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包装関連のニュースは次のように分類されています。
包装産業 パッケージデザイン

【2013年2月】
 
02/28 新製品約250アイテム/セミナーなどでSDを積極提案――中央化学
   中央化学(埼玉県鴻巣市)は2月13〜15日の2日間、「Spring Fair 2013」を開催。スーパーのバイヤーや包材ディーラー、商品企画担当者など、約1800人が来場した。展示会場では、PP容器「SD」をはじめ、刺身容器や弁当容器など、約250アイテムの新製品を展示。特にSDの特徴である白と黒という落ち着いた色調を生かし、食卓を飾る方法などを中心に提案を行った。また会期間中に開催したセミナーでも、同容器を使用した食材の盛り付け方法などを紹介した。(2月28日17:00 包装タイムス2月25日号に詳報)
 
 
02/27 新規事業「グリーンPE」/ノウハウ駆使、市場性高いラミ包材提案――東邦樹脂工業
   東邦樹脂工業(栃木県野木町)はグリーンポリエチレン(グリーンPE)を使用したラミネート包材の販売に乗り出す。これまで蓄積してきた押出し、ドライ、ウエット、微多孔(ポロソ加工)などのラミ加工や軟包装製品加工の各種技術ノウハウを駆使。ベース原料・基材とバイオマス由来のグリーンPEを用い、要請に応じてコストと環境適性を両立しながら市場性に優れた製品を提案し、食品はもちろん、医薬品、産業素材分野など幅広い用途での普及を図る。(2月27日16:30 包装タイムス2月25日号に詳報)
 
 
02/26 JFLP9部門で優秀賞/9月にベスト・オブ・ベスト決定/第24回世界ラベルコンテスト
   「第24回世界ラベルコンテスト」で、22部門中9部門で日本の作品が優秀賞に輝いた。前回は27部門で審査が行われ、7部門で日本の作品が優秀賞を受賞。今回は部門が減って22部門で競うこととなったが、日本勢の入賞率が4割という快挙を果たした。
 また、今回から新たな試みとして、フレキソ、凸版(レタープレス)、 オフセット、コンビネーション、デジタルの5つ印刷方式それぞれで「ベスト・オブ・ベスト」選出し、2013年9月にベルギー・ブリュッセルで表彰式を開催する。凸版方式の4部門はすでに日本の作品で占められていることから、そこでのベスト・オブ・ベストを日本企業が受賞するのは確実だ。
 同コンテストの受賞作品は、世界のシール・ラベル印刷9団体(通称L9)を通じて2月14日に世界同時発表。日本ではL9に加盟する全日本シール印刷協同組合連合会(小宮山光男会長、略称JFLP)が、2012年9月10日に行われた同コンテストの審査結果を発表した。(2月26日16:30 包装タイムス2月25日号に詳報)
 
 
02/25 PLA配合プラ段発売/環境を訴求し、市場活性化へ――小原化工
  改質PLAを15%配合したプラ段「エコPシート」
改質PLAを15%配合したプラ段
「エコPシート」
 小原化工(東京都中央区)は、植物由来の改質ポリ乳酸(PLA)を配合したプラスチック段ボールシートを本格発売する。PPとPLAを相溶化する技術を独自に考案。主原料のPP端材にPLAを15%配合した「エコPシート」を製品化し、日本有機資源協会(JORA)が認定する「バイオマスマーク」を、プラスチック段ボールで初めて取得した。同社では、PP単体の製品と比べて環境保全イメージに優れる点を訴求して販促する方針。2015年度に売り上げ5億円を目指す。世界同時不況後、縮小するプラ段市場を活性化するカンフル剤の一つとしてコンバーターからも期待が寄せられている。(2月25日15:00 包装タイムス2月25日号に詳報)
 
 
02/22 製造スピード毎分36m/エアー緩衝材、一層高機能化――原田物産
  緩衝材製造機「パワーパッカー」
緩衝材製造機
「パワーパッカー」
 原田物産(東京都江東区)は、エアー緩衝材製造機「パワーパッカー」を発売する。最大の特徴は「緩衝材製造機の中でも随一」という毎分36mの生産スピード。梱包作業を効率化し、労働負荷を軽減する。製造されるエアークッションは、隙間埋め、ラッピング、保護など多様な用途に使用できる。なお同機は、3月13日から東京ビッグサイトで開催される「健康博覧会2013」に出品の予定。(2月22日16:30 包装タイムス2月18日号に詳報)
 
 
02/21 タイに子会社を設立/業容拡大と採算性強化目指す――カワタ
   カワタ(大阪市西区)は東南アジア、東アジア地域の事業展開を強化する。タイのハイテク工業団地に、プラスチック成形機周辺の水機器装置などを製造する子会社「REIKEN(THAILAND)CO.,LTD.」を今年6月までに設立。中国、インドネシアに続く3カ国目の海外進出で、業容拡大と採算性強化が狙いだ。資本金は3600万タイバーツ(約1億円)、株主構成はサーモテック49%、レイケン49%、カワタ2%(サーモテックとレイケンはカワタの子会社)。(2月21日16:00 包装タイムス2月18日号に詳報)
 
 
02/20 「エコナノ」増産体制へ/全てのラベルCO2吸収に――サトーHD
   焼却時に発生するCO2を吸収する世界初のラベル「エコナノ」を提案するサトーHD(東京都目黒区)は、ここ数年のうちに同社が販売する全てのラベルをエコナノに変更していくビジョンをこのほど発表した。エコナノは、阿部正彦教授、東京理科大学発のベンチャー企業アクテイブとサトーが開発し、2011年11月から販売を開始。これまでに大手家電量販店や大手スーパーが採用。また福島県が消費者に食の安心を提供するため12年産米について行った放射性物質の全量全袋検査を開示する「検査済ラベル」にも使われている。
 今回、エコナノの生産体制を強化するため福島県矢吹町に「アクテイブ・福島矢吹工場」をオープン。これによりサトーは、シール・ラベル生産量全体の約10%をエコナノで対応できる体制が整った。(2月20日17:00 包装タイムス2月18日号に詳報)
 
 
02/19 押出しラミ増強し優位性/医薬・化粧品、調味料包材を強化――丸東産業
   丸東産業(福岡県小郡市)は、医薬・化粧品包装向け高速充填用包材などで独自製品の拡販を積極化する。無添加化粧品など使い切り用途で採用実績を伸ばす完全ノンパウダーの小袋用包装フィルム「クリスタルノンPF」製品を中心に、タンデムラミネート製品の販売強化に向けて設備を増強し、2月中に本格稼働に入る。納期対応、品質精度の向上を一段と進め、マーケットにおける存在感をより鮮明にする考え。(2月19日15:30 包装タイムス2月18日号に詳報)
 
 
02/18 価格改定交渉“真っ盛り”/各種資材値上げ、供給側早期決着へ/PPバンド、ストレッチフィルム動向
   包装資材の価格改定交渉が本格化している。原油・ナフサの高値推移に加えて、為替の急激な変化に起因する今回の値上げ。サプライヤー各社は早期決着を目指している。アジア・新興国の需要増大を背景に世界的な原油、ナフサの高騰が続いており、PPバンドをはじめストレッチフィルムなどの製造各社は大幅なコスト上昇を強いられている。各社は製品供給責任を果たすべく、生産・物流の合理化等さまざまコストダウンに取り組んできたが、自助努力で吸収する範囲を超えている状況。現状価格を維持することが困難なことから「心苦しい事」という前置きの上で値上げを発表した。PPバンドの値上げの時期は2月21日もしくは同1日からで、現行販売価格の15〜20%以上。ストレッチフィルムなどもおおむね同様だ。(2月18日16:30 包装タイムス2月18日号に詳報)
 
 
02/18 売上、鮮明な回復軌道/「好調」派過半数、平均8.4%/「第7回 印刷加工業実態調査」
   売上好調派が過半数を占め、増加率も平均8.4%を数える快調ぶり。軟包装印刷加工業各社の業績回復軌道が鮮明に―。包装タイムスではこのほど、全国のコンバーター、プリンター各社を対象とするアンケート調査「第7回 印刷加工業実態調査」の結果をまとめた。タブロイド版「軟包装通信」から続く年2回・半年間隔で実施する恒例の調査で、7回目の今回は2012年後半期の実績・動向が対象。2013年初旬にアンケート用紙を配布、2月初旬に回収を締めた。223社に配布、有効回答は47社だった。(2月18日16:30 包装タイムス2月18日号に詳報)
 
 
02/15 生産強化で福島に工場/サトーの全ラベルに「エコナノ」展開へ――アクテイブ
  開所式でのテープカット風景
開所式でのテープカット風景

 東京理科大学の阿部正彦教授の研究開発により、世界で初めて焼却時に発生するCO2を吸収するラベル「エコナノ」の製品化に成功した東京理科大学発ベンチャー企業のアクテイブ(千葉県野田市・東京理科大内)と、サトーHD(東京都目黒区)は、エコナノの生産体制を強化するため福島県矢吹町に「アクテイブ・福島矢吹工場」をオープンさせた。鉄骨ALC構造2階建て、延べ床面積約2100m2の工場内には、ナノ単位まで粒子化した添加剤をカプセル膜で包む「ナノベクシルカプセル」(以下NVC)の製造装置が並ぶ。2月2日には矢吹町の野崎吉郎町長らをはじめ関係者およそ70人が参加して開所式が行われた。
 NVC技術は、医科分野で使われるナノサイズのカプセル化(=リポソーム)を応用した研究ではあるが、従来のカプセル化技術では有害な溶媒を使用するケースが多いのに対し、NVCは安全で無害な超臨界CO2を使用するため、環境にやさしく安全なカプセルを製造することができ、特にポリマーの改質に有効だ。
 エコナノについては、2010年秋にNVCに着目してからわずか1年足らずで製品化を実現したことから、開所式の祝賀パーティであいさつしたサトーHDの松山一雄社長は「(エコナノラベルの)事業は評価が高く、やりがいがあり、社会貢献もできる大きなプロジェクト。順調に推移しているものの、当社のラベル売上げの1%にも満たない。そこで、今後のビジョンとして、この先数年で当社が国内で販売する全てのラベルに展開していきたい。これはビジネスだけでなく環境負荷低減という点でも社会貢献ができると思っている。さらに、次のステップではエコナノラベルを国内から海外へ展開していきたい」と抱負を語った。(2月15日16:00 包装タイムス2月11日号に詳報)
 
 
02/14 価格は2000万円以下/空冷LEDのIJラベル機開発――ネットアンドプリント
  コンパクト化を実現
コンパクト化を実現
 ネットアンドプリント(福島県郡山市)は、ドラム缶やペール缶といった缶や容器を使用する業界向けのフルカラーインクジェット(IJ)ラベル印刷加工機「ラベルプロセッサーIJ48」(以下IJ48)を開発、1月30日〜2月2日に東京・有明の東京ビッグサイトで開催された先進技術印刷展(コンバーテックジャパンと併催)で一般公開した。最大印字幅が216mm、出力解像度が600dpi×600dpi、搬送方式がR2R(ロールtoロール)で、印刷速度が毎分25mでフルカラー印刷ができる。
 乾燥にはLED-UV硬化法を採用。LED-UVはランプ寿命が約1.5万時間で、オゾンの発生がないUV波長を使用しているため、脱臭装置や換気ダクトなどの付帯工事が不要。事務機と同様にオフィス内に設置できる。またLED光源は、赤外線を含まないため、PPやPETなどのフィルムに印刷でき、印刷機への熱影響もないので、特に夏場には印刷現場の冷却コストを大幅に抑えられる。
 IJ48はマーケットや用途、使用ラベルを限定することでコンパクト化を実現しており、同社では機械価格も2000万円以下で提供していきたいとしている。 (2月14日16:30 包装タイムス2月11日号に詳報)
 
 
02/14 代表取締役の交代を発表/新社長は水野和也氏――中央化学
  社長に就任する水野和也氏
社長に就任する水野和也氏
 中央化学(埼玉県鴻巣市)は2月13日、代表取締役および役員の異動を発表した。3月28日開催予定の第53回定時株主総会および総会後開催予定の取締役会で正式に決定される。代表取締役社長には水野和也氏が就任する。同氏は1957年3月23日生まれの55歳。81年に三菱商事に入社し、主に化学品事業に従事。興人代表取締役社長、三菱商事執行役員、興人ホールディングス代表取締役社長などを歴任し、今年1月から中央化学顧問(非常勤)。現・代表取締役社長の宇川進氏は常勤顧問に就く。(2月14日00:00 包装タイムス2月25日号に詳報)
 
 
02/13 新プルーフィングシステム登場/試作効率化、特色プルーフ実現――メディアテクノロジージャパン
   メディアテクノロジージャパン(東京都江東区)は、軟包装、紙器、シールラベル用途向けに新たなプルーフィングシステム「TRUE PACK PROOF SYSTEM」の販売に乗り出した。モックアップ試作の効率化と校正機/本機校正使用の頻度低減を実現する。システムは、カラーマネジメントソフトウエア、ヒーター付きのプリンター、パソコン、測色機が基本構成。デザインデータを、RIP機能付きのソフトウエア「ORIS FLEX PACK//Web」が変更・色合わせし、インクジェット方式のプリンターが高色域低溶剤インクを専用メディアに打ち込み用途に応じたモックアッププルーフを実現する仕組みだ。 (2月13日11:30 包装タイムス2月11日号に詳報)
 
 
02/12 包装合理化の波が来た/バレンタイン商戦で主要企業に鮮明
   バレンタインデーは従来、「女性から男性に愛を告白する日」と認識されてきたが、最近は男性への本命チョコよりも女友達との「友チョコ」が重視され、また家族間でチョコを贈り合う機運が高くなっているという。そんなバレンタインチョコにも、包装合理化の波が静かに押し寄せてきた。
 バレンタイン商戦の主要プレーヤーを大別すれば、百貨店やスーパーなどでの季節的な展開を主とするチョコレート専業メーカー(および輸入商社)、また有名チョコ職人(=ショコラティエ)を擁する高級チョコ専門店、コンビニやスーパーで全国展開する大手NB(ナショナルブランド)菓子メーカーが挙げられる。このうちチョコ専業メーカーの中には、年間売り上げの多くをバレンタイン商戦に依存している企業も少なくない。いわば一番の“稼ぎ時”になるわけで、店頭で目立たせるため、ここぞとばかりパッケージに贅を尽くし、また趣向を凝らすだろうとは容易に予想できる。各社とも、一方では高級志向、また一方ではファンシー志向の両極に、それぞれの思いを投影。ただし時代の流れは、彼らに包装合理化も求めている。(2月12日16:30 包装タイムス2月11日号、食品包装2月号に詳報)
 
 
02/08 関西第3工場B棟を竣工/樹脂パレット拡大に対応――三甲
   三甲(岐阜県瑞穂市)は、関西におけるプラスチック製パレットの生産能力増強を狙い、かねて建設を進めていた関西第3工場B棟(奈良県天理市)を完成させ、1月23日に見学会を兼ねた竣工祝賀会を行った。荒井正吾奈良県知事をはじめ、多数の来賓、関係者が訪れ、同社のさらなる発展と事業の拡大を祝った。関西第3工場は、奈良県天理福住工業団地に位置し、敷地総面積21万5000m2は県内工場では最大。土地取得費を除く投資額は65億円。昨年9月からエペラン成形工場(A棟)として一部稼働を行っていたが、このほど同敷地内にプラスチック製パレット工場(B棟)が完成した。竣工祝賀会の冒頭あいさつで、後藤甲平代表取締役社長は「プラスチック製パレットは木製パレットと比べてまだ使用量は少ないが、衛生面や環境負荷低減面など多くのメリットがあり、今後ますます拡大する。今回完成のB棟を生かして今後も全力でプラスチック製パレットの普及に取り組んでいく」と述べた。 (2月8日13:30 包装タイムス2月4日号に詳報)
 
 
02/07 塗工低熱性と易成形を両立/オレフィン系離型フィルム――東レ
   東レ(東京都中央区)は、耐熱性と成型しやすさという二律背反の性能要請に応えるオレフィン系離型フィルムを世界で初めて開発した。独自のナノアロイ技術と蓄積した製膜時の高精度積層技術とを駆使。塗工・乾燥時の高温でも変形しにくく、低温でも加工しやすく複雑な形状に追従でき、使用後には剥がしやすい離型フィルムの開発に漕ぎ着けた。2013年度下期から販売に乗り出す予定。加飾適性に優れた成形転写基材フィルムとして用途展開を繰り広げ、初年度1億円、3年後二桁の売上を目指す。(2月7日14:30 包装タイムス2月4日号に詳報)
 
 
02/06 国産需要縮小「一昔前」規模に/国産と輸入、鮮明な交錯曲線――OPP・CPP平成24年出荷量
   OPPフィルムはほぼ15年前、CPPフィルムもほぼ7年前の需要規模に転じた。日本ポリプロピレンフィルム工業連合会は平成24年暦年の両フィルムの出荷実績をまとめたが、結果はあらためて軟包装業界最大基材の大幅な需要の落ち込みを浮き彫りにした。OPPの出荷総量は前年比3.6%減の22万1757tで、近似値を求めれば平成8年(21万7991t)、同9年(22万5939t)となり、実に16年前、15年前の規模。内需は同3.5%減の21万7739tで、同じく平成10年(21万8087t)の14年前。マーケットはいわば“一昔”よりも以前にまで縮小した。一方、CPPの総量は同4.8%減の15万122tで、近似値は同17年(15万731t)の7年前、内需は同4.8%減の14万5853tで、同じく平成15年(14万3931t)の9年前の規模。ほぼ“一昔”前のマーケットサイズにまで落ち込んだ格好だ。(2月6日15:00 包装タイムス2月4日号に詳報)
 
 
02/05 BCP協定を締結/組合員の生産拠点確保目的に――東京都ラベル協組、北海道シール協組
   東京都ラベル印刷協同組合(弓納持昇理事長)と北海道シール印刷協同組合(大和誠理事長)は1月15日、大規模災害時に両組合の企業同士で、代替の生産拠点を確保するなどの相互連携を行う事業継続計画(BCP)を策定、7つの条文で構成された「緊急時相互委託生産協定」を締結し、調印した。組合が窓口となり、責任を持って生産拠点を確保することを明文化。有事の際の委託生産要請に対して「組合はその組合員企業の生産設備及び技術力に見合った組合員企業を紹介する」(第2条)とし、実際の生産委託は「個々の企業間で個別契約を締結する」(第3条)。またペナルティにも言及し、「商道徳を遵守し、お互いの取引先への営業及び受注生産を禁止し、これに違反した場合は違約金を支払う」(第4条)とした。シール・ラベル印刷業界の組合10協組でBCP協定を締結したのは今回が初めてだが、東京都ラベル協組では九州シール印刷協同組合(柴田健一理事長)との間でもこの2月中にBCP協定を締結する予定。(2月5日13:30 包装タイムス2月4日号に詳報)
 
 
02/04 SOMA国内第2号機稼働/水性フレキソ普及に弾み――金羊社
  最新の技術的成果を盛り込んだ「PREMIA8C」
最新の技術的成果を盛り込んだ
「PREMIA8C」
 水性フレキソ印刷の普及に弾みが付きそうだ。金羊社(東京都大田区)はトーホー加工(東京都千代田区)の小山工場内でSOMA(ソーマ)社製水性フレキソ印刷機の稼働を開始した。トーホー加工がけん引し、金羊社もメンバーの「水性フレキソ印刷推進プロジェクトチーム」の展開も拡充、より多彩な提案で幅広い需要を取り込む可能性が高まった。
 稼働したのはソーマ社製水性フレキソ印刷機の国内第2号機となる「SOMA FLEX PREMIA8C」。金羊社の60項目に及ぶ要求に対応し、クラッピングチャックのロールサポートによる原反のブレ低減や自動見当印圧調整装置による準備時間の大幅な短縮など、印刷品質向上から作業効率改善までを実現した大型(最大印刷幅1270mm)かつ高速(最速毎分500m)のCI型水性フレキソ印刷機。ソーマ本社(チェコ)で基材からインキ、シリンダー版まで日本製を持ち込んで稼働を繰り返し、金羊社が諒とした。(2月4日17:00 包装タイムス2月4日号に詳報)
 
 
02/01 長崎ロンテック船出/丸カット機“ブーム”けん引――長崎ロンテック
   開発型製袋メーカーとして業界に独自の地位を占める長崎製袋(埼玉県川口市)と製袋を主体に工業用途関連の機械製造・メンテナンスを業容とするロンテック(千葉県茂原市)は1月7日付けで合併し、長崎ロンテック(埼玉県川口市)として新たに離陸した。社長には長崎製袋の長崎光一社長が就任、ロンテック社長の石橋忍氏は取締役工場長に就いた。旧長崎製袋の売上の6割が特許(関連)品であることなど、知る人ぞ知る業界屈指の実力者、長崎光一社長の力量がより多面的に発揮される可能性が高まった。新会社の展開は、現時点でなにより、ここ数年“ミニブーム”の様相を濃くするパウチ丸カット機市場との関連で注目されるに違いない。このブームはさらに勢い付く情勢だからだし、短期間で2桁の販売を記録した同社の戦略製品「FMC(フィルム・マルチ・カット)」はさらに支持を広げる状況だからだ。新会社の羽ばたきが、業界に創造的な新航路を描く期待も寄せられる。(2月1日17:00 包装タイムス1月28日号『軟包装通信』面に詳報)
 
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