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包装関連のニュースは次のように分類されています。
包装産業 パッケージデザイン

【2021年4月】

04/30 VOCフリーでラベル製造/松岡酒造の日本酒缶に採用――Agnavi、東レ

日本酒缶専門サイト
「Ichi-Go-Can」で販売中
 東レ(東京都中央区)が手掛ける水なし平版を用いた環境配慮ラベルがこのほど、松岡酒造(埼玉県比企郡)の純米吟醸酒「褻と霽れ(けとはれ)」に採用された。スタートアップ企業のAgnavi(神奈川県茅ヶ崎市)が運営する日本酒缶専門サイト「いちごうかん(Ichi-Go-Can)」で4月13日より販売を開始している。
 このほど採用された環境配慮ラベルは、東レが有す「軟包装用水なしオフセット印刷技術」を活用して製造したもの。同技術をベースに、東レが手掛ける水なし平版をオフセットラベル印刷に使用。印刷工程で発生するVOCの排出を100%フリーにするシステムで、ラベル製造に取り組んだという。(4月30日11:10 包装タイムス4月26日号1面に詳報)
04/28 水平リサイクルを消費者に訴求/BtoBの新プロジェクト発足――サントリー

「またあえるボトル」を
ロゴマークで訴求
 サントリーは、“ボトルtoボトル”水平リサイクルを加速するため、このほど「またあえるボトル」プロジェクトを立ち上げた。リサイクル素材や植物由来原料を100%使用したPETボトルを「またあえるボトル」と命名し、商品パッケージへのロゴマーク記載などを通じてユーザーに訴求する。水平リサイクルに対する理解を深めてもらい、資源となる使用済みPETボトルの回収に結び付けていく。
 プロジェクト第1弾では、4月13日にリニューアルした「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶」の650mlおよび600mlに、リサイクル素材100%の「またあえるボトル」を採用。ロゴマークをラベル背面に印刷した。同時に、水平リサイクルの仕組みを伝えるコンセプトムービーも公開し、PETボトルがリサイクルによって何度も循環する資源であることを消費者に訴えかける。(4月28日11:15 包装タイムス4月26日号1面に詳報)
04/27 バイオ素材のパレット開発/岐阜プラなどと共同開発――UPR

レンタル製品に追加し運用へ
 ユーピーアール(UPR、東京都千代田区)は、岐阜プラスチック工業(岐阜プラ、岐阜市)およびグレンカル・シナリー(青森県弘前市)と共同でバイオマス素材を使用したパレットを開発し、4月下旬から同社のレンタル製品に追加していく。
 UPRはプラスチック製パレットを取り扱う企業として、かねてよりマテリアルリサイクルに取り組んでおり、破損などで使用できなくなったプラスチックパレットを粉砕し、その再生原料を50%含有したパレットを提供してきた。さらに環境課題への継続的な取り組みとして、グレンカル・シナリーのバイオマス素材を使用したパレットの製品化を目指し、パレット製造業の岐阜プラとともに試作を重ねてきた。その結果、再生原料50%に加え、間伐材由来の木粉バイオマス素材を配合したプラスチックを10%含有したパレットの開発に成功。UPRのレンタル製品として1000枚を先行導入する。(4月27日13:10 包装タイムス4月26日号1面に詳報)
04/27 機内食にバガス容器を採用/国際線エコノミーで8月から順次変更――ANA

国際線エコノミー機内で
提供されるイメージ
(撮影用に蓋を開けた状態)
 全日本空輸(ANA)は、今年の8月から順次、国際線エコノミークラス機内食の主菜容器をプラスチック製からサトウキビ由来のバガス素材へ変更する。日本の航空会社としては初めての取り組み。グループが進める地球環境への取り組みの一環で、機内から出る使い捨てプラスチック使用量の約3割に当たる年間約317tの削減(2019年度比)を実現したい考えだ。
 同社はこれまでも、機内で使用するプラスチック製品のうちカトラリーやマドラーは木製に、ストローはバイオプラスチック製に変更するなど、地球環境への取り組みを進めており、2020年度は2019年度との比較で年間約25tの使い捨てプラスチック使用量を削減している。(4月27日13:10 包装タイムス4月26日号1面に詳報)
04/26 低環境負荷の容器開発を推進/30年への目標説明会で久野社長が表明――日清オイリオグループ

久野貴久社長は「環境負荷の少ない
開発を推進する」と表明
 日清オイリオグループは3月31日、都内の本社ビルで「ビジョン2030および中期経営計画説明会」を開催し、地球環境に関する目標で自社商品に使う容器・包装について「環境負荷の少ない開発を推進する」と表明した。
 久野貴久代表取締役社長によれば、同社では容器・包装に関して3Rの中でも特に“リデュース(減容化・使用量削減)”を先行して展開してきたという。また一部の商品では、リサイクル材料を用いた再資源容器の採用も進めている。これらに加えて持続可能な社会の実現に向けて、プラスチック問題の解決に貢献すべく、昨年6月から事業を開始した共同出資会社「株式会社アールプラスジャパン」に秋頃から資本参加し、使用済みプラスチックの再資源化事業に取り組んでいる、(4月26日14:35 包装タイムス 4月19日号10面に詳報)
04/23 高品質コーヒーを広口ボトルで/欧州トップブランド展開開始――コカ・コーラシステム

「コスタ ブラック」(左)と
「コスタ カフェラテ」
 コカ・コーラシステムは、欧州最大のカフェブランド「コスタコーヒー」のPETボトルコーヒー「コスタ ブラック」と「コスタ カフェラテ」を4月26日から全国展開する。芳醇なアロマ香が楽しめるようボトルは広口とし、容量は仕事中や気分転換においしく飲める270mlとした。
 コーヒーブランドで主力の「GEORGIA(ジョージア)」はRTD(ReadyToDrink=開けてすぐに飲める容器入り飲料)飲用者に向けて手軽に楽しめるコーヒーとして提供するのに対し、コスタコーヒーはRTDと手淹れの併用ユーザーや手淹れのみでコーヒーを楽しむユーザーに向けたプレミアムコーヒーとして展開。RTDのみならず、オフィスユーズ、店舗展開、業務用など幅広いアプローチで、高品質にこだわる飲用者の獲得を狙う。(4月23日11:00 包装タイムス4月19日号10面に詳報)
04/22 包材ビジネスの新業態/EC事業者らを一貫サポート――shizai
 今春、包装資材のDXプラットフォームを運営する新業態が動き出した。shizai(東京都渋谷区)がそれ。同社はこのほど、ベンチャーキャピタルのANRIプリンシパルやグローバル・ブレインなどから総額約1.2億円の資金を調達。これを受け、EC・D2C事業者向けに、オリジナルパッケージを小ロットで提供できる包装資材のプラットフォーム「shizai」をローンチし、本格的な運営に乗り出す。
 プラットフォーム「shizai」は、包装資材の形状や仕様の選定、デザイン制作までをオンライン上で行い、最短60秒程度で発注できるサービスだ。N式配送箱、化粧箱、パウチなどあらゆる包装資材を用意するほか、植物由来インキを使って印刷したものや、過剰包装を避けた梱包設計を提案するなど、環境配慮にも対応する。さらに包装資材の管理や出荷・梱包作業を行う倉庫選定までトータルでサポートする。(4月22日11:20 包装タイムス4月19日号1面に詳報)
04/21 Kyoto Roboticsを子会社化/ロボットSIの提供スピーディーに―――日立製作所
 日立製作所は4月1日付で、知能ロボットシステム開発企業のKyoto Robotics(滋賀県草津市)を子会社化したと発表した。日立製作所はKyoto Roboticsの全発行済株式総数の約96%を取得。買収により、高度な知能ロボットシステムの技術・ノウハウを獲得することで、ロジスティクス・FA分野の自動化ライン全体に対してロボットSIをワンストップかつスピーディーに提供可能となる。 Kyoto Roboticsは、ロジスティクス・製造現場の完全自動化を目指し、知能ロボットシステムの開発を行っている。独自開発技術として「目」の役割をする高度な画像処理技術をベースとした三次元ビジョンシステムは99.99%の物体認識率を誇る。また、「脳」の役割をするアルゴリズムやモーションプランニングのAI技術は、さまざまな荷姿・積載状態に対応するロボット制御を可能にしてきた。 (4月21日14:30 包装タイムス4月19日号1面に詳報)
04/21 来年2月に包装産業展/バーチャル展も併催/JAPAN PACK2022
 日本包装機械工業会は4月7日、日本包装産業展「JAPAN PACK2022」の開催概要を発表した。2022年2月15〜18日、東京ビッグサイト西・南展示棟で開催する。今回は会期前後にバーチャル展示会を併催。来場するのが難しいユーザーなどへの対応を行うことでビジネスマッチング機能を強化する。 今回のテーマは「ともにつくる未来の包程式」。山本治男実行委員長は「昨今のサプライチェーンにおけるさまざまな課題や持続可能な社会の実現に向け、包装の果たす役割が問われている」と述べ、「当展では包装機械、包装材料、生産ラインに関する多様な最新技術との連携を通じて、生産性の向上、SDGsへの対応、ウィズコロナ対策などに向けた解決策を『包程式』として来場者の皆さまに発信できれば」と力を込めた。(4月21日14:30 包装タイムス4月19日号1面に詳報)
04/20 再生資源循環の基盤実証/廃プラの需給者間売買など可能に―――双日など4社
 双日、レコテック、日商エレクトロニクス、NTTコミュニケーションズの4社は、廃プラスチックなどの再生資源を需給者間で売買できる「再生資源循環プラットフォーム」の実証を開始すると発表した。レコテックが開発した再生資源情報を地図上にマッピングして表示するクラウドプラットフォームと、NTTコミュニケーションズが提供するデータ利活用のための収集・蓄積・管理・分析プラットフォームを組み合わせることで、各参加企業から排出される再生資源の種類や量、場所をリアルタイムで見える化し、データを蓄積する。従来は再生資源を廃棄していた企業と、再生資源を調達したくてもルートがなかった企業とのマッチングが可能となり、再生資源の有効活用が進むものと期待される。(4月20日13:00 包装タイムス 4月20日号1面に詳報)

再生資源循環プラットフォームの事業化イメージ
04/20 常温保存120日の豆腐/国内初、全国量販店で発売――さとの雪食品

5月1日から発売する
「ずっとおいしい豆腐」
 四国化工機グループで豆腐など大豆加工食品の販売を行う、さとの雪食品(徳島県鳴門市)は5月1日から、常温で120日間保存が可能な「ずっとおいしい豆腐」を全国の食品スーパーなどで発売する。環境に配慮した特殊な紙容器を採用して製品化。無菌空間で容器を成形して豆乳、にがりを密封する同社グループ機械事業の「無菌充填技術」などを採用した。国内量販店で常温流通が可能な豆腐の販売は初めて。「ローリングストック(備蓄品)やアウトドアなど豆腐活用の場が広がる」との声も寄せられ、豆腐の需要拡大に弾みがつくものと期待されている。 (4月20日13:00 包装タイムス 4月19日号1面に詳報)
04/19 多機能「防水ライナ」を開発/鮮魚輸送などに提案――日本東海インダストリアルペーパーサプライ

鮮魚の輸送イメージ
 日本製紙グループの日本東海インダストリアルペーパーサプライ(東京都千代田区)は、使用後は古紙としてリサイクル可能な「防水ライナ」を開発、鮮魚輸送などに提案していく。防水性のほか、防湿性と耐油性を有し、昨今のサステナブル包装へのニーズに対応して、幅広い用途に展開を図る。
 鮮魚などは発泡スチロール容器に氷詰めして輸送する方法が一般的だが、今回開発した「防水ライナ」を用いて製造した段ボール箱は、防水性能に加え、形状を夫することで、発泡スチロールと同様に氷詰めした製品の輸送を可能にした。(4月19日11:15 包装タイムス4月12日号2面に詳報)
04/16 紙製結束テープが好調/バナナの小袋結束にも採用――共和

独自の塗工技術で耐水性と
耐強性を持たせた
 共和(大阪市西成区)が手掛ける紙製結束テープ「バッグシーリングテープ紙」が好調だ。野菜や果実、パンなどの小袋を結束するテープとして広く使用されている。昨年には国内トップレベルのバナナ販売量を誇るサミフルジャパンが採用。プラスチック使用量削減に貢献する包装資材として人気を博している。同社では、エコフレンドリーでありながら消費者の立場を尊重した製品であることを強調し、より一層の販売強化に取り組む構え。(4月16日11:25 包装タイムス4月12日号6面に詳報)
04/15 伊IMAの充填包装機を導入/加須工場(埼玉)で茶葉ティーバッグ用に――タチバナ産業

IMA C27-E型充填包装機
 ティーバッグ加工を手がけるタチバナ産業(埼玉県春日部市)は、埼玉県の加須工場にイタリアのIMAから「C27-E型充填包装機」を導入し、4月から稼働を開始している。2017年に発表された同機は、近年のティーバッグ需要の高まりを受け“CLEAN FOREVER. CLEVER”(永久に清潔で賢く)をキャッチワードに多品種小ロット生産に寄与することを目指し開発された。毎分300バッグの高速生産能力に加え、エンベロープへの封入、製品の自動集積および箱詰めが可能。(4月15日11:10 包装タイムス4月12日号1面に詳報)
04/14 レトルト食品の風味低下を抑制/フィルムパウチ開発――凸版印刷

材質構成や製造工程の変更は不要
 凸版印刷は、レトルト食品の風味低下を抑制するフィルムパウチ「フーミファイン」を開発した。独自のコンバーティング技術により、材質構成や製造工程を変更することなく風味低下抑制機能を付与する。従来のレトルトパウチと比較して諸物性は変わらず、またレトルト殺菌条件の変更も不要。アルミ箔仕様や透明仕様などさまざまなフィルムに同機能を持たせることができる。4月1日から食品、流通業界などに向けて販売を開始し、2022年には5億円の売り上げを目指す。(4月14日11:00 包装タイムス4月12日号1面に詳報)
04/14 フィルム梱包材が化粧箱に/段ボールに高精細印刷施し――武田産業

省資源かつ作業性に優れた梱包材に
高精細で鮮やかな印刷を施した
 武田産業(東京都中央区)はこのほど、伸縮性のあるフィルム1枚と段ボール製パットのみで構成される省資源かつ作業性に優れたフィルム梱包材「グレイスパット」に、新たに高精細で鮮やかな印刷を施すことで化粧箱としての役割も付与した「グレイスパッドピクチャー」を製品化し発売した。サンプリングキャンペーンや景品発送で商品の魅力、世界観を消費者に直接伝えるD2Cのセールスプロモーションで最適なツール。コロナ禍で利用が増えているオンラインギフトやメルカリなどC2C市場でも展開できる。(4月14日11:00 包装タイムス4月12日号1面に詳報)
04/13 包材や手提げ袋の用途に/未さらしパルプの特殊紙開発――リンテック

ナチュラルな風合いや色合いが特徴
 リンテック(東京都文京区)はこのほど、漂白や着色をしていない未さらしタイプのクラフトパルプを使用して、ナチュラルな風合いや色合いを実現したファンシーペーパー(特殊紙)を開発。「ナチュラップCoC」として4月1日から販売を開始した。日本製紙連合会の「食品に接触することを意図した紙・板紙の自主基準」に則した工程管理や化学物質管理を行っており、各種包材やランチボックス、名刺、メモ帳、メッセージカード、封筒などの幅広い用途に使用することができる。(4月13日11:25 包装タイムス4月12日号1面に詳報)
04/13 独自技術で新発泡体上市/100倍発泡で環境負荷低減――積水化成品工業

100倍発泡体(左)と
非発泡のポリスチレン樹脂
 積水化成品工業(大阪市北区)は、これまで発泡倍率90倍程度が限界とされたビーズ法ポリスチレン発泡体において、発泡倍率100倍を実現する新たな発泡体を上市した。独自のポリマー重合技術と発泡技術を深化させ、通常の製造工程での生産を可能にした。今後、食品用途をはじめ幅広い分野に向けて営業提案を本格化する考え。
 100倍を超える発泡体の実現はこれまで、原材料の削減や軽量化による省エネルギー効果が見込める一方で、発泡助剤の添加量を増やす、発泡工程を複数回行うといった工夫が必要で環境への負荷が増すといった課題があった。(4月13日11:25 包装タイムス4月12日号1面に詳報)
04/12 高品質・短納期のフレコンバッグ/特注品の代替に訴求開始――フクナガエンジニアリング
 フクナガエンジニアリング(大阪市城東区)は、プロユースできる高品質と短納期を実現するフレコンバッグブランド「PROmisy」の提供を開始した。石油化学業向けに、特注品と比べてフレコンバッグ調達費用を削減できることなどを訴求。製造後の全数検品や最上級の異物除去清掃作業を実施する「高品質」、フレコンバッグ製造に精通した工場との連携により即日出荷でのご納品が可能な「短納期」、そして倉庫スペースをひっ迫させない「最低200枚からの小ロット発注」を特徴としており、石油化学業でよく使用されているサイズ4種を用意した。(4月12日14:00 包装タイムス4月5日号1面に詳報)
04/09 省力化、時短に貢献/ボタン一つで自動補正――トタニ技研工業

国内外で信頼集める
「プリセット機能」搭載機
 トタニ技研工業(京都市南区)は、製袋機のリーディングメーカーとして機械開発で存在感を鮮明にしている。とりわけ加工の省力化、時間短縮につながる「プリセット機能」搭載機が脚光を浴びており、コロナ禍の中でも国内外に製品を出荷している。
 プリセット機能は、これまで熟練の作業者でも時間を必要としたセット替え時間を大幅短縮するもの。オペレーターがハンドル操作などで移動させていたヒーターやカッターの位置合わせを、記憶機能でボタン一つ押せば自動で補正を行う。目視や微妙な指先の感覚で行っていた調整作業が解消され、セット替え時に生じていた製品ロスも減少。熟練を必要とした工程が誰でも均一、迅速に行えることから機構搭載の要望も多く寄せられているという。(4月9日11:10 包装タイムス4月5日号1面に詳報)
04/08 兵庫新工場を24年春稼働/バイオ容器の生産・供給強化へ――リスパック

加西新工場の完成イメージ
 リスパック(岐阜市)は、兵庫県加西市に新工場を建設する計画を明らかにした。このほど加西インター産業団地に6万9407m2の用地を取得。2022年4月に着工し、稼働は2024年4月を見込む。バイオマスプラスチック容器の生産増強を行うとともに、西日本エリアへの安定供給を図るのが狙い。
 新工場では、植物由来のバイオマスプラ原料を配合した食品包装容器を生産し、スーパーマーケットやコンビニ、食品加工メーカーに供給する。稼働時点の延床面積は1万9372m2で、以降に順次拡張する予定。クラス10万のクリーンルームで容器を生産するなど、食品メーカーと同等レベルの衛生環境を保有し、消費者の「食の安全・安心」を担保できる工場とする計画だ。なお、リスパックとしては5カ所目の容器生産拠点となる。(4月8日11:15 包装タイムス4月5日号2面に詳報)
04/07 事業所内に保育施設を開設/職場復帰しやすい仕組みに――クラウン・パッケージ

開園式の様子。左から2番目が佐光社長
 クラウン・パッケージ(愛知県小牧市)は、従業員が安心して仕事を継続、また出産後に職場復帰しやすい仕組みづくりの一環として、同社埼玉事業所(埼玉県飯能市)内に企業主導型保育施設「さいたま くらうん保育園」を開設した。3月16日に開園式を行い、同社社長の佐光恵藏氏ほか関係者が、開園と、幼児2名の入園を祝った。
 佐光社長は保育施設の開園について「人材の多様性、いわばダイバーシティへの対応を目的とした取り組み。性や年齢を問わず従業員が安心して仕事を続けられるよう、まずはモデルケースとして展開していきたい」と話した。(4月7日11:15 包装タイムス4月5日号1面に詳報)
04/07 完全一体型印字システム/飲料缶の高速ライン用――ビデオジェット社

ファイバーレーザーマーカーを核に、
飲料缶印字に必要な装置や
部品をオールインワン
 ビデオジェット社(東京都江東区)は、ファイバーレーザーマーカーを核に、飲料缶印字に必要な装置や部品を一つにまとめた完全一体型ソリューション「Videojet Lightfoot 缶印字システム」の国内販売を開始した。高速ライン用に設計されたもので、毎日大量生産を行う飲料メーカーでの導入に適している。1コントローラーで2つのマーキングヘッドを制御しており、1時間に最大10万缶の高速印字が可能。2ヘッドならではの冗長性も備え、子機側のヘッドが故障した場合は親機側のヘッドのみで生産ラインを止めずに稼働を継続できる。(4月7日11:15 包装タイムス4月5日号1面に詳報)
04/06 抗ウイルス・抗菌加工のラミフィルム/ラベルの耐久性や意匠性の付与も――リンテック
 リンテック(東京都文京区)は、フィルム表面の特定ウイルスの数を減少させたり、菌の増殖を抑制したりする抗ウイルス・抗菌加工を施したラミネートフィルムを開発し、このほど販売を開始した。各種商品やテーブル、エレベーターのボタンなど、人の手が触れやすいさまざまな場所に貼付するラベルのラミネート加工に適している。透明性が高く、ラベルの印刷面を保護することで意匠性や美しさを長期間保つ。同社はラベルの印刷面を保護したり、意匠性を付与したりするラミネートフィルムの豊富な品揃えで定評があり、2020年9月に発売した抗菌加工を施した製品も好評。(4月6日13:10 包装タイムス4月5日号1面に詳報)

商品の表示ラベルはもちろん、透明ラベルとの組合せでエレベーターのボタンなどにも使用できる
04/06 全長4m以下の凸輪転開発/4色機ながら低価格帯で提供――太陽機械製作所

4色機で全長3800mm
 太陽機械製作所(東京都大田区)は、輪転方式の4色機でありながら全長4m以下で、低価格帯で提供できるラベル用小型凸版印刷機「TCR-200 Tutti(トゥッティ)」を開発し、このほど本格的に上市した。4色機で全長3800mmという小型化を実現。サーボモーター駆動(7軸制御)による見当精度の向上、効率的なローラー配置による素早いインキ出し、版胴・付けローラーのベアラコンタクトによるアジャストレス、異なる版胴径でもパスラインの変わらないスイングフレーム構造、標準装備のイニシャルポジションコントロール(初期位置制御)でロス削減などの特徴を備える。(4月6日13:10 包装タイムス4月5日号1面に詳報)
04/05 100%再生PETを採用/日用品ボトルに活用本格化へ――花王

改良新発売する
「アタック ZERO」に採用
 花王(東京都中央区)は、4月に改良新発売する衣料用濃縮液体洗剤「アタック ZERO」や食器用洗剤「キュキュット Clear泡スプレー」など7品で、着色剤およびラベルフィルム、ポンプ、キャップを除き、ボトルに使用する樹脂を100%再生PETに変更する。
 同社が海外で展開している一部商品では再生プラを使用してきたが、日本の包装容器での本格的な活用は今回が初めて。25年までに、使用量の多い国内日用品のPET素材のボトルを、全て再生PETに変更していく方針も明らかにしており、今後の動向は業界内外から大いに関心を集めそうだ。(2021年4月5日14:35 包装タイムス3月29日号2面に詳報)
04/02 SNS活用術を講演/拡散の仕掛けや運用方法を解説――JPDA西日本委員会

JPDA三原理事(右)を交えクロス
トークを企画。参加者の質問に応える
清水氏(左上)と佐藤氏
 日本パッケージデザイン協会(=JPDA)西日本委員会は3月5日、オンラインセミナー「SNSでつながる発信術」を、SNSで数万以上のフォロワー数を持つ、コージィデザイン代表・佐藤浩二氏と大阪製罐代表取締役社長・清水雄一郎氏を講師に迎え、開催した。
 同委員会では、コロナ禍で非対面の営業が余儀なくされたクリエイターやデザイナーたちの状況を受け、今回のオンラインセミナーを企画。セミナーはInstagramやTwitterの運営術・活用方法などを紹介したほか、クロストークや質疑応答といった交流の機会ともなった。(2021年4月2日11:10 包装タイムス3月29日号4面に詳報)
04/01 使い捨て手袋ラインアップ強化/顧客ニーズを見極め差別化も――尚美堂

エラストマー手袋には
エンボス加工
 尚美堂(東京都台東区)は、「Fujiエラストマーグローブ」と「Fujiラテックスグローブ粉なしブルー」を発売した。使い捨てグローブの需要が拡大する一方で、主流だったニトリルグローブの価格高騰や供給不足が原因で、他素材へのシフトが進みつつあるという。
 今回発売の2種はそれぞれ異なる特性を持つほか、加工を工夫することで難点とされてきた部分の解消も行った。同社は「今後お客様のニーズにどのような製品がマッチするのか、他社品との差別化も図りつつ、さまざまなラインアップをそろえて今後注力する分野を見極めていきたい」としている。(2021年4月1日11:15 包装タイムス3月29日号8面に詳報)
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