2015年6月の先進7カ国首脳会議（G7サミット）では、CO₂などの排出増加による地球的規模の気候変動問題が取り上げられました。12月にはパリで第21回気候変動枠組条約締約国会議（COP21）が開催され、2020年からの新たな気候変動対策での法的枠組みのベースが決まります。国や企業は、より積極的なCO₂などの削減対策が求められます。

アジア諸国では経済成長の一方で、CO₂などの排出増加のみならず、廃棄物処理や資源リサイクル、水・大気・土壌汚染などの生活環境を巡る問題への対策が待ったなしの状況になっています。廃棄物問題などはアジア諸国のみならず、アフリカなどの途上国でも大きな課題になっており、日本や欧米などの政府による支援とともに、グローバルに事業を展開する廃棄物・リサイクル関連企業にとっては新たな市場になってきました。

CO₂などの削減や、廃棄物の適正処理・リサイクル、バイオマス利活用、排水処理や水資源確保、大気汚染、土壌汚染などに対応する多様な技術とそのイノベーションは、世界から求められています。

一方、日本国内では環境保全や資源循環の事業は、東京五輪を機にした経済再生や“地方創生” のための新たな産業として大きな期待が寄せられています。

本展示会は1992年に「廃棄物処理展」として開催され、2000年からは出展分野の拡充により名称を「NEW環境展」と改称致しました。“環境ビジネスの展開” をテーマに、2016年には第25回を迎えます。国内外からの出展社様、来場者様のおかげでアジア最大級の環境ビジネスの展示会へと発展して参りました。

日本やアジア諸国、欧米などの多くの優れた環境技術が、「NEW環境展」をプラットフォームとして世界や地域に広がり、問題解決に貢献するものと確信しております。

関係各位におかれましては、この機会に積極的な出展参加をいただきますよう心よりお願い申し上げます。