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【ニュース分類】
包装関連のニュースは次のように分類されています。
包装産業 パッケージデザイン

【2014年12月】
 
12/26 少人数世帯に対応/500mlサイズを発表――テトラパック
 
初採用となった「フォルミル(Formil)」
 テトラパックは、斜めのトップパネルが特徴の「テトラ・ブリック・アセプティックエッジ容器」のラインナップを拡充し、少人数世帯のニーズに対応した500mlサイズを発表した。他に先駆けてオーストリアの乳製品メーカー、ベルグランドミルヒがプレミアムミルクブランド「フォルミル(Formil)」に採用しており、同社では「世帯規模の縮小に伴い、少量容器を求める人が増えている。500mlエッジ容器は、まさに私たちが求めていたもの」とコメント。 (12月26日11:00)
 
 
12/26 前年比101%の138億m2に/2015年の段ボール需要予測発表――全国段ボール工業組合連合会
   全国段ボール工業組合連合会(大坪清理事長)は12月9日、2015年(暦年)の段ボール需要予測を発表、前年比101.0%の138億m2と予測した。段ボール需要は、2014年1-3月期は消費増税前の仮需で同107.7%と大きく伸びたが、4月以降はその反動により4-10月累計で同99.8%と前年を少し下回っている。2014年1-12月累計では1-3月の大きな伸びが寄与して、2013年12月に全段連が公表した予測(前年比101.0%)を上回る同101.5%程度の見込み。
民間調査機関による2015年度の実質GDP成長率予測としては、概ねプラス1.5%程度となっており、2015年度は消費増税の延期、原油価格の下落、円安・株高の進展により景気は明るさを増していくとみられている。こうした段ボール需要動向、経済見通しを考慮して、全段連では2015年度(暦年)の段ボール需要を138億m2(前年比101.0%)と予測した。期間別内訳は、1-3月は前年の大幅増の反動でマイナスとなり、4月以降は前年を上回るとみて、1-3月98.0%、4-9月102.0%、10-12月102.0%と予測した。(12月26日11:00 月刊カートン&ボックス2015年1月号に詳報)
 
 
12/25 物流・包装への取り組みをPR/環境配慮型車両も実物展示――日本通運グループ
   日本通運グループは、12月11〜13日に東京ビッグサイトで開催されたエコプロダクツ2014に出展し、環境に配慮した物流・包装への取り組みをPRした。ブース内では、環境負荷の低い輸送手段として「モーダルシフト」への取り組みや、ハイブリット車、天然ガス車、電気自動車などの「環境配慮型車両」を紹介。同社は今年3月時点でハイブリット車678台、天然ガス車361台、電気自動車19台を保有しており、グループ全体の環境配慮型車両は6652台になるという。今回はハイブリッド車を実物展示した。
また全国3カ所に保有している「日通の森」で森林育成活動も積極的に行っていることをアピール。包装分野の取り組みとしては、ごみを出さない引越し梱包「えころじこんぽ」を洋服などが入っている状態で展示した。同社が社会貢献活動の一環として各地の小学校で実施している環境教育「出前授業」の実演も行った。(12月25日12:00)
 
 
12/24 3支部合同支部会開催/小宮山連合会会長も出席――東京都正札シール印刷協同組合
 
左から、田中・吉野・馬橋の各支部長
 東京都正札シール印刷協同組合(田中浩一理事長)は12月4日、東京・西新宿の京王プラザホテル本館最上階の「あおぞら」で、第1部(吉野雅宏支部長)、第2支部(馬橋孝悦支部長)、第3支部(田中幸晴支部長)合同の支部会(忘年会)を盛大に開催した。今年度に5支部から3支部に再編して初めてとなる忘年会には、組合員や会友、協賛会会員ら約70人が出席。3支部を代表して吉野支部長があいさつし、田中理事長が10月に宮城県南三陸町で行われた年次大会への参加協力に対して謝辞を述べた。続いて、協賛会の木原一裕氏(フナミズ刃型製版社長)の発声で全員が乾杯。一年の労をねぎらい合いながら、来年の躍進を誓い合った。中締めでは、長期療養中だった全日本シール印刷協同組合連合会の小宮山光男氏が元気な姿で登壇し、新春から本格的に復帰していく旨のあいさつをした。(12月24日12:00)


田中理事長

木原社長(協賛会)

小宮山連合会会長
 
 
12/22 段ボールで街を演出/エコプロで独自のPR――レンゴー
   レンゴー(大阪市北区)は、12月11〜13日に東京ビッグサイトで開催されたエコプロダクツ2014で、「段ボール・エコタウン」をテーマに、段ボールで街を演出する独自のPRを行った。段ボールで作られた小売店や工場などのイメージをブース内に制作。段ボールが活用される現場を再現し、「場面場面の段ボールを演出」(担当者)した。 同社オリジナル規格である厚さ2mmの「デルタフルート」を、厚さ3mmの「Bフルート」、厚さ4mmの「Cフルート」などと比較展示し、機能性や軽量化などの環境負荷軽減への取り組みをアピールした。また、店頭での販促効果の向上や開梱から陳列までの作業性の向上など「売る」機能を付与した新しい段ボール「RSDP」(レンゴースマート・ディスプレイ・パッケージング)を紹介した。(12月22日15:30)
 
 
12/19 「日本の人口動態に商機」/戦略と展望について記者会見――日本テトラパック
 
説明を行うケネリー社長
 日本テトラパック(東京都千代田区)は12月3日、今年の事業動向や今後の戦略について記者説明会を本社で行った。今年7月に就任した代表取締役社長、クリス・ケネリー氏は、日本市場を重視する3要素として「人口動態の変化」、「品質要求への対応」、これら二つのニーズに対応する「イノベーションの実現」を挙げた。これを踏まえ、変化する世帯構成に対応する商品や新しい商機が生まれる可能性があるとの考えを示し、神奈川・御殿場の研究開発センターを中心に、日本の消費者向けの新商品開発を推進することで世界での事業展開につなげていくと語った。(12月19日12:00 包装タイムス1月19日号に詳報)
 
 
12/18 改ざん防止用に新素材/表面基材に特殊PPフィルム――リンテック
 
裂けるように壊れる性能が特長
 リンテック(東京都文京区)は、ラベルの貼り替え・改ざん防止対策に役立つセキュリティーラベル素材の新製品として、塩ビフィルムベースに代わる新設計のラベル素材を開発、12月15日から全国販売を開始した。一度貼ったラベルを剥がすと表面基材が壊れて被着体に残る脆弱タイプのラベル素材には、一般的に表面基材に非常にもろい塩ビフィルムが使われているが、表面基材が壊れやすいためラベルの再使用・転用防止などに優れた効果を発揮するものの、ラベル製造時の抜き加工などの面で課題があった。今回発売したのは、表面基材に特殊ポリプロピレン系フィルムを使用したもので、剥離時の脆弱タイプラベルとしての性能と製造時の抜き加工適性を兼ね備えている。表面基材の層間で壊れるタイプのため、ラミネート加工を施してもセキュリティー性を維持できる。 (12月18日11:00)
 
 
12/17 施工後3年間保証/サイングラフィックスで――ミマキエンジニアリング
   ミマキエンジニアリング(長野県東御市)は12月11日、都内で記者会見を行い、同社製の対象プリンターを保有しているユーザーに、指定の方法でプリント・加工・施工したサイングラフィックスに対して、施工後の品質を3年間保証する「ミマキ メディア コンフィグレイション システム(以下MMCS)ワランティプログラム」の運用を開始すると発表した。対象となるインクジェットプリンター6機種に、純正のインク「SS21」、メディア、ソフトウエアRIPを組み合せて施工したものに限定。施工後に不具合があると認められた場合、改修に要するメディアとインクを無償提供する。 (12月17日17:00)
 
 
12/16 CO2削減7年前倒しで達成/20年度まで20%削減目指す――凸版印刷
   凸版印刷は、2020年度にCO2排出量を2008年度比で11%削減するとした中期環境目標を7年前倒しで達成、このほど同20%削減を目指す新中長期環境目標を設定した。2013年度の排出実績は、2008年度比16%減にあたる63.2万t。設備面、運用面でのCO2削減活動が効果を上げた。2020年までの新目標は同60.0万tで、引き続き設備面の効率改善を進め、さらなるロス削減に向けて電力デマンドデータを元にした省エネ活動を推進する。 (12月16日11:00)
 
 
12/15 色クラフト紙価格改定/2月1日出荷分から10%以上――リンテック
   リンテック(東京都文京区)は、カラー封筒用などに幅広く使われる色クラフト紙と、封筒用ケント紙を対象に、2015年2月1日出荷分から10%以上の販売価格を引き上げる。大幅な円安による輸入原材料価格の高騰や、燃料および諸資材価格の高騰が背景。同社としても徹底したコストの削減や合理化に取り組んではきたものの、自助努力だけで克服するのは極めて困難で、製品の安定供給や品質を維持していくためには販売価格に転嫁をせざるを得ないと判断した。(12月15日12:00)
 
 
12/12 来秋稼働へ建設着々/グループ7番目の新拠点――大黒工業
 
江蘇省淮安市に建設中の新工場
 大黒工業(愛媛県四国中央市)が中国・江蘇省淮安市に建設中の「旭耀新材料(淮安)科技有限公司」の工場棟工事が順調に進んでいる。高品質天然パルプを原料に不織布製造を行うグループ7番目の生産拠点で、稼動は2015年秋の予定。現在は第一期工事として敷地面積6600m2の工場棟を建設中。12月初旬に完成し、年明け早々にも月産300t規模の不織布製造機が設置される。(12月12日10:30 包装タイムス12月8日号に詳報)
 
 
12/11 再生PETでラベル素材開発/使用比率世界最高の80%以上――リンテック
   リンテック(東京都文京区)は、使用済みPETボトルをメカニカルリサイクル(物理的再生法)で処理し、その再生樹脂を用いて製膜したフィルムをベースにしたラベル素材を開発した。「カイナスシリーズ」の新アイテム「KP5000」として、来年2月から全国販売する。同製品は、表面基材に世界最高水準となる80%以上の比率でこの手法で再生したPET樹脂を使用した。(12月11日12:00 包装タイムス12月8日号に詳報)
 
 
12/10 GL用いた新グレード開発/「エアホールドパウチ」陣容拡充――凸版印刷
   凸版印刷は、空気の力で自立する液体用スタンディングパウチ「エアホールドパウチ」に新グレードを追加した。GLフィルムを用いた開発品で、アルミレスでありながら酸素バリア性に優れ、例えば薬剤によるアルミの腐食が懸念される内容物にも対応できる。価格はアルミ使用のグレードと同程度。同社ではエアホールドパウチを今回の新グレードも含め液体を扱う幅広い業界に向けて拡販、関連受注も含め2016年度に約10億円の売上を目指す。(12月10日15:00 包装タイムス12月8日号に詳報)
 
 
12/09 海外事業展開に弾み/ベトナム軟包材企業を傘下に――メイワパックス
   メイワパックス(大阪府柏原市)の海外展開に弾みがつきそうだ。ベトナムの軟包材加工中堅「サイゴントラパコ」の株式の93%を取得したことを発表した。今後はタイの合弁会社「ロイヤル・メイワパックス」との連携を強化しながらASEANなど旺盛な軟包材需要獲得へ事業活動を積極化し、国内外における存在感を鮮明にする考えだ。 (12月9日13:30 包装タイムス12月8日号に詳報)
 
 
12/08 植物樹脂配合プラ段を発売/エコプロで披露、環境プレミアム訴求――住化プラステック
 
プラ段「サンプライ バイオエコ」(特許出願中)は
JORAの「バイオマスマーク」(No.130010)を取得
 住化プラステック(東京都中央区)はこのほど、プラ段シート「サンプライ」に植物由来の樹脂を配合した「サンプライ バイオエコ」(特許出願中)を開発した。CO2削減効果を有する同シートは、日本有機資源協会(JORA)が認定する「バイオマスマーク」(No.130010)を取得するなど環境保全適性に対する一定の評価を得ており、環境プレミアムを認める需要家への販売が期待される。12月11日から開催されるエコプロダクツ2014への出展を機に本格発売する。 (12月8日14:00 包装タイムス12月8日号に詳報)
 
 
12/05 30周年記念祝賀会を開催/組織名を改称し、新たなスタート――ガラスびん3R促進協議会
   ガラスびんリサイクリング推進連合会は、創立30周年を迎えたのを機に、組織名を「ガラスびん3R促進協議会」に改称し、新たなスタートを切った。11月19日には、東京・大手町の銀行倶楽部で創立30周年記念祝賀会を盛大に開催。ガラスびんメーカー・ユーザーなど約150人が参加した。(12月5日13:30 包装タイムス12月1日号に詳報)
 
 
12/04 「環境大臣表彰」を受賞/3R推進功労者等表彰W受賞――サントリー食品インターナショナル
   サントリー食品インターナショナル(東京都中央区)は、環境省が主催する第9回3R全国大会で、平成26年度「循環型社会形成功労者環境大臣表彰」を受賞した。併せて、3R推進協議会が主催する「リデュース・リユース・リサイクル推進協議会会長賞」を受賞した。これらは、同社の3Rの考え方に基づいた容器包装の環境負荷低減の取り組みが高く評価されたもの。(12月4日11:00 包装タイムス12月1日号に詳報)
 
 
12/03 丸三化成の全株式取得/生産効率化で競争力発揮――大黒工業
   大黒工業(愛媛県四国中央市)は、果物用緩衝材のフルーツキャップを主力に事業展開する丸三化成(秋田県横手市)の全株式を取得して、グループ傘下に収めたと発表した。取得金額などは明らかにしていないが、すでに正式契約を結び11月から大黒グループの子会社として稼動を開始している。今後は生産の集約など効率化を進め、企業統合によるメリットを最大限に訴求しながらマーケット優位性を発揮していく考えだ。(12月3日16:00 包装タイムス12月1日号に詳報)
 
 
12/02 新PET再生工場 来年初頭稼動へ/ボトルtoボトルと繊維向け――ウツミリサイクルシステムズ
   ウツミリサイクルシステムズ(大阪市中央区)は、りんくう工場(大阪府泉南市)内に新たに建設した専用工場に最新鋭の「PETリサイクリングシステム」を導入、2015年1月から再生ペレット生産の試験運転を開始し、2〜3月をめどに本格稼動体制に入ることを明らかにした。新ラインでは、ボトルtoボトルの飲料用PETボトル向け再生ペレットと、スポーツ衣料用PETボトルリサイクルペレット(繊維向け)を生産する予定。(12月2日16:00 包装タイムス12月1日号に詳報)
 
 
12/01 水性フレキソ軟包材事業、一歩前進/世界初DLE型製版システム稼動――金羊社/FFGS/大和グラビヤ
   水性フレキソ事業を積極化する金羊社(東京都大田区)がこのほど、富士フィルムグローバルグラフィックシステムズ(東京都港区、以下FFGS)開発のパッケージ印刷向けの彫刻型フレキソ製版システム「FLENEX・DLEシステム」を大口工場(愛知県大口町)に導入した。同システムの世界初。同工場にはすでに水性フレキソ事業でアライアンスパートナーを組む大和グラビヤ(名古屋市北区)購入のCI型水性フレキソ印刷機、ノンソルベントラミネーターが稼動しており、今回の導入で水性フレキソ一貫ラインが稼動することになる。(12月1日12:00 包装タイムス12月1日号に詳報)
 
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