【2014年3月】 |
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03/31 |
APPAパレットの営業提案を強化/軽量、低コストで高評価――もりや産業 |
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もりや産業(大阪市城東区)は、昭和丸筒(大阪府東大阪市)と業務提携し、昨年10月に発売した「APPAパレット」の営業提案を強める。フィンランドに本社を置くELTETE社が開発した同パレットは、紙製パレットの世界標準を目指す環境に配慮した製品。軽量で丈夫な天板材の「ハニカムボード」と、紙管を用いた強い桁材の「パルラン」、底面補強用紙板材「フラットボード」のシンプルな構成だ。提携にあたり、ELTETE社から全自動生産ラインと全自動組立装置を昭和丸筒の名古屋事業所(愛知県大府市)に導入した。(3月31日13:00 包装タイムス3月31日号に詳報)
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03/28 |
つくば工場を開設/奈良、中国無錫と製造3拠点に――天満紙器 |
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天満紙器(大阪市浪速区)は、かねて建設を進めてきたつくば工場の操業を4月1日に開始する。これにより、同社の製造拠点は奈良、中国・無錫と合わせて3カ所となる。これまで国内では奈良工場のみで製造を行ってきたが、つくば工場の新設で災害発生時の製造と物流、双方のリスク分散を図る。奈良とつくばの両工場では、トレーやカップなど主力商品を製造するが、品目を分けるなど地域のニーズにリンクした商品の製造を進めるとともに、関東地域への供給強化につなげる。(3月28日16:45 包装タイムス3月24日号に詳報)
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03/27 |
海外へ販促を積極化/各種包装関連機器が好調――朝日産業 |
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朝日産業(名古屋市熱田区)は、海外市場拡大に向けて体制を整えている。同社は真空パック機「吸太郎」、捕虫機「ムシポリス」、卓上型シール機「AZシーラー」など独自性の高い包装関連機器を国内だけでなく、世界各国で販売している。海外からの引き合いは、そのほとんどがインターネット経由で、受動的な販売方法だったため今回新たに海外事業部を設置。今後は人員も増やし、海外展開を積極的に推進する。(3月27日15:45 包装タイムス3月24日号に詳報)
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03/26 |
新型フレキソ印刷機を導入/スピードアップや薄物対応に貢献――美倍紙業 |
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段ボールケースなどを製造販売する美倍紙業(大阪市平野区)は昨年10月、老朽化した段ボール印刷設備をリニューアルし、梅谷製作所製の新型フレキソ印刷機「UPS-1・28×1・6 EQOS」を導入した。リードエッジフィーダー、3色フレキソ(ブレードタイプ)、ダブルクリーザー(罫線)、ダブルスロッター、スタッカーという仕様で、最高速度は毎分220枚。通紙速度アップによる残業や休日出勤の削減、廃液の減少、薄物への対応などのメリットを生んでいる。(3月26日10:00 包装タイムス3月24日号に詳報)
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03/25 |
タイと台湾の生販を強化/保冷材市場の開拓と深堀り――トライ・カンパニー |
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フィルム包装仕様の保冷材大手、トライ・カンパニー(静岡県沼津市)は、鮮度保持への関心が高まるアジア地域にベテラン営業スタッフを長期派遣するなどして、保冷材市場の開拓、深堀りを加速する。同社は1999年、100%出資で韓国・ソウルに韓国支店(トライ・カンパニー・コリア)を開設。現在、韓国でダントツのシェアを誇る。今回、同社が海外で保冷材事業の強化策を打ち出したのは、タイと台湾の2カ国・地域で、タイは08年、台湾は12年に、現地企業との共同出資で保冷材専業の法人を立ち上げている。(3月25日15:15 包装タイムス3月24日号に詳報)
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03/24 |
中国サービスセンターを開設/日本紙工機械グループが支援――ISOWA |
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段ボール機械メーカーのISOWA(愛知県春日井市)は、日本紙工機械グループ(茨城県利根市)の協力を得て、中国・上海にサービスセンターを開設。4月から業務を開始する。印刷機を中心に機械のメンテナンスを手掛けるとともに、中国市場の開拓を視野に入れ、市場調査の拠点としても活用していく。(3月24日17:00 包装タイムス3月24日号に詳報)
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03/20 |
デザインや写真画像を無版で印刷可能/1枚から“復活しない糊殺し”加工――サンヨープリント |
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シール・ラベル印刷加工のサンヨープリント(埼玉県新座市)は、ロールtoロール(R2R)仕様のデジタル印刷機と、小型ラミネート・抜き加工の特注機を導入し、バリアブル印刷や極小ロットのシール・ラベルにも、“復活しない糊殺し”の加工を施す技術を確立した。同社が今回発表したのは、1枚1枚が異なるデザインのシール・ラベルにも糊殺し処理を可能にするシステムで、多種多様なデザインや写真画像を無版で印刷できる。
(3月20日17:00 包装タイムス3月17日号に詳報)
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03/19 |
開封後も鮮度を保持/ドレッシングに新型容器採用――久原醤油 |
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久原醤油(福岡県久山町)は、4月上旬に発売する新商品「うまドレセレブ」シリーズに、ドレッシングで初めて開封後も鮮度がキープできる悠心(新潟県三条市)の新型液体容器「PID」を採用した。同容器は、注ぎ口に逆止機能を持つフィルム弁を備えたフィルムパウチ。繰り返し注いでもパウチの中に空気が入りにくく、ドレッシングの酸化を防止し、90日間開けたてのおいしさを保つ。パウチの外装は、防水処理を施した紙カートンで上部を一緒にシールした形態のため、自立性を備えており片手で注ぐことが可能だ。(3月19日15:45 包装タイムス3月17日号に詳報)
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03/18 |
高解像フレキソ版を上市/水現像製版機も同時に投入――東海ゴム工業 |
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東海ゴム工業(愛知県)はこのほど、独自開発した水性インキ対応の水現像性フレキソ版材「TRI Flexo Plate」と搬送式製版システムの販売を本格的に開始する。2020年に向けた中長期事業の柱として、3月中旬に行われる予定の「製品発表会」を皮切りに、国内におけるフレキソ印刷普及促進に向けて一層の攻勢をかける。今回上市する製品は、同社が長年培ってきた高分子材料配合技術を根幹に、感光性ゴムを用いた新たなフレキソ版。網点の再現が一対一の関係で形成されるため、デザイン画像の処理作業が不要となり、高画質な印刷を可能とした。(3月18日15:00 包装タイムス3月17日号に詳報)
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03/17 |
脱パウダー・オフインキ発売/“必要悪”覆す時代的な達成――T&K TOKA |
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オフセット油性枚葉印刷でパウダーレスを実現するインキが登場した。パウダー起因の印刷不良、後加工トラブル、印刷機の劣化、あるいは印刷ロス等々の業界課題を一挙に解消する。T&K TOKA(東京都板橋区)が約3年の試行錯誤を経て、時代的なブレークスルーに漕ぎ着けた。商品名は、「ベストワンKIREINA(キレイナ)」。サンプル出荷での好評を受け、4月1日から発売に乗り出す。きめ細かな提案、販促を繰り広げ、同社では3年以内にオフセット枚葉インキ市場で30%のシェア獲得を目指す。(3月17日17:00 包装タイムス3月17日号に詳報)
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03/14 |
レジ袋辞退率は49.11%/さまざまな取り組みによる成果――日本チェーンストア協会 |
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日本チェーンストア協会(東京都港区)は、同協会会員企業のレジ袋辞退率が2013年12月に49.11%であったと発表した。レジ袋削減啓発ポスターや店内放送、レジでの声かけなどを通じて、レジ袋辞退・マイバッグ持参の呼びかけ、レジ袋を辞退した来店客へのポイントや商品・金券と交換できるスタンプのサービス、レジでの現金値引きなどの活動により、前年(46.16%)比で2.95%アップする結果となった。なお、レジ袋無料配布の中止実施店舗数は30社2558店舗(44都道府県)で、キャッシュバック実施店舗数は19社1069店舗(23都道府県)。(3月14日13:00 包装タイムス3月10日号に詳報)
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03/13 |
主力のエアー緩衝材を全面切り替え/環境に配慮しバイオPEへ――ネクサスエアー |
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ネクサスエアー(川崎市多摩区)は、主力のエアー緩衝材「Air-X Film」に、サトウキビの廃糖蜜から作った植物性バイオマスLDPEを10%配合する。2月から現行商品の在庫がなくなり次第随時スタートしており、5月までにはほぼすべての商品を新しいエアー緩衝材に切り替える見通しだ。代表取締役の近藤忠雄氏は、「価格競争が激しいエアー緩衝材市場で差別化を図ることは容易ではないが、当社のバイオマスLDPEを配合したエアー緩衝材ならば可能だ」と語っている。(3月13日11:00 包装タイムス3月10日号に詳報)
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03/12 |
新型輸送用スペーサーを開発/軽量、汚れに強く長持ち――酒井化学工業 |
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酒井化学工業(福井県鯖江市)は、多方面のニーズに対応した軽量型の緩衝ロジスティクス用スペーサー「ミナスペーサー 隙間梅太郎 ライト」の販売を開始した。同製品は、耐久性・緩衝性・軽量を兼ね備えたトラック用輸送緩衝材「ミナスペーサー 隙間梅太郎」の新バージョンタイプ。優れた緩衝性を備え、曲げても割れず、カットしてもクズが出ない連続成形の高発泡ポリエチレン「ミナフォーム」を使用しており、従来品の特性はそのままに軽量化を実現した。(3月12日16:30 包装タイムス3月10日号に詳報)
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03/11 |
赫裕規氏が社長に就任/経営体制を強化、変化に対応――高速 |
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高速(仙台市宮城野区)は2月14日、同日開催の取締役会で代表取締役社長の異動を決議したと発表した。4月1日から、代表取締役社長には赫裕規氏(現・代表取締役副社長)が就任する。同職を兼務していた赫規矩夫氏(現・代表取締役会長兼社長)は代表取締役会長となる。今回の人事は経営体制の一層の強化と経営環境の変化に迅速に対応するため。なお、赫裕規氏は現在同社の株式を62万1800株保有しており、これは同社の発行株式の約2.9%にあたる。(3月11日13:30 包装タイムス3月10日号に詳報)
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03/10 |
世界初、防爆対応機を開発/インパルス式シーラーで新技術――富士インパルス |
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富士インパルス(大阪府豊中市)は、粉体の包装工程など防爆対策を必要とする現場環境でも安全かつ効率的に封かん作業が行える新しいインパルス式シーラーを開発した。シーリングの要となるシールバーを水蒸気の熱で加熱制御する新機構を考案。粉じんの発火要因となりうる従来の加熱制御機構を見直し、開発した。水蒸気の熱を利用した世界初となるインパルス式シーラーの新提案に今後の可能性も広がりそうだ。(3月10日16:15 包装タイムス3月10日号に詳報)
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03/07 |
パッケージ用ホロを開発/課題の価格面を大幅に低減――オーテック |
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ホログラム、レンチキュラーなど特殊プラスチックフィルムの販売・加工を行うオーテック(東京都渋谷区)は、新たな有力需要先と見込む包装業界に向けてパッケージ用ホログラムの積極的な販促に乗り出す。従来品は価格面で採用が見送られることも少なくなかったが、このほど大幅に価格を下げた製品を開発。すでに一部サンプル品の配布を行い、多くの企業から高い評価を受けている。(3月7日11:15 包装タイムス3月3日号に詳報)
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03/06 |
伊藤園の野菜飲料で採用/長期常温保存できる紙パック容器――凸版印刷 |
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3月3日にリニューアル発売された伊藤園(東京都渋谷区)の野菜飲料「充実野菜」シリーズ4製品に、凸版印刷(東京都千代田区)の開発した透明ハイバリアフィルム「GLフィルム」がレンガ型紙パック飲料容器のバリア材として採用された。GLフィルムは、凸版印刷が独自に開発した透明ハイバリアフィルム。世界最高レベルの酸素ガスバリア性と水蒸気バリア性を持ち、食品やトイレタリー、医薬品、産業用途など、幅広い分野での採用実績がある。(3月6日10:00 包装タイムス3月3日号に詳報)
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03/05 |
使い勝手追求の新機種発売/オートラベラー4000台の実績――タカラ |
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オートラベラーでは国内トップの販売実績を誇り、ラベルおよびパッケージに関するシステムソリューションの提案でも定評のあるタカラ(東京都世田谷区)は、ラベルサイズをセンサーで測定し、自動で登録してラベリングを開始するオートラベラー「AL-6000」を3月1日に全国発売した。同社は1967年に「オートセルフラベラー」として1号機を上市。86年にはロングセラーとなる「ALシリーズ」をリリースし、およそ半世紀の間に約4000台を販売した。今回7年ぶりに発表したAL-6000は、ALシリーズとして第5世代に当たるもので、「より使い勝手を追求した」(津田邦夫社長)という。(3月5日16:00 包装タイムス3月3日号に詳報)
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03/04 |
印字検査機に普及型を追加/能力、価格帯で市場ニーズに対応――日立産機システム |
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日立産機システム(東京都千代田区)は、インクジェットプリンター(IJP)用の印字検査装置「MC-20S」を発売した。印字検査装置は、包装に印字された日付、製造番号などに誤りや欠陥がないかをライン上で瞬時にチェックし、不良品の出荷を未然に防ぐ品質検査システムの一つ。これまでハイスペックモデルの「MC-800H」を販売してきたが、使用現場で求められる能力や価格帯に合致した普及型モデルを新たに追加した。三品業界(食品、医薬品、化粧品)をはじめとするエンドユーザーや包装ラインのセットメーカーに提案を進める。(3月4日16:45 包装タイムス3月3日号に詳報)
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03/03 |
グリーンPE、CO2ゼロに/CO2排出権購入し、サービス強化――双日プラネット |
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バイオエタノールを原料とするポリエチレン(PE)の用途拡大が進む中、国内供給の双璧の一つ双日プラネット(東京都千代田区)は3月から、サトウキビ由来のPEでCO2排出量ゼロの「グリーンPE」を販売する。グリーンPEはCO2の排出量を70%削減する特徴を持ち、残り30%は排出権を購入するかたちで理論上、排出量ゼロとして顧客に提供する。排出権購入分のコストは製品価格に上乗せしない。同社では、今後の新市場拡大に向けて手応えを得ており、そのトレンドを一層加速させるためサービス強化に乗り出した。(3月3日15:45 包装タイムス3月3日号に詳報)
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