デイリーニュース


DAILY NEWS 包装・環境分野の情報を毎日掲載しております!

 
 ニュース一覧に戻る
【ニュース分類】
包装関連のニュースは次のように分類されています。
包装産業 パッケージデザイン

【2012年7月】
 
07/31 独自包装機に新オプション/薄手製品の計数・切出し高精度に―――ヤマガタグラビヤ
 
オプション搭載した「YZ-100型」

 ヤマガタグラビヤ(大阪府八尾市)は、販売実績を伸ばしている自動包装機「YZ-100型」に新たなオプション装置を追加した。パット製品やシート状薄手製品の複数枚パック詰めに適した自動計数・切出し装置で、ロータリージョイント方式を採用したサーボモーター駆動の回転吸着ユニットを搭載することで、真空発生・真空破壊の切り換えムラを解消し、薄手製品を確実に切り分ける。同社では、ガーゼ、絆創膏などの衛生材料や、個包装入りの入浴剤、フェイスケアシート、ふりかけ、調味料など広範な分野に拡販する。 (7月31日11:00 週刊包装タイムス7月30日号)
 
 
07/30 再資源化率85.7%に/11年のEPSリサイクル実績―――JEPSA
   国内で出荷されるEPS(発泡スチロール)の再資源化率が過去最高を記録した前年の88%を下回った。発泡スチロール協会(JEPSA)は先頃、2011年のEPSの再資源化実績を発表。出荷量12万1600tに対して再資源化率は85.7%で、出荷量、再資源化率ともに前年を下回った。これは魚箱用で使用量の約3割を占める東北地区が昨年の東日本大震災による津波で大きな被害を受けたため。しかし、再資源化率の水準は他素材と比較しても依然高く、あらためて“再資源化の優等生”であることを証明した。 (7月30日10:00 包装タイムス7月30日号に詳報)
 
 
07/27 伊・デザイン賞で銀賞―――日之出紙器工業
 
「あいらぐまのパブレカフェ」

 日之出紙器工業(鹿児島県日置市)はこのほど、イタリアで開催された国際デザイン賞「The A'Design Award(エーダッシュデザインアワード)」のパッケージ部門で、名誉賞の一つ、シルバー賞を受賞した。同部門での受賞は日本初。受賞作品は、イケダパン(同県姶良市)が製造・販売しているラスクの菓子箱「あいらぐまのパブレカフェシリーズ」で、同社にてパッケージのデザインから製作までを手掛けた。 (7月26日10:00 週刊包装タイムス7月23日号)
 
 
07/26 ヒートシールは『3次元現象』!―――日本包装学会
   菱沼技術士事務所(川崎市幸区)の代表である菱沼一夫氏が、ヒートシールは“加熱温度”と“加熱時間”と“ヒートシール強さ”の3つの軸を持った『3次元現象』であるという新知見を発表し、業界関係者の話題になっている。菱沼氏が発表した新しい知見は、7月4日と5日の2日間、東京・文京区の東京大学弥生講堂(農学部)行われた日本包装学会主催の第21回年次大会で報告された。これまで、ヒートシールの接着強さは、“加熱温度”と“ヒートシール強さ”の時間のファクターのない2次元によって決定されるものとして扱われていた。ところが、同一の加熱温度でも設定温度に到達する加熱速さ(加熱傾斜)によって、“ヒートシール強さ”の発現が変化するという未知の現象があることが、昨年7月に報告されていた。この現象を解析した結果、ヒートシールは“加熱温度”と“加熱時間”と“ヒートシール強さ”の3つの軸を持った『3次元現象』であるということが明らかになったというものだ。(7月26日12:00 週刊包装タイムス7月23日号)
 
 
07/25 熱中症対策の新商品―――菱屋
   保冷剤や熱中症対策のソリューションを手掛ける菱屋(山口県下関市)はこのほど、凍っていても曲がるジャバラ(蛇腹)構造で扁平の筒状樹脂容器を使用した熱中症対策の新商品「フレキシブルアイスマフラー(付属カバー付き)」と「フレキシブルアイス(付属カバーなし)」を開発、今夏から本格的に販売を始めた。 (7月25日16:00 週刊包装タイムス7月23日号)
 
 
07/24 携帯に便利な薄型パウチ―――廣川
 
携帯に便利な薄型パウチ

 廣川(大阪市天王寺区)は、片手で簡単に開封することができる“超薄型”パウチ「イージースナップ」を開発(特許申請中)。さまざまな液体に対応可能で、化粧品や食品など幅広い分野での採用を見込む。同製品は表面にフィルム、裏面にプラスチックシートを使用した液体用の薄型パウチ。表面を上にした状態でパウチの両端を持ち、指で中央部を押すと裏面に入ったスリットからパウチが開封され、内容物を簡単に取り出せる仕組み。ワンタッチで開封できるため、片手で使用することができる。また、手を汚さずに内容物が取り出せ、内容物に指が付着することもないので衛生的な使用が求められる場面に適するなど、さまざまな特長を持つ。
 
 
07/24 コメの放射線量を瞬時に測定―――日立造船・テクノエックス
 
小型・軽量・高精度を実現

 日立造船(大阪市住之江区)とテクノエックス(大阪市東淀川区)は、共同でコメの放射性セシウムを連続で測定できるベルトコンベア式放射線検査装置「アスカHTX-100」を開発した。コメの測定に特化しており、大量のコメ袋を短時間で連続検査できる。福島県では今秋からコメの全量検査が実施される予定で、生産されるコメが推定35万t(30kgの米袋に換算して約1200万袋)であることから、短時間に効率良く放射線検査する装置が求められている。同製品の特長は、厚生労働省の定める「食品中の放射性セシウムスクリーニング法」に準拠し、30kgのコメ袋を1袋単位で放射性セシウム濃度を連続測定できる。ベルトコンベヤ上で測定、合否判定、検査済シール貼り付け、測定結果の印字、選別、搬送の一連の流れを全て行う。1袋当たり最速13秒の短時間での検査が可能だ。 (7月24日13:00 週刊包装タイムス7月23日号)
 
 
07/23 次期理事長に田中浩一副理事長を推薦―――東京正札
   東京都正札シール印刷協同組合(小宮山光男理事長)は、次期理事長に田中浩一副理事長を推薦すると、7月10日に「東京正札シール印刷会館の完成披露会で小宮山理事長があいさつの中で述べた。小宮山理事長のあいさつは以下の通り。 「昨年の3・11の大震災で、東京正札シール印刷会館は外壁が落ち、漏電や雨漏り、内壁までもが落ちるなど、これでは落ち着いて仕事ができないということで、会館の間裏にある借地駐車場に新会館を建設するに至った。今後は旧会館の土地を売却し返済に充てることになっているが、それほど大きな借金をせずにすむという目安も立っている。 今年の年頭のあいさつでも述べたが、私のやり残している仕事のひとつが、新会館の建設であった。もうひとつが報道陣の前であえて述べさせていただくが、次期理事長に田中浩一副理事長を推薦し、バトンタッチしたい。理事会の承認を得なければならないが、その方向で進めていきたいと考えている。
任期もあと1年足らずではあるが、やり残していることはまだまだたくさんある。『組合名』の変更もそのひとつであり、『正札シール』という古めかしい名前から、現代的な組合名にしていきたい。また、より強い組合にしていくためにも、組合の合理化を進めていく。 今期で理事長職を降りるが、引き続き、組合のために尽力していく考えだ」 (7月20日16:00 週刊包装タイムス7月23日号)
 
 
07/23 ラミ第三工場が稼働―――福助工業
   福助工業(愛媛県四国中央市)は、かねてから進めていた「ラミネート第三工場」が竣工、本格稼働を始めた。「第三工場」は既存ラミネート工場に程近く、7月から生産・出荷を開始している。稼働する設備の概要は、押し出しタンデム機、ドライラミネート機、10色振分けグラビア印刷機、スリッター機。すでに第1、第2工場ともフル操業の状況が続いており、納期と品質など顧客ニーズに応え生産キャパを補う意味で「第三工場」増設したという。(7月23日14:00 週刊包装タイムス7月23日号)
 
 
07/20 東京営業所にショールーム開設―――ほしゆう
 
ショールームは麹町ニュー弥彦ビル7階に

 ほしゆう(新潟県燕市)は東京・神奈川、千葉・埼玉の4都県を中心に既存の商圏拡充と、新規顧客を取り込む狙いから2012年4月11日、東京営業所(東京都千代田区)にショールームを開設した。同営業所がある麹町ニュー弥彦ビルは、JR山手線内で、JR中央線・総武線と地下鉄丸ノ内線・南北線が交差する四ツ谷駅と、地下鉄有楽町線の麹町駅のほぼ中間地点にある交通アクセルに恵まれた立地条件でのショールームの開設となった。 (7月20日16:00 週刊包装タイムス7月16日号)
 
 
07/20 “不良”一括検知で作業軽減―――山田機械工業
 
接合間隔外観検査装置「ギャップチェッカー」

 山田機械工業(千葉県佐倉市)は7月5日、本社工場で段ボール結束ラインの内覧会を開催した。段ボール出荷時に不良品を判別できる接合間隔外観検査装置とその前工程に位置する段ボール結束装置「YTC145-D」を展示。出荷品質を高いレベルで保持し、段ボール発注企業からのクレームを未然に防止する利点を訴えた。今回、同社が紹介した接合間隔外観検査装置「ギャップチェッカー」はシャープマニファクチャリングシステム(大阪府八尾市)とアルキスト(千葉県柏市)が共同開発したシステムだ。また、山田機械工業も開発に協力したもので、代理店として販売を担当する。 同システムはA-1式段ボール箱用で、出荷するために結束された後の工程で平積みされた段ボールを確実に製函するため、事前に不良品を検知する。ギャップ(接合間隔)の幅と同時に枚数を計測し、計測結果でNGが発生した場合、排出機構にて排出する仕組みだ。1結束20枚の場合、処理能力は毎分350シート、計測精度は±1o以内。 (7月20日16:00 週刊包装タイムス7月16日号)
 
 
07/19 プラ段で“長寿命”提案―――東洋ユニコン
   プラ段のパイオニア、東洋ユニコン(神奈川県綾瀬市)はこのほど、軽量で組み立て易い折り畳み用プラ段「Kピタ」を改良し、販売開始した。従来と比べケースの強度を高める工夫を施してあるのが特徴だ。プラ段ケース「Kピタ」は、リベットレスで組み立てるタイプ。箱に取り付けるフレームやコーナー部材を極限まで削減し軽量化を実現。これにより同社製品の「ピタコン」と比較し重量を半減させた。また今回の改良のポイントは、側面の罫線が必要以上に折り曲がらないようにサイドストッパーを取り付けた。同器具を取り付けたことで、製函した状態のプラ段を折り畳む際、折り曲げの負荷を軽減する。 (7月19日16:00 週刊包装タイムス7月16日号)
 
 
07/18 金・銀で華やかに演出―――エフピコ
 
容器のフチに無数のリブを施した

 エフピコ(広島県福山市)は、高輝度の金と銀で売り場を華やかに演出する「ティアラシリーズ」を発売した。同シリーズは女性がパーティーなどで頭部につけるアクセサリー「ティアラ」をイメージし、容器のフチには無数のリブを施し、その華やかさを表現している。色味は高級感のある「金」と「銀」の2種類、容器形状は丸・角・半月・小判・プラッターの5種類でサイズ展開も豊富に取りそろえている。今年の夏は店内やショーケースなどの照明も節電対策が行われることから、独自のデザインリブにより光を乱反射し商品を引き立てるとして、同シリーズが流通業界から注目を集めそうだ。 (7月18日14:00 週刊包装タイムス7月16日号)
 
 
07/17 米AEB社の知的財産権取―――日立造船
   日立造船(大阪市住之江区)は、米国のアドバンスド・エレクトロン・ビーム社(本社・ボストン、AEB社)からPETボトル無菌充填向け滅菌装置用電子線照射装置「電子線エミッタ」に関する特許など知的財産権および製造設備を取得した。この特許取得により同社は同装置を国産化し、包装から医薬・化成品などに用途展開すると同時に、販売エリアも全世界に拡大する意向。取得金額は数億円。(7月17日16:00 週刊包装タイムス7月16日号)
 
 
07/13 非常時の気持ちやわらげる/「缶詰パン」に込められた思い―――フェリシモ
   通信販売大手のフェリシモ(神戸市中央区)が販売する保存食「缶詰パン」が2012年3月末の発売以来、累計1万セット以上の売上を記録している。「アンパンマン」の生みの親、やなせたかし氏が手掛けた可愛らしい絵柄のオリジナルデザインラベルも魅力の一つに、子供から大人まで大人気の商品となっている。このカラフルなデザインは同氏が50年前に作詞した「手のひらを太陽に」をイメージ。非常時に被災者を救う缶詰パンに「生きる」ことへの希望をのせているという。同社担当の吉川公二氏は「非常時のストレスが溜まる環境下で、この「缶詰パン」を見て、そして食べることで少しでも心が落ち着いてくれることを願っている」と話す。同商品の売上の一部は東日本大震災基金として運用されている。(7月13日16:00 包装タイムス7月9日号に詳報)

やなせたかし氏が手掛けた可愛らしい絵柄のオリジナルデザインラベルも魅力
 
 
07/12 水性フレキソ印刷推進宣言/「水性フレキソ印刷資料館」開設式―――トーホー加工
   トーホー加工(東京都千代田区)は6月20日、小山工場(栃木県小山市)内に新設した「水性フレキソ印刷資料館」の開設式を開催、約2年にわたり取り組んできた推進プロジェクトチーム関係者ともども、あらためて水性フレキソ印刷推進の意義と意欲とを強調した。決然として説得的な「水性フレキソ印刷推進宣言」。関係者30余人による小規模な催しだったが、起爆力は際立ち、未踏の巨大市場の開拓・確立に懸けるプロジェクトチームのフロンティア魂、堅い信念を浮き彫りにした。(7月12日16:00 「軟包装通信」7月5日号、週刊包装タイムス7月9日号に詳報)
 
 
07/11 物流環境大賞を表彰/第22回通常総会で―――日本物流団体連合会
   日本物流団体連合会(伊藤直彦会長)は6月26日、第22回通常総会を開催し、その席上で第13回物流環境大賞の表彰式を執り行った。今回の物流環境大賞は、宇部興産、海上技術安全研究所、鉄道建設・運輸施設・運輸施設整備支援機構による「タンデム・ハイブリッド方式スーパーエコシップ(SES)『興山丸』の開発・建造」が受賞した。総会では、同日の理事会において承認された新役員の人事、20周年の発刊なども発表された。(7月11日16:00 週刊包装タイムス7月9日号に詳報)
 
 
07/10 立会サービスを開始/色校正を即日対応、短納期に―――日本テトラパック
   日本テトラパック(東京都千代田区)は7月2日から、紙容器デザインの製版作業における「立会色承認」サービスを開始した。製版作業にデジタル技術を活用する取り組みの一つで、東京本社および御殿場工場でデジタル色校正用設備を用い、飲料メーカーなど顧客の立会の下にデジタル校正図の確認、承認までを即日で一貫して行う。これにより顧客のパッケージデザインを再現する際の品質向上や短納期などを実現する。 (7月10日16:00 週刊包装タイムス7月9日号)
 
 
07/09 連載・「容リ法」次期見直しの論点(1)/発生抑制はEPRか?購買行動か?
   2004年当時、環境省の中央環境審議会(廃棄物・リサイクル部会)と経済産業省の産業構造審議会(廃棄物・リサイクル小委員会容器包装リサイクルWG)で、容器包装リサイクル法(容リ法)の見直し審議が行われていた。その二つの審議会を毎回傍聴していた一人が全国清涼飲料工業会相談役(当時専務理事)の大平惇氏だ。「包装タイムス」では審議のもようを伝えるため04年9月6日号から06年2月6日号までの連載で同氏に執筆をお願いした。容リ法は今年、再び見直し時期を迎える。そこで、法の仕組みや問題点、矛盾点を最もよく知る一人である同氏に、次期見直し審議の中で繰り広げられるであろう議論のポイントを解説してもらう。(7月9日16:00 週刊包装タイムス7月9日号)
 
 
07/09 蘇州・新工場が完成/粘着塗工設備が2ラインに―――リンテック
 
完成した新工場の外観

 リンテック(東京都板橋区)は、中国における粘着フィルムの生産能力増強を狙いに現地グループ会社の琳得科(蘇州)科技有限公司でかねて建設を進めてきた新工場を完成させ、6月29日に見学会を兼ねた竣工式典を開催した。琳得科(蘇州)科技は、主にPETやPP、合成紙を基材とするシール・ラベル用粘着フィルムと合成皮革用工程紙の製造を行っており、従来の粘着塗工設備1ラインに今回新たに1ラインを加え、粘着塗工の生産能力はこれまでは2倍以上になる。また新工場内には粘着塗工設備をもう1ライン設置できるスペースがあり、需要の拡大が続けば第3期工事での増設も検討する。 (7月9日16:00 週刊包装タイムス7月9日号)
 
 
07/06 2室に分割充填が可能/医薬用チャック付パウチを開発―――共同印刷、ミヤコ化学
   共同印刷(東京都文京区)とミヤコ化学(東京都千代田区)は、一つの袋に薬剤と説明書を分割充填できる2室構造の医薬品専用チャック付スタンディングパウチ「DUPLEX ONE(デュープレックスワン)」を共同開発し、販売を開始した。プラスチックもしくはガラスボトルと紙箱を併用する従来容器の代替品として開発したもので、体積の90%削減、保管スペースおよび出荷時体積の50%超削減を実現する。専用自動充填包装機の使用により、薬剤と説明書の充填および挿入をインラインで行うことができ大量ロット対応はもちろん作業工程数も大幅に削減する。 (7月6日16:00 包装タイムス7月2日号に詳報)
 
 
07/05 ハイブリッド型液体充填機を開発/BIBと18L缶への充填を兼用化―――凸版印刷
   凸版印刷(東京都台東区)は、1台で18L缶とバッグ・イン・ボックス(BIB)にそのまま兼用できる国内初のハイブリッド型高速ロータリー充填機「RF充填機」を開発した。両形態への対応を可能にするため、内袋を仮容器にセットした状態で充填できる仕組みを新たに開発。またロータリー仕様とすることで、従来の直列仕様では課題となっていたBIBへの充填速度もおよそ3倍に向上した。同社では、業務用調味料業界を中心に、食品業界やトイレタリー業界、工業製品業界に拡販する。(7月5日16:00 週刊包装タイムス7月2日号に詳報)
 
 
07/04 中国佛山に第2生産拠点建設へ、包装用発泡POビーズ増産―――カネカ
   カネカ(大阪市北区)は、中国の華南地区に「鐘化(佛山)化工有限公司」を設立し、約10億円を投じて今年7月から発泡ポリオレフィン(PO)ビーズの新工場建設に着手する。自動車部品やスマートフォンなど電子部品向け包装資材の需要拡大に対応したもので、来年5月をめどに工場を完成し、年間約3000t規模で生産を開始する予定。発泡POビーズについては、2003年に設立した「蘇州愛培朗緩衝塑料有限公司」(本社・江蘇省蘇州市)に次ぐ中国で第2の生産拠点となる。新会社の生産開始により中国国内の発泡POビーズ生産規模は従来から5割アップの年産約9000tになり、今後も需要増に応じて1万5000tを視野に増設の検討も行っていくという。(7月4日15:00 週刊包装タイムス7月2日号に詳報)
 
 
07/03 コスト抑えた複合緩衝材/緩衝性や剛性、断熱性兼備―――酒井化学工業
   酒井化学工業(福井県鯖江市)は、発泡PEを主体とする搬送用の複合緩衝材を開発した。発泡PEの両側に1mm以下の薄番手フィルムを貼り合わせた3層構造にすることで、高い緩衝性や剛性、断熱性を兼備させた。発泡PPや発泡PSなどの従来品と比べて安価に提供できることも特徴。電子部品や精密機器部品、自動車部品の仕切り材などの用途に拡販を進め、需要拡大へ営業提案を強めていく。(7月3日16:00 週刊包装タイムス7月2日号)
 
 
07/02 印刷業界の健康防止対策の実施へ/連合会内に労働衛生協議会を設置―――日本印刷産業連合会
   日本印刷産業連合会(足立直樹会長)はこのほど、印刷会社従業員の労働環境をさらに改善し、「化学物質による健康障害防止対策の取組」の強化を図るため、新たに「労働衛生協議会」を設立することを機関決定したと発表した。同協議会では、印刷関連各事業所単位での健康障害防止策の再確認と実施の徹底を目的として、労働安全衛生法などの遵法指導並びに化学物質取り扱いに関する説明会の開催、パンフレットの作成、配布などを行う。第1回協議会は7月上旬に開催し、今後のスケジュールなど詳細を決定する。(7月2日14:00 週刊包装タイムス7月2日号)
 
 
07/02 セット販売と調達を強化/グループ売上200億円へ展開拍車―――ショーエイコーポレーション
   ショーエイコーポレーション(大阪市中央区)は、雑貨品の商品開発あるいは製造から商品封入、配送まで一体で受注する「セット販売」と仕入れなど製品調達力の強化を進め、27年3月期のグループ売上高200億円達成に向けて差別化展開に拍車を掛ける。セット販売の拠点を関東地区に設置するため今年度中に用地取得と着工を計画。また海外調達で実績を持つCS(生活必需品を主体とする日曜雑貨の企画販売会社)とクルー(ポリ袋など包装資材、日用雑貨の企画販売会社)の2社を子会社化し、中小ロットかつコスト競争力の高い製商品の輸入を行う。原材料調達からセット仕上げまでパッケージサービスの一気通貫メーカーとして競争優位性を鮮明にする。(7月2日11:00 週刊包装タイムス7月2日号)
 
 ニュース一覧に戻る