デイリーニュース


DAILY NEWS 包装・環境分野の情報を毎日掲載しております!

 
 ニュース一覧に戻る
【ニュース分類】
包装関連のニュースは次のように分類されています。
包装産業 パッケージデザイン

【2012年6月】
 
06/29 タッチパネルをシリーズ初搭載/金属検出機「DenoA」の新型発売―――ニッカ電測
   ニッカ電測(埼玉県川越市)は先頃、金属検出機「DenoA(デノエース)」シリーズで初めてタッチパネルを搭載した最新鋭機「DenoA TOUCH(タッチ)typeNA」を発売した。7インチカラー液晶画面により品番切り替えなどの操作が直感的に行えるほか、動作状態や検出時表示がひと目で確認できるなどオペレーションのユーザビリティを向上した。また異周波検査を採用すること検査対象に最適な感度設定を容易化し、とりわけ高感度検出が困難とされる塩分や水分含有量の高い対象物についても、同社従来機と比べて検出感度が大幅にアップした。お披露目の場となったFOOMAでも大きな注目を集めたことから今後の営業展開にも弾みが付きそうだ。(6月29日10:00 包装タイムス6月25日号に詳報)
 
 
06/28 キューブ型に脚光/焼き型・ラッピングなど幅広い用途―――天満紙器
 
立方体のインパクトのある形状

 天満紙器(大阪市浪速区)は、ワンタッチ操作で組み立て可能な耐油・耐熱性を備えたキューブ型のベーキングカップ「キューブカップシリーズ」を発売した。同社初という立方体のユニークな形状が特徴。素材は製紙メーカーと共同開発したオリジナルの耐油未晒クラフト紙で、耐油・耐熱性を備えており、マフィンやケーキなどのベーキング用途でも使用できる。ワンタッチ底形式で組み立ても簡単。折り畳んだ状態で収納できるためかさばらない。4月に開催されたファベックス2012に出展し、大きな反響を得たことを受けて本格販売を開始したもので、キューブ型というインパクトの強い形状であることからベーキング用途だけでなく、お菓子や食品、雑貨などのラッピング用途での引き合いも多いという。(6月21日10:00 週刊包装タイムス6月18日号に詳報)
 
 
06/27 新型ストレッチ包装機を発売/省コスト、節電対策にも―――成光産業
 
新型ストレッチフード包装機「マルチフレックスX1」

 成光産業(東京都杉並区)は、パレット包装機専門メーカーであるラッケンマイヤー社(本社・デンマーク)製ストレッチフード包装機の新製品「マルチフレックスX1」を発売した。1枚のフィルムの四角を引っ張り、上から被せるようにパレット積載物を包装するため、熱源を必要とするシュリンク包装機と比べて節電効果が期待できる。またシュリンク包装のように多重巻きしないため包材の省コスト化が図れ、積載物のバーコードをフィルムを通して外側から読み取れることなどが特徴。(6月27日10:00 週刊包装タイムス6月25日号に詳報)
 
 
06/26 省エネ型新保冷剤を発売/冷蔵庫の消費電力を10〜15%低減―――オルディ
 
冷蔵庫に入れておくだけで電気使用量を抑制する

 オルディ(大阪市中央区)は、冷蔵庫の消費電力を抑制する省エネ型新保冷剤「節約くんシリーズ 冷気まもるくん」を6月下旬から発売した。6℃で凍る特殊ポリマーを主原料としており、冷蔵庫内に入れておくと自然に凍結し、冷蔵庫内の温度上昇を抑制して電気使用量を抑える仕組み。10〜15%の節電効果を発揮するという。容器には庫内でかさばらないように薄く平たい直方体のブロー成形品を採用している。テレビ番組「みのもんたの朝ズバッ!」で紹介されるなど早くも話題となっており、全国的な電力不足が懸念される中、家庭などでの節電サポート製品として需要の広がりが期待される。 (6月26日00:00 週刊包装タイムス6月25日号)
 
 
06/25 収縮包装機とセット展開/画期的垂直移送式で抜群の強度―――ベリカ
 
美麗かつ高いシール強度を実現する「FPV-5060」

 ベリカ(大阪市北区)は、高性能収縮フィルム「ベリーシュリンク」の需要拡大を狙いに、全自動L型シュリンク包装機とのセット展開に乗り出した。処理能力毎分40パックのハイスペックL型シーラーを有償レンタルするもので、新たに包装機械専門部門として「株式会社ファストプラス(Fast Plus)」を設立。フィルム製品と機械設備とのマッチング対応、設備コストの負担低減を要望する声に対応した。レンタルするのは、国内市場では珍しい垂直移送式シールユニットを備え、美麗かつ高いシール強度を実現する高性能機「FPV-5060」とシュリンクトンネルを含めた一連の製造ライン。シュリンクフィルムとの適合性も高く、品質不良を抑えて初期投資を大幅に低減する。(6月25日00:00 週刊包装タイムス6月25日号)
 
 
06/22 新洗浄システム導入/他社製コンテナも積極的に受け入れ―――日新容器
   日新容器(大阪市福島区)は、尼崎工場(兵庫県)に使用済みコンテナを洗浄する業界最大規模のリサイクル設備を新たに導入した。洗浄ライン上部に3Dノズルを採用することで立体的に水流を噴出させ、洗い残しがない効率的な洗浄を実現。またIBC容器専用の洗浄工程を新たに設けることで自社コンテナとサイズの異なる他社品でもコストアップを伴わず効率的に洗浄できる体制を構築した。処理能力は月1000台(1tコンテナ換算)。同社の複合コンテナの処理能力はこれまで月400台規模だったが、他社製コンテナの受け入れで処理量の大幅な伸びが見込まれる。(6月22日10:00 包装タイムス6月18日号に詳報)
 
 
06/21 専門サイト「パックスタイル」/食品包装中心に約4万アイテム―――折兼
   折兼(名古屋市西区)は先頃、食品包装資材専門のポータルサイト「パックスタイル」をリニューアルした。スーパーや飲食店、食品メーカーなどのユーザーをはじめ、同業他社や容器メーカーなど包材業界関係者にも、より広く使用してもらうため検索機能を充実させた。同サイトは約4万2000アイテムが掲載され、品名や型番号による検索のほか、お弁当や惣菜、イベント・催事、飲食店、農業畜産、介護事業者向けなど用途別にも検索することができる。また「容器スタイル」「衛生スタイル」「厨房スタイル」などの項目を設け、それぞれに適合した商品や売れ筋商品などが一目で分かる仕組み。特に「容器スタイル」では用途やサイズ、材質、電子レンジ対応、さらに同サイズで柄違いの容器とその本体に合う蓋なども簡単に検索できる。 (6月21日10:00 週刊包装タイムス6月18日号に詳報)
 
 
06/20 F&K社製フレキソ導入/今年11月までに設置稼働目指す―――船場化成
   船場化成(徳島市)は、共通圧胴型フレキソ印刷機の導入を決めた。稼働は今年11月を予定しており、ダイレクトメール(DM)用途などで増えている多色印刷ニーズに応えていく。導入するのは、センタードラムタイプでギアレス方式を採用した独・FISCHER&KRECKE(F&K)社の8色フレキソ印刷機「16S8型」。主力工場として多数のインフレーションフィルム成形機が稼働する西長峰工場(徳島県阿波市)に設置し、製膜から印刷までの一貫生産体制でマーケットニーズに迅速に対応する。 (6月20日10:00 週刊包装タイムス6月18日号に詳報)
 
 
06/19 温室効果ガス算定基準を策定/環境配慮の印刷機普及促進へ―――JPMA
   日本印刷産業機械工業会(=JPMA、宮腰巌会長)は、印刷産業機械の温室効果ガス排出量の算定基準を策定した。これにより印刷産業機械の製造者が開発した環境配慮型の新型機における省エネルギー性や環境負荷低減などの取り組み成果を“見える化”するとともに、従来機に対する優位性を明確にすることで、環境に優しい印刷産業機械の一層の普及、促進を目指す。対象はプリプレス機器、オフセット枚葉印刷機、オフセット輪転印刷機、製本機械の4機種で、その他の機種については必要に応じて検討する予定。(6月19日15:00 週刊包装タイムス6月18日号)
 
 
06/18 20mm以下の薄型チューブ/割安配送サービスに製品提案―――ベリカ
 
物流経費の低減要望に応える扁平型チューブ容器

 ベリカ(大阪市北区)は、メール便など割安配送サービスに対応した扁平型チューブ容器の国内販売に踏み切る。商品の配送にかかる送料など物流経費の低減要望に応える薄型製品の提案を行うことでマーケット優位性を狙う。同容器はキャップやチューブ肩部分が扁平となっており、扁平部の厚みは20mm以下の約18mm。配送途中に胴と肩の接合部分から割れなどの不良が起きないように強度設計されている。また容器本体の幅は約50mm、胴部直径は約30mmで、クリームなど粘体物の充填や口部からの押し出しも問題のない構造。6月27日からの国際化粧品開発展で公開する。 (6月18日00:00 週刊包装タイムス6月18日号)
 
 
06/18 強粘着で剥がしやすいラベル素材/新ブランド「REPOP」発売―――リンテック
 
糊残りがなくきれいに剥がせる

 強粘着でありながら、剥がしやすいラベル素材が遂に登場した。リンテック(東京都文京区)は、プラスチック容器などにしっかり貼ることができて、剥がしたいときには糊残りが少なくきれいに剥がせる、新規粘着剤を採用した強粘再剥離タイプのラベル素材3アイテムを新ブランド「REPOP」シリーズとして6月から全国発売した。化粧品やヘアケア用品のボトル容器に貼られるPOPラベルの多くは強粘着タイプの粘着剤が使われており、きれいに剥がしにくいことがかねて課題とされてきた。「REPOP」シリーズは、こうした課題を解消し、ラベルを剥がして容器を再利用、再生処理するといったニーズなどに対応したもの。今回開発した新規粘着剤は、ガラスやPET、PPなどの各種被着体に対応可能で汎用性が高い。また、コーティングする際に希釈剤として用いられる有機溶剤の使用量を削減するエマルション型で、環境にも配慮した製品設計となっている。 (6月18日00:00 週刊包装タイムス6月18日号)
 
 
06/15 排水容易な発泡容器を開発/輸送中の保存性や作業性を向上―――ティーピーパック
   ティーピーパック(札幌市西区)は先頃、ブロッコリー専用の発泡容器「ヌクミズくん」を開発した。短側面下部の中央に直径9mmの穴が空いており、この穴に差し込まれた特殊な形状の樹脂栓を完全装着の状態から3cmほど手前に引くだけで、氷が溶けて発生した容器内の水をスムーズに排出できる仕組み。容器中の水はブロッコリーに悪影響を及ぼすため輸送中にも排水作業が必要だが、同容器は従来容器のように箱を持ち上げる必要がなく、段積みされた状態でも容易に排水作業が行えるため保存性や作業性を大きく向上する。(6月15日10:00 包装タイムス6月11日号に詳報)
 
 
06/14 新型パレスト機を発売/独自テープで廃棄物95%削減―――住友スリーエム
 
「3Mストレッチャブル包装システム ST1000」

 住友スリーエム(東京都世田谷区)はこのほど、半自動パレットストレッチ包装機「3M ストレッチャブル包装システム ST1000」を発売した。通常状態(厚さ1.59mm、幅36mm)から約6.5倍に伸びる独自の固定用結束資材「3M製専用ストレッチャブルテープ」を使用するもので、ストレッチフィルムを利用する場合と比べて高い通気性を確保できる上、廃棄物については最大95%の減容化が可能。通気性が必要とされる青果物を輸出する荷主企業、サプライチェーン内で廃棄物の容量削減を目指す企業での採用を見込む。(6月14日10:00 週刊包装タイムス6月11日号に詳報)
 
 
06/13 畳んで捨てるフードパック/ごみの減容化に大きく貢献―――デンカポリマー
   デンカポリマー(東京都江東区)は、折り畳むことでごみの減容化に貢献する容器「くしゃっとパック」を改良し、強度と減容性を向上した。同容器は電気化学工業のスチレン系特殊透明樹脂「クリアレン」を使用し、強度を保ったままの薄肉化を実現した素材「ソフライト」を使ったフードパックで、折り畳みやすく、潰しても元に戻りにくいことが特徴。採用ユーザーも増えており、現在は深絞りタイプを開発中。(6月13日10:00 週刊包装タイムス6月11日号に詳報)
 
 
06/12 第36回木下賞を発表/今年度は6件が受賞―――日本包装技術協会
 
授賞式の模様

 日本包装技術協会が主催する「第36回木下賞」の発表・表彰が5月30日、東京・丸の内の東京會舘で行われ、今年度は全18件のエントリーのうち6件が受賞した。「研究開発部門」は、サントリービジネスエキスパートと協栄産業による、市場で回収されたPETボトルを原料に新たなPETボトルを再生する「メカニカルリサイクルによるボトル to ボトルリサイクルシステムの確立」が受賞した。(6月12日00:00 週刊包装タイムス6月11日号)
 
 
06/11 新バッグシーリングテープ発売/簡単開封、再封可能を実現―――共和
   共和(大阪市西成区)は先頃、“簡単開封”と“再封可能”を実現した全く新しいバッグシーリングテープ「エコットテープ」(特許申請中)と専用バッグシーラー「エコット」を開発し、販売を開始した。テープには断続的に塗工する特殊技術により糊のない部分を設け、糊には独自の配合技術により結束時には剥がれないが適度な力で剥がせる自着力と、袋を破らずに再利用できる粘着力を併せ持たせた。専用シーラーは、一定の長さでのテープ繰り出しを可能としたほか、口取り部折り曲げ機構の採用で開けやすさを向上している。(6月11日10:00 週刊包装タイムス6月11日号)
 
 
06/08 新本社工場が本格稼働/「20年後も必要とされる工場に」―――みすまる産業
   みすまる産業(香川県観音寺市)は、かねて建設を進めていた新社屋および新工場が完成し、本格的な生産稼働に入ったことを受け、5月17日に香川県内の琴弾荘で「新社屋落成祝賀会」を開催した。これには取引先を中心に国内外から120人が参加。「20年後も業界に必要とされる工場に」(森實隆生社長)との考えから、清浄雰囲気クラス10万以下のクリーンルームを設置し、食品包装分野で求められる加工現場の衛生保全を最大限に意識した工場として設計されており、包材に求められる“安全・安心”要求に最新の加工機とクリーン環境で対応していく。 (6月8日10:00 包装タイムス6月4日号に詳報)

本格稼働を始めた新本社工場

 
 
06/07 CFP原単位を登録/再生PEと再生PPで初―――日本プラスチック有効利用組合、全日本プラスチックリサイクル工業会
 

 日本プラスチック有効利用組合と全日本プラスチックリサイクル工業会が共同で進めていた産業廃棄物由来の「再生ポリエチレン(PE)樹脂」および「再生ポリプロピレン(PP)樹脂」のペレットに係る温室効果ガス(GHG)排出量の数値が、カーボンフットプリント(CFP)制度施行事業の共通原単位データベースに登録され、産業環境管理協会を通じ、公表された。再生PE1kgの生産時に排出するCO2量は0.388kg、再生PPは同0.399kg。経済産業省が主体で進めてきたCFP制度施行事業に基づき、両団体は今回初めて自主的に共通の目的で打ち合わせを実施。会員からのアンケート調査などを行ってデータを取得・算出し、報告書を作成したものが認定された。(6月7日10:00 週刊包装タイムス6月4日号に詳報)

 
 
06/06 10月に印刷関連製品の販売会社設立/3年後に3000億円を目指す――富士フイルム
 

 富士フイルム(東京都港区)は、グラフィックシステム事業のさらなる体制強化を図るため、今年10月1日付で印刷関連製品のマーケティング・販売・技術サービスを世界的に展開する「富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ」を発足させることを発表した。印刷関連機材の国内販売会社である富士フイルムグラフィックシステムズに、印刷物の制作用ソフトウエアの開発・販売会社である富士フイルムシンプルプロダクツを統合し、さらに海外のマーケティング・販売・技術サービスの機能を新たに設ける。代表取締役社長には富士フイルム代表取締役社長の古森重隆氏が就任。資本金は8億円で富士フイルムが100%出資する。
(6月6日10:00 週刊包装タイムス6月4日号に詳報)

 
 
06/05 物流環境大賞を発表/6月26日の通常総会で表彰―――物流連
   日本物流団体連合会(=物流連、伊藤直彦会長)は5月24日、物流環境大賞選考委員会を開催し、第13回「物流環境大賞」ほか5件の受賞者を決定した。「物流環境大賞」は宇部興産、海上技術安全研究所、鉄道建設・運輸施設・運輸施設整備支援機構の共同申請による「タンデム・ハイブリッド方式スーパーエコシップ(SES)『興山丸』の開発・建造」。6月26日に第一ホテル東京で開催する第22回通常総会の席上で表彰式を執り行う。 (6月5日10:00 週刊包装タイムス6月4日号に詳報)
 
 
06/04 環境事業100億円以上に/NVCを粘着剤以外の用途にも―――サトーHD
 
ナノベクシルカプセルのCO2吸収の仕組み

 サトー(東京都目黒区)は、環境保全を推進する製品群の開発・販売を行う事業部門を独立事業として立ち上げる。昨年10月からホールディング・カンパニー制へ移行したサトーHDは、11年度における連結ベースの売上高が805億円で、14年度には同1000億円以上、20年度には1500億円以上としていくことを公表している。サトーHDの松山一雄社長は「環境保全事業を独立事業として立ち上げ、売上を現在の5億円から14年度には最低でも30億円、20年度には100億円以上の規模にまでしていく」ことを発表。その核となるのが、CO2を直接削減する“ナノベシクルカプセル(NVC)技術”。東京理科大の阿部正彦教授が開発したもので、これをラベルの粘着剤に添加し、使用後ラベルを焼却するとCO2を20%吸収するという「エコナノラベル」を、東京理科大発ベンチャー企業、アクティブ(千葉県野田市)と共同開発した。NVC技術は粘着剤のほか、特にポリマーに応用しやすい技術であることから、今後はシール・ラベル印刷分野でのサプライ、自動認識分野や印刷材料、包装・物流分野などでのサプライにも応用し、環境保全事業の裾野を広げていく。(6月4日16:00 週刊包装タイムス6月4日号)
 
 
06/04 プラスチック品質評価装置を開発/最大6万5535個の異物を検出―――ワイエムシステムズ
   ワイエムシステムズ(京都市下京区)は、主にリサイクルプラスチック材料の品質評価を行い、その材料のグレードを決定するための「プラスチック品質評価装置」を開発した。 従来の装置は評価基準があいまいで、設定方法次第で評価結果が大きく異なるほか、検出できる異物の大きさに限界があり、食品グレードに適する否かを決定するのに十分でなかったという。今回開発した装置は、照明条件を安定化するとともに、視野50mmにおいて光学分解能12.5μmとし、30μm以上の異物を正確にクラス分けできる。また、比較的コントラストが低い異物についても濃度変化の方向を解析するgradient(傾斜・勾配)ベースのアルゴリズムにより確実に検出するモードを付加。さらに計算時間を飛躍的に向上することにより、6万5535個もの異物のクラス分けを瞬時に行うことを可能にした。(6月4日16:00 週刊包装タイムス6月4日号)
 
 
06/01 青島工場がフル体制に/高級手提げ袋の印刷までカバー―――ムトウユニパック
   手提げバッグ・封筒メーカーのムトウユニパック(東京都江東区)は、2002年から現地生産のために進出している中国「青島桃里包装有限公司」が今年3月にフルスケールで竣工、以降も順調に稼働していることを踏まえ、ほぼ10年で現地における生産体制が完成したことを明らかにした。武藤佳資代表取締役社長は、5月17日に本社で行った記者会見の席上で「現地における生産体制が全て整って、これからが新しいスタート。フル稼働により、能力は現行の倍近くにアップする。当面は全量が日本に輸入されるが、将来的には現地消費への対応も視野に入れたい」と抱負を示した。 (6月1日10:00 包装タイムス5月28日号に詳報)
 
 ニュース一覧に戻る