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【ニュース分類】
包装関連のニュースは次のように分類されています。
包装産業 パッケージデザイン

【2020年8月】

08/31 高級食パンのパッケージ提案/産学連携、オンラインで実施――京都芸術大学
 京都芸術大学(京都市左京区)と俺のBakery心斎橋店(大阪市中央区)による産学連携プロジェクトの発表会が3日、オンラインで行われた。高級食パン「俺のBakery」の新パッケージデザイン案を提案し、柔軟かつ斬新なアイデアを発表した。
 プレゼンテーションでは、同大学でプロダクトデザインと情報デザインを専攻する4人の学生が登壇。英字新聞柄の包装紙を使ったパッケージやカットの目盛りを付けた台紙を施したもの、マット感のある黒のフィルム袋を使い高級感を演出したものまで、多種多様なパッケージデザインを提案。企業担当者からは「学生たちの熱量に感動。今までにない発想に驚いた」と高い評価が示された。(8月31日14:20)
08/28 充填機で製袋可能な自立袋/コンビニなどで採用進む――大成ラミック

包装形状などを自由に
設計できる点も強み
 大成ラミック(埼玉県白岡市)は、液体充填機で製袋・充填可能なスタンディングパウチ「Inst Pouch(インストパウチ)」の提案を強化している。高い生産性が評価され、コンビニ向け製品として採用されるなど引き合いも増えている。
 インストパウチは液体・粘体高速自動充填機「DANGAN Gシリーズ」で生産できる。小型サイズのスタンディングパウチに特化することで高速での製袋・充填を実現した。内容物が100g以下であれば最大毎分90袋と、従来の生産方式と比べて約2倍以上の生産が可能になる。(8月28日11:05)
08/27 「ラミナ」サンプル提供開始/「紙」基材のヒートシール紙――日本製紙

「ラミナ」製品サンプル(左)、
シンク・ラボラトリーの水性IJPで
印刷したイメージサンプル(右)
 日本製紙(東京都千代田区)はこのほど、紙だけでパッケージができるヒートシール紙「ラミナ」のサンプル提供に乗り出した。「紙でできることは紙で。」を合言葉に社会の課題解決に貢献する「紙化ソリューション」の展開がさらに拡充する。
 循環型資源である「紙」が基材であるため環境適合性に優れ、バリア性を必要としないプラスチック製包材の代替えが可能で、ラミネート工程省略化によるリードタイムの大幅な短縮も実現する。(8月27日11:05)
08/26 規格印刷テープシリーズ/低コストで利便性を提供――リンレイテープ
 リンレイテープ(東京都中央区)は7月下旬から順次、「印刷テープ AT(アテンション)シリーズ」を展開している。外国人労働者や輸出業務に従事する人を対象にした梱包用テープ「4カ国語表示印刷クラフト粘着テープ」や、労働災害のさまざまな対策に手軽に使える養生用テープ「ゼロ災推奨 2カ国語表示印刷PEテープ」など、シーンに合わせて使える規格化された印刷テープにより、低コストで印刷テープの利便性を提供する。(8月26日11:05)

4カ国語表示印刷クラフト粘着テープ

養生用テープ「ゼロ災推奨」
&「衛生管理推奨」
08/26 再生PETボトル製品化へ連携/ケミカルリサイクル新技術を活用――コカ・コーラ ボトラーズジャパン/遠東新世紀
 コカ・コーラ ボトラーズジャパン(東京都港区)と台湾の遠東新世紀は、ケミカルリサイクルによる再生PET原料を使用したPETボトルの製品化に向け、共同プロジェクトを開始した。年内をめどに、再生PET原料を使ったPETボトル製品の試験販売を目指し、数年後の商業化も視野に入れる。
 同プロジェクトで使用する再生PET樹脂の原料の一部は、遠東新世紀が新たに開発したケミカルリサイクル手法「TopGreen ChemCycle(トップグリーンケムサイクル)」を用いて製造される。(8月26日11:05)
08/25 UV硬化型抗菌ニスを開発/UVオフ・UVラベル用途――東洋インキ

UV硬化型抗菌ニスなど
 東洋インキ(東京都中央区)はこのほど、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、新たにUV硬化型抗菌ニス「FLASH DRY AMBシリーズ」を開発した。
 新開発のUV硬化型抗菌ニスは、UVオフセットやUVラベル印刷に使用できる、抗菌性を付与したコーターニス、OPニスだ。COVID-19感染症の拡大で、安心・安全・衛生への関心が一層高まっており、不特定多数の人が触れる機会が多い各種印刷物に対し、衛生性を付与したいという、食品・日用品メーカーや印刷加工会社からの要望が多く寄せられていることが背景にある。(8月25日11:05)
08/25 次世代型トレーシーラー/包装能力1.5倍、IoT対応――東京食品機械

ガス置換包装などに対応し、
食品ロス削減にも寄与
 東京食品機械(東京都中央区)は、IoT対応の次世代型トレーシーラー「TXシリーズ」の訴求を強めている。最先端の制御システムを搭載し、従来シリーズと比べて最大包装能力が1.5倍にアップした。導入した企業からは性能に関して高い評価を得るなど、すでに多くの引き合いを獲得している。
 IoT対応モデルのため、将来的にはクラウドデータに基づく最適化も可能。食品包装ラインのデジタルトランスフォーメーション(=DX)化に役立ちそうだ。(8月25日11:05)
08/24 セブンの行方市内全店に納入/PETボトル減容回収――寺岡精工

子どもや背の低い高齢者でも投入でき
るよう投入口を約120cmの高さに設定
 寺岡精工(東京都大田区)は、PETボトル減容回収機「ボトルスカッシュ」を茨城県行方(なめがた)市内のセブン‐イレブン全店に納入し、6月24日から稼働を開始したと発表した。
 霞ヶ浦と北浦に挟まれる行方市では、持続可能なまちづくりの一環としてPETボトルの回収を通じて市民のSDGsに対する理解を促すため、セブン‐イレブン・ジャパン(東京都千代田区)と連携協力し、市内のセブン‐イレブン9店舗(6月末現在)にボトルスカッシュを設置した。(8月24日14:25)
08/21 主力商品を全面リニューアル/容器の使いやすさにも工夫――ユースキン製薬

ユースキン120gボトル
 ユースキン製薬(神奈川県)は、主力のビタミン系クリーム「ユースキンA」をブランドリニューアルし、9月1日に発売する。成分や処方はそのままに、創業当時のブランド名「ユースキン」に戻し、時代に合わせたラインアップや容器デザインに一新。新商品は、チューブ・ボトル・ポンプの3タイプで、それぞれシーンに合わせた内容量を展開する。各商品の容器には、顧客の要望をもとに使いやすい工夫を施した。(8月21日11:05)
08/20 Withコロナの印刷テープ上市/行動表記印刷で感染防止――リンレイテープ

衛生管理推奨 印刷テープ4種
 リンレイテープ(東京都中央区)はこのほど、“Withコロナ”時代にも対応する衛生管理推奨の印刷養生テープを上市した。印刷表記には日本語と英語の行動表記が盛り込まれ、量販店、空港、官庁関連など幅広いシーンで感染防止の呼び掛けができる。
 テープには一目見て理解しやすいケアマークと、日本語と英語による注意喚起を印刷。文言は感染拡大予防として「ソーシャルディスタンス」「こちらでお待ちください」「マスク着用」「消毒済み」の4種を用意した。(8月20日11:05)
08/19 透明袋で飛沫防止スタンド/軽量で組立簡単な段ボールを部材に――アイワコーポ

L字形にもできる
 トータルパッケージプランナーのアイワコーポ(福島県郡山市)はこのほど、段ボールで製作した支柱(鉛直方向の部材)と桁(水平方向の部材)と支柱を支える台、それに透明のフィルム袋で構成された手軽で簡単に組み立てられ、使用後にはフィルム袋をごみ袋として利用できる飛沫感染防止スタンドをWithコロナ対策として全国発売した。フィルム袋10枚、支柱2本、桁1本、台2組。コンパクトな梱包箱に収納して提供できるので、低コストで全国へ発送できる。(8月19日11:05)
08/19 温室効果ガス削減に向けた協定/食品包装技術をイオンが採用――ダウ
 ダウ(本社・米国)は7月28日、流通大手のイオン(千葉県千葉市)と「カーボンプロジェクト協定」を締結したことを発表した。2社が協働し、CO2やメタンなどの温室効果ガス排出削減につながる活動を推進するもので、ダウの技術を使った食品の真空スキンパックをイオンの商品に採用、店舗における食品廃棄物の削減を目指すとともに、食品廃棄物の削減による温室効果ガスの排出削減に取り組む。(8月19日11:05)
08/18 段ボール印刷用に開発/環境配慮型のUVIJインク――サカタインクス
 サカタインクス(機能性材料事業部=大阪市西区)は、段ボール印刷用途向けに環境配慮型のUV硬化型インクジェット(IJ)インク「BSR-Bioインク」を開発した。植物由来のバイオマス原材料20〜30%配合しており、同社が国内で展開する独自のバイオマスインキブランド「ボタニカルインキ」認証も登録済み。BSRインクの特長である低臭気、高耐性、高柔軟性など段ボール印刷に求められる必要性能を満たした上で、環境配慮を両立させた。(8月18日11:35)
08/18 自動搬送ロボットの新製品/シリーズ最大の搬送重量1.5t――オムロン

フォークリフトで行っていた
作業を安全に自動化できる
「モバイルロボットHD−1500」
 オムロン(京都市下京区)は、自動搬送ロボットの新製品「モバイルロボットHD−1500」を発売した。可搬重量が世界最重量級の1.5tまで対応し、従来、フォークリフトなどで搬送していたシャシーのような大型の自動車部品や体積の大きいパレット搭載物といった重量物の搬送も安全に自動化できる。人や障害物を自動で回避しながら最適なルートを自ら考え、決められた場所に荷物を届ける。(8月18日11:35)
08/17 飲食業界向けに小型充填機の提案加速/高まる通販・テークアウト需要をサポート――ナオミ

1台3役の卓上型充填機「RD703」
 ナオミ(大阪府箕面市)は、飲食業界向けに1台で液体・粘体・粉体に兼用可能な卓上型充填機「パズル充填機(RD703)」の提案を加速する。飲食店の通販やテークアウト需要が高まる今日、家庭用電子レンジサイズのパズル充填機の提案・サポートを強化。調理場でも使いやすいコンパクトな小型充填機を安定供給し、店内飲食以外の活路を見いだそうとする飲食店をバックアップする。(8月17日13:40 包装タイムス8月3日号詳報)
08/05 医療機器支援で提携/倉庫・物流機能加え高度にサポート――安田倉庫/OKIクロステック
 安田倉庫(東京都港区)とOKIグループの工事・保守事業会社OKIクロステック(東京都中央区)は、医療機器サポート事業分野において業務提携した。
 この提携による新事業第一弾として両社は、8月1日から「安田倉庫東京メディカルロジスティクスセンター」を核として、倉庫・物流機能に加えて医療機器の検査・点検・検品・薬事ラベル添付業務、洗浄・廃棄、修理、コールセンター業務、AI予兆診断による故障予測適時保守などを行う「医療機器総合ワンストップサービス」の提供を始めた。(8月5日11:10)

東京メディカルロジスティクスセンター
東雲営業所

同 辰巳営業所(仮称)
08/05 店舗配送における実証実験/チェーン横断的な共同配送――経産省/大手コンビニ3社
 セブン−イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ローソンの3社はこのほど、経済産業省支援のもと内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「スマート物流サービス」プロジェクトに協力し、チェーン横断的な共同配送物流の実証実験を開始した。
 江東区にある物流倉庫に共同物流センターを設置し、コンビニ各社の常温配送商品(飲料・菓子・雑貨など)をそれぞれのセンターから商品移送を行い、フランチャイズチェーン横断的に効率化したルートで配送する。(8月5日11:10)
08/05 鍋つゆの外装をリニューアル/「プロ段」採用で購買喚起――ヤマキ

売り場づくりに役立つ
 ヤマキ(愛媛県伊予市)は、鍋つゆシリーズの全面改訂にともない、外装パッケージもリニューアル。美粧性の高い「プロモーション段ボール(以下、プロ段)」を採用し、売り場での購買喚起に役立てる。
 従来から展開していた鍋つゆシリーズからリニューアルや新商品を加え全面改訂となった今回。同社は、購買喚起機能を備えたプロ段をレンゴーと共同開発し、全品で対応した。(8月5日11:10)
08/04 オンラインでワイン量り売り/バリアPETボトルで提供――ドラフトワイン・システム

出荷当日にボトルへ充填
 ワイン輸入販売業のドラフトワイン・システム(神戸市西区)による“オンライン量り売り”に注目だ。同社は今年6月に開設したネットショップで、鮮度抜群のワインを専用PETボトルに充填し、個人客に提供している。
 店で飲むような鮮度抜群のワインを個人客にも届けるべく、空気を通さない特殊コーティングを施した専用PETボトルを採用。衛生面と品質保持を両立し、個人でも求めやすいパッケージとして販売している。(8月4日11:10 包装タイムス8月3日号に詳報)
08/04 レジ袋全商品をバイオ配合に/ベーカリーの差別化へ提案――タイヨーパッケージ

バイオマスレジ袋の特設ページも公開
 食品包材卸のタイヨーパッケージ(広島市西区)は、通信販売事業「パケ ドゥ ソレイユ」で展開するオリジナルレジ袋全品を、バイオマスプラスチック25%以上配合の材質に切り替えた。レジ袋有料化の対象外で、無料配布にも対応する。有料化実施による業務負担の増加などに悩む小売店に向け積極的に提案し、課題解消を図りたい考え。
 個人店でも導入しやすいよう、既製品は100枚からの小ロットで提供。別注で店舗のオリジナルレジ袋の作成にも対応する。(8月4日11:10 包装タイムス8月3日号に詳報)
08/04 順立てなしで混載パレタイズ/ワーク順番の事前把握不要に――Kyoto Robotics

形状などの異なるワークを
効率的に積み付け
 知能ロボットなどを手掛けるKyoto Robotics(滋賀県草津市)は、「順立てなし」で混載されたワークをパレタイズできるロボットシステムの開発を進めている。事前にワークの順番などを把握せずに、人のようにコンベヤーで流れてきた段ボールに柔軟に対応できる点が特徴。独自開発の画像処理システム、AIアルゴリズムにより、形状や重量の異なるワークに考慮しながら積み付けを行うことで高い積載効率を実現する。今秋リリース予定。(8月4日11:10 包装タイムス8月3日号に詳報)
08/03 紙グラ・コート「一貫」を実現/生産性・コスト大幅な改善――東京加工紙
 東京加工紙(東京都港区)が新たな加工方式を用いて「パートコート型紙パッケージ」(特許出願中)を開発した。紙グラビア印刷とパートコートをインラインで実現した方式で、シール剤の塗布については、必要な個所のみに留まる工程としている。具体的には、縦シール部分と横シール部分、あるいはセンターシール部分に留まる。これまで2工程で施していた加工が1工程に変じたことで、生産性向上に結び付ける。(8月3日15:40 包装タイムス7月27日号3面に詳報)
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