【2012年10月】 |
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10/31 |
3温度管理可能な輸送容器開発/容器内温度の可視化を実現――日本通運 |
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日本通運(東京都港区)は、容器内温度を、-30〜-20℃、2〜8℃、15〜25℃の3温度帯に保つことができる温度管理輸送容器「定温マルチBOXU」の販売を開始した。オプションで温度管
理トレーサーを用意しており、輸送中の温度経過を記録することにより容器内温度の可視化も実現。3サイズがラインナップされており、内容量に応じた厳格な温度管理を必要とする貨物
の輸送に適している。同社では、治験薬や特殊薬品・検体などの輸送用途で拡販を進める方針。
(10月31日11:30 包装タイムス10月29日号に詳報)
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10/30 |
低価格・小型の卓上タイプ/C式段ボールの半自動製函機を開発――ナイガイ |
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挿入口に差し込み、フットスイッチで起動させれば 短辺片側の折り込みを自動で行う
ナイガイ(東京都中央区)は、イチゴやブドウで使われるC式段ボール用の半自動製函機「FAS07-C011」を開発した。長辺両側を手で折り込んだ後に挿入口に縦に差し込み、フットスイッチで起動させれば短辺片側の折り込みを自動で行う。同様の操作で逆側短辺を折り込めばケースは完成し、誰でも簡単に必要な分だけその場で製函できる。低価格かつコンパクトな卓上タイプのため設置場所を選ばず、個人農家などにも導入しやすい。同社では現在、フィールドテストを行いながら細部を詰めており、来春の発売を目指している。
(10月30日14:00 包装タイムス10月29日号に詳報)
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10/29 |
福島県が米の安全管理で/ラベル関連システムを受注――サトー |
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サトー(東京都目黒区)は、福島県が運用する「農産物安全管理システム」の米の放射性物質検査向けで、同社のソリューションであるラベルやプリンターなどを受注した。福島県は2012年産米について放射性物質の全量全袋検査と、その結果を開示するシステムを日本IBMと構築して運用を開始。同システムは米袋を測定器の付いたベルトコンベヤーに通し、放射性セシウム量を確認、基準値(1Kgあたり100ベクレル)以下であれば「検査済みラベル」を貼って出荷する。検査済みラベルに記された2次元コードを読み込めば、産地や検査日、検査結果の情報が掲載されたホームページにつながる仕組み。サトーが受注したのは、同システムで使用される「生産者ラベル」や「検査済ラベル」と、ラベルを発行するプリンター、自動ラベル貼付け機など。
(10月29日16:00 包装タイムス10月29日号に詳報)
 採用された自動印字貼り付け機と検査済ラベル |
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10/29 |
市場創出へ提案加速/次世代角底袋機を国内初公開――トタニ技研工業 |
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2列取り毎分120ショットで製袋する 「ボックスパウチ」製袋機
トタニ技研工業(京都市南区)は、独自技術を駆使し市場創出を図る製袋機提案を加速している。先にも国内外で50台近い出荷実績を持つ次世代角底袋「ボックスパウチ」製袋機(BH-60DG-F型)を国内展示会で初公開。2列取りで毎分120ショットという高速運転での実演に反響も高く、販売実績が今後一段と伸長するものと見込まれる。
(10月29日16:00 包装タイムス10月29日号に詳報)
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10/26 |
新型ロータリー式の高速三方機を発表――トパック |
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使い勝手が向上した「RF-58C型」
トパック(大阪市平野区)はこのほど、新型ロータリー式高速三方シール製袋充填包装機「RF-58C型」を発表した。新製品は、同社従来機と比べ包装能力がおよそ20%向上したほか、新型微量調整器の採用や清掃モードを新たに搭載しユーザビリティ性などをさらに高めた。充填、封シールを横方向で行うロータリー方式を採用し噛み込みやピンホールの発生を効果的に抑止するほか、後工程機器との接続に配慮した本体設計なども大きな特徴。例えば箱詰機や巻取り機など後工程機器との接続にも柔軟に対応する。(10月26日14:30 包装タイムス10月22日号に詳報) |
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10/25 |
シール・ラベルコンテストで経済産業大臣賞受賞――カンサイタカラ印刷 |
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“表示”+“封緘”+“アイキャッチ(POP)”の
3役を担うシャンプー用ラベル
「第22回シール・ラベルコンテスト」(主催・全日本シール印刷協同組合連合会)で、栄えある経済産業大臣賞にはカンサイタカラ印刷(大阪府東大阪市)のシャンプー用三次元(3D)封緘POPラベルが輝いた。今年は連合会傘下の10協組の組合員・会友から121作品の応募があった。最高賞を受賞した同社の作品は、シャンプー用ラベルとして、商品を“表示”すると同時に、ボトルを“封印”する機能をもち、なおかつ一部分が立体的に飛び出して“アイキャッチ”としてのPOP機能も兼ね備えるという、1枚で3役をこなす点などが高く評価された。ちなみに同社はタカラ(大阪本社・大阪市鶴見区)のグループ会社で、同コンテストでの最高賞の受賞は、同社も、またタカラ・グループとしても今回が初めてだ。(10月25日17:00 包装タイムス10月29日号に詳報) |
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10/25 |
高発泡PE主体複合緩衝材「エサノンエース」名で本格化――酒井化学工業 |
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搬送用複合緩衝材「エサノンエース」の使用例
酒井化学工業(福井県鯖江市)は、高発泡ポリエチレン(PE)をベースとする搬送用の複合緩衝材「エサノンエース」を開発し、電子部品や精密機器部品用仕切り材、家電製品用保護材向けなどに、今夏からサンプル出荷を開始するなど拡販を進めている。同製品は、緩衝性のある高発泡ポリエチレンシート「ミナフォーム」の両面に、持続型帯電防止フィルムなど極薄(1o以下)のフィルムを貼り合わせることにより高い緩衝性と柔軟性、コシを兼ね備えている。高発泡PEを芯材としているため軽量。コスト面でもポリスチレンペーパー(PSP)やポリプロピレン(PP)発泡製品などの従来品と比べて廉価で提供できる。(10月25日13:00 包装タイムス10月22日号に詳報) |
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10/24 |
低コスト・高品質の紙カップがチルドスィーツに採用――BMターゲット |
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(右)和あんみつ、(左)ハロウィン限定版
紙カップ、プラスチックカップ、梱包材などの販売を行っているBMターゲット(東京都品川区)が販売しているハイクオリティオフセット印刷カップがチルドスィーツの企画・製造を行っているロピア(愛知県清須市)から販売されている「ハロウィン限定 かぼちゃあんみつ」や「和あんみつ 〜小倉抹茶仕立て〜」などのあんみつシリーズの容器として採用された。今回、採用に至った同紙カップは、断熱効果の高い2重構造の紙カップで保冷、保温効果に優れることが大きな特長。また圧倒的な低コストであることも採用の決め手となったの。(10月24日16:30 包装タイムス10月22日号に詳報) |
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10/24 |
優れた光沢性、耐熱性実現したPLA樹脂――大神薬化(だいしんやっか) |
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カップ、トレーなど「REVODE213S」製品群
大神薬化(神戸市中央区)は、中国産ポリ乳酸(PLA)樹脂「REVODE(レヴォダ)」のコンパウンド製品「REVODE213S」を発売した。カップ、トレーなどに製品化されているが、安価で光沢性があり耐熱性と食洗器対応に優れた製品として評価を高めている。同社は、中国の有力バイオプラスチックメーカー・浙江海正生物材料有限公司(台州市)の国内総代理店として、ポリ乳酸樹脂「REVODE」を販売展開している。CVS向け容器や袋、カップ、スプーンなど包装・日用品分野を中心に需要が拡大。この実績をベースに、今回共同制作したのが「REVODE213S」。昨年開発した高機能樹脂「REVODE190・290」をベースポリマーに、他の生分解性樹脂などを添加し、インジェクション専用コンパウンドグレードとして完成した。
(10月24日16:30 包装タイムス10月22日号に詳報) |
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10/23 |
バイオPE配合トレー食品大手で採用に――大塚包装工業 |
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植物由来PE25%以上配合のシート成形トレー
大塚製薬グループの大塚包装工業(徳島県鳴門市、TEL088-685-2154)は、サトウキビの廃糖液を原料にして作られたポリエチレン(PE)を25%以上配合したチルド食品や冷凍食品向けのシート成形トレーをこの8月から本格発売、大手食品メーカーが採用し注目を集めそうだ。このトレーは独自の配合比により耐寒性にも優れ、チルド食品や冷凍食品のトレーに適している。しかも冷凍時の落下強度をアップさせることに成功し、薄肉化も実現した。再生可能原料を使用していることに加え、薄肉化により化石資源そのものの節約にも貢献するというもの。(10月23日13:00 包装タイムス10月22日号に詳報)
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10/23 |
業界最高速ラベルIJPを発表――ミヤコシ |
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最大8色で印刷幅は318o(イメージ)
ミヤコシ(千葉県習志野市)は、業界最高クラスとなる毎分50メートルの印刷速度を達成し、小ロットのフルカラーラベル印刷に特化した高速インクジェットプリンター(IJP)「MJP13LX-2000」を開発、近く発売する。同モデルは、同社が得意とするトランザクション向けオンデマンド印刷機の豊富な納入実績によって蓄積されたIJPおよび用紙搬送技術をベースに設計。片面最大8色で、最大印刷幅が318o。印刷速度は業界最高クラスの毎分50mを実現した。またラベル向けのIJPとしては業界初となる水性顔料インキを採用し、既存のデジタル機と比較して大幅にインキコストを抑え、収益確保に大きく貢献する。(10月23日13:00 包装タイムス10月22日号に詳報)
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10/22 |
サントリー・加藤氏が殿堂入り――Pentawards |
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サントリービジネスエキスパートの加藤芳夫氏(左)と アワード審査委員長のJ・キャロン氏
パッケージデザインだけに特化した国際コンペPentawards(ペントアワード)2012の授賞式で、サントリービジネスエキスパートの元デザイン部長・加藤芳夫氏が、個人としては日本人初となる“殿堂入り(名誉賞受賞)”を果たした。2007年に創設された同アワードは、国際的に最高レベルのパッケージデザインへ賞を授与する一方、注目に値すべき活躍や、長年にわたる貢献をされたデザイナーに対し、08年から“名誉賞”の授与を行ってきた。これまで米国、スイス、英国から4人のデザイナーが、また10年には日本パッケージデザイン協会が団体として受賞しているが、日本人として個人が受賞したのは加藤氏が初めて。
(10月22日13:30 包装タイムス10月22日号に詳報)
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10/19 |
小文字用IJPの新製品/業界初のシリコンノズルを搭載――紀州技研工業 |
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東京パックで初公開した「CCS3000L」
紀州技研工業(和歌山市)は、小文字用インクジェットプリンター(IJP)の新製品「CCS3000L」を東京パックで初公開した。新たに開発した業界初となるシリコンノズルを採用することでノズル内における汚れなどの付着を効果的に抑止。一般的な産業用IJPで普及しているセラミックノズルと比べて安定性が大幅に向上した。また、同社従来機「CCS3000」と比べて印字速度が30%向上し、イニシャルコストを抑えた点も大きな特徴。
(10月19日17:00 週刊包装タイムス10月15日号に詳報)
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10/18 |
新型卓上型帯封機を開発/テープの装填・交換が簡単――昌弘機工 |
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従来は外付けだったリールを機内装填に変更
昌弘機工(大阪府四條畷市)は、卓上型帯封機「FP-30N」を開発し、先の東京パックでの公開を機に販売を開始した。同機は紙テープとフィルムテープに兼用できる帯封機で、テープの装填および交換が簡単にできる。品物を傷つけずソフトに結束できるなど高品質、高性能、耐久性に優れている。従来は外付けだったリールが機内装填に変更され、能力も毎分20本に高速化された。
(10月18日16:00 週刊包装タイムス10月15日号に詳報)
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10/17 |
自動保管の機能を強化/搬送物の仕様2タイプ追加で――TKSL |
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トーヨーカネツソリューションズ(=TKSL、東京都江東区)は、ケース自動保管システム「マルチシャトル」の搬送物仕様を拡充した。同一サイズのプラスチック容器や段ボールに対応するこれまでの「スタンダードシャトルカー」に加え、保管効率を向上させる「ダブルリーチシャトルカー」と、不定形サイズに対応可能な搬送物仕様である「フレックスシャトルカー」の2仕様を新たに追加した。マルチシャトルは、2010年初秋に発表した保管システムで、通信販売、セキュリティ、電子部品メーカー、食材供給3PLなど多岐にわたる分野で導入実績がある。同社では小売業や製造業などの新たな顧客開拓に手応えを得ており、こうした需要家の要望により一層対応するのが狙いだ。
(10月17日17:00 包装タイムス10月15日号に詳報)
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10/16 |
最高賞は「ダイエット・コーク」に/Pentawards2012 |
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何も削るものがないほどまでにシンプル化された
「ダイエット・コーク」のデザイン
【パリ発10月4日】パッケージデザインだけに特化した国際コンペ、Pentawards(ペントアワード)2012で頂点に立ったのは、米国のターナ・ダックワース社による「Diet Coke(ダイエット・コーク)」の、必要最低限までシンプル化されたデザインだった。このデザインは今年9月から本格採用されているもので、大胆にもブランド名のみが大きく容器を一周するように描かれている。またブランド名から“D”と“k”の文字を象徴的に配置し、出荷ケースや販促品、広告でも統一感を持たせている。同作品はアワード協賛企業の“エスコ特別賞”も受賞し、60万円分に相当するエスコ社のパッケージデザイン用ソフトウェア一式が授与された。
(10月16日16:00 包装タイムス10月15日号、月刊食品包装11月号に詳報)
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10/15 |
最高水準の酸素バリア性/点滴用輸液包材にも対応の新フィルム――凸版印刷 |
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アルミ箔に匹敵する高い酸素ガスバリア性を持つ
凸版印刷(東京都千代田区)は、熱殺菌後の酸素ガスバリア性が世界一という透明ハイバリアフィルム「PRIMEBARRIER(プライムバリア) レトルトグレード」を開発した。耐熱性と耐屈曲性に優れ、アルミ箔に匹敵する高い酸素ガスバリア性を持つもので、熱殺菌が必要な流動食や点滴用輸液といった栄養摂取(ニュートリション)関連製品などの包材・部材向けに10月から本格販売に乗り出した。レトルトグレード単体で2015年に80億円の売上げを目指す。
(10月15日17:00 包装タイムス10月15日号に詳報)
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10/15 |
輸出は過去最高を記録/生産高は0.8%増の3831億円/H23年度の包装機械生産実績 |
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日本包装機械工業会(生田芳規会長)は先頃、平成23年度の「包装機械及び荷造機械 生産高・輸出入高統計資料」を発行した。会員企業などを対象に行った調査から暦年の生産実績をまとめたもので、生産数量は対前年度比1.4%減の35万8411台、生産高(金額)は同0.8%増の3831億3800万円となった。東日本大震災などの影響で一昨年来の内需の回復基調にもややブレーキがかかった格好だが、輸出は同14.2%増の378億円となり過去最高を記録した。
(10月15日17:00 包装タイムス10月15日号に詳報)
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10/12 |
3次元形状検査装置を開発/食品検査用に低価格実現―――ワイエムシステムズ |
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3次元形状検査装置で処理したクッキー画像 ワイエムシステムズ(京都市下京区)は、食品関連検査用として低価格の3次元形状検査装置「3D-MicroJr」を開発し、食品関連分野を中心に供給を開始した。製品の奥行き方向の形状や充填不足、剥離不良など、平面的画像検査では不可能だった検査を生産ライン上でリアルタイムに行うことができる。製品の体積から秤量を推定できるため、秤量計測が困難な状況においても威力を発揮する。同社はカスタム画像検査装置メーカーであるため、同装置についてもユーザーの要求に合わせたモディファイが可能となっている。(10月12日16:00 週刊包装タイムス10月8日号に詳報) |
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10/11 |
グループ再編で競争力強化/品質確保とコストダウンを推進―――カネカ |
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カネカ(大阪市北区)は、10月1日付で北海道、東北、中部、西日本地区の同社グループ発泡スチロール成形品製造会社を再編し、併せてグループ各社の商号に「カネカ」と会社の業態が訴求できる社名に変更することを発表した。需要変動に応じた要員の流動化、統合会社間の人材交流を活発化させることで、グループ製造会社全体の共通な品質を確保するとともに、コストダウンを進めて地区別供給体制を再構築し、競争力強化を目指す。北海道地区では北海道カネパールに紋別化成、標津化成、コートーの3社を統合し、社名を「カネカ北海道スチロール」に、東北では宮城樹脂にツカサを統合し、社名を「カネカ東北スチロール」に、中部では東洋スチロールにコスモ化成を統合し、社名を「カネカ中部スチロール」に、西日本ではハネパックに山本ゴムを統合し、社名を「カネカ西日本スチロール」にそれぞれ変更する。また関東の北浦樹脂工業は「カネカ関東スチロール」に社名変更する。
(10月11日17:00 週刊包装タイムス10月8日号に詳報) |
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10/11 |
電子レンジ用発熱シート/はがしやすい新グレード開発―――凸版印刷 |
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火を使用せずに、短時間で食材に熱を通す 凸版印刷(東京都千代田区)は、電子レンジ用発熱シート「サセプター」で、加熱調理後の食品が剥がしやすい新グレードを開発した。薄紙の代わりに剥離性の高い特殊紙を貼り合わせることにより、従来からの特徴である食材にこんがりとした焼き色やクリスピー感をつける機能はそのままに、シートと加熱調理後の食品のはがしやすさを向上した。電子レンジ調理商品を取り扱う食品業界や流通業界などに向け、10月初旬から販売を開始した。
(10月11日17:00 包装タイムス10月8日号に詳報) |
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10/10 |
来春タイに現法設立/アジア圏の販売網を一層強化―――ナカヤマ |
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高品質・高精度のトムソン刃を提供しているナカヤマ(大阪市生野区)は、アジア圏への販売強化に乗り出した。来春、タイ・バンコク市内に現地法人を設立し、日系および現地ローカル企業に向けた製品提案、サービス面の強化にあたる。「売り先に近いところに営業拠点を設けることで、よりスピーディーな対応が可能になる」として、マーケット優位性に拍車を掛ける。(10月10日11:00 包装タイムス10月8日号に詳報) |
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10/10 |
クリーン環境を構築/医療・化粧品の包装加工本格化―――柏木モールド |
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柏木モールド(奈良県香芝市)は、作業環境におけるクリーン整備が完了し、医療メディカル分野における包装加工事業を本格化する。自社における受託包装、アセンブリーサービスを積極化するとともに、他の包装関連メーカーとの連携を強め、保有する加工技術と生産環境を活用したOEM生産でのトータルメリットを訴求していく。(10月10日11:00 包装タイムス10月8日号に詳報) |
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10/09 |
タイに新工場が完成/アジア・欧州市場へ供給―――リンテック(タイランド)社 |
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完成した新工場の外観 海外売上高比率40%を目標に掲げるリンテック(東京都板橋区)は、昨年6月にタイに粘着フィルム、剥離紙を生産する100%出資の子会社「リンテック(タイランド)社」を設立。その新工場が先頃完成し、9月24日には現地の行政機関や取引先各社、さらに日本や近隣地域からの関係者およそ100人を招き、竣工式典が晴れやかに執り行われた。同工場は東南アジア地域におけるリンテックグループの生産拠点としては、インドネシア、マレーシアに続いて3番目。またアジア全体におけるシール・ラベル用粘着素材の生産拠点としても、中国(蘇州)、インドネシアに次ぐ3番目。竣工式でリンテックの大内昭彦社長は「この工場で生産した製品はタイ国内のほか東南アジア各国やインド、欧州など多くの国々に出荷していく。この先できるだけ早い時期に、さらなる新工棟の建設や設備の増設を図っていけるよう期待している」と述べた。
(10月9日14:00 包装タイムス10月8日号に詳報)
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10/09 |
美粧パッケージに最適/透明の開封検知ラベル―――シーレックス |
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セキュリティラベルにオリジナルデザインを施す印刷加工技術を確立したシーレックス(東京都台東区)はこのほど、「開封検知ラベル」シリーズで「非転移/透明タイプ」を開発、10月から本格展開する。透明なので全面にベタ印刷したセキュリティラベルのようにパッケージデザインを損なうことはなく、非転移なので剥がしてもパッケージを汚すことはない。剥がすとラベルにホログラム文字が浮き出る「ホログラムタイプ」と、マット風の文字が浮き出る「マットタイプ」の2種類を用意。ともに企業名やロゴ、ブランドなどさまざまなオリジナルデザインを施すことができる。
(10月9日14:00 包装タイムス10月8日号に詳報) 透明で剥がすとラベルに文字が浮き出る(ホログラムタイプ) |
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10/05 |
物流向けICタグ開発/結束バンドとの一体型―――凸版印刷 |
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凸版印刷(東京都千代田区)は、結束バンドとICタグを一体化させた「結束バンド型ICタグ」を開発した。結束バンドで密着させずに取り付けるため、従来は特殊なICタグでなければ対応できなかった金属製の循環物流資材などにも使用できる。また、ナイロン樹脂で一体成形しているため耐候性に優れ、完全防水を実現。屋外での使用も可能だ。同社では、物流業界はもちろん、資産管理が必要なレンタル・リース業界やオフィス什器業界、高価な金属製の専用循環物流容器を使用している飲料・化学業界での利用を見込み、11月からの量産化を目指す。(10月5日13:00 週刊包装タイムス10月1日号に詳報) |
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10/04 |
新生ストラパックが船出/外装・梱包機器業界の1企業へ |
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ストラパック(東京都中央区)は、10月1日付でニチロ工業を吸収合併し、新たなスタートを切った。同社が標榜する「お客様のために働く」の基本方針のもと、両社の経営資源や営業・技術の優位性を相互に補完し、事業効率と業務品質をさらに高めるのが狙い。合併を機に今後はシナジーをさらに高め、新製品投入などを通じて販売力を強化することで激化する国際競争に勝ち抜き、名実ともに外装・梱包機器業界のナンバーワン企業を目指す。
(10月4日 10:00 週刊包装タイムス10月1日号に詳報) |
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10/03 |
水性印刷“最後の壁”を解消/毎分「230m」達成で普及に弾み―――富士特殊紙業 |
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 快挙を達成した「筑波工場第4号機」 富士特殊紙業(愛知県瀬戸市、以下フジトク)は、水性グラビアで印刷スピードの大幅な改善を実現し、油性グラビアの平均速度に遜色のない毎分230mを達成した。かねて水性普及における最大の“壁”といわれた課題を解消したわけで、水性グラビア印刷の普及に弾みが付きそうだ。同社はこの快挙を9月19日、筑波工場(茨城県石岡市)で開催した「新4号機完成起動式」で関係者に公開。印刷機はオリエント総業、インキは東洋インキ、フィルムはフタムラ化学。フジトクを中核とする従来の水性グラビア印刷への取り組みと同じ布陣で、各社を挙げて総力を結集、快挙の達成に漕ぎ着けた。
(10月3日10:30 包装タイムス10月1日号、軟包装通信10月4日号に詳報) |
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10/02 |
国内の成長戦略を明確化/素材開発を中心に新規市場開拓へ―――中央化学 |
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中央化学(埼玉県鴻巣市)の宇川進代表取締役社長は、包装タイムスの取材に対して今後の方針を明らかにした。製品戦略においては“ヒトに優しい食品容器の提供”をコンセプトにLCAに基づいたモノ作りを進める。CO2排出量が少ない素材であること、軽量化できること、リサイクルが容易な単一素材であることなどを基準に、安全で環境負荷が少ないものを選択する。開発力強化を目的とした今年度の設備投資は、新素材開発に2億円、SD(断熱積層発泡素材)およびSPP(透明PP素材)の製造設備に6億円、老朽化設備の更新、機械の入れ替えに17億円で、今年度の設備投資予定額48億円のうち25億円を投じる。これら積極的な素材開発を行い、従来とは全く異なる新マーケットの開拓を行うことでさらなる成長を目指す。
(10月2日11:00 包装タイムス10月1日号に詳報) |
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10/01 |
事業領域拡充を加速/「タマパック」の全株式を取得―――メイワパックス |
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メイワパックス(大阪府柏原市)を中心とするメイワパックスグループは事業領域の拡充を加速する。先頃、段ボール・各種包装資材の企画デザイン・製造・販売を行う「タマパック(株)」(東京都昭島市)の全株式を取得。総合包装資材メーカーとして軟包材から段ボール製品までワンストップサービスを進め、マーケット優位性に拍車を掛ける。家電や工業製品の外装材メーカーとして知られるタマパックは、国内では山形県と山梨県に生産拠点を持ち、海外では中国・深セン、香港、タイのサービス拠点を通じてグローバルな事業展開を進めている。メイワパックスはすでにタイに「ロイヤル・メイワパックス」を設立し、現地に生産工場建設を進めており、今回、海外に3拠点を持つタマパックがグループに加わったことで、ASEANマーケットへの展開を本格化する同社にとって今後一層、事業活動に弾みがつくとみられる。また、国内でも軟包装資材と関連の強い外装材の段ボール製品を取り扱うことが可能となり、営業の効率化、付加価値の高い顧客サービスを提供できるようになる。(10月1日13:30 包装タイムス10月1日号に詳報) |
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