デイリーニュース


DAILY NEWS 包装・環境分野の情報を毎日掲載しております!

 
 ニュース一覧に戻る
【ニュース分類】
包装関連のニュースは次のように分類されています。
包装産業 パッケージデザイン

【2012年9月】
 
09/28 主力機をモデルチェンジ/サーボ採用で数値管理など実現――三光機械
 
顆粒・粉末充填包装機「SV101」
 三光機械(相模原市中央区)は、発売から40年以上が経つロングセラーで累計1万台以上の販売実績を誇る顆粒・粉末充填包装機「MC101」をフルモデルチェンジし、「SV101」として本格販売を開始する。サーボモーターの採用により各駆動の細かな制御や数値管理を実現し、包材と原料のロスを抑えたほか、包装能力も従来機比で25%向上した。10月2日からの東京パックへの出品を機に正式に営業活動に乗り出すが、すでに数台の受注が決まっている状況という。(9月28日00:00 週刊包装タイムス9月24日号に詳報)
 
 
09/27 ガムテープ用封緘機を発売/独自テープで多温度帯に対応――此花
 


水湿性ガムテープ封緘機「エコシールダー10」
 此花(埼玉県川口市)は、独自開発した水湿性ガムテープ封緘機「エコシールダー10」を発売した。専用の水湿性ガムテープは、低温から高温まで剥離しないのが特徴で、輸送環境が多様な温度帯にわたる場合でも使用が可能。開封痕を残すことができるためセキュリティー機能の強化にも適している。また、段ボールと一緒にそのままリサイクルできる環境適性を備えている。
(9月27日11:30 週刊包装タイムス9月24日号に詳報)

 
 
09/26 保冷車に代わる輸送ツール/モニター協力企業も募集中――ワコン
 
断熱ボックスと保冷剤、保冷剤を冷却する冷凍庫の
3点で構成される「サーモボックス物流パック」
 ワコン(和歌山県紀の川市)は、冷蔵、冷凍を含む定温物流用の輸送ツールとして「サーモボックス物流パック」を開発した。「常温トラックを低コストで定温トラック化する」ことをコンセプトに開発された同ツールは、断熱ボックスと保冷剤、保冷剤を冷却する冷凍庫の3点セットで構成。同社では温度管理の必要な食品や医療品、高機能原材料、精密機器などを取り扱う物流会社を対象に同製品を供給していく構えで、現在、モニター導入する国内トラック運送会社を募集している。(9月26日14:30 週刊包装タイムス9月24日号に詳報)
 
 
09/26 ボリューム感と高級感演出/形状と色彩工夫で視認性を向上――エフピコ
 
非発泡容器「MSD輝膳(かがやきぜん)」
 エフピコ(広島県福山市)は、非発泡容器「MSD輝膳(かがやきぜん)」シリーズを発売した。すっきりとした浅型形状が特徴の弁当向け容器で、非発泡素材ながらボリューム感を訴求。内寸の高さとフチ形状の設定工夫により食材の沈み込みを防止し、売り場での視認性を高めた。四隅が立ち上がっているため蓋の開閉が容易で、スーパーなど作る側は閉めやすく、消費者は開けやすくなっている。また蓋部分と容器底面がしっかりとはまる形状で、積み重ねた際の安定感を確保した。(9月26日14:30 週刊包装タイムス9月24日号に詳報)
 
 
09/25 「液体両面テープ」登場/“つけたい”“はがしたい”を両立――セメダイン
   セメダイン(東京都品川区)は、全く新しいコンセプトを持った一液湿気反応形液状弾性粘着剤「セメダインBBX」を、9月29日の「接着の日」から発売する。同製品は“液体の両面テープ”ともいえる「貼ってはがせる弾性粘着剤」をコンセプトに開発。液体なので両面粘着テープでは難しい凹凸面や曲面、微細で複雑な面など、何にでもピタッとつき、はがしたい時にはがせる。湿気に反応して粘着力が出る化学反応タイプのため溶剤臭がなく、離型紙などのゴミも出ない。(9月25日14:00 週刊包装タイムス9月24日号)
 
 
09/25 注ぎやすさ大幅に向上/再商品化委託料も約5%削減――凸版印刷
 
新しい注ぎ口は上部をシールせずに折り返す構造に
 凸版印刷(東京都千代田区)は、注ぎやすさを向上させたスタンディングパウチ「注ぎ上手」を開発し、トイレタリー業界や化粧品業界などに向け、9月中旬から本格的な販売を開始した。独自の製袋技術によりパウチの上部をシールせずに折り返す新しい注ぎ口構造を採用。上部にシール部分がないため注ぎ口の幅を広く取ることができ、かつ開封した際に注ぎ口が自然に開く形状を実現した。これにより従来のスタンディングパウチと比べて、内容物の注出時間を2割ほど短縮、注ぎやすさと開けやすさを大幅に向上した。(9月25日14:00 週刊包装タイムス9月24日号)
 
 
09/24 機能性チューブを提案/豊富なヘッドで多用途活用―――ベリカ
   ベリカ(大阪市北区)は、化粧品向け機能性チューブ容器の提案活動を本格化する。韓国や欧州など需要旺盛な市場向けに高い出荷実績を持つネットワーク企業との連携で、既存型を用い初期投資を抑えた製品の国内販売を積極化。リップやスキンケアなど用途に応じ、ヘッド部分がスポンジや極細ブラシ、ロールボール状や先端で2液混合するものなど、形状やデザインに特性の高いタイプで差別化に拍車を掛ける。(9月24日16:00 包装タイムス9月24日号に詳報)
 
 
09/24 “次世代型”鮮度保持袋/逆止弁と特殊スパウトで新市場拓く―――ニッポー、コンパック
 
バリア性能など自在に設計可能
 ニッポー(大阪府大東市)とコンパック(奈良県橿原市)は、逆止弁を活用し外気の影響を抑えた新たな「スパウト付き鮮度保持袋」を共同開発し、特許を取得した。2重のフィルム袋構造で、バリア性考慮の基材構成が自在に行え、袋サイズの大小で機能を損なうことはない。スパウトを装着しないタイプ、スタンディング袋などの製袋加工も可能。製法や製品に関する基本特許は日本、アメリカ、中国、イギリス、ドイツ、フランスで取得しており、今後は“次世代容器”と位置付け、海外を含めた新規マーケット創造に本格展開を開始する。 (9月24日16:00 包装タイムス9月24日号に詳報)
 
 
09/21 包装機用の平袋で意匠登録―――三信包装
 
溶断シールの内側に独自のヒートシール加工を施した
 インフレーションフィルムの製造からグラビア印刷、製袋加工まで手掛ける三信包装(青森県三戸郡南部町)が主に給袋式自動包装機用に開発した平袋の特殊シール形状が先頃、意匠登録された。同袋は溶断シール内側に独自のヒートシール加工を施したもので、給袋適性や作業性を飛躍的に高めるとともに、内容物充填後のピンホール防止にも効果を発揮する。登録の対象となったのは、ブロイラー鶏肉などの固体から粉体、液・粘体まで広く使われるインフレフィルムの平袋。左右の溶断シール内側には直線状に、さらに両底角の内側にはR状にそれぞれヒートシール部が設けられており、これらの形状が部分意匠として認められた。(9月21日15:30 包装タイムス9月17日号に詳報)
 
 
09/20 全自動型ストレッチ結束機開発―――積水樹脂・産業資材事業部
 
非熱処理式ストレッチ結束機
 積水樹脂の産業資材事業部(東京都港区)が、梱包物の形状を選ばない非熱処理式ストレッチ結束機「パック・イン・ストレッチ(PIS)シリーズ」の「全自動タイプ」を開発し、先に完成した「小型半自動タイプ」とともに本格展開を開始する。今回開発の全自動タイプは、さまざまな生産現場や包装現場にジヤストフィット可能なコンパクト型で、特にギヤーモーターや電子部品の基盤などの重量物に適している。コンベヤー上に流れてくるモーターなどの重量物をベースとなる強化段ボールに置き、ストレッチフィルムで結束・梱包する。段ボールには取っ手をつけるなど工夫を凝らしている。仕様は、全幅1000×全高1562×奥行3480o。製品包装重量は40kg以下。結束時間は30巻き/10秒。(9月20日15:30 包装タイムス9月17日号に詳報)
 
 
09/19 医薬品製造業許可を取得―――凸版印刷
   凸版印刷(東京都千代田区)は、同社のパッケージ関連子会社であるトッパンプラスチックの幸手工場において、8月21日に医薬品製造業(体外診断薬一般)許可を取得したと発表した。体外診断薬とは、疾病の診断に使用されることが目的とされている医薬品のうち、人または動物の身体に直接使用されることのないもので、具体的には病院で使われている認証検査用試薬などがこれにあたる。体外診断薬の製造には、都道府県知事による医薬品製造業(体外診断薬一般)許可が必要となる。今回、本許可を取得したことにより、幸手工場においても高セキュリティでクリーンな生産環境のもと、体外診断薬の製造から充填、封入、保管までトータルな対応が可能となる。(9月19日15:00 包装タイムス9月17日号に詳報)
 
 
09/18 優れたエチレンガス吸着力発揮――オルディ
 
エチレンガスを吸着する高機能鮮度保持剤
 オルディ(大阪市中央区)は、新エチレンガス吸着型鮮度保持剤「鮮度たもつくん」を製品化し本格販売を開始した。「鮮度たもつくん」は、多孔質の鉱石である天然ゼオライトと、微量の酸化剤である過マンガン酸カリウムで構成。天然ゼオライトが庫内のエチレンガスを吸着し、酸化剤が分解して二酸化炭素と水蒸気に変換する。そのため、従来のゼオライトとは違い、吸着容量が大きく、野菜や果物に対して約4カ月の鮮度保持効果を発揮する。(9月18日10:00 包装タイムス9月17日号に詳報)
 
 
09/14 “ワレモノ”を守るバッグ/空気層で衝撃から守り中身を固定―――エッセンス
 
デザイン性にも優れる
 エッセンス(東京都中央区)は、米国製のエア式キャリーケース「ヴィンニバッグ」の取り扱いを始めた。透明のポリ塩化ビニルを素材に用い、膨らませることで独立した空気層がボトルなどを緩衝し、衝撃を吸収する仕組み。繰り返し使用ができ、空気を抜けばコンパクトに折り畳める。ワインのフルボトル(750ml)が1本入る大きさで、スーツケースの隙間などに入れることができる。シンプルで無駄のないデザインも特徴で、メトロポリタン美術館(ニューヨーク市)にディスプレーされたこともある。(9月14日11:00 週刊包装タイムス9月10日号に詳報)
 
 
09/13 校正用フィルムを販売/モックアップも容易に制作―――ピクトリコ
   ピクトリコ(東京都墨田区)は、軟包装のプルーフ用フィルム「ピクトリコプルーフ薄手クリアフィルムDC50」を8月20日から発売した。DC50は食品・医薬品・化粧品のパッケージやPETボトルのラベルなどをデザイン制作現場のインクジェットプリンターで校正出力するのに適した極薄透明フィルムだ。フィルム厚を47μmと薄肉化したことで、従来は困難とされていた柔軟な袋形状でも印刷プルーフやモックアップが容易に制作できる。また実際の軟包装材に近い薄さ、専用に開発されたインク吸収層により生まれた高い透明感で仕上がりのイメージが分かりやすいのが特徴。(9月13日16:00 週刊包装タイムス9月10日号に詳報)
 
 
09/12 開封性と美粧性を向上/使いやすさと店頭訴求力をアップ―――凸版印刷
 
ユニバーサルデザイン機能の向上も可能
 凸版印刷(東京都千代田区)は、開封性と美粧性を向上したカートン型台紙付きシュリンクパッケージを開発した。まずはトイレタリー業界向けに9月中旬から販売を開始する。従来の台紙付きシュリンクパッケージは、中身とフィルムが密着しているためにフィルムをはがしにくいといった課題があった。今回開発のパッケージは、台紙をカートン形状にし、シュリンクフィルムをカートンの内側に貼合。外側のカートン部分を開封する際に内側のフィルム部分も合わせて開封できるため中身の取り出しが容易となった。また従来と比較して印刷できる面積が広いため、デザインの多様化による美粧性や、表示のしやすさによるユニバーサルデザイン機能の向上も可能。(9月12日16:00 週刊包装タイムス9月10日号に詳報)
 
 
09/11 小口化対応を本格化/ピッキングサービスの充実期す―――大黒工業
   大黒工業(愛媛県四国中央市)は小口化対応を本格化する。香川県豊中町の西日本配送センターで、自社製品や扱い製品など常時1万3000アイテムを在庫してピッキングサービスをスタートした。「顧客満足を第一に、より少量多品種のピッキングを目指し配送機能の充実を図っていきたい」(石川忠彦社長)として、今後さらに機能向上に力を注ぐ考え。(9月11日16:00 週刊包装タイムス9月10日号)
 
 
09/10 世界初!パレストフィルムにナノ技術/強度維持し薄肉化、CO2も抑制―――大塚倉庫
   パレット輸送包装に、世界初となる最新のナノテクノロジーによって開発されたマスターバッチ「ナノハイブリッドカプセル2」(以下NHC2)を配合したストレッチフィルムが登場した。大塚ホールディングスのグループ会社である大塚倉庫(東京都中央区)が全国販売する「NanoHybrid(ナノハイブリッド)ストレッチフィルム」がそれ。金沢大学大学院高分子材料物性研究室と九州大学先導物質化学研究所の技術提携により、ポリオレフィン(PO)系素材にNHC2を配合して製膜した。フィルムの強度を失わず、PO素材を薄くして軽量化できるため樹脂原料であるナフサの使用量を減らせる。また、焼却処理される際にNHC2が排出ガスの絶対的発生量を抑制し、NHC2の炭化促進効果により可燃性物質などの温暖化ガス(メタン、エチレン、エタン、CO2など)の発生量を抑制するのが特徴。(9月10日16:00 包装タイムス9月10日号に詳報)
 
 
09/07 省エネコンベヤー発売―――三機工業
 
物流向け省エネ型ベルトコンベヤー「HCRE(カーブ)」
 三機工業(神奈川県大和市)は、物流向け省エネ型ベルトコンベヤー「HSTE(ストレート)」と「HCRE(カーブ)」を発売し、その直後から問い合わせが急増している。これは低価格と省エネ性能を両立したことが大きな理由の一つ。同製品は、配送センター、トラックターミナル、空港、郵便などさまざまな物流環境で利用できる省エネ型コンベヤーで、同社の従来製品と比べ消費電力で約40%削減する。(9月7日13:00 包装タイムス9月3日号に詳報)
 
 
09/06 共同開発のカラス対策ごみ袋で特許取得―――三井化学ファブロ/大倉工業
   三井化学ファブロ(東京都千代田区)と大倉工業(香川県丸亀市)は、カラス対策のごみ袋で共同開発した、「散らカラーズ」(三井化学ファブロ)と「からすシャット」(大倉工業)に係る特許概要を改めて発表した。両社のカラス対策のごみ袋は、ただの黄色いごみ袋ではなく、人間が見ると中身を確認することができるが、カラスには中身を確認することができない特定のフィルムを採用している点に特徴がある。今回あらためて発表した理由は、「近年、『散らカラーズ』や『からすシャット』の類似品でフィルムを黄色にしているだけの製品が多く販売されている。当社ではフィルムに差別化を図っていることを改めて紹介するのが狙い」(三井化学ファブロの担当者)だったとしている。(9月6日13:30 包装タイムス9月3日号に詳報)
 
 
09/05 紙製カップ新グレードはアルコール飲料に対応―――凸版印刷
 
充填前のふた(左)と、冷蔵保存後のふた(右)
 凸版印刷(東京都千代田区)は、ハイバリア紙製カップ「エコフラットカップ」でアルコール充填が可能な新グレードを開発し、9月初旬から販売を開始。同製品の新グレードとなる第一弾は、黄桜(本社・京都市)が販売する日本酒ブランド「黄桜 辛口一献」「黄桜 純米辛口一献」で採用に。11年6月に発売した「エコフラットカップ」は、高いバリア性と無菌充填により、従来に比べ長期保存が可能な紙製カップだ。素材が紙なので、廃棄しやすいという特長を備える。その新グレードは、ふたの構造をドーム型に改良することにより、内容物の温度変化による容器内の空気の収縮をふたが吸収するので、カップの変形を抑制できる。しかも、殺菌のため高温充填が必要なアルコール飲料に対応できるようにもなった。(9月5日10:00 包装タイムス9月3日号に詳報)
 
 
09/04 伊・イマ社との提携強化で製剤機器販売へ―――大森機械工業
   大森機械工業(埼玉県越谷市)が医薬分野での展開を加速している。今年5月に伊・イマ社と製剤機械の国内販売に関する契約を締結し、6月から営業活動に乗り出した。イマ社とはPTP包装機に関して20年以上にわたってパートナーシップを結んでおり、新たに製剤機械まで提携の範囲を広げたことで医薬品業界のより広範なニーズに対応できる体制を整えた。今回販売を開始したのはイマ社のイマ・セーフと子会社であるイマ・ライフ社の製品で、凍結乾燥装置をはじめバイアルやチューブ充填機、錠剤計数機など、製剤・充填および包装工程のシステムを構成する機器類。(9月4日11:30 包装タイムス9月3日号に詳報)
 
 
09/03 グローバル展開強化、国内は統合再編へ―――大日本印刷
   大日本印刷(東京都新宿区)は、包装事業のさらなる競争力強化と収益力改善のため、事業構造を抜本的に刷新し、東南アジアを中心にグローバル展開を強化するとともに、国内の生産体制の再編を実施する。グローバル展開については、今年7月に建設に着工したベトナム工場(2013年4月竣工)に続き、既存のDNPインドネシア工場の拡張工事を実施し、13年1月に完了する予定。これによりDNPインドネシアにおける軟包装の生産能力は約20%アップする予定。さらに、同じ工業団地内に新工場用の土地を取得しており、13年に着工、15年の稼働予定で、これが完成するとインドネシアにおける製造拠点は、ジャカルタ工場、カラワン第1工場、カラワン第2工場の3拠点体制となる。
 一方、国内については、工場の統廃合も視野に一層の効率経営を進める。今年10月には、包装事業部直轄のグループ会社5社のうちDNPテクノパックを存続会社として、残る4社を吸収合併する。地域事業会社の包装部門についても、関係する製造・生産管理・技術部門を再編し、DNPテクノパックに統合して、一元管理する生産体制を構築していく。 (9月3日11:00 包装タイムス9月3日号に詳報)
 
 ニュース一覧に戻る