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包装産業 パッケージデザイン

【2017年11月】

11/30 水性フレキソ印刷機を導入/多様化する市場に対応――マイン
 外食産業向けにフードケース・容器や紙鍋、食器、装飾品などを製造するマイン(愛知県刈谷市)は、岐阜工場に水性フレキソ印刷機と無溶剤ラミネーター機を導入した。
 製造業としてさらなる強化を図るべく伊藤忠システックから導入したのがCI型フレキソ印刷機「ECO」4色機と無溶剤ラミネーター機だ。機能性能のほかにアフターメンテナンスの充実性も採用の決め手となった。
 食の安全に対する要求が高くなることを見越して、今回、鈴木社長は岐阜工場という衛生環境の高い製造体制を整え、同印刷機を導入したという。岐阜工場は食品を包むフィルム製フードカップを製造することから、「ISO/TS22002-4」に準じた衛生的な製造環境を実現している。さらに「FSSC22000」を11月に取得した。静電気対策なども十分に行っている。
 同社では今後、CI型フレキソ印刷機を含め工場内全体の稼働率を向上させていくことを目標に、企業としてさらなる飛躍を図っていく構え。(11月30日11:00 包装タイムス11月27日号に詳報)
11/29 2017国際ロボット展/本日29日から東京ビッグサイトで――日本ロボット工業会/日刊工業新聞社
 2017国際ロボット展(iREX2017)が11月29日〜12月2日の4日間開催される。「ロボット革命がはじまった-そして人に優しい社会へ」をテーマに、国内外の最新ロボット技術・製品およびAI、ビッグデータ、ネットワーク関連技術といった次世代ソリューションが一堂に集結。会期中は注目の併催イベントも多数企画されており、例年以上の盛り上がりとなりそうだ。
 政府は2020年までにピッキングや仕分け・検品に関わるロボット化率の大幅な向上を掲げた「ロボット新戦略」を打ち出すなど、ロボットの産業分野でのさらなる活躍が見込まれている。それだけにロボットに関わる最新のシステムや関連情報が一堂に会する同展への期待はますます高まっている。(11月29日13:15 包装タイムス11月27日号に詳報)
11/29 蓋付容器の側面を封緘/ロール包材使用の収縮包装機――日本自動精機
 日本自動精機(横浜市戸塚区)は、蓋付き容器の側面をシュリンクフィルムで封緘する包装機「MDA-250型」の販売を開始した。惣菜・弁当の嵌合蓋容器はもとより、宅配食や給食などで使われる業務用リユース弁当箱のいたずら防止用途などで需要開拓を図る。
 ロールフィルムを使用するため、多様な容器形状で兼用できるほか、筒状フィルムやプレフォームを使用する場合と比べてコスト的にも優位性があり、毎分30個を処理できる。
 初公開となったJAPAN PACKでも大きな関心を集め、形状が異なる商品のマルチパックに利用できないかとの声も寄せられた。同社は容器封緘にとどまらない用途展開も視野に販売を進めていく。(11月29日13:15 包装タイムス11月27日号に詳報)
11/28 ライナーも製造可能に/金津工場の抄紙機を改造――レンゴー
 レンゴー(大阪市北区)はこのほど、金津工場(福井県あわら市)で進めていた段ボール原紙生産設備の改造工事が竣工したと発表した。これにより、中芯原紙専抄からライナー原紙も併抄可能な設備となった。
 今回の改造では併抄化に加え、原紙の品質を大きく左右する原質(古紙パルプの精選)工程も一新。さらなる品質向上を図り、環境面からニーズの高まる原紙の薄物化にも対応し、省エネ・省資源を徹底した最新鋭の抄紙機に生まれ変わったといえる。
 同社グループは現在生産体制の再構築を進めており、その一環として今回の改造も実施された。集約化により製紙工場全体の稼働率が向上し、ライナーと中芯の需給バランスも改善、製紙部門の事業基盤はより強固なものになるという。(11月28日13:50 包装タイムス11月27日号に詳報)
11/28 新たな本社棟竣工/中核拠点、大幅に拡充――富士機械工業
 富士機械工業(広島県東広島市)の本社敷地内でかねて建設中だった八本松製作所総合管理事務所棟がこのほど竣工し、製造の迅速化、効率化はもちろん、事務管理の充実、あるいは会議室や社内福祉など作業環境が大きく改善。同社の健脚にさらに弾みが付く。
 同社は、わが国グラビア軟包装業界の成長を印刷機やラミネート機のメーカーの立場から支え続け、不動の評価を得ているが、金属印刷機・塗装機にいたっては世界トップシェアを誇る。八本松製作所は、そんな同社の中核拠点となる。工場ラインの効率化が直接的名狙いだが、空いたスペースに従来工場内で展開していた「受け入れ」工程を移すなど、製造工程の組み立てラインの増強、大幅な効率化を実現していく。(11月28日13:50 包装タイムス11月27日号に詳報)
11/27 現地合弁先の株式取得/北京大森、社名も変更――大森機械工業
 大森機械工業(埼玉県越谷市)は11月13日、包装機械を製造販売する中国・北京の合弁企業「北京大森長空包装機械有限公司」(以下北京大森)に関して、現地の合弁相手が持つ全株式を取得し、併せて社名を「北京大森包装機械有限公司」に変更したと発表した。
 北京大森は、包装機械や付帯設備の製造販売とエンジニアリングサービスの提供を行っている。20年以上にわたる実績を持ち、中国では一般的となったインスタントラーメンの包装設備を開発するなど技術開発力や製品の信頼性でも顧客から高く評価されている。
 今回、中国政府が主導する国有企業の再編の一環で、合弁相手の中国航発が所有する45%の株式全てを大森機械工業が引き受けることで合意。北京取引所を通じて取得の手続きを行い、10月に北京市の登録機関で登記を完了した。経営は現経営陣が継続して行う。
 大森機械工業では、「『Team OMORIは革新的製品生産包装システムを創造し、ユーザー様ご満足の最大化を追求する。それにより企業価値を高め、従業員、地域、国、国際社会に貢献し世界トップメーカーを目指す』という経営理念をグループ全社で共有し、国内外問わず、より多くのユーザー様に貢献していけるよう、さらにまい進していく」とコメントした。(11月27日13:30 包装タイムス11月20日号に詳報)
11/24 「食品包装」が「がっちりマンデー!!」に登場
 11月26日・12月3日の午前7時半からTBS系列で放映の「応援!日本経済 がっちりマンデー!! 業界新聞SP」に、「月刊食品包装」編集デスクが登場する。今年の食品包装シーンにとって特にホットな話題をスタジオ収録も含め紹介する。(11月24日10:15)
11/24 模倣品対策のブランド札開発/立体印刷により目視で判別可能に――トスカバノック
 トスカバノック(東京都千代田区)は、一般消費者でも容易に模倣品の真贋判定ができるブランド札「Bm-Tag」を開発した。ブランド商品そのものや持ち帰り用のショッパーに取り付けることで手軽に模倣品対策をとれるようになる。
 同製品には大和マーク製作所(大阪府寝屋川市)の「DAIWA 4D」を活用。大和マーク製作所によって特許が取得された立体印刷工法が類似品の製造が難しく、札を取り付けるだけで模倣品との区別が可能になるという。一般消費者も立体的な印刷表現がなされた札を目視するだけでほかのツールを用いる必要がなくなる。
 形状や仕様に関しては今後ユーザーの要望に合わせて調整を行う。正式発売は来年1月を予定しており、機能性なども増やす方向で開発を進めるとのこと。パッケージやマーケティングツールへの活用も期待される。(11月24日10:15 包装タイムス11月20日号に詳報)

浮き上がっているように見える

11/22 丸底の折箱が登場/高い陳列効果で存在感アップ――アクタ

桶のフォルムが存在感を発揮する
 アクタ(福岡県古賀市)は新提案の“桶型”容器「ワン折OKEシリーズ」を発売した。陳列しやすい正方形の折箱に丸底を組み合わせた形状で、ちらし寿司のようなパーティメニューにもうってつけ。機能性も高く食品スーパーのバイヤーなどから注目されている。
 高級感のある折箱と、円の部分を突出させた桶のフォルムという独自形状が売り部で存在感を発揮する。正方形のため隙間なく陳列できるのも売り場のデッドスペース軽減にも効果的。さらに仕切りを活用することで二段重やオードブルにも対応可能。容器はしょうゆ受け機能も付与した。
 10月からの発売に先駆けて得意先に提案を行ったところ、好感触を得られたという。すでにワンサイズ大きい商品の開発も進めており、今後の採用拡大にも期待がかかる。(11月22日10:35 包装タイムス11月20日号に詳報)
11/22 高剥離PPシートを強化/耐熱耐寒性能に脚光浴びる――丸善
 プラスチックトレー製造の丸善(岡山県笠岡市)は、高剥離性を備えた特殊PPシートの提案活動を積極化する。容器などへの食品の“張り付き”を防ぐ機能性と耐熱温度120度、耐寒温度マイナス40度の耐熱耐寒性能をPRし需要拡大に力を注ぐ考え。
 同社は食品用薄物プラスチック容器として数多くの採用実績を持つ。とりわけ機能性シートとして脚光を浴びているのが「丸善高剥離PPシート」で、食品加工の際にくっつかない剥離性の高いシートとして開発された。耐熱温度が高く蒸し料理の調理工程でも活用でき、容器への貼り付きによる皮の破れなどの問題を解消。耐寒温度マイナス40度であるため、食品の冷凍時に剥離材としても使用可能だ。
 素材はPP(ポリプロピレン)をベースに、シリコンのUVコートを施しており、印刷面のみに剥離効果を持つ。冷凍麺など冷凍環境下の製造用トレーとして包装までの工程間や、製造現場の作業効率アップにつながるとして他分野への展開が期待される。(11月22日10:35 包装タイムス11月20日号に詳報)
11/21 強化エッジタイプ発売/手巻き用パレストフィルムで――司化成工業
 司化成工業(東京都台東区)は、フィルムの両端を折り曲げてエッジ部を強化した手巻き用ストレッチフィルム「ダイヤストレッチプラス」を新たに発売した。誤って落としたときや引っ張りすぎたときの破断などを防ぐ。
 「プラスシリーズ」は先行発売の「Nano6+」に加え、厚みの異なる3品種が新たにラインナップされた。エッジ強化により端からの破断を防ぐ。薄い空気層を形成させながら巻き取る製造方法でフィルムの取り出しが簡単になり、落下してもフィルムへのダメージを軽減できる。
 本格発売直前に行われた同社のプライベートショーでも関心が集まった。(11月21日10:40 包装タイムス11月20日号に詳報)
11/21 スイス製自動収納庫システム/縦型リフト式など用意――アルテック

在庫の出し入れはタッチパネルで操作
 アルテック(東京都中央区)は11月7日、スイス・KardexRemstar製の自動収納庫システムを発売した。同製品は自動で管理された在庫からタッチパネルで検索・取り出しが行えるなど簡単で人手による間違いを防ぎやすい。現場の作業効率を高めることで人手不足に悩む物流業者や製造業者に売り込む。
 作業場のスペースに合わせて、縦型リフト式、縦型回転式、横型回転式を選ぶことができる。縦型リフト式は、物品の保管棚がユニットの前後に収納されており、システムの中央部に引き出し装置がある。縦型回転式は、回転式のコンベヤーが垂直に動き、最短経路で取り出し口に物品を運ぶ。横型回転式は、回転式コンベヤーが水平方向に動き、物品の保管・回収をスムーズに行う。
 また、オペレーターの負担軽減のため取り出し口の高さにも工夫が加えられた。(11月21日10:40 包装タイムス11月20日号に詳報)
11/20 省スペースの底折機一体型/製函から封函まで1台で対応――ストラパック
 ストラパック(営業企画室=東京都北区)は10月から、粘着テープ封函機の新製品「AS-923B」を発売している。従来オプション設定だった底フラップ折り込み機を封函機と一体化することで省スペース化を実現した。
 標準上下貼り仕様で、製函から封函までの作業が1台で行える。内フラップはプッシャー部レール上に押し当てて折り込み、外フラップはガイドによって折り込む方式。フラップ4面を自動で折り込む装置と比べて低価格の税込み108万円。
 さらにベルトの幅調整やテーピングヘッドの高さ調整などはハンドル操作で簡単に行える。大型キャスター付きで作業場内での移動が容易なのも特徴。
 これらの特徴から設置スペースや初期費用がネックで製函機を購入しなかったユーザーにも導入しやすいと見られる。(11月20日16:30 包装タイムス11月13日号「出荷包装特集」に詳報)
11/17 来年1月5日に発売/消費電力47%、設置面積25%削減――東芝テック

台紙の無いラベル対応の「KP-70-LC」
 東芝テック(東京都品川区)は流通・小売業などさまざまな業種で利用できる、定額ラベルプリンター「KP-70シリーズ」2機種(-70および同-LC)を来年1月5日から発売する。従来機種「KP-60」と比較し、消費電力を47%、設置面積を25%削減した。
 さらに「KP-70-LC」は、ラベルの長さを自由に設定できるライナレスラベルにも対応する。食品表示法の施行など、ラベルへの印字項目が増大する中、ラベル長を自由にカットできるライナレスラベルの需要の拡大が開発の背景にあった。
 ラベル印字には、ユニバーサルデザインのコンセプトに基づいたフォントを採用し、消費者・生活者に見やすいラベルを印字することができる。(11月17日16:20 包装タイムス11月13日号に詳報)
11/16 熱溶着プラ段を新提案/オールPP製で環境にも配慮――ヤマジックス
 ヤマジックス(滋賀県野洲市)は、A式・C式熱面着のプラ段ケースを先のびわ湖環境ビジネスメッセで公開した。金属製リベットなどを使わずオールPP製で、環境規制などにも広く対応できるとして秋から訴求を開始している。
 金属ピンやリベットが再利用の妨げとなっていたプラ段ケース。しかし熱溶着の場合はピン止めなしで強固に角を固定するため他の材質と混ざらず、リサイクルが容易になる。さらに超音波溶着では溶着部分が変色したり、リベットでの固定では穴が開いたりと美粧性を損ねる場合もあったが、そうしたおそれがない。
 特注の専用機を今秋に導入しニーズに応えられるよう注力する意向だ。(11月16日11:40 包装タイムス11月13日号に詳報)
11/15 中小企業の技術が一堂に/本日からビッグサイトで開催――産業交流展/新価値創造展
 11月15〜17日、東京ビッグサイトの西1・3・4ホールで「産業交流展2017」が、東7・8ホールで「新価値創造展2017」が同時開催される。
 「産業交流展」は、首都圏に事業所を持つ中小企業・団体の優れた技術や製品を一堂に展示し、販路拡大や企業間連携の実現、情報収集・交換などのビジネスチャンスを提供することを目的としている。出展対象は、情報、環境、医療・福祉、機械・金属の4分野。会場は西1・3・4ホール、開催時間は10時〜18時(最終日のみ17時終了)。主催は東京都、東京商工会議所など。
 「新価値創造展」は、新しいアイデアや技術を求める大企業や中堅企業の研究開発、事業企画、マーケティング部門をはじめ、新製品やサービスの取り扱いを目指す企業などとの連携構築、共創、ビジネスマッチングを目指す展示会だ。 会場は東7・8ホール、開催時間は10時〜17時。主催は中小企業基盤整備機構。
 本紙ではトレンドサイン(東京都新宿区)の高性能輸送容器「BIO COOL」シリーズやNAロット(東京都台東区)の、レーザープリンタで小ロット印刷が可能な粘着シート「エヴァタックLBP」をはじめ、パッケージの視点から注目企業を紹介した。(11月15日11:30 包装タイムス11月13日号に特別企画)
11/15 建材や住設からも熱視線/外装破損防ぎ、コスト減に貢献――伊藤敏

操作性の高さも魅力「AT-A」
 伊藤敏(大阪市旭区)はストレッチフィルム包装結束機「AT-A」の本格販売を開始した。結束紐によって発生する外装破損の防止と資材コストの低減を強調。通販をはじめ建材、住宅設備分野からも具体的な引き合いが寄せられており、納入実績の構築を目指す。
 同機は高感度の読み取りセンサーを搭載し、梱包物を正確に読み取るうえ、巻き付け強度についても調整することができる。大きさの異なる対象物が流れてきても、連続的な結束工程が可能だ。操作も簡単で、梱包物の特徴に合わせて巻き付け方法さえ選択すれば、センサー装置が梱包物の形状を認知し、工程が開始される。
 同機はイタリアの包装機メーカーから輸入しており、先のJAPAN PACKでの披露が日本での初公開でもあった。当初ターゲットとそていた分野以外の来場者からも関心が寄せられた。(11月15日11:30 包装タイムス11月13日号に詳報)
11/14 梱包作業の負担を軽減/フィルム巻き付け器具――ワコー商事

ストレッチフィルム巻き付け器具
「ラップロッド」
 ワコー商事(神奈川県藤沢市)は、韓国メーカーの日本総代理店としてストレッチフィルム巻き付け器具「ラップロッド」の本格販売を開始した。脚立の乗り降りや腰や膝を何度も曲げる必要がなくなるため手作業による巻き付け作業の負担が軽減される。
 専用のバーにストレッチフィルムを装填し、固定するだけの簡単な使い方。フィルムの取り外しはねじ方式で、バーの長さも4段階に調節が可能。機械化が容易でない大型のパレット梱包であっても、同器具であれば作業者の身体的負担と危険性を軽減させるだけでなく、簡単な動作でフィルムの貼り具合の調整もしやすく、必要以上に使用することがなくコスト削減にも寄与する。
 2インチコアと3インチコアの2種をラインナップしたほか、要望に応じて特注品にも対応できる。(11月14日13:40 包装タイムス11月13日号に詳報)
11/14 台湾で容器シート事業/中食向け製品で採用へ――積水化成品工業
 積水化成品工業(大阪市北区)は台湾市場で食品容器向けシートの事業家に注力している。子会社「台湾積水化成品股份有限公司(=台湾積水)」の苗栗工場に昨年、押出機を導入稼働、シーティングから成形までの体制を整えサンプルワークを開始し、本格採用へ最終段階にある。
 台湾では現在、中食市場が拡大傾向にあり、コンビニのイートインなどを含め需要も旺盛で、この分野に向けた製品提案が活発化している。積水化成品工業では、工業分野だけでなく生活分野でも事業拡大を模索する中、台湾での中食市場での需要獲得を図るため、食品容器で使うPPシートから成形容器のサンプルワークを行い、現地の市場開拓に努めていた。その結果、同社が提案する食品容器の透明蓋材向けPPシートや、ソリッド容器の本体材料として、日経コンビニへ製品供給する加工企業にまもなく本格採用となる見込みだ。
 同工場は、IT・架電梱包材となる「ピオセラン」成型品の生産を行い、すでにデジタル架電の緩衝梱包材、自動車分野、流通分野などの製品で幅広く採用されている。今後は生活分野でも日本国内で培った製品化技術を駆使し、液晶パネル梱包材に次ぐ新しい事業の柱へと育成する考え。(11月14日13:40 包装タイムス11月13日号に詳報)
11/13 空袋に自動で連続印字/最大袋幅360mmまで印字可能――エムエスティ
 エムエスティ(京都府城陽市)は、空袋に自動で連続印字する卓上型サーマルプリンター「シートプリンタPS-600シリーズ」を新開発した。最大袋幅360mmまで印字できる。
 厚みの薄い袋の安定搬送を実現した独自の機構を搭載することで搬送ミスを効果的に回避し、安定した空袋への連続印字を実現する。コンパクトな本体設計で省スペースでの設置が可能。主な対応印字材質は、紙、PE、PP、OPP、PA、PET、アルミ蒸着などを想定する。
 先のJAPAN PACKではあらゆるワークへの高速印字に対応したUVインクジェットプリンターなど多彩なマーキングソリューションの紹介で注目を浴びた同社。多様化・高度化するマーキングニーズに対応したラインナップで新市場の開拓に取り組む。(11月13日15:10 包装タイムス11月6日号「印字・マーキング特集」に詳報)
11/13 間欠凸輪にIJ搭載/通常印刷と可変印刷を1台で――秋田シール印刷

今回インクジェットユニットを
取り付けた印刷機とそのオペレーター
 シンプルな1色印刷からフルカラー印刷や箔押しまで多種多様なシール印刷物を展開する秋田シール印刷(秋田市茨島)はこのほど、既設の凸版間欠式輪転印刷機(CS-200-4CLF)に同印刷機用インクジェット印刷(IJP)ユニットを搭載した。いずれも三條機械製作所製。これにより通常印刷とバリアブル印刷がワンパスで行えるようになった。連番のサイズや書体など、従来のナンバリング装置では限られた数種類の連番にしか対応できなかった。今回同印刷ユニットを導入することで文字や図形、バーコードなども印刷することができるため、連番だけではなくバリエーション豊かな可変データ印刷にも対応可能になる。(11月13日15:10 包装タイムス11月06日号に詳報)
11/10 ペット用食品をギフトに/専門店以外での販売にも意欲――Plain Treats

雑貨店からの問い合わせも相次いでいる
 「人間の食事と同じように愛犬の食べ物を選んでほしい」という思いがこめられた、ペット用食品を企画販売するPlain Treatsの「やみつき覚悟。」シリーズが好評だ。シンプルなクラフト袋で高級感あるパッケージが目を引く。ギフトとして購入したくなるような雑貨感の演出で新たな販路の可能性を見出している。
 厳選した素材と一般食材としての検査をクリアした高品質な商品は、シンプルながら洗練されたパッケージで、ギフトとしての引き合いも多い。クラフト紙をベースにシンプルで上質感あるパッケージは「人とペットの食べ物の境界を取り払いたい」という商品コンセプトを体現。テトラ型パッケージの「テントシリーズ」など遊び心あふれるデザインも相まって、ペット用品店にとどまらず雑貨店などからの問い合わせもあるという。
 同社は今後、「ペット用品専門店に加え、一般小売店にも販路を広げていきたい」としており、「ペットを飼っていない人も、手軽なギフトとして利用してほしい」と期待を寄せた。(11月10日9:50 包装タイムス11月6日号に詳報)
11/10 カット野菜向け異物選別装置/高速・高精度で異物検知し除去――日立造船
 日立造船(大阪市住之江区)は、カット野菜向け画像式異物選別装置を発表。従来、難しいとされてきた水分を含んだ食品の異物選別の自動化が搬送技術や検知機能の向上などにより実現した。
 小売店などでカット野菜の販売需要が増加する中、大量のカット野菜の生産工程における虫や糸くずなどの異物選別は目視で行っているのが現状で、一連の選別作業の効率化が課題となっていた。コンベヤベルトの改良と上下両面からのラインセンサーカメラによる精度の高い検知が行える。異物はエアガンによって除去する。
 コンパクト設計で既設ラインへの導入が可能。選別作業の自動化で省人化・省力化に貢献する。(11月10日9:50 包装タイムス11月6日号に詳報)
11/10 口栓付き新紙容器展開拡大/食品開発展で2製品をPR――日本製紙

棚効率の良いダイアモンドカーブの
ミニカートン(500ミリリットル)
 日本製紙(東京都千代田区)は口栓付き新紙容器「Pure‐Pak Sense wave(ピュアパックセンスウェーブ)」(以下、センスウェーブ)と「Pure‐Pak Diamond curve(ピュアパックダイアモンドカーブ)」(以下、ダイアモンドカーブ)の展開を拡大している。10月4〜6日、東京ビッグサイトで開催された「食品開発展2017」に出展し、両製品をPRした。ダイアモンドカーブは330、500ミリリットルのミニカートン(57ミリメートル 角)にも対応している。ブース担当者は「ダイアモンドカーブのミニカートンは新しい形状なので商品の差別化も可能だ」と語った。(11月10日9:50 包装タイムス11月06日号に詳報)
11/09 カラー検査方式を採用/新型の日付印字検査機――イーデーエム
 イーデーエム(東京都板橋区)は、先のJAPAN PACK2017で、カラー検査方式採用の日付印字検査機「PC-i400」を初公開した。確実な検査と生産性の維持、トラブル対応の容易さを兼ね備えて、今月発売する。
 同機は、カラーCCDカメラとカラー照明による検査画像取り込み方式を採用。モノクロカメラと白照明による従来機種では影響を受けやすかった背景の色や柄などから影響を受けず検査文字だけの抽出・切り出しを可能とした。文字照合だけでなく各種バーコードの読み取りにも対応。
 さらに検査運転中に設定値を変更した場合も変更後の値でシミュレーション検査が実行できるなど、生産ラインを止めずに確実な検査と生産性の維持を両立する。サーバー導入やネットワーク構築なしで外付けのUSBストレージで検査画像の保存が可能で、導入やトラブル対応が比較的難しくないものになっており、このほかの便利な機能と合わせてより生産性を高めてくれそうだ。(11月9日10:00 包装タイムス11月6日号「印字・マーキング特集」に詳報)
11/09 7年連続増の4295億円/輸出は初の500億円台に――包装機械の16年度生産実績
 2016(平成28)年度の包装機械の生産高は、対前年度比5.2%増の4295億円となり、7年連続で増加した。日本包装機械工業会(大森利夫会長)が10月末に発行した「包装機械及び荷造機械 生産高・輸出入高統計資料」で明らかになった。生産高はリーマンショック前の水準まで回復し、過去6番目の高水準。輸出高も過去最高を更新して初の500億円台となった。リーマンショック以降に凍結されてきた更新投資が引き続き顕在化していることや中小企業向けの優遇税制などを追い風に内需は堅調に推移。加えてアジアや欧米といった主要地域からの引き合いを中心に拡大を続ける輸出が全体の数字を押し上げたとみられる。(11月09日10:00 包装タイムス11月06日号に詳報)
11/08 カット野菜向け異物選別装置/高速・高精度で異物検知し除去――日立造船

コンパクトで既設ラインへの導入が可能
 日立造船(大阪市住之江区)はこのほど、カット野菜向け画像式異物選別装置を発表した。搬送技術や検知機能の向上などにより、カット野菜のように従来困難とされてきた水分を含んだ食品の異物選別の自動化を実現した。コンベヤーベルトを改良したことで、カット野菜を均一に並べ、コンベヤーに付着することなく搬送。ラインセンサーカメラで上下両面から色彩検査を行い、カット野菜に含まれる異物を高速かつ高精度で検知し、エアガンによって的確に除去する。(11月08日14:55 包装タイムス11月06日号に詳報)
11/08 短時間でパレット交換/荷役作業の負担軽減し効率化――オムニヨシダ

「パレスルー」の実演の様子
(JAPANPACK2017)
 オムニヨシダ(東京都港区)はパレット交換機の最新機種「パレスルー」(特許番号:3723819)の本格発売を開始した。パレットの交換作業を約75秒と短時間で行えるのが特長で、同作業を人手で行うのと比べて数倍効率化するとともに荷役負担も大幅に軽減する。同システムは、食品工場などで工場用から出荷用にパレットを積み替える場合などに便利だ。同システム底部のプレートと台車がスライド移動し、パレットを差し替える仕組み。ライン設計に必要な周辺機器や、ユーザーの要望を柔軟に取り入れるノウハウも充実している。(11月08日14:55 包装タイムス11月06日号に詳報)
11/07 水性フレキソ工場が起動/軟包材へ参入、環境にも配慮――セキ

導入されたW&H社の印刷機
「MIRAFLEX CL9C」
 総合印刷企業のセキ(松山本社=松山市)は、伊予工場(愛媛県伊予市)近くの所有地に新工場「SEKI BLUE FACTORY(セキブルーファクトリー)」を完成させ、10月22日に起動式を開催した。新工場では、新規事業の水性フレキソ印刷加工を行い、軟包装パッケージ分野へ参入する。今回の投資総額は約30億円で、敷地面積は4260平方メートル。「環境と人に優しい」をコンセプトに、揮発性有機化合物(VOC)をほとんど排出しない独ウインドミュラー&ヘルシャー(W&H)社製CI型水性フレキソ印刷機「MIRAFLEX(ミラフレックス)CL9C」や、伊チェルッティ社製ノンソルベントラミネーター「CERUTTI AC980SL」を導入し、製版システムやスリッターもそろえた。(11月07日11:40 包装タイムス11月06日号に詳報)
11/07 年5万トンの原料供給体制/茨城に再生PET工場を竣工――エフピコ

11月に本格稼働の「関東エコペット工場」
 食品トレー大手メーカーのエフピコ(広島県福山市)は、リサイクルPET製品の展開を一段と加速する。このほど、茨城県八千代町にある関東八千代工場と同じ敷地内に「関東エコペット工場」を竣工し、本格稼働を開始する。再生PET原料から製品まで一貫生産できる設備を持ち、関東におけるリサイクルPET製品の一大拠点と位置付けられる。市場の原料価格に左右されにくい生産体制の構築は、いよいよ佳境に差し掛かっている。(11月07日11:40 包装タイムス11月06日号に詳報)
11/06 新型縦ピロー機に評価/優れた生産性、使いやすさ追求――イシダ

女性でも簡単にフォーマー
の着脱作業等が行える
 イシダ(京都市左京区)の新型縦ピロー包装機「INSPIRA」が好調な引き合いを得ている。使いやすさや安定稼働を追求した新鋭機で、高速かつ美しい包装仕上がりを実現するとともに、オペレーターの作業負担を効果的に軽減する本体構造が特徴。先のJAPANPACKAWARDS2017でも入賞を果たすなど、優れた生産性やユーザビリティの高さが広くマーケットで評価さている。新鋭機は、オペレーターの作業負担を軽減するアクセシビリティが大きな特徴で、人間工学に基づいて本体を設計した。従来機と比べアクセス性が大幅に向上し、女性でも無理のない姿勢で簡単にフォーマーの着脱が行える。(11月06日13:00 包装タイムス10月30日号に詳報)
11/02 伊社のベンダーを初納入/ジャパンパック出展モデル――ナカヤマ

ジャパンパックで披露された「EcoPlus」
 抜型用刃物メーカーのナカヤマ(大阪市生野区)は今春、イタリアで自動刃曲機(ベンダー)を販売するセルヴィフォーム社と日本総代理店契約を結び、このほど国内ユーザーに初めて納入した。今後、2年間で8台以上の輸入販売を目指す。納入したのは、先頃開催されたジャパンパックで公開され、来場者の関心を集めた平盤用スタンダードモデルの「EcoPlus(エコプラス)」。刃物を左右ではなく上下に曲げていく駆動が特徴的で、生産性の向上効果も高い。コンパクト設計のため設置場所を選ばない。Windows上のソフトウエアで操作でき、初心者でも視覚的、直感的に扱える工夫もある。(11月02日10:15 包装タイムス10月30日号に詳報)
11/01 製袋加工No.1目指し前進/「山梨工場」の増築完了し順調に稼働――光製袋工業所

順調に稼働する「山梨工場」
 製袋加工専業コンバーターとして広く認知される、光製袋工業所(京都市伏見区)は、山梨県に設置した「山梨工場」の増築工事が今年7月に完成し操業を本格化した。山梨工場開設から約1年が経過。これまで日本を代表するフィルムコンバーター各社との強固な信頼関係を結ぶ中で、関西、関東の東西エリアに衛生的に保全された生産環境下、保有する30台超の自動製袋機をフル稼働させ、多様化、高度化する市場ニーズに積極的に対応している。(11月01日14:40 包装タイムス10月30日号に詳報)
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