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【ニュース分類】
包装関連のニュースは次のように分類されています。
包装産業 パッケージデザイン

【2015年3月】
 
03/31 食品業界で初の採用/凸版開発のハイバリア自立袋――仙味エキス
 
4月1日から発売の調味料
 業務用天然調味料の製造を行う食品メーカー、仙味エキス(愛媛県大洲市)は、調味料などの包装に、液体製品用スタンディングパウチ「エアホールドパウチ」のハイバリアグレードを採用し、4月1日から発売する。同パウチは凸版印刷が独自開発した包装形態で、透明ハイバリアフィルム「GLフィルム」を用いた新グレード(昨年12月発売)の採用は食品業界で初。仙味エキスでは、同パウチの機能性とアルミレスでありながら酸素バリア性に優れたフィルム性能を評価し、今回の採用となった。(3月31日12:00 包装タイムス3月30日号に詳報)
 
 
03/30 緩衝スペーサー2種追加/低コストと高性能を両立――マルイチ
 
緩衝スペーサー「ロジボードサブロク版」
 マルイチ(神奈川県厚木市)は、高い衝撃吸収性と曲げても割れにくいトラック輸送用緩衝スペーサー「ロジボード」シリーズに2アイテムを追加した。追加したのは、背の高い荷姿に対応する「サブロク版」と、従来のスペーサーでは埋めることができなかった半端なスペースに対応した「2cm厚版」。同シリーズ製品はPE発泡ビーズを使用しており、軽量かつ耐衝撃性に優れている。独自の「肉抜き」を施すことで、使用原料を削減し、低価格での提供が可能。側面にはスリット状の指穴を設けており、作業者のハンドリング性、安全性にも配慮している。(3月30日14:00 包装タイムス3月30日号に詳報)
 
 
03/27 高い陳列効果に脚光/サンドイッチを立てて販売――スミ
 
スタンドタイプの「ユニコンST-1」
 スミ(愛知県一宮市)はこのほど、耳の付いた山型パンがピッタリおさまるスタンドタイプの新型パッケージ「ユニコンST-1」を製品化した。立てた状態で陳列販売できるのが最大の特徴で、形状工夫により商品の見栄えも良く訴求効果も高い。蓋一体型のフードパックスタイルなので容器の開口部が広く設計されており、フィルム包装に比べ中身が詰めやすく作業性も良好だ。同社では2月に東京で開催されたモバックショウに同製品を出品。さまざまな陳列パターンが提案できる機能性容器として評価を得られたことから今後、さらに拡販活動を積極化する考えだ。(3月27日17:00 包装タイムス3月23日号に詳報)
 
 
03/26 “外れない”仕切りを開発/さまざまな素材で多用途に対応――原田木型工業
 
溝が特徴的な「クロスロック」
 トムソン抜型(ビク型)を製造する原田木型工業(愛知県豊橋市)は、使用時に仕切り板が外れにくい緩衝用中仕切り「クロスロック」を開発し、さまざまな用途に提案を行っている。特許取得済みの同製品は、仕切り板が直角に交わった状態でロックがかかる。それにより、輸送箱の中仕切りなどに使用した際、格子に組んだ仕切り板が外れてしまう事態を防ぐ。また、仕切り板の交差が斜めのままではロックされず、スムーズに組み立てや解体の作業が行える。同社では、こうした特性を生かし、異形物やガラス容器の搬送用製品受け台、あるいは精密部品の搬送容器など、輸送箱の中仕切り以外の用途でも拡販していく方針だ。(3月26日13:30 包装タイムス3月23日号に詳報)
 
 
03/25 新たな事業戦略が本格化/商品開発から売場提案で差別化――エフピコ
   エフピコ(広島県福山市)は3月11日から3日間、東京ビッグサイトで「エフピコフェア2015」を開催した。「魅せる売り場×食べたくなる商品、新しいマーケットを拓こう!」をメインテーマに掲げ、新たな提案を行い、昨年を上回る1万4000人強が来場した。来場者の目を引いたのが「チームX、始動。」のパネルとともに提案された29社32ブースによる取り組み。採用する容器、売場の提案など、スーパーマーケットや食品メーカー、ベンダーが抱えるさまざまな課題に対し、エフピコがバックアップしながら進め具体化した事例を数多く紹介した。「チームX」は食品メーカーやベンダーと協動して行う「CO-Creation型営業」で、商品開発から売り場提案までサポートする同社の新たな事業戦略。(3月25日13:00 包装タイムス3月23日号に詳報)
 
 
03/24 “フローレン”生産終了/自動結束機用PP紐のパイオニア――シーアイ化成
 
フローレンの製品群
 シーアイ化成(東京都中央区)は、包材事業部の前身である旧東京三景工業発足以来、販売してきた“フローレン”をはじめとするPP紐製品の生産を4月末日で終了すると発表した。生産終了となるのは、フローレン各種、フローレン加工品、PPマリヤン、PP強力、TSコード、強力3本撚りロープ、サフラン小巻紐各種(サフランPPひも、サフランPPロープ、サフランPPコード)、強力バインダー紐、ベーラートワイン、およびその他PP紐を原反とした加工品。フローレンは1964年に生産が開始され、自動結束機の普及などを背景に一時はトップブランドとして不動の地位を確立したが、近年は輸入品とのコスト競争で営業収益が年々下がっていた。(3月24日10:30 包装タイムス3月23日号に詳報)
 
 
03/23 ラベルでフィルム破袋/「ラップ開封」に続く第2弾――あぜがみシール印刷
 
カップ入りデザートでのイメージ
 あぜがみシール印刷(群馬県藤岡市)はこのほど、カップ入りデザートなどのシュリンクフィルムによるマルチパックを、指先の圧力で簡単に開封することができる「フィルム開封機能付きラベル」を開発した。同発明は、トレー&ラップ包装のストレッチフィルムの表面に貼られたラベルを引き剥がすとフィルムも同時に引き裂かれ、スムーズに開封できる「ラップ開封機能付きラベル」(商品名「スパッと快封」)に続く第2弾。(3月23日11:00 包装タイムス3月23日号に詳報)
 
 
03/20 フラットベッドIJP/プラや段ボに格段の密着性――セイコーアイ・インフォテック
 
4月30日から出荷の「JETRIX KX5シリーズ」
 セイコーインスツル(本社・千葉市)の100%子会社で業務用大型プリンターを製造販売しているセイコーアイ・インフォテック(千葉市美浜区)はこのほど、大型フラットベッドUVインクジェットプリンターの新ラインアップとして、「JETRIX KX5シリーズ」(インクテック社製)の販売を始めた。印刷直後に紫外線を照射し、瞬時にインクを硬化させるため、金属、樹脂、ガラス、木材などに直接フルカラープリントできる。サイズは2440mm×1220mm。インクバリエーションはCMYKの基本4色に加え、白インクなどを用意。新開発のプライマーは、プラスチック段ボールやアクリルなどに対する定着性が格段に向上している。価格はオープンプライスで、4月30日から出荷を開始する。(3月20日10:30 包装タイムス03月16日号に詳報)
 
 
03/19 新PLA合成技術を開発/柔軟・強靭、エポキシ並みの接着力――大阪市立工研
   大阪市立工業研究所(大阪市城東区)は、エポキシ接着剤並みの接着力を持つ「高機能耐熱性ポリ乳酸(PLA)」の合成技術を開発した。非金属系の有機触媒の開発により、分子量・分岐度がそろった高機能PLAの合成に成功したもので、従来困難視されたPLAフィルム同士のバイオマス接着剤、フィルムなどの用途が有望視されている。一般的に、樹脂合成には有機金属系のスズが触媒として使用されていた。今回、金属系とほぼ同程度の触媒機能を備えた有機化合物を開発したことにより、設計通りの重合度を持つポリマーの製造が可能になるとともに、製造後触媒の金属が残るといった環境面での欠点も解消。(3月19日13:00 包装タイムス03月16日号に詳報)
 
 
03/18 事業者責任で効能表示可能に/「機能性表示食品」制度創設
   今年4月に施行される食品表示法の下、特定保健用食品(トクホ)、栄養機能食品に次いで、健康への効果を訴求できる第3の健康食品が誕生する。名称は「機能性表示食品」で、食品が持つ機能性の科学的根拠などを消費者庁に届け出れば、トクホのように国の審査を受けずに、事業者の責任で効能の表示が可能となる。新制度の対象は、野菜や果物など生鮮品を含む食品全般。最終製品を用いた臨床試験の実施、または製品そのものや製品に含まれる成分に関する研究論文などで機能性についての科学的根拠を証明できれば、「本品にはA(機能性関与成分)が含まれるので、Bの機能があります」など、健康の維持や増進に役立つ旨の表現をパッケージに記せる。(3月18日10:30 包装タイムス03月16日号に詳報)
 
 
03/17 独創的技術に信頼高く/国内外で出荷実績が拡大――トタニ技研工業
   トタニ技研工業(京都市南区)は、独創的技術が国内外で評価され出荷実績を拡大している。2015年1月期の売上高は87億5600万円で過去最高を記録。海外では充実した販売体制と現地加工企業の要求を満たす製品開発および提案で実績を伸ばしており、今年5月には中国拠点「大連戸谷技研工業有限公司」の新築移転を計画する。一方、国内では毎分500ショットの溶断シール機など世界最速、最高品質を実現する機械提案が奏功し、好調を維持している。(3月17日11:30 包装タイムス03月16日号に詳報)
 
 
03/16 保冷材とプラコンで保冷・保温配送の新提案――トライカンパニー
   保冷材専業大手のトライカンパニー(静岡県沼津市)は、射出ブロータイプの保冷材が収納できる専用のプラコンを用いて、その庫内温度がおよそ32時間キープするという「HOT&COOLコンテナBOX」(以下コンテナボックス)を商品化。使用する保冷材も、保冷タイプ、保温タイプそれぞれ温度帯の異なる5種類(-21℃、-11℃、0℃、6℃、60℃)を開発した。プラコンの構造は、外装の素材は一般的なプラコンと同じポリプロピレン(PP)だが、その内部には断熱効果に優れた発泡ポリウレタン(EPU)が使われているため、コンテナボックス内は一定の温度を長時間保つ。この点に着目した同社では、保冷材との併用で、約32時間(1日半)もの間、一定の温度を保ち続けるという実証を得た。(03月16日11:30 包装タイムス03月16日号に詳報)
 
 
03/13 段ボール市場向けに開発/最大毎時600m2のデジタル印刷機――日本ヒューレット・パッカード
   日本ヒューレット・パッカード(東京都江東区)は2月26日、板紙や段ボール市場向けにデジタル印刷機「HP Scitex 15000 コルゲートプレス」を発表した。同製品は大量生産向けの段ボール印刷を簡素化、生産工程を効率化し、コンバーターやディスプレーメーカーが板紙や段ボールシートに直接印刷することが可能。印刷速度は最大毎時600m2で、オートローダーにより最大4シート同時に印刷できる。フレキソ印刷や、オフセット印刷と片面段ボールの貼り合わせなど既存の印刷物に対しても、小ロットの追加生産や後刷りでバージョニング印刷を付加するなど、従来製品と組み合わせた活用ができる。(03月13日11:00 包装タイムス03月09日号に詳報)

「HP Scitex 15000 コルゲートプレス」
 
 
03/12 訴求力高い新感覚容器/汎用からプレミアムまで対応――リスパック
 
陳列効果の高いクリーンカップ「CUBE」
 リスパック(愛知県犬山市)は、キューブ状のA-PET製容器・クリーンカップ「CUBE(キューブ)」を3月末に発売する。密閉性の高さと透明性、シンプルな容器形状により、陳列時には段積みした側面から、反転させて立体的に、あるいは斜めに立てかけて蓋正面から中身を見せられるなど、これまでにない販売スタイルで高い訴求力を発揮する。同社では「汎用性からプレミアム感を演出する新感覚容器」と位置づけ、需要獲得に向けて営業提案を強めていく考え。2月13日の九州支部を皮切りに4月8日まで全国7カ所で開催する「リスパック会勉強会」で同製品を展示している。(03月12日10:00 包装タイムス03月09日号に詳報)
 
 
03/11 一部稼働いよいよ目前に/包装原料などで世界最大規模の生産拠点――サダラ・プロジェクト
   世界最大規模の石油化学複合施設「サダラ・プロジェクト」の一部稼働が数カ月後に迫っている。建設されるのはサウジアラビアのジュベール地区。包装用途をはじめとする高性能プラスチックや機能化学製品の生産能力は年間300万t以上。このうちパフォーマンス・プラスチックは、溶液法LLDPEが75万t、LDPEが35万t、エラストマーが22万t、計130万tの規模で、2016年には全生産施設が稼働する予定だ。これら製品の約8割は、ダウ・ケミカルがマーケティングおよび販売を担当し、日本の包装市場に向けてはダウ・ケミカル日本が豊田通商などさまざまなチャネルを通じて販売する予定。(03月11日10:00 包装タイムス03月09日号に詳報)
 
 
03/10 包装後にミシン目加工/省スペースで包装外観良好――ファストプラス
 
シュリンク包装後に易開封性を付与できる
「快封(かいふう)くん」
 ファストプラス(京都府久御山町)はこのほど、シュリンク包装された商品に後加工でミシン目による易開封性を付与できる「快封(かいふう)くん」(特許申請中)を開発した。同製品は、フィルム厚みが30µmまでの基材であれば対応でき、現在稼働中の包装機の下流に設置するだけで、ミシン目を付与できる。機械長600mm、幅380mmで、電源は家庭用100Vで使用できる。オプションのサーマルプリンターを搭載すれば開封箇所の明示も可能だという。(03月10日10:00 包装タイムス03月09日号に詳報)
 
 
03/09 新ラベル検査機を公開/業界初の「CIS」で精度向上――デクシス
 
2月の展示会で公開された
新ラベル検査機「PIシリーズ」
 デクシス(千葉県船橋市)は、新たなラベル検査機「PIシリーズ」を開発、2月に開催されたインターフェックス大阪と自動認識総合展大阪で公開した。ラベルプリンターへの搭載では業界初の「CIS(コンタクト・イメージ・センサー)」を採用し、文字掛けなどの検査精度を向上。ラベル検査は製品貼付後が一般的で印字ミスが発生した場合はラベルの再貼付などが必要だったが、新検査装置はラベルプリンター直結型とすることで製品貼付前の検査を実現した。4月にも販売を開始し、食品・医薬品分野を主体に3年間で約200台の販売を予定している。(03月09日11:00 包装タイムス03月09日号に詳報)
 
 
03/06 おはぎ専用容器を提案/女性に好まれる優しさで――シービー化成
   シービー化成(岡山県井原市)はアルファー食品(島根県)とのコラボレーションで赤飯・おこわ・おはぎ専用容器「TNみのりシリーズ」から新たに「ともえ金」、「ともえ緑」の追加発売をした。女性や年配者に好まれる容器外観、レンジ加熱時の熱伝導に配慮した素材を選択し、「優しさが伝わるように専用容器として本格的に営業展開をしていきたい」として提案活動を強める考え。(3月6日11:00 包装タイムス3月2日号に詳報)
 
 
03/05 「セキュリティテープ」を発売/剥がすと開封済みの文字が鮮明に――伊藤敏
   伊藤敏(大阪市旭区)は段ボールなどを開梱した際に開封跡が残る改ざん防止用テープ「セキュリティテープ」(SE-48GS)を発売した。開封防止を目的としたセキュリティテープで、剥がすと「開封済み(VOIDOPEN)」の文字が鮮明に残り、再度封緘ができない仕様になっている。(3月5日14:00 包装タイムス3月2日号に詳報)
 
 
03/04 生産額は年率6.6%増/包装機械・荷造機械の14年実績――経済産業省
   2014年12月分の経済産業省生産動態統計月報(確報)が先頃発表され、包装機械および荷造機械の年間実績がまとまった。国内の設備投資回復と円安による輸出拡大を背景に、生産金額は前年比6.6%増となり、過去10年で最高額を記録した。(3月4日14:00 包装タイムス3月2日号に詳報)
 
 
03/03 外国人おもてなしサービス/銀座三越で実証実験――サトーHD
   サトーホールディングス(東京都目黒区)は中華圏の旧正月(春節)にあたる2月18日〜22日の5日間、銀座・三越伊勢丹で訪日外国人向けの多言語情報を提供する実証実験を行った。期間中、銀座三越の9Fの特設コーナーで、訪日外国人に近距離無線通信機能(NFC)を内蔵したリストバンド配布。国籍や言語、性別、年代、買いたい商品などの情報を事前に登録することで、お薦め商品を多言語で紹介し、その売り場まで案内するというもの。5日間の実証試験の利用者数は440人を数えた(3月3日15:00 包装タイムス3月2日号に詳報)
 
 
03/02 GHSラベル発行機に活発な引き合い/カラー表示義務化施行を控え過熱感――フェニックス
   フェニックス(東京都千代田区)は2色印字に対応したオンデマンド式ラベルプリンターが化学品の有害危険性を表示する「GHS」のラベル発行用途で引き合いの動きを強めている。カラー表示の義務化施行まで2年を切り、2色対応機の導入を検討するユーザーの採用意欲は一段と活発な姿勢が示されている。(3月2日14:00 包装タイムス3月2日号詳報)
 
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