合弁会社「サイアム・トーセロ/Siam Tnhcello Co.,Ltd」を設立し、2013年度下期をめどに同地内に新設する年産1万5000t規模の工場の稼働を目指す。 (4月13日10:00 包装タイムス4月9日号、『軟包装通信』4月19日号に詳報)
 
 
04/12 新IJPを本格発売、安定稼働と低ランニング実現―――コーンズドッドウェルコーディング
 
「ドミノAシリーズ A220」
 コーンズドッドウェルコーディング(東京都大田区)は4月から、小文字用インクジェットプリンター「ドミノAシリーズ」の新製品「ドミノA120」と「同220」の本格販売を開始した。安定稼働と低ランニングコストを特徴とする現行モデル「ドミノA100GP」「同150GP」の後継機で、今後は小文字用の主力製品として順次切り替えを進める。(4月12日10:00 包装タイムス4月9日号に詳報)
 
 
04/12 中国・上海に現地法人設立、自動搬送需要などに対応―――ホクショー
   ホクショー(石川県金沢市)は、アジア市場のさらなる拠点拡充を図るため、中国・上海市に現地法人「北商貿易(上海)有限公司」を設立し、4月から営業を開始した。海外現地法人の設立は2004年の韓国に次ぎ二つ目。中国では07年に深、10年には上海に代表処を開設し、サービス対応の強化を図ってきたが、近年、中国国内の人件費が高騰してきたことにより自動搬送システムの需要が高まり、現地企業との直接取引も増加。
 今後も増大が予想される需要に対応しつつ、顧客の利便性をより一層向上させることを目的に新会社を設立した。 (4月12日10:00 包装タイムス4月9日号に詳報)
 
 
04/11 NPE展にワンステップ型出展、中南米地域の市場開拓目指す―――日精エー・エス・ビー
   PETボトル成形機メーカーの日精エー・エス・ビー機械(長野県小諸市)は、米国フロリダ州・オーランドで4月2日〜5日に開催されたNPE(国際プラスチック展示会)2012に出展し、高い生産能力を有する「ASB-150DPW型」の成形実演などを行った。同機は2010年に独デュッセルドルフで開催されたK展に出展して以降、順調に受注を伸ばしている成形機で、樹脂材料を投入し容器成型まで一貫して行うことができるワンステップ型。今回の出展により新市場として期待される中南米地域の新規顧客開拓を図る。 (4月11日10:00 週刊包装タイムス4月9日号に詳報)
 
 
04/11 物流EDI標準を改訂、次世代物流へHPで無償公開―――物流連・EDIセンター
   日本物流団体連合会・物流EDIセンターはこのほど、インターネットに対応した次世代物流EDI標準の改訂版「『物流XML/EDI標準』Ver02-01」を開発し、物流EDIセンターのホームページで無償公開した。今回の改訂により「物流XML/EDI標準」はほぼ完成し、「JTRN」(ジェイトラン)の後継標準として物流業務の効率化などに寄与することが可能となった。(4月11日10:00 週刊包装タイムス4月9日号に詳報)
 
 
04/10 新仙台工場が4月開業、復興と再生のシンボルに―――レンゴー
   レンゴー(大阪市北区)は、東日本大震災の地震と津波によって壊滅的な被害を受けた仙台工場の復興、再生に向けて新仙台工場の建設を進めてきたが、4月1日から正式開業した。新工場には太陽光発電設備や蓄電池を導入するなど、環境に配慮し、大震災の教訓を生かした。同社では新工場を東北地区におけるグループの中核拠点工場に位置付けると同時に、大震災からの復興、再生のシンボルとして地元経済の発展に貢献したいとしている。(4月10日10:00 週刊包装タイムス4月9日号に詳報)

新仙台工場全景
 
 
04/10 ロールtoロール新型デジタル印刷機を導入―――チューエツ
   各種オフセット印刷、グラビア印刷とラミネート加工など軟包材事業を展開しているチューエツ(富山市)は、日本ヒューレットパッカード(東京都江東区)の「Indigo WS6000」デジタル印刷機を導入し、軟包材を中心としたデジタル印刷体制を整えた。国内でも導入企業が少ないロールtoロール新型デジタル印刷機で、生産性、収益性が高い。また、オフセット、グラビア印刷に引けを取らない階調再現性、見当性、ならびに最大7色印刷による広範囲な色域を表現することができるため、パッケージ印刷におけるブランドカラーなどの厳しいユーザー要求もクリアすることが可能。(4月10日10:00 週刊包装タイムス4月9日号に詳報)
 
 
04/09 リョービと共同開発、世界最速B2枚葉デジタル印刷機―――ミヤコシ
   ミヤコシ(千葉県習志野市)は、パッケージ印刷もターゲットにしたB2サイズで、枚葉デジタル印刷機では世界最速の毎時8000枚を実現したデジタル印刷機を、小型オフセット印刷機器で世界的なリーダー企業であるリョービ(広島県府中市)と共同開発した。ミヤコシが4年前に輪転タイプのデジタル印刷機で開発した1200dpi の高解像度および超微粒子液体トナー電子写真技術に、リョービがオフセット枚葉印刷機で培った高速用紙搬送技術を融合することで具現化した。(4月9日16:00 週刊包装タイムス4月9日号に詳報)
 
 
04/09 3社共同でコートボールを調達、海外調達比率30%目指す―――味の素/江崎グリコ/ハウス食品
   味の素、江崎グリコ、ハウス食品は先頃、海外製紙会社からコートボールを3社共同で調達していくことを発表した。調達ルート拡大を図るとともに、国内の包装材料加工会社とも連携して日本で使用されている包装材料とは規格・仕様が異なる「グローバルスペック」の包装材料を国内で使用していく契機としたい考え。12年度から個装箱を入れる中箱(ボール箱)で使用しているコートボールを韓国の製紙会社から3社共同調達。13年度までに個装箱への展開を行い、将来的には海外調達比率30%を目指す。 (4月9日16:00 週刊包装タイムス4月9日号に詳報)
 
 
04/06 耐油・撥水機能の抗菌パッケージ、ケーキ箱で規格品発売―――丸善
   丸善(香川県三豊市)は、自社ブランドの抗菌加工紙で新たに防カビ、耐油、撥水機能を加えた「テンキーパーAg+」をこのほど発売した。同社ではかねて、香川県産業技術センターと共同で抗菌加工紙の開発を重ねており、果実や水産加工品のパッケージとして展開してきた。これまでは受注品のみ加工していたが、一般ユーザーにより浸透させるため、今回、ケーキの抗菌パッケージとして規格品も発表した。 (4月6日10:00 包装タイムス4月2日号に詳報)
 
 
04/05 再生PET樹脂80%、16μmのロールラベルを採用―――サントリー食品インターナショナル
 
国産PETボトル飲料としては最薄ラベル

 サントリー食品インターナショナル(長野市安茂里)は、は、再生PET樹脂を80%使用した、国産PETボトル飲料としては最薄となる16μmの商品ラベルを実用化し、5月から「サントリー天然水」に順次導入する。同社では、2010年秋から再生PET樹脂を60%使用した18μmの商品ラベルを採用。2012年3月現在、ロールラベルを採用している全商品に同ラベルを導入している。今回は、さらなる環境負荷低減を目指し、再生PET樹脂の混合率を20%引き上げ、厚さも2μm薄くした。これにより、現在のロールラベルに比べ、CO2排出量を23%削減(フィルム製造工程における削減率)することが可能となる。(4月5日10:00 包装タイムス4月2日号に詳報)
 
 
04/05 クラス最軽量の新型IJP、簡単操作で使い勝手追求―――ユニオンコーポレーション
 
本体重量は13.5kg

 ユニオンコーポレーション(大阪府吹田市)は、小型軽量で使い勝手を追求した小文字用インクジェットプリンターの新製品「リンクスCJ400」を発表した。クラス最小・最軽量を実現するとともに、人間工学に基づいたユーザーフレンドリーな設計が特徴。コンパクトかつ丈夫な筐体は、機動性に優れ簡単に持ち運びができるほか、設置面積もA3、用紙程度とするなど柔軟な設置対応力を確保しあらゆるユーザーの使い勝手を追求した。(4月5日10:00 包装タイムス4月2日号に詳報)
 
 
04/04 立体彫刻加工を可能に、カッティング機の新タイプ――レザック
 
文字や図形を3Dで表現できる「ZUND G3」

 レザック(大阪府八尾市)は、ハイエンドカッティングマシンで立体彫刻が可能な「ZUND(ツンド)G3シリーズ」を発売した。主にサインやディスプレーなどの分野で豊富な実績を持つ「ZUNDシリーズ」の新機種で、背面部分を残して立体彫刻加工することにより、文字や図形を3Dで表現できるのが特徴。スチレンボードはもちろん、最大3mm厚のアルミ板、アクリル、30mm厚超のカルプ材、50mm厚のフォーム材まで、さまざまな基材への加工が可能。Vカットツールを使用すれば、積層段ボールや強化段ボールなどの什器も製作できる。 (4月4日10:00 週刊包装タイムス4月2日号に詳報)
 
 
04/04 新パレットを提案、軽さと強さを兼備―――長島梱包
 
用途に合わせた設計が可能

 ISPM 15(国際貿易における木材梱包の規制に関するガイドライン)」では、輸出入の際、木材梱包材については熱処理または燻蒸処理の必要が義務付けられる。同規制に対応し、消毒作業が必要なく、処理費用などのコストを削減可能な新型パレットが登場した。長島梱包(東京都渋谷区)が開発した、強化段ボールパレットにスチールフォーミング材を組み込んだ新製品「エスパレット」がそれ。従来の紙製(段ボール)パレットと比べて一層強度を増したという特長に加え、重量も樹脂製や木製パレットよりも軽く、いわば鉄の剛性と紙の軽さを両立した。 (4月4日10:00 週刊包装タイムス4月2日号に詳報)
 
 
04/03 手になじむスリム型ボトル、液体や固形の調味料用ボトルに―――竹本容器
 
多角形でスリム型

 化粧品や食品用途などの各種ボトルを製造販売している竹本容器(東京都台東区)は、手になじむデザインの食品用スリム型ボトル「FJ-200」を上市した。準耐熱性仕様のインブロー成形品で、キャップ開封時や内容物を注ぐ際に扱いやすいように肩部や底部に縦リブを入れて握りやすくした。付属品にプルトップ中栓仕様のワンタッチキャップを用意。液体調味料のほか、ゴマや塩などの固形調味料用ボトルに適している。現在、容量サイズのバリエーション展開を検討しており、調味料分野での採用を目指す。 (4月3日10:00 週刊包装タイムス4月2日号に詳報)
 
 
04/03 鮮度保持用吸水シート、刺身の発色と食味が長持ち―――ユニチャーム
   ユニチャーム(東京都港区)は、生鮮食材などの食品の鮮度を保ち、食味を良くするトレー用ドリップ吸水マット「フレッシュマスター」「パワフルマット」で、今回新たに「ひら盛り用」をラインアップに加えた。刺身に添え物として付いている大根のツマの上に敷けば、刺身から出る水分を吸い取り、鮮度を保持してツマの汚れも防ぐ。シートは三層構造で、表面には吸水を良くする多孔構造のフィルムを貼り、中間部は吸水力に優れたパルプを使用。裏面には防水のためにフィルムをラミネートした。実験では、同シートの上に乗せて4.5時間経過した刺身と、大根ツマの上に乗せて約1時間経過した刺身で、鮮度を表すK値は同等。同シートを使用した刺身は、使用していないものに比べて発色や食味が長持ちする。 (4月3日10:00 週刊包装タイムス4月2日号に詳報)
 
 
04/02 国際貨物の輸送品質向上、リアルタイム追跡の新サービス――ユーピーアール
   レンタルパレットの有力サプライヤーであるユーピーアール(東京都千代田区)は、リアルタイムで国際貨物の「状況を把握可能」な国際貨物追跡システム「ワールドキーパー」を開発し、このほど同システムを活用したサービスを開始した。輸送中の貨物に加わる衝撃、その温度や位置を、インターネットに接続可能なPCがあれば、地域を問わず把握できる。緊急通知機能があり、衝撃や温度などに異常があれば即座に通知が来るため管理担当者が常時PCで確認する必要がない。従来の物流用データロガーの場合、輸送完了後にデータを解析することでトラブルが発生したおおよその地点を推測するのが限度とされていた。 同システムにより、温度管理に厳しい医薬品・食料品輸送や、輸送中の振動・衝撃に敏感な精密機器などの分野で物流品質の向上が期待できる。 (4月2日16:00 週刊包装タイムス4月2日号に詳報)
 
 
04/02 業界初ロール原反対応、レーザーで銘板と偽造防止ラベル―――タック印刷
 
さまざまなメディアに描画したサンプル
 タック印刷(東京都墨田区)は、シール印刷業界初となるロールtoロール仕様のレーザーマーキングシステムを独自開発した。同システムは、透明フィルム以外であればPETやPVC、PP、PEなどの素材、合成紙や蒸着などにもマーキングができる。レーザーによる描画なので、耐候性、耐摩擦性、耐薬品性などに優れ、電気・電子部品、自動車部品、医療機器などの工業関係の銘板に適している。また極小文字や微細な図柄を再現でき、ホログラムや蒸着材料との組み合わせによってより精度の高い偽造防止用セキュリティラベルを作成できる。 (4月2日16:00 週刊包装タイムス4月2日号に詳報)
 
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