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包装関連のニュースは次のように分類されています。
包装産業 パッケージデザイン

【2019年7月】

07/31 トレー内の食品劣化を効果的に回避/ガスパックシュリンク包装機に評価――茨木精機
 茨木精機(大阪府茨木市)のガスパックシュリンク包装機「CFP-3000N」が好評だ。現場作業の人手不足解消はもちろん、食品の劣化を回避する優れたガス置換機能を備え、色・味・鮮度を効果的にキープ。先のFOOMAでは、精肉が入ったトレー全体をフィルムで包み込み包装するトレーガスパックを提案し、鮮度保持効果や生産性の高さといった一連の優れた機能性に評価が集まった。(7月31日10:00 包装タイムス7月29日号に詳報)
07/31 業界の課題解決で明るい兆し/Rシュリンクを自動製袋――キソー工業
 キソー工業(横浜市港北区)は「Rシュリンクシール製袋」の提案を加速している。Rシュリンクは、手作業による煩雑な加工などからシュリンク業界で課題の一つとされてきた。撤退する企業も多い中、自動製袋を提案する同社の技術は明るい兆しになりそうだ。
 蜂蜜などの食品容器で、突き上がったキャップ部分の最終仕上げとしてシュリンクする場合、従来は機械を用いず作業性に課題を抱えていた。同社が開発したRシールシュリンク製袋の挿入機は、高収縮タイプのフィルムでなくても高い収縮力を確保し、仕上がりの美粧性も特徴だ。(7月31日10:00 包装タイムス7月29日号に詳報)
07/30 福岡ポリを子会社化/製販拡充で競争力強化――船場化成
 船場化成(徳島市)は、福岡ポリ(福岡市博多区)の全株式を6月26日に取得し完全子会社化したことを発表した。取得金額は明らかにしていない。HDPEやLDPEなど各種フィルム製造から印刷、製袋まで全般を手がける中で、子会社化により両社のシナジーが一段と発揮され、今後競争力が強化されるものと注目されている。
 かねて原料の共同仕入れなどで協力関係にあった両社だが、子会社化で営業活動の活性化、商圏の拡大、運送・配送の期間短縮が見込める。生産品目の充実・強化も図れ、売上規模も約1.2倍になる見込み。(7月30日10:10 包装タイムス7月29日号に詳報)
07/30 プラ使用量を80%削減/食品のLL化もあわせて実現――寺岡精工
 寺岡精工(東京都大田区)は「プラ低減トレー」を先のFOOMAで披露した。紙やバイオマス素材を使うことで、プラスチック使用量を80%削減できるという。
 プラ低減トレーは、トレーシーラーで包装を行う際、折りたたまれた状態の紙トレーを開き、その上にバリア性を有するフィルムを貼り付けるのが特徴。伊・モンディニ製のトレーシーラーで使用できる。ガス置換包装(=MAP)やスキンパックに対応し、ステーキなど食品のロングライフ(=LL化)につながる。(7月30日10:10 包装タイムス7月29日号に詳報)
07/29 PETボトル3分の1以上減容/コンビニ中心に300店舗導入――寺岡精工
 寺岡精工(東京都大田区)は、7月4、5日にインテックス大阪で開催された「フードストアソリューションズフェア」に出展し、多彩な製品群を披露した。小売・流通関係者から視線を集めていたのは、小型PETボトル減容回収機「Bottle Squash」。独自開発のプレ裁断圧縮方式により、飲料用PETボトルを3分の1以上に減容することが可能。飲み残しや異物混入を防ぐセンサーを搭載し、効率的かつ高品質な資源回収を実現する。小型店舗でも設置しやすい省スペース設計で、すでに大手コンビニチェーンで300店舗への導入実績を構築している。(7月29日11:25)
07/26 ロボットジャケットを新発売/食品工場の自動化を低コストで――デンソーウェーブ
 デンソーウェーブ(愛知県阿久比町)は、次亜塩素酸などの化学薬品で洗浄可能な「食品用ロボットジャケット」の受注を9日から開始している。衛生面に厳しい食品製造工程などでの低コスト自動化実現に貢献する。
 同製品は、食品衛生法に基づく「食品、添加物の規格基準」に合格した材質を使用しており、出荷時はIPX4の耐久性を持つロボット用のジャケット。同社のロボットにかぶせて紐でしばって着用させる。専用フランジ部分には、口に入っても健康に害のない「H1グリス」使用している。(7月26日12:55)
07/25 新型豆類外観検査装置を開発/AI技術活用、高精度の選別能力――ワイエムシステムズ
 ワイエムシステムズ(京都市下京区)は、AI技術を活用し、高精度で大豆や黒豆などの外観検査・選別を行う新型機「豆類外観検査装置AI手選りさん」を開発した。AI技術を応用し、選別性能をさらに高めた同社主力の豆類外観検査装置の第四世代機。高速・高精度な自動外観検査と選別性能を備える第三世代機「R3」に独自のAI選別機能を新たに搭載した。(7月25日10:10)
07/24 包装設計で作業負荷軽減/潜在ニーズをつかんだ製品開発――ダイナパック
 ダイナパック(開発本部=愛知県みよし市)は、以前から定評のある包装設計力を生かし、潜在ニーズをつかんだ新しい段ボール製品の開発提案を積極化させている。特に、作業負荷の軽減に役立つ開発に力を注ぐ。
 ピッキング現場などで箱詰めする際のフラップ逆折り作業を楽にする段ボール箱「リバースフラップ」は、通常罫線の従来品と比較して、その負荷が約半分に軽減される(特許取得済み)。箱の強度は従来と変わらない。逆折り時の罫線部の破損、フラップ折り曲げ不良によるテープ封函トラブルも抑制される。(7月24日10:30)
07/24 新工場で事業分野を拡大/オンデマンドUV印刷機など設置――ケイジパック
 段ボール製品などの製造販売を手掛けるケイジパック(京都市南区)は、本社の近隣地に新工場「クリエイティブ・スタジオ(CS)」を開設した。最新のCADやオンデマンドUV印刷機・カット機、ラミネーターを設置し、段ボール加工の枠を超えた新たな事業展開の拠点とする方針だ。
 6月1に行われた落成披露式では、来賓を前に八木修二社長が挨拶に登壇。「時代の変化を見据え、次世代の核として成すべき仕事の一つが今回の新規事業。この事業を進める上で、皆様方の一層のご協力とご支援をお願いしたい」と述べた。(7月24日)
07/23 連続包装機用スキンパック/フィルムの国産化を実現――東京食品機械
 東京食品機械(東京都中央区)はこのほど、連続包装機用の「バリアスキンパックフィルム」を上市した。住友ベークライトと共同で開発を進め、フィルムの国産化を実現。品質、コスト、ロットなどの面で国内食品メーカーが求める水準を満たし、スキンパックを導入しやすい環境を整えた。ムルチバック製のトレーシーラーや深絞り包装機で使える。
 酸素バリア性を持ち、食品のロングライフ化に寄与する。脱気のみで済むため窒素ガスなどが不要で、ランニングコストの抑制につながる。またレンジ加熱や加熱殺菌に対応する。(7月23日13:25)
07/23 業界初リニア搬送式のラベリング装置/容器サイズ自在に変更――岩田レーベル
 岩田レーベル(愛知県一宮市)はこのほど、業界初となるラベリング搬送装置を開発した。搬送部にはリニアモーターを採用。バイアルやアンプルなど、容器や径のサイズがさまざまなガラス製医薬容器に対応する。
 同社が開発したラベリング搬送装置は、ワーク(スライダー部)に備えた2本のロールで容器を保持し、リニアモーターで搬送するというもの。容器の保持は、スライダー部のガイドと2本のロールで挟み、3点で固定する。可搬する容器サイズの変更は、2本のロールを左右に広げるだけ。その間隔も0.1ミリのピッチで自動調整できる。(7月23日13:25)
07/22 女性目線の改善事例など/物流合理化賞表彰式を開催――JILS
 日本ロジスティクスシステム協会(=JILS、遠藤信博会長)は6月28日、東京・大手町の経団連ホールで通常総会を開催、併せて2019年度物流合理化賞表彰式を行った。
 物流合理化賞は、全日本物流改善事例大会において発表されたテーマから「現状把握」「改善企画」「改善実行」「評価・定着」「成果」「表現力」の視点で審査を行い、評価を受けたものに贈られる賞。今回は、デンソーロジテムによる「高齢社員・女性社員目線で取り組んだ職場改善〜『楽しく、長く働きたい』が聞きたくて!〜」と、TOTOによる「ICT活用による物流センターの出荷作業の同期化」の2件が受賞した。(7月22日16:00 包装タイムス7月15日号に詳報)
07/19 ベトナムに新工場を建設/パッケージ用の需要増に対応――サカタインクス
 サカタインクス(大阪市西区)はこのほど、ベトナムに「ホーチミン第2工場」を建設した。これにより、現地の旺盛なパッケージ用インキ需要と今後の拡販に対応する。立地はホーチミン市の北に位置するビンズン省、第1工場が入居するベトナム・シンガポール工業団地(VSIP)内。
 これまで第1工場でパッケージ用の溶剤性インキと水性インキを生産してきたが、このうち水性インキを第2工場へ移管するとともに、生産能力を増強した。すでに6月から一部生産を開始している。(7月19日10:00 包装タイムス7月15日号に詳報)
07/18 過去最高の90.8%/2018年EPSリサイクル実績――JEPSA
 発泡スチロール協会(=JEPSA、酒井幸男会長)は7月3日、都内で記者発表会を開き、2018年の発泡スチロール(EPS)リサイクル率が前年から0.4ポイントプラスの90.8%となり、過去最高を更新したことを明らかにした。
 2018年のEPS出荷量は13万183トン、回収対象量は12万601トンで、このうち再資源化量は10万9551トンだった。リサイクル率は90.8%で、4年連続で90%台を維持した。
 内訳はマテリアルリサイクルが52.8%の6万3684トン(前年比4.8%減)、サーマルリサイクルが38.0%の4万5867トン(同3.6%増)。このほか、単純焼却が5.1%の6171トン(同5.1%減)、埋め立てが4.0%の4879トン(同7.2%減)だった。(7月18日10:50 包装タイムス7月15日号に詳報)
07/17 独自開発のリシール蓋材/即席カップ麺などに提案――共同印刷
 共同印刷(東京都文京区)は、再封機能を備えたカップ用蓋材を開発し、このほど提供を開始した。即席カップ麺などの業界を中心に提案し、2022年度に3億円の売上を目指す。
 フィルムに独自のリシール層を設けることで、一度開封した後でもワンタッチで蓋を閉じられるのが特徴。蓋の上に"押さえ"を置いたり、テープなどで固定する必要がない。水切り・湯切り機能付き蓋材「パーシャルオープン」の開発で培った、フィルムの層構成に対する知見やハーフカット技術を応用した。(7月17日10:00 包装タイムス7月15日号に詳報)
07/17 PTP外観検査装置を強化/品種設定の自動化範囲拡大――東芝デジタルソリューションズ
 東芝デジタルソリューションズ(川崎市)は、錠剤包装の異物などを検出するPTP外観検査装置「BLISPECTOR」の機能を強化したモデルを、先のインターフェックスジャパンで披露した。品種設定の自動化範囲を拡大するなど、オペレーターの負担軽減や検出能力の強化を実現している。
 同装置は、錠剤やカプセルのPTP包装シートの生産ラインで、錠剤の欠け・カプセルのへこみ・シートの異物などを自動で検査するもの。ライン上にカメラと照明を設置し、ラインに流れる包装シートを撮影することで検査を行う。色消去機能により文字印刷されたシート表面の検査に対応するなど高い利便性をもつ。(7月17日10:00 包装タイムス7月15日号に詳報)
07/16 印刷品質平準化に貢献/印刷不良など異常を早期発見――北四国グラビア印刷
 北四国グラビア印刷(香川県観音寺市)は、印刷品質向上へ差別化提案に拍車を掛ける。印刷製版から最終製品まで一貫加工で事業伸長に取り組む中、印刷不良などの異常を早期発見し、ロスを最小限に食い止める「校正ロール」を検査装置メーカー・ヒューテック(高松市)と共同開発し、営業提案を開始する。協力先を含めた印刷品質の平準化、生産ロスの低減など、収益と信頼性向上に貢献するものとして注目されている。(7月16日13:25 包装タイムス7月15日号に詳報)
07/16 PET系単一のバリア包材開発/PPに続くモノマテ系包材第2弾――凸版印刷
 凸版印刷は、PET系単一素材から成るバリア性に優れたモノマテリアル系軟包材を開発した。2019年7月から国内外のトイレタリー、医療・医薬、食品業界に向けたサンプル出荷・販売に乗り出し、2025年に関連受注を含め約30億円の売上を目指す。包装業界でもSDGs(とりわけ目標12)対応が実際的な課題に急浮上する中、新たな開発包材料は、国内外の関連業界に創造的な一石を投じることになりそうだ。
 開発包材はPET系基材の「GL FILM」とPETシーラントとの構成で、双方の組み合わせによりモノマテリアル化を実現。「GL FILM」の高い酸素バリア性・水蒸気バリア性に、PET素材ならではの内容物の香り・品質を損なわない低吸着性も付加されている。透明基材であり、内容物の視認性が高く、商品訴求力の向上も期待できる。(7月16日13:25 包装タイムス7月15日号に詳報)(7月16日)
07/16 研究開発の人員を3倍に/6月に組織改編を実施――大森機械工業
 大森機械工業(埼玉県越谷市)は、6月に組織改編を行い、研究開発室のスタッフを3倍に増やした。人手不足に悩む顧客のニーズに応じるべく、包装機械の前後工程などにおいて省力化・省人化につながるソリューションの研究開発にまい進する。
 研究開発室では、包装機械に関する基礎開発、新規技術などの研究を行っている。今回の組織改編で研究開発室を社長直轄の組織とし、包装機械を中心とした自動化システムの開発体制を強化する。(7月16日13:25)
07/12 「UP-One」の展開拡充/EDI追加、受発注新時代へ――宇部情報システム
 宇部情報システム(山口県宇部市)が展開する基材・軟包材加工業界に特化した総合業務パッケージソフト「UP-One」の機能が拡充する。システムに「データ連携(EDI)」オプションを追加。EDI機能のサービス展開は、業界に特化した総合業務システムでは初めてとする。
 「UP-One」は、コンバーティング企業、フィルム製造加工企業に特化した総合業務パッケージソフト。販売管理・購買管理・生産管理・在庫管理・原価管理等の機能を備え、効率的な工程管理を実現する。一方、EDIとは、企業間の電子データ交換を指す。受発注等に関わる従来ネットを解消する。これまで主流だった電話やFAXでの受発注作業をインターネットへ移行させる。(7月12日10:10)
07/11 半自動の梱包出荷機で省人化へ/通販増えた現場に最適――IMAGE MAGIC
 アパレル雑貨のOEM製造を手掛けるIMAGE MAGIC(東京都文京区)は、昨年12月から梱包出荷機「ODPS K-60J」の販売を開始している。通販などの出荷作業にかかる人手とコストの削減に大きく貢献する。
 梱包出荷機「ODPS K-60J」とは、専用PE袋の宅配用ラベル貼り付けと超音波溶着での封緘を半自動で仕上げる機械だ。梱包スピードは最大400個/時間。機体に関しても158×85センチメートルとコンパクトな設計としている。
 今夏には、同業他社への導入も決定しており、今秋開催のJAPAN PACKでも披露するという。(7月11日11:20)
07/10 お弁当用テープ参考出品/低温・常温下での粘着力が向上――共和
 共和(大阪市西成区)は、低温・常温の粘着性を高めた「お弁当用テープ」シリーズの新タイプをFOOMA JAPAN2019で参考出品する。展示会ではモニター募集を行い、使用感や機能性に関する声を集める。商品化に向け、さらなるニーズの汲み取りに力を注ぐ。
 新タイプの「お弁当用テープ」の特長は、従来スペックに加え、粘着性を高めた点だ。開発の評価試験でも、複数の市販容器を対象に、物流から冷蔵陳列、レンジ加熱まで、さまざまな使用シーンを想定しながら試作テストを行った。低温、常温、高温とそれぞれの環境下で安定性が得られたという。(7月10日10:10)
07/10 大山田工場に技術棟新設/溶剤系インキの開発を迅速化――大阪印刷インキ製造伊
 大阪印刷インキ製造(大阪市平野区)は、三重県伊賀市にある大山田工場の敷地内に技術棟を新設し、4月から本格稼働を始めた。製造、技術の両部門を集約することで、溶剤系インキ開発の迅速化を目指す。
 今後の大山田工場について、山口誠次会長は「既存のフィルム向けグラビアインキが軸になるが、環境規制の強化などに対策を講じる必要がある。植物由来材料を使ったインキやVOC(揮発性有機化合物)低減、リサイクル性の向上が開発テーマになるだろう。小ロット多品種生産の強みを生かして、きめ細かな対応を行いたい」と語る。(7月10日10:10)
07/09 「国際食品工業展」9日に開幕/690社が出展、AIロボなど新技術一堂に――日本食品機械工業会
 食品工業界最大級の総合トレードショー「FOOMA JAPAN2019(国際食品工業展)」が7月9日からの4日間、東京ビッグサイトの西展示棟と新設の南展示棟で開催する。42回目を迎える今回は、"食の技術のニッポン力。"をテーマに、国内外から690社(内43社が新規出展)が出展、370を超える新製品が展示される。包装関連カテゴリーでは、83社が出展し、各種包装機器、充填機、計数・計量器、結束機、インクジェットプリンター、印字機、ラベルシール機、包装資材などさまざまな製品、機種が出揃う予定。このほか、最新ロボットやAIに関する注目の最新ソリューションが一堂に集結する。(7月9日11:30)
07/09 東和印刷で記念セレモニー/「SONORA」国内導入500社達成――コダック
 コダック(東京都品川区)は6月27日、UV印刷対応完全無処理CTPプレート「KODAK SONORA」に日本国内導入500社達成を祝し、大阪府東大阪市の東和印刷で記念セレモニーおよび工場見学会を開催した。冒頭のあいさつでコダックの藤原浩代表執行役員社長は、感謝の意を述べ、SONORA導入500社達成までを振り返った。SONORAの機能性について「環境配慮や省人化の面で大きな効果を発揮する」と話し、絶対の自信を示した。(7月9日11:30)
07/08 新ブランド立ち上げる/「Livasta」でグローバル展開――リンテック

新ブランドのサンプル帳
 リンテックは主力製品であるラベル素材について、7月1日から新たな冠ブランド「Livasta(リバスタ)」を掲げ、国内外市場におけるさらなるブランド価値向上と拡販強化を図っていく。
 新ブランドのLivastaとは、LINTEC、Value(価値)、Stick(粘着素材)、Advance(進化)を合成したもの。ここには同社のラベル素材の価値と未来を創造していこうという強い決意が込められている。
 豊富な製品ラインアップと独自の提案力をベースに、今後アジアや欧米市場におけるさらなる事業展開も見据え、ブランド価値向上と拡販強化を図るべく全世界共通のグローバルブランドとして「Livasta」を立ち上げた。(7月8日14:05 包装タイムス7月1日号に詳報)
07/05 労働力不足への提案加速/御殿場TCの実演展に約400人――日本テトラパック

充填ラインでのデモ風景
 日本テトラパックは、6月3〜7日の5日間、静岡県の同社・御殿場テクニカルセンターで、特別展示会「Inside Tetra Pak(インサイド・テトラパック)」を開催した。会期中は需要家など70社から約400人が参加。また最終日には報道関係を招いて事業紹介や工場見学も行われた。
 同イベントは、少子高齢化による労働力不足など昨今の製造現場が抱える課題に対して、テトラパックならではの次世代パッケージや食品加工プロセス、技術サービスを用いた多角的なアプローチするのが目的。日本市場未導入のバイオキャップを新型容器に装着する様子も実演した。
 会場は原材料の調合を中心とする「プロセッシング」と、同社製品の環境対応方針を伝える「持続可能性」、省人化操業に向けた生産性改善の「サービス」、変化する消費者のライフスタイルと紙容器を紹介する「パッケージング」、さらに「充填機ライン」の5つのセクションに分かれ、担当者が説明した。(7月5日10:05 包装タイムス7月1日号に詳報)
07/04 新開発Rシール製袋機導入/ニッチ市場での存在感拡大へ――セブンツーパック
 セブンツーパック(東京都千代田区)は「Rシールシュリンク」事業を拡充する。同社の意向を盛り込んだ新たなRシールシュリンク製袋機を機械メーカーと共同開発、成功にこぎ着け、8月後半をめどに越谷工場での稼動を目指す。開発機は、既存機とのスクラップ&ビルドを進めながら暫時導入する計画。Rシールシュリンクは、加工作業の煩雑などから加工企業の撤退が続き、Rシールシュリンク製袋機メーカーも減少に転じる状況ながら、需要は底堅く、今後とも安定的に推移する可能性が高い。有数のRシールシュリンク製袋メーカーである同社は、共同開発した製袋機もバネに、Rシールシュリンク製袋需要の掘り起こし取り込みを積極化、経営基盤の強化を図り、安定したニッチ市場における存在感のさらなる拡大を目指す。(7月4日10:40 包装タイムス7月1日号に詳報)
07/03 衝撃吸収のバリアを導入/フォークリフト事故対策として――キンキダンボール

より強度の高い「iFlexバリア(H3)」
 フォークリフトによる衝突・接触事故対策が求められる中、キンキダンボール(滋賀県草津市)は本社工場に英国製の「衝撃吸収型バリア」を順次導入し、リスクの軽減に取り組む。同製品の販売は、国内の紙器・段ボール業界には有功社シトー貿易(東京都北区)が行っている。
 このバリアは元来、国際空港の重要設備や構造物を車両衝突から守るために開発されたもの。視認性の高いイエローで統一された樹脂製で、衝突時に"たわむ"ことにより衝撃を吸収し、ガード基礎やフォークリフト、オペレーターへのダメージを軽減する。形状回復力があり、衝撃吸収後も設置状態を維持するため交換頻度が抑えられ、金属製のポールやガードレールと比べて維持管理コストを大幅に削減できる。また、金属製ガードレールのようにエッジ(角)で負傷する心配もない。
 同社が導入したのは、既製品であるスマートボックスシリーズの「ボラード(車止めポール)」「ガードレール」、およびカスタム可能な「iFlexバリア(H3)」。2018年1月ごろに初めて導入し、現在は工場の屋内外合わせて8カ所程度まで設置数を増やしている。(7月3日10:15 包装タイムス7月1日号に詳報)
07/03 化粧品向け真空成形トレー/13色展開で小ロットにも対応――SOPAKかねみつ
 SOPAKかねみつ(広島県福山市)は、化粧品業界に向け「色蒸着ブリスタートレイ」の本格提案を開始した。13色から選べるカラーリングとPET製品ならではの光沢により、中身商品の差別化や付加価値向上に貢献する。小ロットから量産まで柔軟に対応できる生産体制を強みとして訴求し、新たな需要創出を狙う。
 このほど開発した「色蒸着ブリスタートレイ」は、「JEWEL TRAY」で好評の豊富なカラーバリエーションと真空成形加工のノウハウを融合し、美粧性と緩衝性を両立した化粧品パッケージとして展開するもの。窓付きの外装パッケージやクリアケースなどと組み合わせることで、店頭で大いに存在感を発揮する。(7月3日10:15 包装タイムス7月1日号に詳報)
07/02 AIで自動定量ピッキング/カット野菜の移載をロボで――ロボコム

東大・松尾研究室と共同開発
 ロボコム(東京都港区)は、AIを活用した自動定量ピッキングシステムをこのほど東京大学・松尾研究室と共同開発した。千切りキャベツ、ひじきといった食品の移載作業などに活用できる。人手不足に悩む食品工場などの省力化・省人化に役立ちそうだ。
 今回のシステムは、機械学習の一つである強化学習を活用して実現したもの。学習を重ねることでピッキングの精度を高めていく。
 学習初期はワークをつかむことがなかなかできないが、さまざまなつかみ方を試すなど学習を重ねることで徐々につかめるようになるという。千切りキャベツの分量を50グラムに設定して同社がトライアルを行った際は、200回の学習(所要時間は2時間)で誤差平均(絶対値)は4.88グラムを達成した。(7月2日10:30 包装タイムス7月1日号に詳報)
07/02 感熱プリンター発売/来春食品表示法の完全移行に対応――マックス

用途に応じ4モデル発表
 マックス(東京都中央区)はこのほど、感熱ラベルプリンターの新商品ラインアップとして、2020年4月に完全移行となる食品表示法に対応したベーシックモデルやHACCP対応の食材管理専用モデルなど感熱ラベルプリンター「LP‐500Sシリーズ」全4機種を発売した。
 新発売の「LP‐500Sシリーズ」はフルカラーの4.3インチ液晶タッチパネルを搭載。従来のキーボード操作に加え、感覚的に操作しやすいタッチパネルを搭載し、パソコンがなくても、本体だけで食品表示ラベルを作成できる。製造現場でも使いやすいように、手袋をした状態でも操作ができる加圧式タッチパネルを採用した。(7月2日10:30 包装タイムス7月1日号に詳報)
07/01 小形ギヤモータの新製品/稼働状況を可視化――椿本チエイン
 椿本チエイン(大阪市北区)は、コンベヤーなどの稼働状況を遠隔で監視する機能を備えた小形ギヤモーターの新製品「つばき小形ギヤモータ IoT対応自己遮断仕様」を発売した。電力や温度、振動の各種センサーを搭載したユニットを汎用ギヤモーターに付加し、それぞれの負荷を常時監視。トラブル発生を未然に防ぎ、異常発生時にはモーターを自動停止する。各種データの自動保存機能を備え、トラブル発生時の要因分析が可能なほか、ネットワークにつなげて遠隔監視できる機能などを一体化。IoT機器の導入及びスマート工場の構築などに貢献する。
 電力を監視することで軽負荷から高負荷まで高精度な監視を実現。併せて温度・振動センサーを用いて連続した高負荷運転によるモーターの発熱や振動も同時に監視する。ギヤモーターだけでなく、装置全体の負荷状況を効果的に把握し装置のトラブルを未然に防ぐ。(7月1日14:10 包装タイムス6月24日号に詳報)
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