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包装関連のニュースは次のように分類されています。
包装産業 パッケージデザイン

【2018年3月】

03/30 開発容器引き合い強まる/展示会で認知度を高める――アイパックスイケタニ/蔵前産業

展示された製品群
 紙箱製造を得意とするアイパックスイケタニ(静岡県富士宮市)と金型の製造・販売をメインとする蔵前産業・Explo事業部(前橋市)の両社が共同開発で進めてきた「熱絞り紙成形容器」の引き合いが強まってきている。需要家からの評価も高く、土産品やノベルティを扱う業界などで採用されている熱絞り紙成形容器は、一枚の平らな板紙を金型で熱しながら成形して、ひょうたんのように真ん中の部分を絞っている。複数の特徴を有する熱絞り紙成形容器の「まゆ玉型容器」が2017年度グッドデザイン賞を受賞したことでますます人気が高まりそうだ。(3月30日11:05 包装タイムス3月26日号に詳報)
03/30 組み立て“らくちん”/段ボ製ガチャBOXに熱視線――巽製函

簡易性をアピール
 巽製函(大阪府藤井寺市)が手掛ける段ボール製「ガチャBOX」(実用新案出願中)がイベント用什器として活発な引き合いを得ている。組み立て作業が簡単な上、持ち運びしやすい点も人気の理由だ。長年培ってきた設計ノウハウを生かし、独自の構造設計を考案。複数のパーツを指示どおり組み立てれば、あっという間に完成する。コンパクトな上、E段合紙を使用しているため、軽量設計としている。使用方法に関しては、ハンドルを右に回すだけで本体下部よりカプセルが出てくる仕組み。工作キットでの提案にも取り組み、販路拡大に向け提案強化を図る。(3月30日11:05 包装タイムス3月26日号に詳報)
03/29 食材ピクトをラベルに/アレルギー7品目を表示――フードピクト/サトーHD

フードピクト表示ラベルの一例
 フードピクトはこのほど、サトーHDグループのラベルプリンタ「FLEQV FX3-LX」(以下フレキューブ)で、自社が開発した食材表示ピクトグラム「フードピクト」をラベルに表示できるサービスを開始した。フレキューブは3月5日にサトーHDが国内販売を開始した、日本初のデータ保管・配信用のクラウドサービスやIoTを搭載した"モノと情報のひも付け"を実現するラベルプリンタ。食品表示法による表示義務に対応するとともに、クラウドデータやメンテナンス情報管理の5年保障もセットされており、タッチパネル式で簡便な操作性も特長だ。フードピクトの表示機能は、同プリンタのオプションサービスとして展開。フードピクト社が提供するピクトグラム14品目の食材のうち、食物アレルギーに関連する特定原材料7品目について、文字データとひも付けして表示する仕組み。将来的には音声デバイスなどと連動させてインバウンド対応にも活用する構えだ。(3月29日15:00 包装タイムス3月26日号に詳報)
03/28 堅牢で軽さ備えた台車/レンタルでの提供も可能――岩谷マテリアル

女性でも軽々と扱える
 岩谷マテリアル(東京都中央区)は堅牢で軽さを備えたアルミ製棚台車「カルタナ」を本格的に製造販売し、メンテナンス付きレンタルサービスでも提供していく。スチール製やステンレス製の台車に比べ半分程度の重量なので、女性やシニアからも扱いやすいという評価を得ており、耐候性・耐久性にも優れ、屋外や水場などでも使用できる。最大積載重量は600キロ。棚間隔も90ミリ単位で設定できるので、さまざまなサイズの物品をスペースのロスなく収納できる。棚もアルミ製で軽く、手で組み立てや分解ができる。(3月28日16:50 包装タイムス3月26日号に詳報)
03/28 インパルスシーラーの新製品/能力向上、ガゼット袋にも対応――富士インパルス

最大毎分10メートルの処理能力を
備える「SE‐SBTA133‐10W」
 富士インパルス(大阪府豊中市)は先ごろ、インパルス式ベルトシーラーの新製品「SE‐SBTA133‐10W」を発売した。従来機をリニューアルしたもので、最大毎分10メートルの処理能力を備えるほか、加熱温度設定が最大180℃まで対応。優れた生産性を備えるとともに、ガゼット袋といった厚みのあるワークなどへのスムーズな封緘作業を実現する。スタートボタンを押すと同時に予熱ゼロで瞬時にベルト搬送による一連のシール作業が可能。予熱の必要がなくスムーズなシール作業を実現するほか、一般的な熱版式と比べ少ない消費電力で高い生産性を確保するなど環境配慮にも優れる。本体は小型軽量設計で機動性に優れるほか省スペースでの設置などにも柔軟に対応。本体上部の操作盤で温度調整など簡単な操作設定で一連の作業が実行できる。(3月28日16:50 包装タイムス3月26日号に詳報)
03/27 第13回を迎え開催間近/“ワンランク上”の展示に高まる期待――香港国際印刷・包装展2018

業界トレンド別ゾーン構成にも評価
 印刷・包装を手掛ける有名企業が多数参加する「香港国際印刷・包装展2018」が、4月27〜30日の4日間、香港のアジアワールド・エキスポ会場で開催される。主催は香港貿易発展局と華港国際展覧有限公司。前回(2017年)は、これまでで最も多い443社が出展するなど、アジアの好調な印刷・包装業界随一のソーシングプラットフォームとなっている事実を鮮烈に見せ付けている。会場は、業界トレンド別に「デラックスゾーン」「グリーン印刷・包装ソリューションゾーン」「革新的な小売ディスプレイ・ソリューションゾーン」「デジタル印刷&3D印刷ゾーン」でゾーン構成される。(3月27日11:30 包装タイムス3月26日号に詳報)
03/27 単体包装用に2タイプ/直進カット性PPフィルム提案――フタムラ化学

展示会出展で用途を提案
 フタムラ化学(名古屋市中村区)はこのほど、流れ方向直進カット性を持つPPフィルム「MCMDシリーズ」を拡充しヒートシールタイプを開発、近く本格的な販売活動に入る。新たに開発したのは片面ヒートシールタイプが「MCMD―H1」、両面タイプが「同―HW」で、低温ヒートシール性を備え単体包装用に適している。最大の特徴は、流れ方向に直進カット性を有し、レーザーなど後加工なしで、まっすぐにカットできる点。「MCMDシリーズ」には現在、ラミネート表基材用に2種類、ラミネート中使い用には一般タイプと強度アップの2つのタイプがあり、今回の単体包装用と合わせ6種類をそろえた。和洋菓子やビスケット、チルド惣菜などの包材に最適としており、今後展示会などの出展を通じ拡販を図る考えだ。(3月27日11:30 包装タイムス3月26日号に詳報)
03/26 紙箱の“プロ”を養成/4月開講、2期生を募集!――大阪パッケージアカデミー
 紙箱の構造設計とパッケージデザインの両方を学ぶ「大阪パッケージアカデミー」が2期生受講者を募集している。応募締切は4月9日まで。全12回の講座を通し、紙器パッケージ制作に関する基本スキルを身に付ける。同アカデミーでは「設計」、「貼箱実習」、「デザイン」の3課程を軸に、座学と演習を交えたカリキュラムを用意。初心者でも理解できる内容とし、実践で生きる力を身に付ける。昨年2月に修了した1期生へのヒアリングでは「自社で図面修正ができるようになった」、「講師陣からの具体的指摘が力になった」、「パッケージ案件に対し、自信が持てるようになった」などの声が寄せられている。2期生の開校は4月14日から。(3月26日10:20 包装タイムス3月19日号に詳報)
03/26 仏製、Vカット箱などに最適/全層染抄きの板紙を紹介――日本紙交易
 日本紙交易は、全層カラー抄きのリサイクル板紙「Les Naturals(レ ナチュラル)」の取り扱いを開始した。先月には、大阪産業創造館で開催された「紙加工技術展2018」に出展し、Vカット箱など断面が見える貼箱やバインダー、ファイルといった用途に提案を行った。同製品の製造元は、1927年に創業したフランスの板紙メーカー、Cartonnerie Jean社。100%古紙由来の環境に優しい板紙で、ドイツのブルーエンジェル認証(日本のエコマークに相当)を取得している。品種はオレンジ、オリーブ、ルビー(赤)、サファイア(青)など全17色がそろう。寸法はL判に近い700×1150mm、紙厚は0.5mm、0.7mm、1mmの3種類。(3月26日10:20 包装タイムス3月19日号に詳報)
03/26 MAPの新提案でコラボ/紙製バリア素材を蓋材に実演――日本製紙/イシダ
 日本製紙とイシダが、新たなガス置換包装(MAP)の提案でコラボした。イシダ製トレー充填システムで、日本製紙の紙製バリア素材「SHIELDPLUS(以下、シールドプラス)」をトップシール材に使ったMAPを実現。「第52回スーパーマーケット・トレードショー2018」のイシダブースで初公開した。本体はプラスチック製バリアトレー、蓋材は紙製のシールドプラスという従来にないMAPの生産に来場者の視線が集まった。同システムは、トレー供給機、搬送装置、トレーシーラー、検査機器、自動ラベラー、箱詰め装置などで構成。省人化・自動化も意識した仕様で、ピッキング作業などを含めて、オペレーター2人で運用できる。(3月26日10:20 包装タイムス3月19日号に詳報)

蓋材にシールドプラスを使用

トレーシーラーにセットされたシールドプラス
03/23 抗菌紙管を新発売/紙管本体の加工でアプローチ――日本紙管工業

紙加工技術展に出品
 日本紙管工業は、昨年12月に抗菌紙管を発売した。紙管表面に特殊加工を施した同製品の抗菌率は実測値で99%を誇り、黄色ブドウ球菌を用いたハロー試験もクリア。紙管グレードは防塵性と表面平滑性に優れた紙管「NC-N」、超硬質紙管の「HCタイプ」、任意で肉厚を選択できる一般タイプとどの紙管にも対応が可能だ。また、紙管内面側に抗菌性を持たせることもできる。いずれの紙管グレードに対応するだけでなく、範囲外の内径・肉厚・長さに関しても相談に応じる。(3月23日10:00 包装タイムス3月19日号に詳報)
03/22 関東地域に拠点開設/福野段ボール工業をグループ化――中津川包装工業
 中津川包装工業は2月28日、福野段ボール工業の全株式を取得してグループ会社化し、同時に、関東営業所を同地にて開設した。中津川包装工業では、関東地域の既存顧客拡販に伴う販売運賃の増加を抑制するとともに、新規顧客を開拓するため、同地域における製造拠点構築を目指していた。今回のグループ化により、包装設計技術を生かしたトータル物流コストダウン提案営業をさらに進めていく方針だ。なお、福野段ボール工業にて同社仕様の新規製造設備が整うまでは、愛知県春日井市の本社工場で一括して受注・製造する。(3月22日9:50 包装タイムス3月19日号に詳報)
03/22 エアレスボトル展開強める/オーガニック化粧品拡大が背景――キョーラク

会場に並ぶポンプ・スクイズタイプ
 キョーラクは、空気の侵入を軽減し内容物の鮮度を保つ「エアレスハクリボトル」の化粧品分野での展開を強めている。近年、防腐剤を用いないオーガニック化粧品などの市場拡大が背景にある。同製品は外側のボトルと内側の袋から構成される二重構造の容器で、キャップ部の特殊な逆止弁と容器の外気導入弁の連動により、使用した分だけ内袋が縮むため、内容物の空気接触の低減を実現している。現在、口部はヒンジキャップとポンプの2タイプをラインアップしており、ポンプタイプは2月から量産体制が確立し始めている。(3月22日9:50 包装タイムス3月19日号に詳報)
03/20 4月18日から名古屋で/7万人超の来場者見込む――中部パック
 中部包装食品機械工業会は、4月18日から開催する「2018中部パック」の記者発表を行い、全容を明らかにした。今回もポートメッセなごやを舞台に4月18〜21日の4日間にわたって行われる。開催規模は、239社・700小間(2月26日現在)。「包みたいものがきっとある。」をテーマに、最新の包装・食品関連ソリューションが広く紹介されるほか、特別講演会や出品社によるプレゼンテーションセミナーなど会期中さまざまなイベントが行われる。第21回展となる今回は、4日間で7万人超の来場者数を見込んでいる。(3月20日10:50 包装タイムス3月19日号に詳報)
03/20 新本社工場がフル稼働開始/単独で月540tの供給体制――エフピコアルライト

新本社工場の外観
 エフピコアルライトの新本社工場が、このほど本格操業を開始した。エフピコの独自製品「マルチFP」やカラートレーなど、PSPトレーの表裏面に用いるPSフィルムを製造しており、製膜7ラインを有し、生産能力は単独でか月間540tと、従来の1.4倍に相当。茨城県坂東市のエフピコアルライト関東工場と合わせれば生産能力は月間960t規模で、国内のPSフィルムメーカーでは最大規模になると見られる。近年好調なエフピコ製PSP容器の安定供給につなげるのが狙いだ。新本社工場は鉄骨造3階建てで、延床面積は6千平方メートル。この1月に完成、2月中旬からフル稼働している。(3月20日10:50 包装タイムス3月19日号に詳報)
03/19 フレコンバッグの荷崩れ防止へ/支柱として紙管を活用――昭和丸筒

四隅に紙管入れるポケット
 昭和丸筒は新たにフレキシブルコンテナバッグ「SonoCon」を発表した。紙管包材とフレコンバッグを組み合わせた画期的な形態で胴膨れによる荷崩れを防止する。このほど大阪産業創造館で開催された紙加工技術展2018で同製品を初披露。フレコンバッグの四隅にポケットを設け、支柱としてポケットにL型ソノポストを挿入することで内容物充填時に自立性を持たせ、荷崩れ防止に寄与する。ソノポストは紙管の強力な軸曲げ強度を備えており、これまでも支柱として多段積みの梱包などに採用実績が数多くある。4本支柱強度は3000重量キログラム。要望の支柱強度設計に対して相談にも応じる。(3月19日14:25 包装タイムス3月12日号に詳報)
03/19 食品市場で安定的な需要を獲得/多彩な包装形態に対応――旭化成

優れた特性が評価
 旭化成のポリオレフィン系フィルム「サンテックSフィルム」は、食品包装用市場で安定的な需要を獲得している。同フィルムは、ピローやオーバーラップなど多彩な包装形態に対応。安心安全、復元回復性や底シール性などシュリンクフィルムとしての優れた特性が評価され、採用実績を伸ばしている。同社では今後も新規需要の取り組みはもちろんのこと、既存製品の改良、製品開発にも積極的に行い、シュリンク包装市場で存在感を示していく構えだ。(3月19日14:25 包装タイムス3月12日号に詳報)
03/19 簡単操作の液体充填機/鮮度保つCCSパウチ対応――パックプラス
 パックプラスは、中身の酸化を防いで鮮度を保つロングセラー「クリーンクリックシステム(CCS)パウチ」の提案を進めており、同パウチ対応の手動液体充填機「MFR-8」を展示会に出品するなどPRを強めている。同機の特徴は簡単な操作性。パウチをセットしてボタンを押すだけで簡単に充填できる。作業台に置けるサイズで狭小なスペースに対応。シンプルな構造のため簡単に分解、洗浄できる。充填品種記憶数は27種。CCSパウチのほか、スパウトパウチの充填にも対応する。(3月19日14:25 包装タイムス3月12日号に詳報)

パウチをセットしてボタンを押すだけで充填できる

中身の酸化を防いで鮮度を保つCCSパウチ
03/16 All in Print China 2018/10月24日〜28日、上海で開催―――メッセ・デュッセルドルフ(上海)

All in Print2016の展示の模様
 “Enter the Era of Intelligent Printing”(インテリジェント印刷の時代へ)をテーマに、10月24日〜28日、第7回All in Print ChinaがShanghai New International Expo Center(上海新国際博覧中心)で開催される。主催は中国印刷技術協会(Printing Technology Association of China)、中国印刷科学技術研究所(The China Academy of Printing Technology)とメッセ・デュッセルドルフ上海の三者の共催。
 同展は印刷市場のトレンドを反映し会場を構成している。前回(2016年)は“革新的工場パビリオン”を設け、3D印刷、機能印刷、環境印刷、スマートファクトリー、仮想現実(VR)/拡張現実(AR)など最先端の技術をピックアップし、成功を収めた。今回は次の8テーマに焦点を当て開催される予定となっている。デジタルプリプレス、印刷全般、後加工、包装機械、インキと機能材料、ラベル、フレキソ技術、さまざまな付加価値をもたらす革新的工場
 現在、All in Print 2018の事前登録を行っている。
 ログイン www.allinprint.com
 または次のQRコードをスキャニングする。(3月16日16:15)
03/16 突撃!外国人アンケート/30人に「日本の食品土産」を聞き取り――日報ビジネス
 日報ビジネスは2月28日、関西空港内で外国人観光客30組を対象にアンケートを行い、24組から有効回答を得た。今回の調査内容は「日本の食品のお土産、何を買いましたか?」。いわゆる“爆買い”が一段落し、“モノ消費”から“コト消費”へと移行しつつある中で、訪日外国人観光客が購入する包装食品の実態調査を目的とした。アンケート回答者の出身国・地域の内訳は、多い順にマレーシア5組、フィリピン3組、アメリカ・オーストラリア・タイ各2組、アフガニスタン、イギリス、イタリア、インド、スペイン、台湾、デンマーク、ハワイ、フランス、香港、各1組。なお、当アンケートの詳細および店舗への取材内容は「月刊食品包装」5月号にて紹介する。(3月16日16:15 包装タイムス3月12日号に詳報)
03/15 バイオエンプラボトル向け/新グレードを2月から販売――三菱ケミカル
 三菱ケミカルは、2月からバイオエンジニアリングプラスチック「DURABIO(デュラビオ)」のボトル向け新グレードの販売を開始した。新グレードは、デュラビオの持つ高い透明性を維持しながらもボトル用途にも適用可能な優れた耐衝撃性を実現。熱安定性が高く、ブロー成形時の熱滞留による樹脂の変色も抑制できる。すでに化粧品向けデラミ密封ボトルの外装部分に採用されており、今後もさらなる用途の拡大が見込まれる。(3月15日11:30 包装タイムス3月12日号に詳報)
03/14 独自素材でバッグ提案/80μm無延伸A-PETをシール層に――進栄化成

底面フラットな角底製袋機で
製品化した「S.O.BAG」
 進栄化成は、独自のシーティング技術で実現した80μm厚無延伸A-PETフィルムをシーラント材に用いたファッションバッグ「S.O.BAG」を製品化した。従来素材にはない透明性・自立性を備えるのが特徴。基材フィルムとしてバージングレードや再生原料率85%のどちらにも対応可能。表基材にPETフィルムを使いラミネートすればPET単一素材で構成が可能で、従来にはない風合いを持つ。自動製袋機にも対応し、サンプルは底面フラットな角底製袋が可能な自動機で製品化している。今後、関連する展示会出展などを通し需要獲得を目指す。(3月14日11:30 包装タイムス3月12日号に詳報)
03/13 HP社の電子写真対応/3社のIJ印刷機アイテムも――リンテック

印刷前のコーティングも不要に
 リンテックは、各種表示ラベルを小ロットから出力・発行できる可変情報印字用ラベル素材「LVIP(エルビップ)」の新アイテムとして、HP(ヒューレット・パッカード)社の電子写真方式であるデジタル印刷機に対応したラベル素材を開発。同時に3社(岩崎通信機、SCREENグラフィックソリューションズ、セイコーエプソン)のインクジェット(IJ)印刷機に対応したアイテムもラインアップし、3月15日から販売を開始する。
 今回新たに開発したのは、産業用デジタル印刷機市場のさらなる拡大を受け、印刷機メーカー各社の印刷テストをクリアして認定取得したラベル素材。各社の認定を取得しているため、印刷品質を評価するのに要する時間とコストの削減につながる。(3月13日13:45 包装タイムス3月12日号に詳報)
03/13 レンジ対応の発泡容器/独自開発の新素材を採用――シーピー化成
 シーピー化成は、このほど自社開発の新素材を使ったレンジ対応容器の新シリーズを上市した。断熱・保温性の高さなど機能面の訴求で、早くも関心を集めている。近年広がるスープ市場に対応する製品として注目される「NFピッタ」は、高発泡PS「NF」の採用で、105度の耐熱性と高い保温性、レンジアップ後の断熱性を兼ね備えている。手に“ぴったり”と収まり持ちやすく設計した。柄は4種類、各4サイズで展開する。チルドメニューに最適な丼容器「RF角丼内」は、おかずとご飯を分離できる本体・中皿・蓋の3点式で、作り立て感のあるメニュー提供に貢献。発泡PP「RF」製の本体は、耐熱温度は130度でレンジアップ後の断熱性に優れている。“本体+中皿+蓋”“本体+蓋”“中皿+蓋”の3通りの組み合わせが可能となっている。(3月13日13:45 包装タイムス3月12日号に詳報)

スープ専用容器「NFピッタ」

「RF角丼内」は中皿需要に対応
03/12 ノルウェーの首相が視察/国内初導入のロボット倉庫――ホームロジスティクス

東日本通販発送センターで
稼動する「オートストア」
 ノルウェーのエルナ・ソルベルグ首相が2月15日、ニトリグループの物流会社・ホームロジスティクス(東京都北区)の東日本通販発送センター(川崎市)を視察した。2016年に国内で始めてロボット倉庫「AutoStore(オートストア)」を導入した同センターでは、大きく作業効率を向上させている。オートストアはノルウェー・AutoStoreAS社製。
 ホームロジスティクスでは、通信販売事業の拡大、取扱アイテム・物量の増大、人手不足などに対応するため、同システムを導入した。エルナ首相は視察した印象について、限られたスペースや人員であっても効率よく作業でき、日本の市場に適した特徴を備えるシステムであることを強調。
 新たなシステムを導入することで飛躍的に効率を高め、労働環境の改善にもつなげた同社では今後、より一層先進的な物流改善活動に挑戦する方針だ。(3月12日15:20 包装タイムス3月5日号に詳報)
03/09 紙製緩衝材に新ラインアップ/オーガニック製品などに活用可能――ダイセルパックシステムズ
 ダイセルパックシステムズ(東京都千代田区)は、菓子などの緩衝材として使用されている「ペーパークッション」に「未晒(みざらし)」を新たにラインアップした。従来の菓子用途だけでなく、オーガニック製品や雑貨などの包装材としても展開を図り、ペーパークッションの裾野を広げる考え。
 未晒の紙を用いたことで自然な風合いが特徴。同社担当者は近年のナチュラルや自然な風合いというのをコンセプトにした商品が多い傾向に対しての相性の良さをアピール。
 このほか、ペーパークッションは、表面の紙に雲竜紙を使用し和の雰囲気を演出した「和彩」や、定位置印刷を可能にした「メモリークッション」などをラインアップしている。(3月9日13:30 包装タイムス3月5日号に詳報)
03/08 2年連続で過去最高/2017年の段ボール生産量――全国段ボール工業組合連合会
 全国段ボール工業組合連合会(=全段連)はこのほど、2017年の段ボール生産量(確報)をまとめた。それによると、暦年で142億1622万平方m(前年比101.7%)となり、2年連続で過去最高を更新した。
 部門別の消費動向では、全体の40.5%を占める「加工食品(飲料含む)」をはじめ、「その他の食料品」を除く各部門で前年を上回った。特に「通販・宅配・引越用」は前年比で1割近く伸び、全体の5.1%を占めるまでになった。
 全段連は18年については、144億平方m(同101.3%)と予測している。(3月8日13:35 包装タイムス3月5日号に詳報)
03/07 計量器でPOSデータ取得/作業場で売場の把握容易に――寺岡精工
 寺岡精工(東京都大田区)は、POSと軽量機を連携するシステム「Pack on Time」を開発し食品スーパーなどに提案を進めている。計量器でPOSデータを取得し、現場の責任者が販売個数などを把握しやすくなり、売場の状況に合わせた対応ができ、さらに欠品や廃棄ロスの低減につながる。先のスーパーマーケット・トレードショー2018にも出品した。
 同社の担当者は「惣菜を50個作って50個売れたのか、それとも200個作って50個売れたのか。同じ販売量でも意味合いが大きく異なるが、そういったデータをバックスペースにいる現場の責任者が把握するのは難しく、作業場内で把握できる同システムのメリットは大きい」と話した。(3月7日11:30 包装タイムス3月5日号に詳報)
03/07 小型PETボトルコーヒー発売/新形状容器で人気市場に参入――UCC上島珈琲

新形状の「UCCストリーム
ボトル」を採用
 UCC上島珈琲は、小型PETボトル珈琲飲料「UCC BLACK COLD BREW PET500ml」と「UCC BEANS&ROASTERS マイルドラテ PET500ml」を、それぞれ3月26日と4月23日から全国で新発売する。
 スタイリッシュ性と機能性を訴求した新形状の「UCCストリームボトル」を採用。PET専用の飲料工場として「UCC群馬工場」も新設。昨今のコーヒーブームを背景に、レギュラーコーヒーの新鮮な香りと風味を小型PETボトル飲料に求める消費者ニーズも高まっていることから、同社も本格参入に踏み切った。新形状はシズル感のアップや機能性・美粧性などを備えている。(3月7日11:30 包装タイムス3月5日号に詳報)
03/06 活魚用シーラーの新鋭機/エビを生きたまま輸送――富士インパルス
 富士インパルス(大阪府豊中市)の活魚用シーラー「LF-400」は、活魚介類を海水と共に袋に入れ、酸素封入後に封緘処理を行うインパルスシーラーの新鋭機で、魚やイカなどを袋に入れた状態で生きたまま輸送できる。
 2月に開催されたシーフードショー大阪では生きたエビで一連のシステムのデモを行った。筐体はオールステンレス仕様で、製品表面の部品は全て防滴対策品を使用、オペレーターは簡単な操作設定で一連の作業が実行可能、といったコンパクトで使い勝手に優れる点など活魚輸送の新提案に多くの関心が寄せられた。(3月6日11:30 包装タイムス3月5日号に詳報)
03/06 無菌充填機で合弁新会社/独自の飲料紙容器で業界2位へ意欲――DNP/SIG
 大日本印刷(以下、DNP)と飲料・液体食品充填システムメーカーのSIGコンビブロックグループ(以下、SIG、本社・スイス)は4月1日付けで、日本に無菌充填システムなどを提供するための合弁会社「株式会社DNP・SIG Combibloc(ディーエヌピー・エスアイジー・コンビブロック)」を設立する。
 同社が提供するシステムは果物や野菜、シリアル、ゼリーなどの小さい固形物を液体と一緒に充填可能で、同システム独特のものとされる。また毎時最大2万4千カートンに充填でき、紙容器では世界最速クラス。さらに、短時間で品種替えが可能なほか、包装資材のロスも少なく、多様な内容物に対応可能な柔軟性と低コストも両立する。(3月6日11:30 包装タイムス3月5日号に詳報)
03/05 2アクションで陳列できる容器採用/「大人プチ」シリーズ3月6日から販売開始――ブルボン/トーモク
 ブルボン(新潟県柏崎市)は「大人プチ」シリーズ7品に、従来型のジッパー形式と比較すると、2アクションで簡単に開封でき、そのまま陳列可能な「SPボックス」を採用するとともに、"ラムレーズンケーキ"と"くるみのブラウニー"をリニューアルして2018年3月6日から販売を開始する。トーモク(東京都千代田区)が開発した「SPボックス」は、業界初の1ピース構造の外函で、販売店での商品陳列において、従来のジッパー形式外函における商品陳列時の開けにくさ、急いで開けた時に綺麗に開封できない、陳列に時間がかかる、開封作業に伴う小さな廃棄片が発生するなどのさまざまな問題を一挙に解決した新しいパッケージ。ミシン目接合部を減らし、開封性を向上させた。また、作業時間は約4分の1、作業の迅速化や効率化が図れるほか、切れ残りや切れ過ぎ、小さな廃棄片の発生もなく綺麗に仕上がり、美しい売り場づくりを可能にする(3月5日17:00)
03/05 段ボール製造で協業/製造技術・顧客対応力の強化図る――凸版印刷/レンゴー
 凸版印刷(東京都千代田区)は、同社の100%子会社で段ボール製造事業を展開するトッパンコンテナー(東京都台東区)の発行済み株式の一部をレンゴー(大阪市北区、)へ譲渡するとともに、レンゴーがトッパンコンテナーの第三者割当増資を引き受ける契約を3月2日に締結した。凸版印刷とレンゴーは同契約により、7月から合弁会社「レンゴー・トッパンコンテナー株式会社」として、段ボールの製造事業において協業する。国内の段ボール市場はネット通販・宅配需要の増加により今後も拡大が見込まれ、レンゴーの培ってきた段ボールの製造技術・ノウハウの活用や段ボール製造拠点の最適化など、凸版印刷の段ボール関連製品の販売における顧客対応力を強化できると判断し、今回の協業に合意した。(3月5日17:00)
03/05 PE製緩衝用フィルムを発売/物流の仕切材、緩衝材などで――宇部エクシモ

「ダンプレート ソフト」
 プラ段「ダンプレート」を展開する老舗メーカー、宇部エクシモ(東京都中央区)はこのほど、PE製緩衝用フィルム「ダンプレート ソフト」を本格発売した。仕切材、緩衝材、袋、カーテンとして、物流分野への拡販を目指す。ダンプレートソフトはLDPEを原料とするフィルムで、柔軟で透明性が高く、仕切材などの用途に適している。中間に空気層を持った中空二重構造のため保温性に優れ、フィルムの生地が厚く、突き刺しに強、破れにくいという。適度なコシとしなやかさをあわせ持つため、複雑な形状の部品でも形状に沿った自由度の高い仕切りとして利用できケース内の積載効率を高めることに寄与する。ダンプレートソフトの規格サイズは厚みが1.1mm、1.3mm、1.4mmという3種類で、カット販売可能。17年度の販売数量として30万平米メートルを予定しており、18年度はその2を目指す。今後、物流分野ではダンプレート、ツインコーンに加え、ダンプレート ソフトも含めた3本柱で営業展開を推進する方針だ。(3月5日17:00 包装タイムス2月26日号に詳報)
03/02 製薬現場の人手不足解消に貢献/インライン検査装置の新製品――CKD

包装機に搭載した
「フラッシュパトリ FP‐Uシリーズ」。
2列取りで最大毎分800シートを処理
 CKD(愛知県小牧市)は、PTP包装機で錠剤を包装してシートごとにカットした後、カット位置やシート印刷のズレを検査できるインライン検査装置の新製品「フラッシュパトリ FP‐Uシリーズ」を発売した。これまで目視で行っていた検査工程の自動化を実現。医薬品製造現場の人手不足解消に貢献する。新製品は、シートごとにカットした後のカット位置のズレや上蓋シートの印刷のズレを、±1mmの精度で検査が可能。これにより、錠剤情報を記録したバーコードが切れて正しく読み取れないことや、錠剤の品質を保持するシール性の低下などを確実に防ぐ。(3月2日9:45 包装タイムス02月26日号に詳報)
03/01 サーマル印字装置を初披露/深絞り機などへ簡単接続――東京食品機械

会場ではT300に搭載して展示
 東京食品機械(東京都中央区)は、先頃開催されたスーパーマーケット・トレードショーでダイレクトウェブプリンターシステム「DP210」(ムルチバック製)を初披露した。印字はサーマル方式。ムルチバック製のトレーシーラー、深絞り包装機との連動性が高く、接続やコントロールが簡単に行える。一つのコントロール画面で制御できるシンプルな操作性でありながら、高い精度の出力を実現する。ステンレス製で丈夫かつ衛生的な設計とした。会場ではトレーシーラー「T300」(ムルチバック製)に同装置を搭載、連動性の高さを訴求した。(3月1日13:35 包装タイムス2月26日号に詳報)
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